宝珠山駅
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テンプレート:駅情報 宝珠山駅(ほうしゅやまえき)は、福岡県朝倉郡東峰村大字福井にある、九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅である。
九州で唯一、プラットホームが県境をまたいでいる駅であり、ホームの3分の1が大分県、残りが福岡県にある。大分県と福岡県の境界線には東峰村の特産である小石原焼の陶板が埋め込まれている。駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては島式ホーム1面2線だった。夜明駅側に向かって線路右側にホームが、左側に駅舎がある。駅舎は開業以来の建物の老朽化のため、外観デザインをほぼ踏襲する形で1998年(平成10年)3月に建て替えられたもので、無人駅であるため旧駅舎の事務室部分を撤廃した上で建物自体は夜明駅方向へ拡張され、地元の集会所(福井コミュニティーセンター)が入っている。
駅周辺
東峰村の南端部に立地しており、村の中心地や村役場へは隣の大行司駅のほうが近い。駅前を大肥川が流れ、その川の向こうに国道211号が日田彦山線に並行して通っている。
バス路線
- 駅前の駐車場に西鉄バスの宝珠山停留所があり、杷木、小石原への路線がある。
歴史
- 1937年(昭和12年)8月22日 - 彦山線夜明 - 宝珠山間開業と同時に開業。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 彦山線の日田線との区間統合により日田彦山線の所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に承継。