ベクトル
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数学・物理学を中心とした数理科学・工学分野
- 幾何ベクトル(空間ベクトル) - 幾何学的空間における、大きさと向きを持った量。日本の高等学校までの数理教育においては、主にこの意味で用いられる。
- ベクターイメージ(ベクトル画像。ベクタ形式で表される画像、ベクターグラフィックス)の概念的な構成要素。 - 2次元コンピュータグラフィックスをコンピュータ内部で表現するデータ画像の代表的な2つのうち1つ。
- 動きベクトル - 動画データの表現方法の一つ。フレーム間の移動量。
- ベクトル空間の元。線形性を持つ、すなわち和とスカラー倍を取る事ができる量。一般の(広い意味での)ベクトル。
- 線形性を持つ群が作用する空間をテンソルと呼ぶが、そのうち階数が1であるもの。群を行列で表示したとき、数ベクトルとして表現される。幾何ベクトルは、幾何的な回転操作に対してベクトルとして振る舞う。
- 数ベクトル。数列#数列とベクトルも参照。ベクトル空間に適当な基底を取ることができれば、任意のベクトルは数ベクトルとして表せる。科学技術計算の分野では線形性から離れて、一般の1次元配列に対してベクトルの語を用いる。
- 言葉の由来は「運ぶ」を意味するテンプレート:Lang-laであり、18世紀の天文学者によってはじめて使われた[1]。
日常の用例や人物・キャラクター
- 「空間における、大きさと向きを持った量」の意味から転じて一般的に、方向性、矛先などの意味でも使われる。例:好奇心のベクトルが伸びる。
- 三井生命保険の商標「ザ・ベクトル」、またマスコットキャラクター「ベクトルくん」
- 『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物、ベクトル。ホグワーツ数占い教師。
脚注
関連項目
- ベクター (曖昧さ回避)