ラフィー・ウッダウラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラフィー・ウッダウラ(ヒンディー語:रफी उद-दौलत, Rafi ud-Daula, 1699年6月 - 1719年9月19日)は、北インド、ムガル帝国の第11代君主(在位:1719年)。シャー・ジャハーン2世(Shah Jahan II)とも呼ばれる。父は第7代君主バハードゥル・シャー1世の三男ラフィー・ウッシャーン。
生涯
1696年6月、ラフィー・ウッダウラは、バハードゥル・シャー1世の三男ラフィー・ウッシャーンとその妃ヌールンニサー・ベーグムの息子として生まれた[1]。
1719年6月6日、サイイド兄弟は皇帝ラフィー・ウッダラジャートを退位させ、その兄であるラフィー・ウッダウラを新たな皇帝とした[2]。
なお、弟の治世にアーグラで擁立されたネクシヤルは、 8月13日に捕えられ、デリーで幽閉されることとなった[3]。
9月19日、サイイド兄弟はラフィー・ウッダウラも弟ラフィー・ウッダラジャートと同じように殺害した[4]。ただし、結核で死亡したとする場合もある。
9月27日、サイイド兄弟はバハードゥル・シャー1世の四男ジャハーン・シャーの息子、ムハンマド・シャーを即位させた[5]。
家族
后妃・子女なし