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グローバル・スプリント・チャレンジ(Global Sprint Challenge)とは2005年から施行されている競馬の国際競走シリーズである。オーストラリア、イギリス、日本、香港、シンガポール、アラブ首長国連邦の6か国の競馬団体が参加しており、各団体が主催する国際重賞競走が対象となっている。対象競走はすべて距離1200メートル(6ハロン)以下のスプリント戦である点が特徴。
沿革
シリーズ対象競走
2012年以降
- 100万ドルボーナス[4]の獲得条件が所属地域を含む3か国以上で優勝することに変更される。
2011年まで
- キングズスタンドステークスは2007年まではG2に格付けされていた。
- 2005年のキングズスタンドステークスとゴールデンジュビリーステークスはアスコット競馬場の改修工事によりヨーク競馬場で開催された。
- 2006年のセントウルステークスは阪神競馬場の改修工事により中京競馬場で開催された。
- 2007年のライトニングステークスはフレミントン競馬場の改修工事によりムーニーヴァレー競馬場で開催された。
- 2011年の高松宮記念は中京競馬場の改修工事により阪神競馬場で開催された。
- スプリントクラシックは2012年までパティナックファームクラシックの名称で開催されていた。
- 2014年のスプリンターズステークスは中山競馬場の改修工事により新潟競馬場で開催される予定。
ポイントシステム・シリーズチャンピオン
- 2010年まで「シリーズチャンピオン」と「ポイントシステム」の制度があったが2011年に廃止された。
- それぞれの競走につき優勝10点、2着5点、3着4点、4着3点、5着2点、6着以下は1点のポイントを付与する。
- このシリーズではホーム・アンド・アウェー方式を採用する。
- オーストラリアシリーズではオセアニア、イギリスシリーズではヨーロッパとアラブ首長国連邦、日本シリーズでは日本、香港シリーズでは香港とマカオの各国・地域に在籍している競走馬をホーム扱いとみなす。南北アメリカやアフリカ、その他のアジアなどからの出走馬はシリーズのすべての競走でアウェー扱いとなる。
- ホーム以外の地域から遠征してGI競走に出走した場合には上記ポイントを倍にして付与する。
- 3か国以上の競走に出走し、総合42点以上のポイントを獲得した競走馬の中で最高得点馬をシリーズ優勝とする。よってポイントが規定に満たない場合はシリーズ優勝馬なしというケースもある。
優勝賞品
歴代シリーズ優勝馬
施行年 |
優勝馬 |
ポイント |
性齢 |
ライトニングS |
オーストラリアS |
キングズスタンドS |
GジュビリーS |
ジュライC |
セントウルS |
スプリンターズS |
パティナックFC |
香港スプリント
|
2005年 |
テンプレート:Flagiconケープオブグッドホープ |
54Pt |
騸7 |
3着 |
1着 |
4着 |
1着 |
対象外 |
不出走 |
11着 |
対象外 |
対象外
|
2006年 |
テンプレート:Flagiconテイクオーバーターゲット |
53Pt |
騸7 |
1着 |
不出走 |
1着 |
3着 |
対象外 |
2着 |
1着 |
対象外 |
不出走
|
2007年 |
該当馬なし
|
2008年 |
該当馬なし
|
2009年 |
該当馬なし
|
2010年 |
該当馬なし
|
100万ドルボーナス制度
- 上記のポイント制度による優勝争いとは別に、2010年までは4か国の競走に参戦しており、3か国のGI競走を3勝以上した場合のみ100万USドルが贈呈された。2011年は5つの開催国のうち所属地域をのぞく3か国で優勝すること、2012年からは所属国を含む3か国で優勝することが条件となる[4]。
脚注
テンプレート:Reflist
外部リンク
テンプレート:グローバル・スプリント・チャレンジ
- ↑ 2011年グローバルスプリントチャレンジのお知らせ - JRA公式サイト 2010年12月10日
- ↑ 「2012年グローバルスプリントチャレンジ」の構成レースが決定
- ↑ 2012年までの競走名はライトニングステークス。
- ↑ 4.0 4.1 ボーナス対象馬が複数いた場合は賞金を均等に分割して与えられる。