ヤムスクロ
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ヤムスクロ(Yamoussoukro)は、コートジボワール共和国の憲制上の首都である。なお、1983年までは同国最大の都市であるアビジャン(Abidjan)が首都であり、現在でも政治・経済上の中心となっている。
ヤムスクロが首都となったのは、コートジボワール独立の指導者であったフェリックス・ウフェボワニ大統領(Felix Houphouet-Boigny)の生まれ故郷であるからとの説が有力である。
地理
同国最大の都市であるアビジャンから、北西へ250km、車で約2時間半。人口は20万0659人。2002年のコートジボワール内戦の際、ヤムスクロと100km北のブアケの間に境界線が引かれ、南の勢力であるコートジボワール政府勢力の前線となった。とはいえ、ヤムスクロは戦火に巻き込まれたことはなく、市内の施設も攻撃を受けていない。
経済
国際会議場や、世界最大の大聖堂である平和の聖母聖堂など数施設を除いて首都らしいものはなく、首都機能は現在もアビジャンに残ったままである。経済的にも特にめぼしい産業はなく、行政都市としての機能も持っていない。
観光など
観光施設
- 平和の聖母聖堂(LA BASILIQUE NOTRE DAME DE LA PAIX)
- フェリックス・ウフエ・ボワニ財団(La fondation de Felix Houphouet-Boigny)
- 大統領邸の堀に住んでいるワニ
近辺の国立公園
- マラウエ国立公園(LE PARC NATIONAL DE LA MARAHOUE)
- アメクアメクポ公園(PARC D'ABOKUAMEKPO)