飯尾和樹
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テンプレート:Infobox お笑い芸人 飯尾 和樹(いいお かずき、1968年12月22日 - )は、日本のお笑い芸人であり、お笑いコンビずんのボケ担当。東京都世田谷区出身。浅井企画所属。血液型はO型。
プロフィール
- 高校卒業後、1987年、劇団に所属するも続かず半年で退団。1990年、浅井企画に所属。1991年、お笑いコンビ「チャマーず」を結成しデビューを果たすも、翌年解散。1992年、村山ひとし(現放送作家・演出家)と「La.おかき」(ラ・おかき)を結成しツッコミを担当した。1997年のLa.おかき解散後からしばらくは浅井企画の預かりタレントであったが、「ヘーシンク」というコンビを組んでいたやすと2000年に「ずん」を結成し現在に至る。現在はボケ担当。
- なぜかコンビでの活動は少なく、『笑っていいとも!』や『いきなり!黄金伝説。』などに単独で出演している。それまでは、地味であることを事務所の先輩であるコサキンの2人にネタにされる程度で、ほとんど目立たない存在だった(なお、『笑っていいとも!』に初出演したその後、フジテレビに「あいつは誰だ?!」という抗議ともとれる質問の電話が殺到したとタモリが暴露している)。
- カラオケ十八番はウルフルズ「ガッツだぜ!」とモーニング娘。「恋愛レボリューション21」。
- 「ガッツだぜ!」は『めちゃ×2イケてるッ!』の「お笑い芸人歌がへたな王座決定戦スペシャル」にて、全く音程があっていないだけでなくかぎ括弧のコーラス部分まで無理に歌い、「ガッツだぜ?」と「?」がついているような独特の歌い方で爆笑を誘い見事優勝を果たした。岡村隆史は「全然、ガッツが感じられなかった」、米良美一は「歌というよりは絵本の朗読」とコメントした。最初にこの歌い方を発見したのは関根勤であり、2001年ごろには「コサキンDEワァオ!」内で飯尾が歌う「ガッツだぜ!」が流されている。
- 顔がサッカー北朝鮮代表のキム・ヨンスに似ている(2005年2月9日に行われたFIFAワールドカップアジア最終予選の日本vs北朝鮮戦に出場経験がある選手の一人)。かつてはサッカー日本代表の中村俊輔に似ていると言われる事もあった。
- 小学校時代は少年野球チームに所属し、将来プロ野球選手を夢見ていたが中学時代に実力がないのを自覚し諦めた。高校時代にはバレーボール部に所属していた。
芸風
- とぼけた間と、ボソボソとした口調が特徴。基本的には滑舌はよくなく、「え~」「あの~」など言いよどみも多い。そのためフリートークは不得手であるが、後述する「満を持して放つギャグ」を得意とする。
- 大喜利の腕には定評があり、『IPPON グランプリ』のスピンオフ企画『IPPONオープン』ではNo.1回答者に選ばれ、グランプリ本大会の第7回(2012年4月7日放送)および第9回(2013年5月25日)に出場した。また、大喜利のイベントである『ダイナマイト関西』では、2014年の決勝トーナメントに進出し、決勝戦でオードリー・若林正恭を破り優勝を飾った。
ギャグ
- 動きを伴ったギャグが十八番である。
- 漫談ネタに「現実逃避シリーズ」がある。寝転がり「平日の昼間から〜ゴロゴロ~ゴロゴロ〜」とつぶやいたあと、現実離れしたことを言う。(例:「何でも10円で買えたらな〜」「幕末に生まれたかったな〜」)
エピソード
- 前述のように、特徴は地味である事。キャイ〜ンの天野ひろゆき曰く「見える透明人間」。それを表す次のようなエピソードがある。
- カンコンキンシアターの団員たちと一緒に居酒屋に飲みに行き、お座敷の上座に飯尾を座らせ、注文を飯尾が店員に伝えたにもかかわらず、最後まで飯尾の分のお通しが来なかった。その事を店員に問いただしたら「あぁ、気がつきませんでした」と言われてしまった。
- カンコンキンシアターの稽古中、稽古場にいるにもかかわらず、飯尾の代役を誰かがやっていた。
- 西田たか子が飯尾の住所を何度も聞いているのにその都度忘れてしまっていたため、西田に「飯尾さん、暑いですねぇ、ハッピーニューイヤー」と言って年賀状を7月に手渡された。
- 関根勤とゲームセンターで遊ぶ約束をし、待ち合わせをしていると、通りかかったホームレスの人に「あんた、そんなしょげた顔してるとダメだよ」と励まされた。(前述の「笑っていいとも!」セミレギュラーが決まった頃の実話)
