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	<title>悪魔 - 版の履歴</title>
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		<title>218.185.152.172: /* 関連項目 */</title>
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		<updated>2014-08-24T07:41:20Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;&lt;span class=&quot;autocomment&quot;&gt;関連項目&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;b&gt;新規ページ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;div&gt;{{複数の問題&lt;br /&gt;
|観点=2010年4月&lt;br /&gt;
|出典の明記=2010年4月&lt;br /&gt;
|画像過剰=2011年8月|t=Wikipedia‐ノート:画像利用の方針&lt;br /&gt;
}}&lt;br /&gt;
{{Otheruses|宗教上の悪魔}}&lt;br /&gt;
[[ファイル:Gustave Dore Inferno34.jpg|thumb|right|300px|9層の地獄の最下層[[コキュートス]]にて凍るサタン（[[ダンテ・アリギエーリ|ダンテ]]『[[神曲]]』、[[ギュスターヴ・ドレ]]画）]]&lt;br /&gt;
[[File:The Torment of Saint Anthony (Michelangelo).jpg|thumb|right|300px|[[大アントニオス]]への誘惑]]&lt;br /&gt;
&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;悪魔&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;（あくま）は、特定の[[宗教]]文化に根ざした悪しき超自然的存在や、[[悪]]を象徴する超越的存在をあらわす言葉である&amp;lt;ref name=iwanami&amp;gt;[[中村元 (哲学者)|中村元]]、[[福永光司]]、[[田村芳朗]]、今野達、[[末木文美士]] 編 『岩波　仏教辞典　第二版』 [[岩波書店]]、2002年、p.6&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪魔は、[[仏教]]では仏道を邪魔する悪神を意味し、[[煩悩]]のことであるとも捉えられる&amp;lt;ref name=iwanami/&amp;gt;。[[キリスト教]]では[[サタン]]を指し、[[神]]を誹謗中傷し、人間を誘惑する存在とされる&amp;lt;ref&amp;gt;大貫隆、名取四郎、宮本久雄、百瀬文晃 編 『岩波キリスト教辞典』 岩波書店、2002年、pp.16-17&amp;lt;/ref&amp;gt;。サタン以外の西洋文化の悪霊（[[デーモン]]）も現代日本語では一般に悪魔と呼ばれたりする。[[イスラム教]]においては悪魔は[[シャイターン]]、[[イブリース]]と呼ばれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
宗教によっては神に敵対するものを指し、他宗教の神々への蔑称ともなる（[[悪魔#宗教史学による悪魔の沿革と近代の悪魔観|後述]]）。&amp;lt;!--数える際の[[助数詞]]は「人」「体」「匹」「柱」など。[[ソロモン72柱]]において「柱」と数えるのは[[神道]]における[[神 (神道)|神]]の数え方の転用である。--&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 日本語の悪魔 ==&lt;br /&gt;
漢語の「悪魔」は本来、漢訳仏典に由来する[[仏教]]語であるが、現代日本語では西洋のサタン、[[デビル]]、デーモンの訳語としても用いられている&amp;lt;ref&amp;gt;[[南條竹則]] 『悪魔学入門』 [[講談社]]、2010年、pp.20-21&amp;lt;/ref&amp;gt;。[[キリシタン]]によるキリスト教の悪魔の近世の翻訳例としては、[[芥川龍之介]]の「るしへる」に引用された17世紀のキリスト教論駁書『破提宇子』に「じゃぼ」（[[ポルトガル語]]の Diabo の音訳）、「悪魔」、「天狗」、「鬼物」といった言葉が見られる&amp;lt;ref&amp;gt;[http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card133.html]参照&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
