「ドリーム盛岡 (らくちん) 号」の版間の差分
(2014.6.1版(-予定)。) |
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2014年6月7日 (土) 10:40時点における最新版
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(ドリームもりおか (らくちん) ごう)とは、東京都千代田区および豊島区と岩手県盛岡市を結ぶ夜行高速バスである。
全ての座席が指定のため、乗車には事前の予約が必要(JR各駅のみどりの窓口やローソンのLoppi、ファミリーマートのFamiポートからでも購入可能)。
運行開始当時は愛称がなかった(「東北道高速バス」と案内)が、パンフレットにらくちんと大書きされており、特にJRバス東北では「らくちん号」と案内していたこと、鉄道駅での乗車券発売にともなうマルス収納のため、やがて「らくちん号」が正式な愛称となった。その後2008年7月1日の出発便より「らくちん」が副名称化され、現在に至る。
目次
運行会社
現在の運行会社
- ジェイアールバス東北
- 岩手県交通
- 松園営業所(岩手ナンバー)
- 国際興業
- ※:多客期における増発便車両(貸切車タイプ)運用については国際興業観光バスが担当。
過去の運行会社
- ジェイアールバス関東(2014年2月28日をもって撤退)
運行経路
東京駅(乗車は八重洲南口、降車は日本橋口) - 池袋駅(東口) - 王子駅前 ※ ⇔ 盛岡駅(東口1番のりば) - 盛岡バスセンター(4番乗り場)
- ※同一都県内のみの利用はできない。
- ※池袋駅(東口)は、盛岡行は「池袋三越裏」(東口9番乗り場)からの乗車となり、東京行は「池袋駅東口降車場(ビックカメラパソコン館前)」での降車となる。
- ※「ドリーム盛岡3号」は王子駅前を経由しない。
- ※以前運行されていた「ドリーム盛岡(らくちん)81号」盛岡行(季節運行便)は「池袋三越裏」バス停を経由しなかった(2009年2月1日出発便より。2007年12月21日~2009年1月31日までは3号<毎日運行便>が池袋を経由しなかった)。
運行回数
- 夜行便1日2往復。
歴史
運行開始前
ノクターン号の成功を受け、岩手県交通と国際興業で本路線の構想が進められ、県交通は同じ地元事業者の岩手県北バスにも参入を打診し、県北バスはノクターン号で実績のある京浜急行電鉄(当時)をパートナーに参入をもくろんだが、そこへJRバス東北・関東(当時は分割前のJR東日本バス)が参入を希望し、採算が見込めなくなったことから県北、京急が撤退。4社体制での運行となった(後に、県北・京急は、品川 - 宮古間でビーム・1を新設した他、県北はフジエクスプレスをパートナーに、芝浦 - 久慈間で岩手きずな号を新設)。
東京側で池袋三越裏を経由し、盛岡側の発着地が盛岡バスセンターとなるのは、岩手県交通・国際興業が参入しているためである(盛岡バスセンターは岩手県交通の拠点であり、池袋は国際興業路線バス営業エリアである)。
運行開始後
- 1988年(昭和63年)7月21日 - 夜行1往復、昼行1往復で運行開始。
- 1990年(平成2年)12月20日 - 昼行便廃止。夜行のみとなる。
- 199x年 - 学割運賃を設定。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)12月21日 - この日の盛岡発車便より、東京駅の到着地が「日本橋口」に変更(ただし乗車についてはこれまで通り「八重洲南口」からの発車)。また、繁忙期の季節便(81・82号)が増便される。
- 2008年(平成20年)7月1日 - 「らくちん号」の名称が副名称化され「ドリーム盛岡 (らくちん)号」に改称し、運賃が東京・池袋ともに一本化。これにより東京側の乗降場所が異なる場合にも往復運賃が適用される。乗降場所が東京駅の場合は運賃値下げになるが、池袋の場合は運賃値上げになった。
- 2009年(平成21年)2月1日 - この日の出発便より、下り3号(毎日運行便)と81号(季節運行便)の運行時刻を入れ替え。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)10月9日 - この日の出発便より王子駅前に停車(下り3号を除く)。季節運行便(81・82号)の運行を終了[4]。
- 2014年(平成26年)
使用車両
現在は原則下記の車両を使用している。
- 国際興業 - いすゞ・ガーラSHD車、HD車。
