どーんと鹿児島
『どーんと鹿児島』(どーんとかごしま)は、南日本放送 (MBC) で毎週水曜日の19時から19時55分 (JST) に放送されているローカルテレビ番組。通称「どんかご」。ハイビジョン制作だが、内容によっては実施されないこともある。
概要
1984年10月9日にスタート。2013年10月で放送開始から30年目に突入した長寿番組である。放送開始当時は火曜日の22時から54分間の放送だったが、その後、TBS系列のローカル枠移動に伴い、火曜日19時台、20時台、木曜日19時台、水曜日20時台を経て、2010年4月に水曜日19時台へ移動し、現在に至る。
鹿児島県内の生活情報、旅、グルメ、事件・事故などの報道、スポーツドキュメントなど、「鹿児島」をテーマにした情報を幅広く取り上げ、たびたび高視聴率を記録している。基本的には全編VTR編成であるが、報道特番や放送回によってはスタジオ等から生放送する事もある。ドキュメンタリー作品では「絆〜エイズのある風景」(1996年5月7日放送)が第34回ギャラクシー賞テレビ部門選奨[1]、「やねだん〜人口300人、ボーナスが出る集落」(2007年11月22日放送)が第45回ギャラクシー賞テレビ部門選奨[2]、「それぞれのノーサイド」(2007年2月1日放送)が2007年の日本民間放送連盟賞の特別表彰部門 (青少年向け番組)で優秀賞[3]をそれぞれ受賞している。
過去
開始当初はMBC史上初となるゴールデンタイムの自社制作番組であり、数年間は模索状態が続いた。1984年10月9日の開始当初は藤原一彦・宮原悦子司会の生放送のクイズ・バラエティ番組であり、火曜日22時からの放送であった。1986年10月からはレギュラーゲストとして地元出身の落語家・桂竹丸が加わる。
1987年10月にTBSの「ネットの関係」で火曜日19時台に番組枠を移動。番組を視聴者参加型に改め、タレントの吉村明宏を司会に起用。1989年4月に司会を福地高子に交代。同年10月からの3か月間は原田伸郎が先生、一般視聴者が生徒という設定の「原田先生のかぼちゃ畑」として放送。1990年1月からは采野吉洋・山崎典子司会の「クイズどんかご」となった。
現在の様に全編VTR構成の番組となったのは1990年9月(または10月)[4]のことで、10月にはTBSの「ネットの関係」で再び番組枠が移動し、火曜日20時台の放送となった。その後も「ネットの関係」で番組枠は移動し、1999年4月以降は木曜日19時台、2009年4月以降は水曜日20時台、2010年4月以降は水曜日19時台の放送となっている。
備考
この時間枠はローカルセールス枠であることから一部のTBS系列の地方局では、ローカル番組や他系列の番販による番組に差し替えられている。なお、TBSの水曜19時台は『水トク!』が放送されている(MBCでは原則非ネット)。
毎週金曜日の24時40分から25時35分には、「金どん」のタイトルで再放送を行っている(本放送が木曜日の時代は「きのうのどんかご」)。
脚注
参考文献
- 南日本放送・編 『MBC50年の軌跡』 2004年、126-128頁。
関連項目
- ズバッと!鹿児島 - 10時台の情報番組。
- TEGE2 - どーんと鹿児島と同じく、ゴールデンタイムに編成されているローカル番組。生放送。
- MBCニューズナウ - 19時台に放送されていた時期の年末の放送では、MBCニューズナウと合同で1年間の鹿児島を振り返る。
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ 第34回ギャラクシー賞受賞作品
- ↑ 第45回ギャラクシー賞受賞作品
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 『MBC50年の軌跡』には9月・10月のどちらとも受け取れるかのような記述がある。