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{{Otheruses|コンピュータソフトウェアの{{PAGENAME}}|果実酒のワイン|ワイン}} {{Infobox Software | 名称 = Wine | ロゴ = [[Image:WINE-Logo.svg|48px|Wine logo]] | スクリーンショット = [[Image:Wine 1.3.7 on Ubuntu 10.10.png|300px]] | 説明文 = [[Ubuntu]] 10.10上の winecfg | 開発元 = [http://winehq.org/site/who Wine チーム] | frequently updated = yes <!-- バージョンを更新するときはこのページを編集せず、番号部分をクリックしてその先のテンプレートで番号と日付を更新してください --> | 対応OS = [[UNIX]]や[[Unix系]][[オペレーティングシステム|OS]] | 種別 = [[互換レイヤー]] | ライセンス = [[GNU Lesser General Public License]] | 公式サイト = http://winehq.org/ }} '''Wine''' (ワイン)は、[[オープンソース]]の [[Windows API]] 実装を通じて、主として[[x86]][[コンピュータ・アーキテクチャ|アーキテクチャ]]上の[[Unix系]][[オペレーティングシステム]] (OS) において[[Microsoft Windows|Windows]]用[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]をネイティブ動作させることを目標とする[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]群である。 [[X Window System]]を利用して、16ビット・32ビット・64ビットWindows向け[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]アプリケーションを動作させることができるほか、[[MS-DOS]]用アプリケーションも動作する。x86上の[[Linux]]環境を中心に開発されているので、[[Solaris]] 、[[FreeBSD]] 、[[OS X|Mac OS X]]など、他のOSにも移植されているが、それらの環境下では問題が発生する可能性は比較的高い。原理上、[[カーネル]]レベルの[[スレッド (コンピュータ)|スレッド]]に対応しているOSであることが必要である<ref>[http://www.winehq.org/site/docs/wine-faq/index#UNDER-WHAT-PLATFORMS-WILL-WINE-RUN Under what hardware platform(s) and operating system(s) will Wine(Lib) run?]</ref>。 名称は、もともとは[[頭字語]]であることを意識して、大文字でWINEと表記していたことがあったが、現在はWineと表記するのが正式である<ref>[http://wiki.winehq.org/FAQ#head-8b4fbbe473bd0d51d936bcf298f5b7f0e8d25f2e Why do some people write WINE and not Wine?]</ref>。"'''WIN'''dows '''E'''mulator" に由来すると説明されることもあるが、'''W'''ine '''I'''s '''N'''ot an '''E'''mulator に由来するという、一見してジョークとも取れる、前者とは矛盾する説明がなされることもあり、これは技術的理由による。詳しくは後述する。 ライセンスに[[GNU Lesser General Public License|LGPL]]を採用している<ref>[http://www.winehq.org/site/license Wine License]</ref>。[[フリーソフトウェア]]である。 かつては[[BSDライセンス]]を採用していた。 == 概要 == [[画像:Media Player Classic-6.4.8.3 on Wine.png|thumb|Wine 上の[[Media Player Classic]] バージョン 6.4.8.3]] Wine以外にLinux上でWindowsアプリケーションを動作させる方法としては、[[Xen (仮想化ソフトウェア)|Xen]]や[[VMware]]など、[[仮想機械|仮想マシン]]を構築するものが代表的である。Wineはそれらとは異なり、[[互換レイヤー]]として動作する。つまり、Windowsプログラムが要求する[[ダイナミックリンクライブラリ|DLL]]の代替品を供給し、また [[Windows NT系|Windows NT]][[カーネル]]の[[プロセス]]を再現することによって、Windowsプログラムをネイティブ動作させる。簡単に言えばWineは、Linux上でWindowsを動作させているのではなく、LinuxにWindowsと同じ挙動をさせているのである。