タスマニア原生地域

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テンプレート:Infobox タスマニア原生地域(タスマニアげんせいちいき、Tasmanian Wilderness)はオーストラリアタスマニア州にある、ユネスコ世界遺産(複合遺産)に登録されている地域の総称。

概要

タスマニア原生地域はタスマニアデビルの分布域として有名である。タスマニアデビルはかつて家畜家禽を襲う害獣とされ駆除されたが、現在では保護されている。ほかにもウォンバットカモノハシなど、多種多様なオーストラリア区独特の生物種、この島の固有種が生息することでも知られる。

海岸の地形は氷河によって削られた1万5000年前の玄武岩があり壮大な光景を醸し出している。

また文化的遺産として、アボリジニステンシル技法で書かれた壁画や、石器などが見つかっており、考古学的に非常に貴重な場所でもある。

保護された地区

国立公園

州立保護区

  • デビルス・ガレット州立保護区(Devils Gullet State reserve)
  • マラクーパ・ケーブ州立保護区(Marakoopa Cave State Reserve)
  • リッフィー・フォールズ州立保護区(一部、Liffey Falls State Reserve)

保護地域

  • アダムズフィールド・保護地域(Adamsfield Conservation Area)
  • サウスウエスト・保護地域(Southwest Conservation Area)
  • セントラル・プレート保護地域(Central Plateau Conservation Area)
  • マーブル・ヒル保護地域(Marble Hill Conservation Area)

森林保護区

  • ドライズ・ブラフ森林保護区(Drys Bluff Forest Reserve)
  • メンダー森林保護区(Meander Forest Reserve)
  • リッフィー・森林保護区(Liffey Forest Reserve)

その他

  • セント・クレア礁湖(St Clare Lagoon)
  • ファーム・コーブ・ゲーム・リザーブ(Farm Cove Game Reserve)
  • マーツイカー・アイランド(Maatsuyker Island)
  • マックスウェル・リバー保護考古学遺跡(Maxwell River Protected Archaeological Site)
  • ワルガタ・ミナ保護考古学遺跡(Wargata Mina Protected Archaeological Site)
  • マッコーリー・ハーバー歴史遺跡(Macquarie Harbour Historic Site)

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core

1982年の時点でタスマニア原生地域は以下の基準を満たしたと見なされ自然遺産に登録された。

  • 自然遺産7、8、9、10

1989年に登録が拡大されたとき、以下の基準を満たしたと見なされ文化遺産にも登録された。

  • 文化遺産3、4、6

クレイドル山=セント・クレア湖国立公園

  • 入園料は210円、ダフ湖やクレイター湖など3000の湖が存在し、免許取得によりニジマスブラウントラウトを釣る事が可能となる。水中にはマウンテン・シュリンプ、クライミング・ギャラクシーが生息する。
  • 動植物は持ち帰り禁止であり、植物は湿地を好むパンダニ、タスマニア・ライス・フラワー、レモンタイム、フェアリーズ・エプロン、マウンテンベリーが存在する。
  • 動物はワラビーハリモグラポッサムタスマニアデビルが生息する。
  • トレッキングコースの「オーバーランドトラック」は全長80kmである。