- 若い頃は横着な性質で、ルー大柴の舞台を見終えた後に構成作家の舘川範雄らに夕食を誘われた際、「これから友人の引越しを手伝いにいくので」と断ったことがある。夜半の引越しに不審を抱いたカンコンキンシアター女優の富田真央が、飯尾宅のチャイムを鳴らすと、飯尾は自室でくつろいでいた。この事を『ヤンマガ伝説キャイ〜ンDAあ゛〜ん』で暴露された飯尾は「面倒くさかったから」と言い放ち、キャイ〜ンと藤崎奈々子を呆れさせた。当時は遅刻したことに対し嘘の理由をいうことも多く、La.おかきとしてレギュラー出演していた『コサキンDEワァオ!』を降板させられる一因にもなった。
- 東北楽天ゴールデンイーグルスファンであるが、球団の本拠地である仙台出身のサンドウィッチマンなどに比べてファンであることがあまり知られておらず、イーグルス絡みでの仕事は『アメトーーク!』の「プロ野球芸人」企画にイーグルスファン代表として出演した程度である。
- 本人もそれほどアピールしていないために意外に思われる特技としては料理がある。La.おかき時代にコサキンのラジオ番組で放送1000回記念イベントに出演する為にコサキンの関係者に許可を貰うコーナーがあり、その中で番組の元プロデューサーにネタを見せる際に接待として飯尾が得意の料理を披露した事がある。味も中々の様だったらしく、元プロデューサーからは「芸人やめて料理人やった方がいいんじゃないですか?」と言われたほど。ちなみに披露したネタは今ひとつだった。
- 「いいとも」サブレギュラー当時、『笑っていいとも!特大号』の恒例コーナー「いいとも!ものまね紅白歌合戦」にバカボンのパパに扮して登場し、あまりに激似だったためネットで反響を呼んだ。
- 2012年12月6日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』で、とんねるずが本人には内緒で、「カンコンキンシアター」の共演がきっかけで12年間交際し1年前に別れていた元彼女(林宏美)を登場させ、プロポーズをし彼女も承諾、結婚することになった[1]。放送日翌日にはマスコミへ本人から正式に発表された。同放送回は腰椎骨折で長期療養していた相方・やすの復帰を祝う回として計画されたもので、スタッフ側はとんねるずが飯尾に復縁を迫るようけしかけ、彼女が断るという「お約束」のサプライズを用意していたに過ぎなかったが、事前打ち合わせで彼女に復縁の意志があることを確認したディレクターが彼女自身に決断を任せたこと、本番で追い込まれた飯尾が「11年も付き合ってたのに今更付き合ってくださいでもないだろうな」と考えプロポーズの言葉を口にしたことで、急遽結婚する運びとなった[2]。その後、挙式・披露宴の予定がないと報道されたため、同番組内で本番まで本人に内緒にしたドッキリ披露宴企画を行った。
出演
バラエティ
- いきなり!黄金伝説。(テレビ朝日・レギュラー、卒業)
- 内村プロデュース(テレビ朝日・不定期準レギュラー、終了)
- 笑っていいとも!(フジテレビ・レギュラー、2001年4月- 2004年3月、卒業)
- リンカーン(TBS・準レギュラー)
- アメトーーク(テレビ朝日)
- 笑殿(日本テレビ)
- 関根勤5ミニッツ・パフォーマンス(BSフジ)
- 今夜もハッスル(サンテレビ)
- きらきらアフロ(テレビ大阪、2011年9、12月)ホワイトアフロ
- とんねるずのみなさんのおかげでした(フジテレビ)
- シルシルミシルさんデー(テレビ朝日)
- もしもツアーズ(フジテレビ)
- くりぃむクイズ ミラクル9(テレビ朝日、2013年2月27日・有田ナインのチーム解答者としてゲスト出演)
- ずん飯尾和樹バウンド・トゥ・トーク(東北放送ラジオ、2014年4月 - 毎月第3土曜放送)
- さぁ、明日は月曜日(テレビ東京、2014年7月27日)
テレビドラマ
- クロサギ - 第6話・神海貴志 役
- ユウキ - 主人公友人役(役名不明)
- ケータイ刑事 銭形命(2009年)
- 刑事・鳴沢了2〜偽りの聖母〜(2011年5月20日) - 今野広和 役
- TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜(2012年10月14日 - 、フジテレビ) - 杉内泰三 役
- 天下無双 皇室の宝(仮)(2014年1月1日・1月2日、NHK BSプレミアム) - 美術館広報担当・林 役 ※ドラマ部分
CM
- 東レ トレビーノ(2014年)
映画
舞台
- 作者をせかす六人の主人公たち(2009年) - ライス 役