したがってWineでWindowsプログラムを動作させる上では、Windowsのコピーもライセンスも必要ではない<ref>[http://www.winehq.org/site/docs/wine-faq/index#DO-I-NEED-TO-HAVE-A-DOS-PARTITION Do I need to have a DOS partition on my system to use Wine?]</ref>。ただし、Wineのエミュレーションライブラリが不完全な場合にはWindowsのDLLを利用することで解決できる場合がある<ref>[http://www.winehq.org/site/docs/wine-faq/index#MY-APP-DOESNT-WORK-WHAT-CAN-I-DO My program doesn't work, what can I do?]</ref>が、その場合にはWineを動作させるコンピュータにWindowsのコピーとライセンスが必要である。 ところで、Wineという名称は "'''W'''ine" '''I'''s '''N'''ot an '''E'''mulator を略した[[再帰的頭字語]]であるとも説明される<ref>[http://www.winehq.org/site/docs/wine-faq/index#IS-WINE-AN-EMULATOR Does Wine emulate a full computer?]</ref>。[[DOSBox]]やzsnesのような典型的なエミュレータと異なり、Wineは基本的にはCPUエミュレーションを行っていない。そのため通常この種のエミュレータに発生する、オリジナル環境と比べた著しいパフォーマンス低下がWineには見られない。このことを強調する開発者の立場から、そのような説明がなされる。実際、アプリケーションによってはWindows上より高速に動作することもあるという<ref>[http://www.winehq.org/site/docs/wine-faq/index#IS-WINE-AN-EMULATOR Does Wine emulate a full computer?]</ref>。同じく基本的にはCPUエミュレーションを行わない、x86上の仮想マシンにインストールしたWindows環境と比べても、そのような実行速度は優れたものである。しかし、その代償としてプロジェクト規模が巨大化したWineは、人的資源の不足のため本来実装されるべき機能が依然として完全には提供されていない<ref>[http://www.winehq.org/winapi_stats Win API Stats]</ref>。そのため再現性は仮想マシン上にインストールしたWindowsと比べて大きく劣る。高速化よりはむしろ再現性の向上を第一の目標として開発されている。 なお、ドライバはカーネルモードでの実行が必要であるため、 サポートされない。<ref>[http://wiki.winehq.org/FAQ#head-8021e00ae87d4fbfb607739af82bdb621b9d9366]</ref> Wineに含まれるWindows API実装はWinelibと呼ばれ、これを用いてWindowsプログラムのソースコードから[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]]ネイティブな[[バイナリ]]([[実行ファイル]]やDLL)を[[ビルド (ソフトウェア)|ビルド]]することも可能である。しかしながら、x86環境では付属するバイナリローダー(wineコマンド)から[[コンパイル]]済みバイナリを起動すればよく、実用上は実行速度にも大きな差はない。非x86環境でWindowsバイナリを実行するためには、[[QEMU]]などを[[CPU]][[エミュレータ]]として利用可能<ref>[http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/qemu-doc-ja.html#SEC49 Wine の起動]</ref>だが、低速である。 == 歴史 == [[サン・マイクロシステムズ]]の[[PWI]] (Public Windows Initiative) や[[Wabi]]<ref>[http://groups.google.com/group/comp.windows.x.i386unix/browse_thread/thread/88fbd87c0ae2e48f/5003eb8ed33ae522 Wine project status]</ref>(Windows API の[[パブリックドメイン]]ソフトウェアによる完全代替を目指したもの)の影響を受け、ボブ・アムスタッドとエリック・ヤングデイルによりWindowsアプリケーションを[[Linux]]上で動作させることを目的としてWineプロジェクトは[[1993年]]にネットニュース上で創始された<ref>[http://groups.google.com/group/comp.os.linux.misc/msg/daa52d28ff44919f WABI available on Linux or not]</ref>。当初は[[Microsoft Windows 3.x|Windows 3.1]]用(16 ビット)アプリケーションに主眼を置いたが、現在は 32ビット中心に開発されている。[[1994年]]以降はアレクサンダー・ジュリアードがプロジェクトリーダーを務めている<ref name="julliard" />。 プロジェクトは困難を極め、なかなか[[互換性]]が高まらなかった。