三菱・トレディア
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トレディア(TREDIA )は、三菱自動車工業が製造・販売していたFF方式のセダン形乗用車である。
概要
基本的な部分は同社のミラージュをベースにしており、ミラージュとギャランΣ/エテルナΣとの間を埋める車種として登場した。また、初代シャリオのベースにもなった。取扱販売店はカープラザ店。
当初はFR方式のセダン、ランサーEXに代わる主力車種として発売されたが、総販売台数はランサーEXを上回ることができなかった。なお、各コンポーネンツを共有する姉妹車として、3ドアハッチバッククーペのコルディアがあった。
歴史
- 1982年2月 - コルディアの4ドアセダンとして発売。
- 1983年5月 - 1600スーパーサルーン・エクストラ追加。
- キャブレターターボがECIマルチ採用のエレクトロジェットターボに変更。そのためかMTは4M/Tのスーパーシフトでは無く5M/Tに変更。NA用のボンネットに統一された。
- 10月 - マイナーチェンジ。パートタイム4WDを追加し、1400を廃止。
- 1985年10月 - 一部変更。1800 4WD・GXを追加。
- 1987年 - 生産終了。
車名の由来
- イタリア語で3つを意味する「TRE」とダイヤモンドの「DIA」をあわせた造語で、3つのダイヤ、すなわち三菱を意味している。