- 岩手県交通 - いすゞ・ガーラSHD車、HD車、または日産ディーゼル(現:UDトラックス)・スペースウイングなどが使用される。
- JRバス東北 - 日野・セレガまたは三菱ふそう・エアロエースなどが使用される。
- 過去の使用車両
- JRバス関東 - 三菱ふそう・エアロキングダブルデッカー車またはボルボ・アステローペや三菱ふそう・エアロクィーンなどが使用されていた。
- ただし4社とも、多客期における貸切車両運用時の車種については上記のものとは限らない。
なお、1988年の運行開始当初は、4社とも専用車としていすゞ・スーパークルーザーを導入した。これは、スーパークルーザーが初めて夜行高速バスに使用された例でもある。
使用車両画像一覧
- JR-bus-Tohoku-H674-01416.jpg
ドリーム盛岡 (らくちん)号(JRバス東北)
- Kokusai-Kogyo-bus-Dream-Morioka.jpg
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(国際興業)
- Kokusaikogyo-820.JPG
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(国際興業)
- Iwatekenkotsu-Rakuchin-746.JPG
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(岩手県交通)
- Kokusaikogyo-kankobus 391 dream-morioka.jpg
国際興業観光バスによる多客期に伴う応援運用
- 過去の車両
- JRbus D674-01507.JPG
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(JRバス関東)ダブルデッカー車運用時の画像
- Jrbuskanto asterope U-B10M rakutin.jpg
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(JRバス関東)
- JR-bus-Kanto-Dream-Morioka-S674-01404.jpg
ドリーム盛岡 (らくちん) 号(JRバス関東)
利用状況
年度 | 運行日数 | 運行便数 | 年間輸送人員 | 1日平均人員 | 1便平均人員 |
2002(平成14)年度 | 365 | 2,002 | 43,613 | 119.5 | 21.8 |
2003(平成15)年度 | 366 | 1,998 | 45,510 | 124.3 | 22.8 |
2004(平成16)年度 | 365 | 1,961 | 46,697 | 127.9 | 23.8 |
2005(平成17)年度 | 365 | 2,047 | 47,349 | 129.7 | 23.1 |
2006(平成18)年度 | 365 | 2,352 | 52,906 | 144.9 | 22.5 |
2007(平成19)年度 | 366 | 2,433 | 55,411 | 151.4 | 22.8 |
その他
- 岩手県交通便、国際興業便は2人乗務。
- JRバス東北便、JRバス関東便はワンマン運行。JRバス東北便は福島西ICで乗務員交代のため停車する(下車できない)。
- JRバス関東便は白河西郷BSで乗務員交代し羽生PAと紫波SAで休憩をとっていた。
- トイレつきである。以前は備付のヘッドホンで音楽を聴くこともできた。
脚注
外部リンク
テンプレート:Sister 運行時刻・運賃・乗車券販売箇所などの詳細については以下のサイトを参照されたい。
テンプレート:ドリーム号- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ 国際興業バス「こくさいばすどっとこむ」:ドリーム盛岡(らくちん)号 路線案内ページ(2011年3月22日閲覧)
- ↑ 2012.10.-9(高速)〔ドリーム盛岡(らくちん)号〕「王子駅(JR高速バス)」に新規停車!(こくさいばすどっとこむ ダイヤ改正情報・運行変更等のおしらせ 2012年9月6日)
- ↑ 【運賃改定】 6/1 ドリーム盛岡号 運賃が新しくなり平日がおトクに!(ジェイアールバス東北 2014年5月8日閲覧)
- ↑ 【お知らせ】6/1 〔ドリーム盛岡号〕運賃体系変更について(2014年4月28日 国際興業バス 2014年6月7日閲覧)