フロリダ大学
テンプレート:Infobox フロリダ大学(フロリダだいがく、テンプレート:Lang-en)は、米国フロリダ州ゲインズビルに本部を置くアメリカ合衆国の州立大学である。1853年に設置された。
目次
概要
州都タラハシーから車で2時間半、オーランドから2時間、ジャクソンビルから1時間半の場所にある。全米第2位(2007年)の学生数(学生数50000人、学部生35000人+大学院生15000人)と全米第8位の運営費(約20億ドル)の規模を誇る州内一の名門州立大学。総面積は約810ha(8.1㎢)あり、これは日本国内の大学の単一キャンパスで最大の総面積を誇る筑波大学(257ha)の約3倍にも及ぶ。ナショナル・メリット推奨者(トップクラスの生徒に与えられるメリット奨学金選考に選ばれた優秀生)の数はハーバード大学についで2位。スポーツドリンクの草分け的存在であるゲータレードが発明されたことでも知られている。
フロリダ大学はフロリダ州の州立大学システムの1つで、U.S. News & World Reportのランキングでは学部レベルで47位(州立大学全体では13位)であり、カリフォルニア大学バークレー校、UCLA、バージニア大学、テキサス大学オースティン校などと並んでパブリック・アイビー(アイビーリーグレベルの公立大学)の1つでもある。世界的な評価も高く、フロリダ大学は非常に優秀な北米の学府しか入ることのできないアメリカ大学協会のメンバーである。研究と教授陣の評価が高く、The 2007 Academic Ranking of World Universitiesでは世界の大学中51位にランク、Webometrics Ranking of World Universities(2008)で22位、global university ranking by Wuhan University(2007)では37位にランクされている。
スポーツ
フロリダ大学のスポーツチームはゲイターズ(Gators アリゲーター)と呼ばれ、全米の大学スポーツの中でも屈指の人気を誇る。とりわけフットボールファンの熱狂ぶりは有名である。ゲータレードはフロリダ大学の教授陣が大学のフットボール・チームのために開発したもので、ロゴにはゲイターズのチーム・カラー(オレンジと青)の一つであるオレンジを登用している。2006年にはバスケットボールチームがNCAAトーナメントを制したのに続き、フットボールチームも同年シーズンの全米選手権を制した。同一年度シーズンでの両メジャースポーツにおける全米制覇は史上初めての快挙であった。
有名な卒業生
政治家
- ロートン・チャイルズ(Lawton Chiles) - フロリダ州知事、上院議員
- ボブ・グラハム(Bob Graham) - フロリダ州知事・上院議員
- スペサード・ホーランド(Spessard Holland) - フロリダ州知事、上院議員、法律事務所ホーランド&ナイト(Holland & Knight)の創立者
- ジョー・スカーボロ(Joe Scarborough) - 下院議員、 MSNBCのトーク番組司会者
- ジョージ・スマーザズ(George Smathers) - 上院議員
作家・マスコミ
- ステファニー・エイブラムス - The Weather Channelの記者
- マイクル・コナリー - 探偵・犯罪小説家
- フィリップ・グラハム - ワシントン・ポスト元発行者
- クリスティン・ハーメル - ピープル・マガジンのレポーター及び小説家
- カール・ハイヤセン - 小説家及び マイアミ・ヘラルド紙コラムニスト
- リッチ・フィールズ - 『ザ・プライス・イズ・ライト』のアナウンサー、ラジオ・パーソナリティ
- エルフィ・シュレーゲル・ダン - NBCスポーツのコメンテーター
- ジェミー・マキンタヤ - CNNのアメリカ国防総省担当記者
- フォレスト・ソーヤ - ABCニュースのアンカーマン
- ケート・ディカミヨ - 児童小説家及び脚本家として賞を受賞
学者・その他
- 千本倖生 - 日本の実業家
- 月永皓瑛 - 日本の実業家
- ジョン・アタナソフ - デジタル電気コンピュータの発明者
- フレッド・レビン - 著名な弁護士、フロリダ大学レビン法科大学院の同名者
- マーシャル・ニーレンバーグ - 1968年度のノーベル生理学・医学賞受賞者
- ロバート・グラブス - 2005年度のノーベル化学賞受賞者
- ジョゼフ・キッティンジャー - 元空軍パイロット。気球に搭乗して成層圏からのパラシュート降下を行い、降下高度の世界記録を樹立
- ウエンディー・トマス - ウエンディーズの同名者 and daughter of Wendy's founder Dave Thomas
- ケンドラ・トッド - 不動産業ビジネスマン及びジ・アプレンティス3優勝者
- ボブ・ヴィラ - home-improvement guru and former host of This Old House
ショービジネス
- ジョナサン・デミ - 映画監督(1991年、羊たちの沈黙でアカデミー賞監督賞受賞)
- フェイ・ダナウェイ - 女優(1976年、「ネットワーク」でアカデミー賞主演女優賞受賞)
- レイン・フェニックス - 俳優(リバー・フェニックスの弟)
- ダレル・ハモンド - コメディアン、サタデー・ナイト・ライブ出演
- スティーヴン・ルート、俳優(ファインディング・ニモのバブルス役、ドッジボールのゴードン役など)
- マドンナ・ウェイン・ゲイシー - ミュージシャン。NASAからのオファーを断り、ロックバンドマリリン・マンソンのキーボーディストとして活躍。2007年脱退。
- スティーブン・スティルス - シンガーソングライター。バッファロー・スプリングフィールドやCSN&Yを結成。
