栗野駅
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栗野駅(くりのえき)は、鹿児島県姶良郡湧水町木場にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。かつては山野線が分岐していた。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎に接している単式ホーム(1番線)はかつての山野線用で、現在は使われていない。駅舎から島式ホームには跨線橋で連絡している。のりばは駅舎側からそれぞれ2番線、3番線である。さらに跨線橋で駅のすぐ裏にある、丸池(名水百選)にも渡れるようになっている。ホームには真幸駅と同じような、発車の合図の鐘が残っている。
駅舎はコンクリート造り平屋である。駅舎内部には待合所や出札口などがある。簡易委託駅となっている。
利用状況
- 2012年度の1日平均乗車人員は169人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2007 | 210 | 419 |
2008 | 193 | 386 |
2009 | 158 | 319 |
2010 | 159 | 323 |
2011 | 157 | 319 |
2012 | 169 | 341 |
駅周辺
現在、駅周辺はレンガ造りの街の再開発を行っている。駅前からは南国交通、大口、吉松方面路線バス他、湧水ふるさとバスを運行中。
歴史
- 1903年(明治36年)9月5日 - 鹿児島線の横川駅(現在の大隅横川駅)から当駅までの延伸にともない開設。
- 1908年(明治41年) - 飯野村白鳥まで森林軌道が敷設される[1]。
- 1921年(大正10年)9月11日 - 山野軽便線が当駅から山野まで開業し分岐駅となる。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 山野軽便線が山野線改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1988年(昭和63年)2月1日 - 山野線が廃止となる。
その他
隣の駅
廃止区間
- 九州旅客鉄道
- 山野線
- 稲葉崎駅 - 栗野駅