特に [[1990年代]]は、日本語環境においてアプリケーションが思うように動かせない状況が続き、Wineのインストールや動作にもそれなりのスキルが必要とされていた。 Wineプロジェクトに着目した[[コーレル]]などの支援によって一時的に状況は好転したが、[[マイクロソフト]]のコーレルへの大規模投資が原因となって、この支援は中止された<ref>[http://www.linux.com/articles/21411 That's all folks: Corel leaves Open Source behind]</ref>。 現在はCodeWeaversがジュリアードらを雇っている<ref name="julliard">[http://www.codeweavers.com/about/people/alexandre/ People - Alexandre Julliard]</ref>。また、[[Google]]はLinux版[[Picasa]]でWineを利用し、Wineの開発を支援している<ref>[http://google-opensource.blogspot.com/2008/02/google-sponsors-wine-improvements.html Google Sponsors Wine Improvements]</ref>。 最初の[[ベータ版]]となったバージョン 0.9 は [[2005年]][[10月25日]]にリリースされ、最初のリリース候補版 (1.0-rc1) は [[2008年]][[5月9日]]にリリースされた。[[2008年]][[6月17日]]にはWine 1.0がリリースされた<ref>[http://wiki.winehq.org/WineReleasePlan Wine Release Plan]</ref>。[[2010年]][[5月21日]]Wine 1.2のリリース候補版 (1.2-rc1) がリリースされ<ref>[http://www.winehq.org/news/2010052101]</ref>、[[2010年]][[7月16日]]、Wine 1.2がリリースされた。<ref>[http://www.winehq.org/announce/1.2]</ref>2012年3月7日には、Wine 1.4がリリースされた。2014年5月現在のWineのバージョンは安定版1.6.2、[[ベータ版]]1.7.18である。なお、Wine1.8のリリースはバグ 17273<ref>[[http://bugs.winehq.org/show_bug.cgi?id=17273 Many apps and games need SetNamedPipeHandleState implementation (support for named pipe message mode)(FireFox+Flash, Win8/NET 4.x SDK/vcrun2012, WiX installers)]]</ref>が修正され次第発表される予定である。 == 対応アプリケーション == WineにおけるWindowsアプリケーションの動作状態は [http://appdb.winehq.org/index.php Wine アプリケーションデータベース (AppDB)] で調べることができる。Wine AppDBではWineユーザからの動作報告がデータベース化されており、アプリケーションが動作状況の良い順に "'''Platinum'''"、"'''Gold'''"、"'''Silver'''"、"'''Bronze'''"、"'''Garbage'''" で格付けされている<ref>[http://appdb.winehq.org/help/?sTopic=maintainer_ratings Maintainer Rating Definitions]</ref>。一般にWineのバージョン毎に格付けが変わる。 Wine 1.0で * [[Adobe Photoshop]] CS2体験版 * [[Microsoft PowerPoint]] Viewer 97と2003 * [[Microsoft Word]] Viewer 97と2003 * [[Microsoft Excel]] Viewer 97と2003 がリリース基準に使われた<ref>[http://wiki.winehq.org/WineReleaseCriteria Wine 1.0 Release Criteria]</ref>こともあり、Wine 1.0ではこれらのアプリケーションが問題なく動作すると報告されている<ref>[http://appdb.winehq.org/objectManager.php?sClass=application&iId=17 Wine AppDB - Photoshop]</ref><ref>[http://appdb.winehq.org/objectManager.php?sClass=application&iId=724 Wine AppDB - Powerpoint Viewer]</ref><ref>[http://appdb.winehq.org/objectManager.php?sClass=application&iId=202 Wine AppDB - Word Viewer]</ref><ref>[http://appdb.winehq.org/objectManager.php?sClass=application&iId=929 Wine AppDB - Excel Viewer]</ref>。 