仏教語としての悪魔はサンスクリット語[[マーラ]]（殺す者の意）の音訳「魔羅」「魔」と同義である。「[[魔]]」という漢字は、死者を指し超自然的なものを含意する意符「[[鬼#中国における「鬼」|鬼]]」と、マーラの音を表す音符「麻」とを組み合わせたものである。摩と書かれていたのを、梁の武帝[[蕭衍]]が魔に改めたとされる&amp;lt;ref&amp;gt;[[小学館]] 『佛教大事典』&amp;lt;/ref&amp;gt;。日本の[[民間信仰|民俗信仰]]では、災いをなす原因と想定されるモノを漠然と擬人的に「悪魔」と呼ぶようになった&amp;lt;ref&amp;gt;福田アジオ、新谷尚紀、湯川洋司、神田より子、中込睦子、渡邊欣雄 編 『精選　日本民俗辞典』 吉川弘文館、2006年、p.9 「悪魔」（池上良正 筆）&amp;lt;/ref&amp;gt;（[[通り悪魔]]も参照）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 西洋語の悪魔 ==&lt;br /&gt;
悪魔・魔王を指す西洋語の「デヴィル」 ({{lang-en-short|Devil}}, {{lang-de-short|Teufel}}) はヘブライ語のサタンのギリシア語訳[[ディアボロス]] ({{lang-grc-short|Διάβολος}}、{{lang-la-short|Diabolus}}) から派生した言葉であり、キリスト教の神に敵対する存在を指す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
悪魔とも悪霊とも和訳される西洋語の「デーモン」（フランス語読みで「デモン」とも）の語源は、ギリシア語の[[ダイモーン]]（{{lang-grc-short|δαίμων}}、ラテン翻字 daimon）である（デーモンを指す西洋諸語 {{lang-en-short|demon}}, {{lang-de-short|Dämon}} はギリシア語のダイモーンから派生した）。ダイモーンのラテン語綴り daemon はキリスト教的文脈においてほぼ悪霊・悪魔の意味で用いられている。英語でも daemon は demon と同様に {{IPA|diːmən}} と発音され、ギリシア神話のダイモーンの意味で用いられる場合もあるが、悪霊としての demon の別綴りとして用いられることもある&amp;lt;ref&amp;gt;『リーダーズ英和辞典』、『ジーニアス英和大辞典』など。&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
デヴィルとデーモンはいずれも、[[ラテン語]]で神を意味する[[デウス]] ({{lang|la|deus}}) と同様に、[[サンスクリット]]で[[神]]を意味する語である「デーヴァ」（{{lang|sa|देव}}、[[女性形]]は「デーヴィー」 {{lang|sa|देवी}}）と同じ[[印欧祖語]]の[[語根]] &amp;#039;&amp;#039;div&amp;#039;&amp;#039; （輝く）の派生であるという説もある&amp;lt;ref&amp;gt;フレッド・ゲティングズ 『悪魔の事典』 [[青土社]]&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
英語での悪魔の俗称「オールド・ニック Old Nick」は北欧神話の「オーディン Woden」に他ならないという説がある&amp;lt;ref&amp;gt;{{Cite book|和書|author=[[セイバイン・ベアリング＝グールド|S・ベアリング＝グールド]]著、今泉忠義・訳|year=1955|title=民俗学の話|publisher=角川文庫|pages=62p}}&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== キリスト教の悪魔 ==&lt;br /&gt;
{{出典の明記|section=1|date=2012年1月}}&lt;br /&gt;
=== 堕落の教理 ===&lt;br /&gt;
[[画像:City of God Manuscript.jpg|thumb| [[アウグスティヌス]] 『[[神の国]]』]]&lt;br /&gt;
[[教父]]たちは、かつては神に仕えた天使の罪について論じた&amp;lt;ref&amp;gt;[[稲垣良典]] 『天使論序説』 [[講談社学術文庫]]&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
キリスト教神学では、神に対して謀反を起こした堕天使（[[サタン]]）の手先である。神学では、人間を誘惑して堕落させ、[[カトリック教会]]を滅ぼそうとするものとされた。また、角、翼・蹄・尻尾などを持つ姿で表現されるほか、黒い影でも表現された。一方で、[[教化]]のため教会が利用した&amp;lt;ref&amp;gt;[監修]岡田温司『「聖書」と「神話」の象徴図鑑』ナツメ社　p166&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== キリスト教と異教 ===&lt;br /&gt;
