フジャイラ
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フジャイラ(テンプレート:Lang-ar)は、アラブ首長国連邦に属する、オマーン湾に面した首長国。数カ所の飛び地を擁する。現首長は、ハマド・ビン・ムハンマド・アッ=シャルキー。
概要
面積は1684km2。 国土の西端は砂漠地帯で、大部分は高度300m程度の山岳地帯からなる。ワジが海岸線の手前に形成した扇状地は幅数kmの細長い平地を形成している。この地域に唯一の都市が置かれた。北部はムサンダム半島のオマーン領飛び地に接する。
人口は11万8617人(2005年の統計値)、人口の男女比が崩れており、男性が7万3452人を占める[1]。アラブ首長国連邦に占める人口比は約3%と少ない。
主要都市フジャイラの人口は3万3176人(1995年の統計値)。フジャイラ市内には、フジャイラフォート(城)や、プライベートビーチやプールを完備したリゾートホテル、ショッピングセンターが複数存在する。稀に数メートル先が見えなくなるほどの砂嵐に見舞われることもある。治安は比較的良好。
交通
航空
フジャイラ国際空港(FJR,OMFJ)があるが、貨物専用であり、旅客を扱っていない。
海運
市街の北部にはフジャイラ港があり、港外の船舶と港を結ぶ交通船と数基のガントリークレーンによるコンテナヤードを有する。アブダビで生産した原油をフジャイラまで運ぶパイプラインが建設され、製油所も計画され、ホルムズ海峡を迂回する原油の一大輸出基地へ変貌しつつある。
2001年に日本の自衛隊インド洋派遣部隊の補給基地として選ばれた。港外ではホルムズ海峡を通りアラビア湾に入るための多くの石油タンカーが錨泊し、補給を行っている。港への関係者以外の立ち入りは厳重に禁止されている。
脚注
外部リンク
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