- ジョン・タイター - 作家及び purported time traveler
スポーツ選手
(現役選手の情報は2008年2月現在)
野球選手[1]
- ロッド・ブリューワ - 西武ライオンズに所属した外野手
- デビッド・エクスタイン - 内野手(オールスター選出2回、2006年のワールドシリーズ優勝メンバー、ワールドシリーズMVP)
- マーク・エリス - セントルイス・カージナルスに所属する内野手
- ジョシュ・フォッグ - ピッツバーグ・パイレーツなどに所属した投手
- スティーブ・ロンバードージー - ミネソタ・ツインズなどに所属した内野手(1987年のワールドシリーズ優勝メンバー)
- デビッド・ロス - ボストン・レッドソックスに所属する捕手
- アル・ローゼン - クリーブランド・インディアンズに所属した三塁手(オールスター選出4回、本塁打王2回、打点王2回、1948年のワールドシリーズ優勝メンバー、1953年MVP)
- マイク・スタンリー - ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスなどに所属した捕手・指名打者
- ロビー・トンプソン - サンフランシスコ・ジャイアンツに所属した内野手(オールスター選出2回、ゴールドグラブ賞1回、シルバースラッガー賞1回)
- ブラッド・ウィルカーソン - テキサス・レンジャーズなどに所属した外野手
アメリカンフットボール[2]
- ニール・アンダーソン - シカゴ・ベアーズに所属したランニングバック(プロボウル4回出場、オールプロ選出4回)
- ローマス・ブラウン - デトロイト・ライオンズなどに所属したディフェンシブタックル(プロボウル7回出場、オールプロ選出7回)
- ケビン・カーター - セントルイス・ラムズなどに所属したディフェンシブエンド・ディフェンシブタックル(プロボウル2回出場、オールプロ選出1回)
- リック・カサレス - シカゴ・ベアーズなどに所属したフルバック(プロボウル5回出場、オールプロ選出4回)
- ドン・チャンドラー - ニューヨーク・ジャイアンツなどに所属したパンター(プロボウル1回出場、オールプロ選出3回)
- ウェス・チャンドラー - サンディエゴ・チャージャーズなどに所属したワイドレシーバー(プロボウル4回出場、オールプロ選出2回)
- クリス・コリンズワース - シンシナティ・ベンガルズに所属したワイドレシーバー(プロボウル3回出場、オールプロ選出4回)、現NBC、サンデー・ナイト・フットボール解説者
- チャン・ゲイリー - NFLのダラス・カウボーイズ、バッファロー・ビルズでヘッドコーチを務めた。
- レックス・グロスマン - シカゴ・ベアーズ時代、第41回スーパーボウルに出場したクォーターバック
- ジョン・ジェームズ - アトランタ・ファルコンズなどに所属したパンター(プロボウル3回出場、オールプロ選出4回)
- ジェヴォン・カース - フィラデルフィア・イーグルスに所属するディフェンシブエンド(プロボウル3回出場、オールプロ選出1回)
- ウィルバー・マーシャル - ワシントン・レッドスキンズなどに所属したラインバッカー(プロボウル3回出場、オールプロ選出4回)
- マイク・ムラーキー - NFLのバッファロー・ビルズ、ジャクソンビル・ジャガーズでヘッドコーチを務めている。
- ジェシー・パーマー - ニューヨーク・ジャイアンツに所属したカナダ出身のクォーターバック及びABCのリアリティショー"The Bachelor"出演者
- リト・シェパード - フィラデルフィア・イーグルスに所属するコーナーバック(プロボウル2回出場、オールプロ選出2回)
- エミット・スミス - ダラス・カウボーイズなどに所属したランニングバック(プロボウル8回出場、オールプロ選出6回、第28回スーパーボウルMVP、生涯獲得ラッシングヤード記録保持者)
- スティーブ・スパリアー - 1996年のフロリダ・ゲイターズ、ナショナルチャンピオンシップ優勝時のヘッドコーチ。 1966年には選手として ハイズマン・トロフィー 受賞。現サウスカロライナ・ゲームコックス、ヘッドコーチ。
- フレッド・テイラー - ジャクソンビル・ジャガーズに所属するランニングバック(プロボウル1回出場)
- ティム・ティーボウ - BCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームで優勝した際のクォーターバック。
- ダニー・ワーフェル - 1996年のフロリダ・ゲイターズ、シュガーボウル(ナショナルチャンピオンシップ)優勝時のクォーターバック。ハイズマン賞受賞者。
- ジャック・ヤングブラッド - ロサンゼルス・ラムズに所属したディフェンシブエンド(プロボウル7回出場、オールプロ選出9回、2001年プロフットボール殿堂入り)
バスケットボール[3]
- コーリー・ブリューワー - ミネソタ・ティンバーウルブズに所属するガード/フォワード
- バーノン・マックスウェル - ヒューストン・ロケッツなどに所属したガード
- マイク・ミラー - フォワード
- アル・ホーフォード - アトランタ・ホークスに所属するセンター/フォワード
- ユドニス・ハスレム - マイアミ・ヒートに所属するフォワード
- デヴィッド・リー - ニューヨーク・ニックスに所属するフォワード
- ジョアキム・ノア - シカゴ・ブルズに所属するセンター/フォワード
- ニール・ウォーク - フェニックス・サンズなどに所属したセンター
- ジェイソン・ウィリアムス - ガード
その他スポーツ
- クリス・ディマルコ - プロゴルファー
- 東尾理子 - プロゴルファー
- ニコル・アレント - 元女子プロテニス選手
- アビー・ワンバック - 元女子サッカー選手
- ロドニー・ミューレン - プロスケートボーダー
- トニー・マッケイ - 陸上競技選手