ギリシア語の旧約および新約聖書では悪霊的存在がダイモーン（またはダイモニオン）と記されており、使徒[[パウロ]]、教父[[アウグスティヌス]]は、異教の神と悪魔を同一のものとして記述している。[[アウグスティヌス]]は『[[神の国]]』第10巻において、人を欺くダイモーンの危険性を指摘した[[ネオプラトニズム|新プラトン学派]]の哲学者[[テュロスのポルピュリオス|ポルピュリオス]]の不徹底を批判し、ダイモーンはすべて悪霊であって、異教の神々は悪霊が偽装したものであるとした&amp;lt;ref&amp;gt;田中雅志 『魔女の誕生と衰退』 三交社、2008年、pp.34-41&amp;lt;/ref&amp;gt;。{{要出典範囲|date=2012年1月|アウグスティヌスは、キリスト教徒はイエス・キリストの再臨によってやがて来る神の国に入れられるが、悪魔の国に属する[[悪魔の子]]たちは地獄に落ちると教えている。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
11世紀の[[東ローマ帝国]]の知識人で宮廷の有力者でもあった[[ミカエル・プセルロス]]は[[悪魔学]]の著作を遺している (Greenfield, &amp;#039;&amp;#039;Traditions of Belief in Late Byzantine Demonology&amp;#039;&amp;#039; を参照)。新プラトン主義的な発想や民俗的デーモン観を取り入れたプセルロスの鬼神論は、[[東方正教会]]の中心地であった[[コンスタンティノポリス]]で重んじられたほか、ラテン語訳されてルネサンス期に西方教会の領域にも広まった&amp;lt;ref&amp;gt;[[ジェフリー・バートン・ラッセル|J・B・ラッセル]] 『ルシファー　中世の悪魔』 野村美紀子訳、教文館、1989年、p.32&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[File:Jheronimus_Bosch_001.jpg|thumb|right|300px|[[大アントニオス]]への誘惑]]&lt;br /&gt;
&amp;lt;!--=== カトリック教会 ===&lt;br /&gt;
[[ファイル:GiottoArezzo.jpg|266px|right|thumb|悪魔に命じる[[アッシジのフランチェスコ]]]]&lt;br /&gt;
[[ファイル:Guido Reni 031.jpg|right|250px|thumb|悪魔を踏みつけるミカエル]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== プロテスタント ===&lt;br /&gt;
[[Image:Tholuck.JPG|130px|thumb|left|[[キリスト教綱要]]]]&lt;br /&gt;
[[Image:Luther&amp;#039;s Ein Feste Burg Japanese.JPG|260px|thumb|right|[[神はわがやぐら]] 『讃美歌』1903年]]--&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== エクソシズム ===&lt;br /&gt;
{{要出典範囲|date=2012年1月|[[カトリック教会]]における[[悪魔憑き]]は、外から語りかけることによって始まり、体内に入り、体を乗っ取る「[[憑依]]」によって完成する。悪魔を払う儀式としては[[カトリック教会のエクソシスム|カトリック教会のエクソシズム]]がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
* 外から語りかける段階…電気製品から、「私を助けて」という子供の声などで話しかける。&lt;br /&gt;
* 憑依する段階…呼吸音・骨のきしむ音・腸をごろごろ鳴らせる音で語りかけてくる。&lt;br /&gt;
* 憑依後…本人の意思とは関係なく、口から完璧な言葉を話し、人に望む行動をとらせるよう働く。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これらの症状は、現代[[医学]]の観点からは[[精神疾患]]とも考えられるので、医学的見地に従うのがよい（考えられる疾患については、[[悪魔憑き]]の項に詳しい）。悪魔観が比較的強い宗教であるローマ・カトリック教会でも、現代では[[エクソシスト]]による[[悪魔払い]]の儀式に慎重であり、まずは医師の判断を実行する。一部の悪魔憑きは、[[トゥレット障害]]や[[解離性同一性障害]]が原因であることが確認されている。悪魔祓いのために起こる障害事件や死亡事件も起きており、[[アンネリーゼ・ミシェル]]もその一人ではないかとされている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[聖霊派]]などの現代の[[プロテスタント]]教会では、[[エクソシスム|エクソシズム]]に関連するものとして[[悪霊追い出し]]がある。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== ファティマの聖母による地獄と悪魔 ===&lt;br /&gt;
