霧島温泉駅
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霧島温泉駅(きりしまおんせんえき)は、鹿児島県霧島市牧園町宿窪田にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。構内には側線がある。駅舎は鉄筋コンクリート造である。駅舎内には土産物店・飲食店が入居している。
駅弁
- 竹ん皮温泉おにぎり弁当(ぽっぽ屋)
- 土日に限り、 特急「はやとの風」停車時間に合わせて販売している。
利用状況
- 2012年度の1日平均乗車人員は300人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000 | 290 | |
2001 | 270 | |
2002 | 274 | |
2003 | 275 | |
2005 | 240 | |
2006 | 230 | |
2007 | 211 | 430 |
2008 | 259 | 525 |
2009 | 278 | 562 |
2010 | 300 | 610 |
2011 | 296 | 613 |
2012 | 300 | 610 |
駅周辺
霧島市の誕生まで存在していた旧牧園町にある唯一の鉄道駅であるが中心地からは離れている。
- 鹿児島県道50号牧園薩摩線
- 横川警察署 牧園町駅前駐在所
- 霧島西口郵便局
- 鹿児島県立霧島高等学校(旧牧園高等学校)
- 牧園保育所
- 霧島マキゾノ自動車学校
- 霧島温泉郷
※牧園市街地(霧島市役所牧園総合支所)へは南国交通にのりかえ
バス路線
ちびっ子駅長
2008年1月13日に、当駅の近所に住む2歳の男の子がJR九州鹿児島支社から駅長として委嘱を受けた。この男の子の曾祖父が国鉄時代に駅長を務めていたことがあり、またこの子自身も大の鉄道好きであったことから、当駅の近隣住民で作る「霧島温泉駅振興会」の提案で実現したものである。日曜日に曾祖父の使っていた駅長の制帽を身につけて家族と一緒にホームに立ち、「はやとの風」などの送迎を行う[1]。
歴史
- 1908年(明治41年)7月11日 - 牧園駅(まきぞのえき)として貨物業務取扱に限定し鉄道院が開設。
- 1909年(明治42年)7月10日 - 旅客業務取扱開始。
- 1962年(昭和37年)1月15日 - 霧島西口駅(きりしまにしぐちえき)に駅名改称。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 無人駅化。但し出改札業務は要員派遣により継続。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1990年(平成2年)- 出改札業務を中止。完全無人駅化。
- 2003年(平成15年)3月15日 - 霧島温泉駅(きりしまおんせんえき)に駅名再改称。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 無人駅から簡易委託駅に変更。