タタールスタン共和国
タタールスタン共和国(タタールスタンきょうわこく、タタルスタンとも、タタール語キリル文字:Татарстан Республикасы、ラテン文字:Tatarstan Respublikası、ロシア語:Республика Татарстан)は、ロシア連邦地域管轄区分のひとつ沿ヴォルガ連邦管区の中央に位置する共和国である。公用語はロシア語とタタール語。ソ連時代に自治共和国であったものが、ロシア連邦成立に伴い共和国に格上げされた。1992年には主権宣言を行った。
概要
地理
タタールスタンは東ヨーロッパ平原に位置する。キーロフ州、ウドムルト共和国、バシコルトスタン共和国、オレンブルク州、サマラ州、ウリヤノフスク州、チュヴァシ共和国、マリ・エル共和国と隣り合う。
歴史
テンプレート:Main テンプレート:節stub 古くはフィン・ウゴル系のアナニノ文化(紀元前8世紀-紀元前3世紀)があったことで知られる。紀元前4世紀頃からインド・ヨーロッパ語族を話すスキタイ系のİmänkiskä cultureとなった。
ブルガール・カガン国があったが、モンゴルのヴォルガ・ブルガール侵攻でモンゴル帝国に滅ぼされ、ジョチ・ウルスに編入された。ジョチ・ウルスが分裂するとカザン・ハン国として独立したが、1552年のテンプレート:仮リンクで滅亡し、ロシア帝国に併合され、1708年からカザン県となった。
1990年8月、主権宣言し、共和国への昇格を宣言した。ソ連が崩壊してCIS(独立国家共同体)が成立すると加盟する意思を宣言したが実現しなかった。ロシアは1992年3月末に、国内の共和国や州などと権限分割条約(連邦条約)を結んだが、この直前にタタルスタンは国民投票を行い、ロシアと対等な関係であると決め、条約への参加を拒否した。この後もロシアとの紆余曲折があったが、1994年2月、権限分割条約が結ばれた。国際的に高い評価を受けた。
標準時
この地域は、モスクワ時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+4時間で、夏時間はない。(2011年3月までは、標準時がUTC+3で夏時間がUTC+4であった)
参考文献
関連項目
外部リンク
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