{{要出典範囲|date=2012年1月|21世紀初頭、[[ヨハネ・パウロ2世 (ローマ教皇)|ヨハネ・パウロ2世]]は、「[[ファティマの聖母]]の言葉は、悪魔の罠に陥らないよう、改心を求めて私達の人間性に訴え掛けている」と述べ、[[戦争]]・[[民族浄化]]・[[麻薬]]汚染・[[中絶]]など惨事が悪の犠牲者を多く生み出していること、善と悪の戦いは（20世紀だけのものではなく）今日も続いていることから、社会は破壊を免れるために伝統的な価値観に立ち戻る必要がある、と述べている。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== イスラムの悪魔 ==&lt;br /&gt;
[[イスラーム]]の文化においては悪魔はアラビア語で「[[シャイターン]]」という。これはイスラム教以前からあったアラブ人の言葉であるアラビア語に由来するが、[[ムハンマド]]がユダヤ教やキリスト教の影響下でヘブライ語のサタンに関連付けた&amp;lt;ref&amp;gt;J・B・ラッセル 『ルシファー　中世の悪魔』 野村美紀子訳、教文館、1989年、p.52&amp;lt;/ref&amp;gt;。その頭目は堕天使イブリース（キリスト教のルキフェルに相当）であるが、キリスト教とは違い、それ以外の悪魔はたんなる人に悪さをする[[ジン (アラブ)|ジン]]（[[精霊]]）にすぎない（[[イブリース]]を参照）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== グノーシス派の悪魔 ==&lt;br /&gt;
[[グノーシス主義]]では、[[旧約聖書]]の創造神[[ヤハウェ]]がこの世の悪しき支配者とみなされ、悪魔化された&amp;lt;ref&amp;gt;大貫隆、名取四郎、宮本久雄、百瀬文晃 編 『岩波キリスト教辞典』 岩波書店、2002年、p.17 「悪魔」（[[大貫隆]]筆）&amp;lt;/ref&amp;gt;。それ以下の偽りの神や悪霊的存在とみなされたものは[[アルコーン]]と呼ばれた（[[デーミウルゴス]]、[[ヤルダバオート]]、[[アルコーン]]を参照）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 仏教およびインドの悪魔 ==&lt;br /&gt;
仏教の悪魔を表す[[サンスクリット]]語の[[マーラ]] (Māra) は[[阿含経]]『[[相応部]]』の「悪魔相応」（マーラ・サンユッタ）に書かれている&amp;lt;ref&amp;gt;[[誠信書房]] 『新佛教辞典』&amp;lt;/ref&amp;gt;。この語が魔羅、悪魔などと漢訳される。仏典にみられる悪魔の名称には[[天魔]]、[[波旬]]（パーピーヤス）、魔羅（[[マーラ]]）、パーピマンなどがある。この他、[[インド神話]]や仏教の万神殿には[[ナムチ]]、[[アスラ]]（[[阿修羅]]）、ヤクシャ（[[夜叉]]）、ラークシャサ（[[羅刹天|羅刹]]）といった悪神や悪鬼的存在がいる（詳細は各項目を参照）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 神話や民間信仰における悪魔 ==&lt;br /&gt;
{{出典の明記|section=1|date=2012年1月}}&lt;br /&gt;
各地の[[神話]]や[[民間信仰|土俗信仰]]等においては、人を傷つけ、あるいは悪い感情を誘発するなど、人を不幸にするような神秘的力を持つものが語られる例は珍しくない。それが人格を持って語られる場合、それは悪魔的なものとなる。翻訳する際には悪魔とされることもあり得る。[[カレワラ]]のヒーシなどはこれに当たる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それらは悪意を持って人を傷つけるだけでなく、場合によってはいたずらが予想外な事態を引き起こし、巡り巡って新たなものの誕生などにつながる。そのようなものを[[トリックスター]]という。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 宗教史学による悪魔の沿革と近代の悪魔観 ==&lt;br /&gt;
[[一神教]]の文化に根ざした西洋の悪魔は、大文字の〈悪魔〉（英語の the Devil）と小文字の複数の悪魔（英語の devils）とに区別される&amp;lt;ref&amp;gt;[[ルーサー・リンク]] 『悪魔』 高山宏訳、研究社出版、1995年、p18&amp;lt;/ref&amp;gt;。後者のような悪霊ないし悪鬼的存在（英語の demons）は多くの宗教伝統の中に見出されるが、前者のような単独の〈悪魔〉の観念をもつ宗教は限られている。悪魔の概念史の研究で知られる[[ジェフリー・バートン・ラッセル]]は、〈悪〉の人格化としての単独の〈悪魔〉の概念は[[ゾロアスター教]]、古代[[ユダヤ教]]、キリスト教、イスラム教の4宗教に特有のものであると論じている&amp;lt;ref&amp;gt;J・B・ラッセル 『悪魔の系譜』（新装版）、大瀧啓裕訳、青土社、2002年、p16&amp;lt;/ref&amp;gt;。ただし、[[一神教]]の立場から[[マニ教]]的二元論を回避しようとするキリスト教では、〈悪魔〉もまた神の被造物であって、完全に神から独立した存在ではないとする捉え方が一般的である&amp;lt;ref&amp;gt;A・リチャードソン、J・ボーデン編 『キリスト教神学事典』 古屋安雄監修、佐柳文男訳、教文館、2005年、p25&amp;lt;/ref&amp;gt;。厳格な一神教であるイスラム教では、悪魔は神の特別な許可に拠って活動するのであって、神の計画の一部であるとされる&amp;lt;ref&amp;gt;J・B・ラッセル 『ルシファー　中世の悪魔』 野村美紀子訳、教文館、1989年、pp.51-52&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