補足しておくと、Wineに[[Microsoft DirectX|DirectX]]のランタイムをインストールするのは非推奨である。これはDirectXが直接ハードウェアをコントロールすることがあるため、Windowsそのものが存在しているわけではないWine環境においては、CPUやGPUといったハードウェアを 破壊しかねない可能性があるためである。また、Wineが搭載しているDirectX 9のランタイムで大抵のアプリケーションは動く。 == 付属プログラム == Wineには''wine''コマンドを中心として様々なプログラムやツールが含まれている<ref>[http://wiki.winehq.org/ListofCommands ListofCommands]</ref>。 * wine - 一般に Wineがインストールされた環境でWindowsプログラムを起動するにはEXEファイルをダブルクリックすればよい。しかし、場合によっては[[デバッグ]]などの目的で[[コマンドラインインタプリタ|コマンドライン]]からプログラムを起動させたいことがある。wineはこのようなときに用いるコマンドで、引数にWindowsプログラムを指定する。 * Wine設定 (winecfg) - Wine全体の設定を[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]で行うためのプログラムである。 * Wine File (winefile) - [[Multiple Document Interface|MDI]] 型の[[ファイルマネージャ]]であり、[[Windows Explorer]] に対応する(見た目としては[[Microsoft Windows 3.x|Windows 3.x]]のファイルマネージャに近い)。コマンドラインから<code>wine explorer</code>と入力することでも起動する。 * Wine Application Uninstaller (uninstaller) - GUIでプログラムをアンインストールするためのツールであり、Windowsの「プログラムの変更と削除」に対応する。 * regedit - GUIで[[レジストリ]]を編集するためのプログラムであり、同名のWindows付属プログラムに対応する。 [[コマンドプロンプト]] (cmd)、[[メモ帳]] (notepad)、[[タスクマネージャ]] (taskmgr)、[[マインスイーパ]] (winemine) や[[ワードパッド]] (wordpad) [[コントロールパネル]] (control) なども含まれている。コマンドラインから起動する場合、cmd、taskmgr、wordpad、controlなど一部のプログラムについては、wineコマンドの引数としてプログラム名を指定して起動する。例えば、ワードパッドを起動するには[[仮想端末]]から $ wine wordpad と入力する。なお $ は [[Bash]] 等の[[シェル]]におけるプロンプトである。 その他にもWineは多くのツールを備えている。これらについては[[Wine Tools]]を参照。 == バージョンにおける変更 == 以下に最新版の変更履歴を表示する(英語) <ref>[http://www.winehq.org/]</ref> Wine 1.7.18 Released May 2, 2014 The Wine development release 1.7.18 is now available. What's new in this release: Improved OLE Accessible Object support. Window sizing improvements in the Mac driver. Fixes for various memory issues found by Valgrind. A few more MSHTML functions. Some DirectDraw cleanups. Various bug fixes. == ディレクトリ == Wineやアプリケーションの[[EXEフォーマット|EXE]]ファイルや[[レジストリ]]などは[[ホームディレクトリ]]内の.wineディレクトリ下に保存される。保存先は[[環境変数]]WINEPREFIXを設定することで変更できる<ref>[http://www.winehq.org/site/docs/wine wine の man ページ]</ref>。かつてWineの設定ファイルとしてconfigというファイルがあったが、[[2005年]]に廃止され<ref>[http://www.winehq.org/?issue=281#The%20config%20File%20Has%20Died! The config File Has Died!]</ref>現在は[[拡張子]]がregのファイルに設定が保存されるようになっている。 アプリケーションのデスクトップエントリファイルやアイコンなどはホームディレクトリ下の * .config/menus/applications-merged * .local/share/applications/wine * .local/share/desktop-directories * .local/share/icons にインストールされる<ref>[http://wiki.winehq.org/FAQ#head-9893ae50079ca7a959258f0bc9a17aaf2e69b391 How do I uninstall Windows applications?]