岡山県道60号倉敷笠岡線
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テンプレート:Ja Pref Route Sign 岡山県道60号倉敷笠岡線(おかやまけんどう60ごう くらしきかさおかせん)は倉敷市と笠岡市を結ぶ主要地方道である。
目次
概要
倉敷市中心部から倉敷市船穂地区や倉敷市玉島地区を経由して笠岡市に至る幹線道路。国道2号と並行しており、その補完及びJR山陽本線の北側地域における地区間連携の機能を担っている。また、倉敷市八王寺町からは市道、県道及び国道が混在しながらも、当県道と連続した1本の道として岡山市の岡山駅西口に至るため、倉敷市と岡山市を結ぶ幹線道路としての機能もある。
狭隘箇所が多い上、右左折を何度も繰り返し、更に案内が不十分な路線。特に倉敷市玉島道口 - 浅口市金光町下竹間、浅口市鴨方町鴨方 - 浅口市鴨方町小坂西間、笠岡市今立には大型車の通行が困難な箇所がある。バイパスの完成によって2011年11月7日から倉敷市水江 - 西阿知町西原部分が狭隘区間ではなくなった。
これらの狭隘箇所を解消し、更に国道2号を補完することを目的に各所でバイパス建設が進められているが、予定はあっても建設が全く始まっていない箇所もあり、全面的に改良されるのはかなり先の話である。
路線データ
本線
沿革
- 1993年5月11日 - 建設省(当時)告示第1,270号により認定される。
- 前身は岡山県道60号倉敷金光線・岡山県道168号関戸金光線・岡山県道285号地頭上笠岡線の各一部である。
- 1994年4月1日 - 岡山県告示第250号により認定される。
- 2005年8月1日 - 沿線にあった浅口郡船穂町が倉敷市に編入される。
- 2006年3月21日 - 沿線にあった浅口郡鴨方・金光両町が浅口郡寄島町と対等合併して浅口市に移行したことにより全区間が市を通る路線になる。
- 2011年11月7日 - 倉敷市水江-倉敷市西阿知町西原のバイパスが開通[1]。
路線状況
主な橋梁
- 船穂橋(倉敷市西阿知町西原 - 倉敷市船穂町船穂間、高梁川、552m)
- 伏越跨道橋(笠岡市笠岡、国道2号、180m)
並行する旧街道
- 鴨方往来
- 別名を浜街道とも。浅口市鴨方町 - 笠岡市については、近世の鴨方往来の道筋は海であったため、近世より昔の道筋ではないかとされる。
地理
通過する自治体
- 倉敷市
- 浅口市
- 笠岡市
接続道路
- 国道429号(倉敷市老松町5丁目・老松西交差点〔起点〕)
- 岡山県道396号酒津中島線(倉敷市水江 - 倉敷市西阿知町・水江交差点間で重用)
- 岡山県道190号西阿知停車場線(倉敷市西阿知町)
- 岡山県道428号倉敷西環状線(倉敷市西阿知町西原)
- 岡山県道279号下原船穂線(倉敷市船穂町船穂)
- 岡山県道281号大曲船穂線(倉敷市船穂町船穂)
- 岡山県道54号倉敷美袋線バイパス(倉敷市玉島長尾)
- 山陽自動車道玉島IC(倉敷市玉島長尾)
- 岡山県道54号倉敷美袋線本線(倉敷市玉島長尾)
- 岡山県道35号倉敷成羽線(倉敷市玉島八島 - 倉敷市玉島道口)
- 岡山県道382号本庄玉島線(浅口市金光町下竹)
- 岡山県道155号鴨方矢掛線(浅口市鴨方町鴨方)
- 岡山県道64号矢掛寄島線(浅口市鴨方町鴨方)
- 岡山県道286号里庄地頭上線(浅口市鴨方町小坂西で重用)
- 岡山県道434号小坂西六条院中線(浅口市鴨方町小坂西)
- 岡山県道288号園井里庄線本線(笠岡市今立)
- 岡山県道288号園井里庄線バイパス(笠岡市今立 - 笠岡市広浜間で重用)
- 国道2号(笠岡市五番町・五番町交差点〔終点〕)
沿線の主要施設
- 倉敷市立精思高等学校
- イオンモール倉敷
- JR山陽本線西阿知駅
- 岡山県立水島工業高等学校
- 倉敷市役所船穂支所
- くらしき作陽大学・作陽音楽短期大学
- JR山陽新幹線・山陽本線新倉敷駅
- 金光学園中学校・高等学校
- 浅口市役所金光総合支所
- JR山陽本線金光駅
- 岡山龍谷高等学校(旧:淳和女子高等学校→黎明高等学校)
- 笠岡市役所
沿線の自然景観
沿線の名所・旧跡・観光地
- Kamogata Machiya Park.jpg
かもがた町家(まちや)公園横に設けられた道標モニュメント。(浅口市鴨方町鴨方)