〈悪魔〉（[[ギリシア語]]：{{llang|grc|διάβολος|ディアボロス}}＝中傷者、告発者&amp;lt;ref&amp;gt;[http://www.britannica.com/eb/article-9030155 &amp;quot;devil&amp;quot;, &amp;#039;&amp;#039;Encyclopædia Britannica&amp;#039;&amp;#039;. 2007. Encyclopædia Britannica Online. 29 June 2007.]&amp;lt;/ref&amp;gt;）は、多くの宗教と文化において、悪の擬人化にして神および人間の敵であるところの、力ある超自然的存在であると信ぜられている。〈悪魔〉は一般に[[異端|異端者]]や異教徒などの不信心者に関連づけられる。その他の多くの宗教にもキリスト教の〈悪魔〉に類似したトリックスターないし誘惑者がある。〈悪魔〉についての近代的な観念には、〈悪魔〉は人間の下等な本性や罪深さを象徴しているとする考え方もある。[[信仰の危機]]、[[個人主義]]、[[自由意志]]、智慧、啓蒙などを象徴する[[寓意]]とみなされることもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== アブラハムの宗教の悪魔 ===&lt;br /&gt;
{{出典の明記|section=1|date=2012年1月}}&lt;br /&gt;
[[比較宗教学]]の宗教分類で並置されるユダヤ教、キリスト教、イスラム教（いわゆる[[アブラハムの宗教]]）は、さまざまな名で呼ばれる〈悪魔〉を、人間をそそのかして罪を犯させたり悪行をはたらいたりするひとりの反逆的な[[堕天使]]ないし[[デーモン]]（[[悪霊]]）とみなしてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アブラハムの宗教における悪魔は元来、神とその使いを除く超越的な存在全てであった。[[唯一神教]]である[[ユダヤ教]]は、他宗教の神々を悪魔と称して否定した。その派生である[[キリスト教]]と[[イスラム教]]も同様であった。西方キリスト教世界における悪魔は、地中海世界で信仰されていた古代文明の神々が否定され悪魔とされたものが多く、[[バアル]]神や[[モレク]]神などは代表的なものである（これらの神格は[[ユダヤ教]]の時点で「魔神」シェディムであるとされていた）。&lt;br /&gt;
ただし、唯一神以外の神々が全て悪魔とされたわけではなく、キリスト教に取り込まれた例もある。その代表例は、かっては[[新バビロニア]]地域の神々、あるいは神の諸側面を表象する存在であった[[ミカエル]]や[[ガブリエル]]である。ユダヤ民族のバビロン捕囚時代以降にペルシアの宗教（とくに[[ゾロアスター教]]のアムシャ・スプンタ）に影響を受けて、ユダヤ教に天使として取り入れられた。ミカエルやガブリエルは旧約聖書にも登場し、キリスト教では[[大天使]]として継承された。ヨーロッパ土着の神々が矮小化され[[妖精]]伝承となったこともあるらしい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人間に試練を与えるための神の道具であった[[サタン]]（試みる・誘惑する者）は[[旧約聖書]]において悪魔ではなく、人間の敵ではあっても神の僕であった。サタンは「大敵」と呼ばれ、異教の神とは区別された。&lt;br /&gt;
&amp;lt;!--異教の神々がサタンと結び付けられるのはキリスト教[[アタナシウス派]]の影響である。「[[イザヤ書]]」の記述にある「天より落ちた者」、[[ルキフェル]]はサタンと同一視されるようになり、サタンは神に敵対する者とされ、異教の神々は神に対して反乱を起こした天使であるとされるようになった。--&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 近代オカルティズムの悪魔論 ===&lt;br /&gt;
[[ダイアン・フォーチュン|ディオン・フォーチュン]]は、古代世界の際立った宗教の慈悲深い神と悪神のうち、悪神は悪魔とは呼ばれなかったと述べており、その悪神の例として[[ヒンズー教]]の[[シヴァ]]、[[カーリー]]、エジプトの宗教の[[セト]]、[[ベス]]、[[アペプ|テューポーン]]、[[ギリシア神話]]の[[プルートー]]、[[ヘカテー]]をあげている。また、神が悪魔を許容するのは、悪魔が宇宙の推圧遮断機であって、神々の清掃人だからであり、破壊的な力が魔神ではなく神として分類されている理由は、それが宇宙の法則による反作用であり、無秩序で乱れた力ではないからだ、と説明している&amp;lt;ref&amp;gt;[[ダイアン・フォーチュン]] 『心霊的自己防衛』 [[国書刊行会]] pp.90-91&amp;lt;/ref&amp;gt;。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 悪魔の姿形 ==&lt;br /&gt;
