魔女っ子大作戦
『魔女っ子大作戦』(まじょっこだいさくせん、英題Little witching mischiefs)は1999年2月4日にバンダイより発売されたプレイステーション用シミュレーションRPGである。
概要
東映動画の魔女っ子アニメ7作品のキャラクターが、「リーリオ」と名乗る妖精の助けを求める声を聞き、その調査に乗り出すという内容。声優は可能な限りアニメと同じメンバーを起用した。
また「魔女っ子大作戦」のタイトルで、本ゲームに登場する魔女っ子キャラクターを使ったさまざまなキャラクター商品が発売された。#主なキャラクター商品を参照のこと。
元々このゲームは1998年に米国の、トイズ・フォー・ボブ社が開発し、北米と欧州でクリスタル・ダイナミックス社とアイドス・インタラクティブから発売された、「ザ・アンホーリー・ウォー(The Unholy War)」と言うタイトルのゲームであるが、バンダイがこのゲームを日本で発売するに当たって、なぜかタイトル名の「魔女っ子大作戦」から分かるように、キャラクター、物語や世界観など、東映動画の魔女っ子アニメのものに差し替えて販売する事となるが[1][2]、それはトイズ・フォー・ボブ社が、バンダイのおもちゃ玩具(SDガンダムやセーラームーンなど)のライセンス権をなんとか得ようと、バンダイと接触し様とし(しかし結局バンダイとの接触は取り止めた)、クリスタル・ダイナミックスの上部に頼んで、自社開発の「ザ・アンホーリー・ウォー」のゲームを、日本で販売する為、バンダイに任せ、1960年代の日本のアニメに基づき、「魔女っ子大作戦」に差し替えて日本だけで販売する事となったとされ、結局バンダイとの最初の接触が取り止めとなった為、バンダイがどれくらいうまくやったか分かっていなかったと言う[3]。 ザ・アンホーリー・ウォーではテクノロジーとしかし魔法が混在する架空の世界の惑星Xsarraを舞台に惑星Xsarraの原住民のArcanesと、惑星Xsarraを征服しようとする、高度なサイバネティックスを持ったTeknos軍との2つの勢力の間の戦争を描いた内容の、SFシミュレーションRPGだった。そのため、魔女っ子大作戦とは内容が異なっている。敵との戦闘は3Dフィールドで1対1のリアルタイム3Dのアクションシューティングのゲームシステムとなっているが、そこの戦闘システムの部分は魔女っ子大作戦でも同じ。その他に、魔女っ子大作戦の敵キャラクターの怪物に、ザ・アンホーリー・ウォーの敵キャラクターなどを登場させたりしている。
登場キャラクター
- 魔法使いサリー
- ひみつのアッコちゃん
- 花の子ルンルン
- 魔法少女ララベル
- 立花ララベル(声優:堀江美都子)
- テコ(竹村テル子)
- トコ(松宮トシ子)
- ビスカス
- 魔女っ子メグちゃん
- 神崎メグ
- チョーサン
- マミ
- 郷ノン
- キューティーハニー
- 如月ハニー/キューティーハニー(声優:増山江威子)
- 魔法使いチャッピー
- チャッピー・ハンスト・ヘルルグリム・アンド・イソップ・エトセトラ(チャッピー)(声優:増山江威子)
- ジュン
主題歌CD
本作の発売に先駆けて、1999年1月21日に東映動画制作魔女っ子アニメ作品のOPとEDのフルバージョンを収録した『魔女っ子大作戦 Special Song Collection』が発売されている。
ゲームに登場していない『魔法のマコちゃん』、『さるとびエッちゃん』、『ミラクル少女リミットちゃん』の主題歌も併せて収録しており、ほぼすべての曲がアニメ放送で使用されたオリジナル音源の物で収録されている。ただし『魔法使いサリーのうた』のみ、コロムビアカバー版のダイヤモンド・シスターズが歌唱しているバージョンが収録されている。
CDには特別トラックとして、ゲームオープニングのBGMを曲に仕立てた堀江美都子が歌唱する『魔女っ子大作戦 ~プレステ ヴァージョンアップソング~』と、歴代魔女っ子担当声優が一同に揃い歌唱する『魔女っ子メドレー』の2曲が収録されている。
上記の通り歴代魔女っ子担当声優が参加している『魔女っ子メドレー』では原則、オリジナル版キャストを起用しているのだが、第1作で夢野サリー役を務めていた平井道子が既に死去していたために、第2作でサリー役を演じていた山本百合子が代わりに起用されている。また神崎メグ役である吉田理保子は、当時の約1年前に声優業の第一線から既に引退していたため、ルンルン・フラワー役である岡本茉利が後任を務めた。
サリー役とメグ役に関する件は、ゲーム版も同様である。
曲詳細
主なキャラクター商品
- 「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」「キューティーハニー」「魔女っ子メグちゃん」「花の子ルンルン」の5作品のキャラクターの塗り絵。かなり売れたらしく、少なくとも2001年頃まで何度も版を重ねた。
- トレーディングカード(バンダイ)
- 主題歌CD(日本コロムビア)
- カードダス
- 携帯ストラップ