筌の口温泉

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筌の口温泉(うけのくちおんせん)は、大分県玖珠郡九重町(旧国豊後国)にある温泉九重九湯の1つである。

アクセス

泉質

温泉街

ネオンサインの類はない、静かな温泉地である。

飯田高原の鳴子川近くに一軒宿の「旅館新清館」が存在する。 紅葉を眺めながらの露天風呂は格別である。

以前は、川端康成が投宿した「御宿小野屋」もあったが2003年頃に廃業したようである。

共同浴場は2軒存在する。「筌の口温泉」と「震動の湯(筌の口第2温泉)」である。 そのうちの「筌の口温泉」は24時間入湯可能であり、湯船に温泉成分が多く付着しているのが特徴である。

「震動の湯」は昼頃~夜8時頃までの営業。畳敷きの休憩室もある。

歴史

発見は享保13年である。田野徳右衛門が地肌から温泉が湧いているのを発見して湯治小屋を立てたのが始まりである。湯治場として栄えた。

川端康成がこの地を訪れたことがあり、『波千鳥』」の構想はこの地で練ったという。またこの地の紅葉や山の眺望もその中で愛でている[1]

関連項目

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備考

九重九湯とは筌の口温泉のほか、壁湯温泉川底温泉龍門温泉湯坪温泉筋湯温泉宝泉寺温泉長者原温泉寒の地獄温泉を指す。

脚注

  1. 読売新聞2009年1月9日13S32面

外部リンク