{{出典の明記|section=1|date=2012年1月}}&lt;br /&gt;
悪魔の姿を見た、という[[伝承]]は古来から様々な形で残るものの、信頼に足る映像記録などは現在のところ存在しない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
よくある類型的な悪魔像は、ある程度「人間に似た形」をし、肌が紺色、あるいは黒や赤色で、目は赤く、とがった耳を持ち、とがった歯を有する裂けた口を持ち、頭部には[[ヤギ]]のような角を生やし、とがった爪の付いた[[コウモリ]]のような[[翼]]に[[尻尾]]を持つ、といったもの。また、[[かかと]]がないことも重要な特徴とされる。絵に描かれた悪魔は、これらの特徴のほぼすべてを備えているものもあれば、一部のみを有するものもある（[[バフォメット]]（山羊頭の悪魔）の項目を参照）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高等な悪魔は外見が男性的であったり、女性的であっても実際は両性具有であるという説もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 比喩・強調としての「悪魔」 ==&lt;br /&gt;
{{出典の明記|section=1|date=2012年1月}}&lt;br /&gt;
悪魔という言葉は、残忍・非道でずる賢い[[人間]]の喩えとしても用いられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
社会[[正義]]や[[道徳]]を揶揄する存在という意味合いを持つ場合がある。『[[悪魔の辞典]]』、[[ドラえもんのひみつ道具 (ああ-あと)#悪魔のパスポート|悪魔のパスポート]]（『[[ドラえもん]]』の[[ひみつ道具]]）など。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
議論の方法として、あえて個々人の賛否について反対の立場から議題を眺め、批判や矛盾点を明らかにするという方法がある。このときの役割を担う人を[[悪魔の代弁者]]と呼ぶ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;!--&lt;br /&gt;
{{要出典|date=2012-4}}[[悪魔の証明]]もこの意味に近い。悪魔の証明とは、「あること」は一つの事例を挙げれば済むのに対し「ないこと」の証明は立証困難であることを利用して、ないことの立証をさせようとするものである。--&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;小悪魔&amp;#039;&amp;#039;&amp;#039;」という表現は、見せかけの可愛らしさと性的魅力とで男性を誘惑する女性を指すことがある。「悪魔のささやき」は常に甘美である。神に従うのは潔癖さや信仰への忠誠が求められるなど厳しい道であるが、悪魔に従うのは堕落であり、むしろこちらの方が魅力的な場合が多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
意外に見落とされがちではあるが、悪魔は人間ではない。神ではないが人間でもない。&amp;lt;!--即ち悪魔を自称する人間は神を自称する人間と等しく矮小である{{要出典|date=2012-4}}。--&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;!--常識を逸脱した技術や価値を有するものやそれを造り出した人間に対して「悪魔に魂を売った」という比喩が用いられることがある。{{要出典|date=2012-4}}--&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;lt;!--善悪の問題とは関係なく、単純に言葉の強さを深める修辞として悪魔という言葉を用いる場合もある。{{要出典|date=2012-4}}--&amp;gt;[[タバスコ]]の400倍の辛さを誇る激辛ソースは悪魔の血 (Satan&amp;#039;s Blood)、[[ハバネロ]]を用いている同じく激辛ソースは悪魔の復讐 (Devil&amp;#039;s revenge) と呼ばれている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 音楽 ===&lt;br /&gt;
[[File:Trillo del diavolo.png|thumb|right|320px|[[悪魔のトリル]]&amp;quot;Trillo del Diavolo&amp;quot; da Pietro Locatello: op. 3, Capriccio 16, bars 59-66]]&lt;br /&gt;
