エセックス (強襲揚陸艦)
USS Essex (LHD-2) | |
艦歴 | |
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発注 | 1986年9月10日 |
起工 | 1989年3月20日 |
進水 | 1991年2月23日 |
就役 | 1992年10月17日 |
退役 | |
その後 | |
除籍 | |
性能諸元 | |
排水量 | 40,236トン |
全長 | 844 フィート (257 m) |
全幅 | 110 フィート (34 m) |
吃水 | 28 フィート (8.5 m) (満載時) |
機関 | ウェスティングハウス式蒸気タービン2基/2軸 |
最大速力 | 22ノット |
航続距離 | 9,500浬(18ノット時) |
乗員 | 士官73名、兵員1,009名 海兵隊1,800名 |
兵装 | |
艦載機 | |
モットー | Take Notice |
エセックス (USS Essex, LHD-2) は、アメリカ海軍の強襲揚陸艦。ワスプ級強襲揚陸艦の2番艦。艦名はマサチューセッツ州エセックス郡に因む。その名を持つ艦としては5隻目。
艦歴
エセックスはミシシッピ州パスカグーラのリットン・インガルス造船所で建造され、1992年10月17日に就役する。就役式典ではディック・チェイニー国防長官がスピーチを行った。1994年10月に最初の配備がなされ、1995年1月にはソマリアからの多国籍軍の撤退を支援するユナイテッド・シールド作戦に参加する。砲火の下撤退作戦は成功裡に終了し、1995年4月25日にサンディエゴに帰港した。
短いメンテナンス期間の後に、七ヶ国海軍の合同軍事演習「リムパック'96」に参加する。1996年10月10日に二度目の西太平洋配備となる。配備期間中にカタール、オマーン、クウェートとの合同軍事演習「タンデム・トラスト'97」に参加する。同演習は28,000名以上の将兵、250機の航空機および40の艦艇が参加した。
1997年4月に帰港し、短期メンテナンスに入る。その後三度目の太平洋配属となり、1998年6月22日に出港した。
2000年7月26日、アメリカ海軍史上最大規模のシップ・スワップを行う。その後ベロー・ウッド (USS Belleau Wood, LHA-3) に代わって佐世保に配備された。
2008年5月には、ミャンマーでのサイクロン災害の緊急援助支援のため、マスティン (USS Mustin, DDG-89)、ドック型輸送揚陸艦ジュノー (USS Juneau, LPD-10) 、ドック型揚陸艦ハーパーズ・フェリー (USS Harpers Ferry, LSD-49) 、ヘンリー・J・カイザー級給油艦ウォルター・S・ディール (USNS Walter S. Diehl, T-AO-193) と共にアンダマン海に展開し、米国民保護のためミャンマー政府の許可を得るため待機した[1]。しかしながら許可は得られなかったため、6月上旬に通常任務に復帰した[2]。
8月31日には東京都が行なった首都直下型地震を想定した防災訓練に参加。葛西臨海公園沖でLCAC63号を用いた避難民収容訓練を行い、石原慎太郎東京都知事やケリー在日アメリカ軍司令官らが視察した。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う日本政府の要請を受け、救援活動に派遣された。孤立している宮城県気仙沼大島に上陸支援にあたる。
2011年8月19日、2012年春に同型6番艦ボノム・リシャール (USS Bonhomme Richard, LHD-6)とのシップ・スワップを行うことが発表された[3]。
2012年4月23日、ボノム・リシャールとの交代式を行い、佐世保の配備を離れた。
関連項目
- エセックス (空母)
- 岩国飛行場
- 普天間飛行場
- 大村航空基地
- 架空戦記SF小説・コミックス「続・戦国自衛隊」 - 豊臣側に与する主人公達「御伽衆」(タイムスリップした自衛隊中隊)に敵対する伴天連軍(同じくタイムスリップし、徳川側に就いた米軍)の根拠地とする艦船として登場する。
- トモダチ作戦