秋田久美子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田 久美子(あきた くみこ、1975年7月31日 - )は、日本のお笑いタレントである。
兵庫県姫路市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。
来歴・人物
兵庫県立太子高等学校卒業。1997年、吉本新喜劇に入団。
2009年10月28日、同じ新喜劇座員の中條健一と婚約し、翌2010年1月に入籍。
現在はNGKで代役のほか、奈良健康ランドでの新喜劇などに出演中。
吉本新喜劇での役柄
キュートな笑顔で舞台上の人物や客席を引かせる恐ろしいことを言う。前フリ役を中心に幅広い役柄をこなし、ほぼ休みなしでなんばグランド花月(NGK)に出演中。NGKでは出番が短いことが多いが、地方公演ではマドンナ役も務める。
2006年以降は、辻本茂雄が座長の際には全編出ずっぱりの重要な役が増え、マドンナ役もこなすようになっている。辻本が「茂造じいさん」を演じるときには、山田亮と3人で、伊賀健二演じる「新幹線ネタ」で爆笑を誘い、茂造と関係を結んで最終場面では茂造そっくりの赤ん坊を出産することも多い。
うめだ花月の単独ライブではシリアスな芝居の脚本を手がけ、出演したこともある。
特徴は、前歯の出るキュートな笑顔。吉本新喜劇のレギュラーとして活躍中。
毒舌の数々
東京の落語界の6代目三遊亭円楽を遥かに凌ぐ腹黒キャラが定着していて、恐るべき毒舌を持ちギャグにしている。笑顔を浮かべながら、要所要所でさらっと言う。辻本茂雄に舞台上で褒められることも。
- (接客役で出演した際に)「どうもいらっしゃいませ、お前ら」
- 「少々待っとけ」
- 「○○様ご一行が来やがりました」
- 「もっと苦しめ」
- 「ざまあみろですね」
- 「死んだらええのに」
- 「長女(他に妻や、従業員)の久美子様です」
- 「殺すわよ」
- 「こんな店つぶれたらええのに」
- 「顔面グーで殴るわよ」
- 「この貧乏人が」
- 「変なこと言うてたら、(傍らのビール瓶を拾い)これで頭割りますよ」
- 「(茂造じいさんが迎えに行かず)気にしないでください、二度と来たないだけですから」
- 「ほんま変わってるわー、こんな片田舎に住んではるなんて」
- (激しい罵り合いの後、相手に謝られるときや謝るとき)「こっちこそごめんね、思ってることの半分も言えなくて」
- (大島和久とカップルでヤクザの事務所に侵入した後、竹光の日本刀を抜いて)「和クン、斬ってもええ?」 (大島)「あかんあかん、死んでまうやろ!!」
- クレーム受付のOL役で出演し、電話線をハサミでぶち切る。「なんで電話線切るねん!仕事やろ!」とつっこまれ、「(クレームの電話に)出たないから」
- 劇の序盤で「可愛いですね」をふまえて「かわいそうですねえ」
ほか多数。去り際に吐き捨てる場合が多い。