鄭昇和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鄭昇和(チョン・スンファ, 정승화, 1926年2月27日 - 2002年6月12日)は大韓民国の軍人。階級は陸軍大将。陸軍参謀総長などを歴任したが、全斗煥将軍の粛軍クーデターにより逮捕、投獄された。
- 1947年 韓国陸軍士官学校第5期生として卒業、韓国軍陸軍将校に任官。
- 1961年 第2軍作戦参謀
- 1962年 陸軍防諜部隊隊長
- 1964年 歩兵第7師団長
- 1967年 国防部人事局長
- 1969年 第1軍参謀長
- 1970年 陸軍本部企画管理参謀部長
- 1973年 第3軍団長
- 1975年 第24代陸軍士官学校長
- 1977年 第1軍司令官
- 1978年 陸軍大将任官
- 1979年 第22代陸軍参謀総長
とここまでは順調に軍歴を重ねた。
しかし同年10月26日、朴正煕暗殺事件発生時に韓国中央情報部長金載圭(暗殺者)に呼ばれて現場に居合わせたことが弱みになった。 その直後戒厳司令官に就任したが、合同捜査本部長として金載圭の取調べを進めた全斗煥保安司令官(当時)の粛軍クーデターにより12月12日自宅で逮捕・投獄された。この取調中、保安司令部によって拷問も受けた。
1980年に予備役編入、その後1987年11月に金泳三に請われ統一民主党顧問に就任した。2002年6月12日死去。享年76。