東京都立工業高等専門学校
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東京都立工業高等専門学校(とうきょうとりつこうぎょうこうとうせんもんがっこう)は、かつて東京都品川区東大井に存在した都立高等専門学校。英語表記は Tokyo Metropolitan College of Technology で、略称はTMCT。2010年3月31日をもって閉校した。
概要
2006年度より東京都立航空工業高等専門学校と発展的に統合し、新たに東京都立産業技術高等専門学校を設立、同時に専攻科を設置した。さらに同じ敷地に公立大学法人首都大学東京が設置する産業技術大学院大学(同年度より開学)と連携し、高専から大学院に至る全国初の9年間一貫のものづくり教育を目指している。
なお、都立工業高専は、本科学生の卒業を待って、2010年3月31日に閉校した。
設置課程
平成17年度入学生まで
- 機械工学科
- 生産システム工学科
- 電子情報工学科
- 電気工学科
沿革
- 1935年(昭和10年)- 東京府立電機工業学校として開校。
- 1940年(昭和15年)- 東京府立高等工業学校と改称。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により、東京都立鮫洲新制高等学校と改称。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 東京都立工業短期大学が開校。
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 同短大の附属校となり、東京都立工業短期大学附属工業高等学校と改称。
- 1962年(昭和37年)4月1日 - 同校を閉校し、母体として東京都立工業高等専門学校として開校。
- 1996年(平成8年)4月1日 - 生産システム工学科、電子情報工学科を設置、校舎の全面改築工事を開始。
- 1999年(平成11年)- 校舎改築工事完了。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 東京都立産業技術高等専門学校へ改組。東京都立工業高等専門学校の敷地は東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスとなった。
- 2010年(平成22年)3月31日 - 東京都立工業高等専門学校 閉校
最寄駅
こぼれ話
- 定時制高校の東京都立鮫洲工業高等学校(2007年3月閉校)とは、校舎の一部を共用していた。なお、現在は産業技術大学院大学と校舎を共用している。
- 太平洋戦争中、現在は取り壊されている旧校舎(通称:北館、またはN館)に高射砲が設置されていたという逸話がある(設置されていたと思われる跡も存在した)。
- 映画『時をかける少女』(1983年版)のスタッフロール内の取材協力の中にこの学校の名前があるが、どのシーンのどの場面で協力したのかはおろか、このことについてほとんどの学生が認知していない。
- 校舎正面玄関の上部にあるギリシア語 ΠΑΝΘΕΣ ΑΝΘΡΩΠΟΙ ΤΟΥ ΕΙΔΕΝΑΙ ΟΡΕΓΟΝΘΑΙ ΦΥΣΕΙ は All humans, by nature, desire knowledge. という意味である。
出身者
(前身校を含む)
- 杉浦喬也:元国鉄総裁、元運輸事務次官 (東京府立電機工業学校中退~旧制一高)
- 西村京太郎:推理作家 (東京都立電機工業学校 昭和23年3月)
- 山本悟:KYB株式会社 代表取締役社長 (機械工学科 1回生)
- 谷口昌隆:大阪府議会議員 (機械工学科 3回生)
- 進藤裕英:東北大学大学院工学研究科 教授 (機械工学科 6回生)
- 高橋潤二:株式会社電産 代表取締役社長 (電気工学科 9回生)