東レンネル
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テンプレート:Infobox 東レンネルはソロモン諸島のレンネル島の一部で、ユネスコの世界遺産リスト(自然遺産)に登録された。
概要
レンネル島はソロモン諸島の中でも一番南に位置する島で、世界でもっとも大きな珊瑚島である。ユネスコではその東部の37km²もの陸上および島から3海里を保護の対象としている。
レンネル島にあるテガノ湖は、島の面積の約2割を占める南太平洋最大の湖(汽水湖)で、その所有権は政府ではなく周辺住民のものであるとされている。
またこの地域は、年間4,000mm以上の降水量があるため、ほとんど濃霧に覆われている熱帯地域。レンネルオオコウモリやウミヘビ、マイマイなど特異な動物が数多く生息している。また植相も固有のランやタコノキが自生している。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/core
危機遺産
2013年に森林伐採などを理由として、危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リストに登録された[1]。なお、世界遺産登録に当たっては、保護法制の不備が指摘されていたが、当時のユネスコ事務局長松浦晃一郎は伝統的な枠組みで十分としてとりなして登録に至ったという経緯があった[2]。
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:SB-stub- ↑ List of World Heritage in Danger due to logging that is affecting the ecosystem of the Solomon Islands’ World Heritage site.(世界遺産センター、英語)
- ↑ 日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2010』p.23