カンダハール州
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カンダハール州(Kandahār テンプレート:Lang-ps)は、アフガニスタンの34州の1つ。アフガニスタンの南部に位置し、タリバーンの本拠地であった。州都はアフガニスタン第2の都市カンダハール市。面積54,022 km²、人口1,011,700人(2006年の公式推計[1])。パキスタンと国境を接しており、国境近くの街スピンボルダックを経てパキスタンのチャマンに入り、同国のクエッタへと至る。パキスタンのペシャーワルと同様にパシュトゥーン人の中心地である。
経済と交易
カンダハールには、灌漑の整った庭園や果樹園が数多くあり、かつてはブドウ、メロン、ザクロの生産で名高かった。しかし、多くの果樹園はソ連侵攻中のソ連とムジャーヒディーンとの戦闘の間に埋設された地雷のために利用不可能になったり、戦闘によって破壊されたりしている。しかし、現在でも同州の産業の中心は農業である。
カンダハール市は1970年代初頭にアメリカの援助によって建設された主要空港があるために、同地域で戦略的に重要な拠点となっている。カンダハールの交易の主要相手国は、パキスタン、イラン、アメリカ合衆国である。
政治
過去250年にわたり、多くのパシュトゥーン人がアフガニスタンを統治したが、ナーディル・シャーやザーヒル・シャーなどその多くがカンダハールの出身者である。
ターリバーンの台頭以前と崩壊後は、パシュトゥーン人の軍閥指導者グル・アーガー・シェールザイーがカンダハール州の知事を務めた。しかし、彼に対する批判は大きく、2004年の初頭にハーミド・カルザイ大統領は彼を更迭した。2014年5月現在の知事はToryalai Weesa(توريالی ویسا)である。カンダハール州は17県を擁する。