[[楽器]]の速弾きによる[[超絶技巧]]は往々にして悪魔に結びつけられる。[[神業]]でもあるのだが、音楽においては神のそれはゆったりしたものとの定見がある。遅い[[テンポ]]で美しい旋律が流れる音楽は「天国的」といわれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、[[モーツァルト]]の音楽は悪魔が書かせたもの、との言葉がある。音楽美において、[[アポロン]]的美と[[ディオニューソス]]的美を対立させる考えがあり、モーツァルトのそれは後者の代表とされるが、[[ギリシャ神話]]は[[多神教]]で悪魔の性質も神々が抱えており、中でも酒の神であるディオニューソスは集団的狂乱を呼び起こしたりと悪魔的な側面が強い。哲学者の[[ニーチェ]]はこのディオニーソス的な狂乱を美徳とし、ディオニーソス賛美の著書を記した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
西洋音楽においてはタルティーニの「[[悪魔のトリル]]」は悪魔の夢に触発されて書かれたというエピソードがあり、[[ブルース]]音楽においては四つ辻で悪魔と契約し魂を売ったという[[ロバート・ジョンソン]]のクロスロード伝説はつとに知られている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 科学の世界の悪魔 ===&lt;br /&gt;
[[ルネ・デカルト|デカルト]]が「[[我思う、ゆえに我あり]]」を導くために悪魔を仮定したことで知られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[ゲーテ]]の『[[ファウスト]]』で描かれるところの[[メフィストフェレス]]は「[[理性]]は持っているが[[悟性]]は持たない」ことになっている。{{要出典範囲|date=2012年1月|[[科学]]そのものも悪魔とは親和性がある。科学は積み重ねによって当たり前には人間の手の届かないところまで手を届かせてしまい、ありえそうにない現象をも扱ってしまう。しかもそこに絶対的な善悪を論じない、あるいはその判断が科学そのものからは生まれない。}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
科学の分野でも悪魔の存在を仮定する例がある。「[[ラプラスの悪魔]]」や「[[マクスウェルの悪魔]]」が有名で、いずれも[[パラドックス]]に関わっている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
近年でも、[[化学兵器]]とか[[核兵器]]など[[大量破壊兵器]]のようなものに関わる学者は「悪魔の科学者」といわれることがある。創作の中での[[マッドサイエンティスト]]はその例である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 出典 ==&lt;br /&gt;
{{脚注ヘルプ}}&lt;br /&gt;
{{Reflist}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
{{参照方法|section=1|date=2010年4月}}&lt;br /&gt;
*『新カトリック大事典』 研究社&lt;br /&gt;
*山北篤・佐藤俊之 監修 『悪魔事典』 新紀元社。ISBN 4-88317-353-4。&lt;br /&gt;
*[[フレッド・ゲティングズ]] 『悪魔の事典』 大瀧啓裕 訳、青土社。ISBN 4-7917-5185-X。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
{{Wiktionary|悪魔}}&lt;br /&gt;
{{wikiquote|悪魔}}&lt;br /&gt;
{{Commonscat|The Devil}}&lt;br /&gt;
*[[悪魔の一覧]]&lt;br /&gt;
*[[悪魔学]]&lt;br /&gt;
*[[悪魔の階級]]&lt;br /&gt;
*[[偶像崇拝]]&lt;br /&gt;
*[[七つの大罪]]&lt;br /&gt;
*[[サタニズム]]&lt;br /&gt;
*[[悪魔教会]]&lt;br /&gt;
*[[悪魔 (タロット)]]&lt;br /&gt;
===類義語・関連語彙===&lt;br /&gt;
*[[魔王]]&lt;br /&gt;
*[[魔神]]&lt;br /&gt;
*[[魔族]]&lt;br /&gt;
*[[反キリスト]]&lt;br /&gt;
*[[死神]]&lt;br /&gt;
*[[妖怪]]&lt;br /&gt;
*[[魔女]]&lt;br /&gt;
*[[サタン]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 外部リンク ==&lt;br /&gt;
*[http://ci.nii.ac.jp/naid/110004029392/ CiNii - ゲーテにおける「デモーニッシュなもの」についての覚書]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{DEFAULTSORT:あくま}}&lt;br /&gt;
[[Category:悪魔|*]]&lt;br /&gt;
[[Category:聖書の語句]]&lt;br /&gt;
[[Category:仏教用語]]&lt;/div&gt;</summary>
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