マナウス
テンプレート:世界の市 マナウス(Manaus)はブラジル北部にある都市。同国アマゾナス州の州都である。
マナオスと呼ばれることもあるが、実際のポルトガル語の発音は『アクセント記号がない限り、単語の後から2番目の母音を強調する』というルールに則り、「マナウス」と「ナ」を強調して発音する。
概要
大西洋のアマゾン川の河口から、約1500キロのアマゾン本流とネグロ河の合流地点に位置する。19世紀に天然ゴムやコーヒー豆、ジュート(麻)栽培の集積地として開かれて以来、アマゾン内部の経済、交通および流通の要衝都市として繁栄して来た。現在の人口は約150万人で、ブラジルのアマゾン地域最大の都市である。アマゾン地域の多くの国立公園、環境保護区に隣接している為、アマゾン観光の中心地としても有名である。また、旧市街地には開拓時代に建設された、ヨーロッパ風のコロニアル調の建物が多く残っており、メルカード(市場)には、亀や野ブタ、ピラニアなどの食材が所狭しと並んでいる。市内には世界有数の高級ホテルがあり、ネグロ河に面したマナウス港は、観光客や商人たちで活気に溢れている。郊外に一歩足を延ばすと、広大な牧場で牛がのんびりと草を食み、更にその先に足を延ばすと、「緑の魔界」と恐れられるジャングルが、圧倒的な勢いで迫って来る。アマゾン河は雨季と乾季の水量の増減が激しく、マナウス港の浅橋は、最大16メートルまで上下する浮浅橋構造となっている。浅橋には日用雑貨などを積み込んで、流域の集落を行商するレガトン船、フェリー、漁船、アマゾン探検船などが犇き合っている。中でも特に人目を引くのは、アマゾン流域を廻る定期バスや、上中下3層構造の木造客船のガイオラ船。そのガイオラ船が到着すると、浅橋の周囲は、水上マーケットのような賑わいを見せており、魚や果物、民芸品や日用雑貨などを積んだカヌーや、水上タクシーなどが集まって来る。また、1967年に経済マナウスフリーゾーン(免税都市)に指定された為、近年は日本の本田技研工業やヤマハ発動機などの他、韓国LG電子、ヨーロッパ、アメリカ合衆国の企業の工場の進出が目立っている。
2014 FIFAワールドカップの開催都市の一つであった[1]。
気候
人口動態
混血(63.93%)、白人(31.88%)、黒人(2.43%)、その他(0.87%)
交通
航空/船舶
サンパウロやリオ・デ・ジャネイロなどのブラジル国内の主要都市からエドワルド・ゴメス国際空港まで航空便が多数運航されている他、大西洋沿岸やアマゾン川流域の都市からは定期船が運航されている。最近になってアトランタからマナウスまでのデルタ航空ノンストップ便が就航した。
バス
市内北部の長距離バスターミナルからは、ロライマ州のボアビスタやベネズエラのシウダー・ボリーバル、カラカス方面に向かう長距離バスが多数運行されているが、陸路での到達が困難であることからブラジル国内の他の主要な大都市との間は、事実上、空路と水路のみで結ばれている。
見どころ
- アマゾナス劇場
- 北部人類学博物館
- インディオ博物館
- アマゾン自然科学博物館
- マナウス港
- アマゾン河合流点(黒いネグロ川と白く濁ったテンプレート:仮リンクが合流しアマゾン河になる地点)
- 中央市場
姉妹都市
- テンプレート:Flagicon ベレン、ブラジル 2004年
- テンプレート:Flagicon ペルージャ、イタリア 2006年
- テンプレート:Flagicon ゴイアニア、ブラジル 2006年
- テンプレート:Flagicon サントドミンゴ、ドミニカ共和国 2008年
- テンプレート:Flagicon 浜松市、日本 2008年
- テンプレート:Flagicon 上海市、中国 2009年
- テンプレート:Flagicon リマ、ペルー 2010年
- テンプレート:Flagicon カサブランカ、モロッコ 2010年
- テンプレート:Flagicon en:Airaines、フランス 2011年
- テンプレート:Flagicon エルサレム、イスラエル 2011年