</ref>。これらのディレクトリにインストールされるファイルは[[GNOME]]や[[KDE]]などでメニューに使われる。 == デバッグ == Wineは[[環境変数]]WINEDEBUGを使用することで、様々なデバッグが行える。<ref>[http://wiki.winehq.org/DebugChannels]</ref> 構文 $export WINEDEBUG=<nowiki>[ クラス ][+|-] チャンネル [,[ クラス2 ][+|-] チャンネル2 ]</nowiki> <nowiki>[ クラス ] </nowiki>にはwarn、err、fixme、traceのいずれかを指定する。また、<nowiki>[ +|- ]</nowiki>の指定によってチャンネルの入れるか入れないかを切り替える。 チャンネルにはrelay、dll、heap、allなどがある。詳しくは<ref>[http://wiki.winehq.org/DebugChannels]</ref>のList of Debug Channelsの章を参照。 例 $WINEDEBUG=warn+all,+relay 全ての警告メッセージを表示する。すべての中継メッセージを表示する。 この環境変数の指定によって特定のdllの関数がどのような引数で呼び出されているか、どこでどのような関数が完全に実装されていないかが分かる。 == Wineに似た他のプロジェクト == * CodeWeavers - アメリカの会社で、Windows向けのブラウザ用プラグインソフトを[[Linux]]上で動作させるCodeWeavers Pluginなどを開発・販売している。Wineベース。また、Windowsアプリケーションを動作させる[[CrossOver]] Linuxという製品や、Mac OS X上でWin32アプリケーションを動作させるCrossOver Macを出荷している。 * [[cedega]] - [http://www.transgaming.com/ TransGaming Technologies]のWineの改良版プロジェクト。 [[DirectX]]に対応しているのが特徴。主にWindows用ゲームを[[Linux]]上で動かすことを主目的にしている。 * [[ReactOS]] - [[Microsoft Windows NT|Windows NT]]とバイナリレベル・ドライバレベルでの互換性を確保することを目標とした、[[オープンソース]]プロジェクト。Wineとも協力して開発を進めている。 == Wine 用のツール == * [http://www.wine-doors.org/wordpress/ Wine-Doors] - [[GNOME]]デスクトップ用のアプリケーション管理ツールであり、Wineに機能を追加する。Wine-Doorsは [http://www.von-thadden.de/Joachim/WineTools/ WineTools] の代りとなるもので、WineToolsの機能を改善し、より現代的な設計アプローチのもとでWineToolsのアイディアを発展させることを狙いとしている。 * [http://winebot.sandbox.cz/tracker WineBot] - [[APT|apt]] / [[dpkg]] / [[RPM Package Manager|rpm]]のようなネイティブなLinux[[パッケージ管理システム|パッケージマネージャ]]と同様の方法で動作するようなアプリケーション管理ツールである。このプロジェクトの狙いは特定のアプリケーションをインストールするのに必要な[[ハッキング|ハック]]を追跡するための[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]]と、Wine プロジェクトの自動[[ソフトウェアテスト#回帰テスト(リグレッションテスト)|退行テスト]]の[[アプリケーションフレームワーク|フレームワーク]]を提供することに加え、Wine-Doorsとのデータ[[互換性]]をもたせることにある。 * [http://wiki.winehq.org/winetricks WineTricks] - Wineを正しく動作させるのに必要で基本的な[[ソフトウェアコンポーネント|コンポーネント]]をインストールするための[[スクリプト言語|スクリプト]]である。これを使えば[[QuickTime]]、[[Windows Media Player]]、 [[.NET Framework]]や[[DirectX]]の[[ランタイムライブラリ]]などが簡単にインストールできる。 * [http://www.tatanka.com.br/ IEs4Linux] - バージョン5から6までの[[Internet Explorer]] (IE) をインストールするための[[ユーティリティソフトウェア|ユーティリティ]]であり、まもなくIE7もサポートされる予定である。現在IE7の[[HTMLレンダリングエンジン|エンジン]]はユーザが選択したときにのみインストールされる([[ベータ版|ベータ]]段階)。ただしIEのライセンスの関係上、一部のバージョンのIEに関してWine上で使用することはライセンス違反となる可能性が高い<ref group="注釈">例えばIE6 [[拡張パック|Service Pack]] 1の[[ライセンス|EULA]]には「本OSコンポーネントは、該当するOS製品の既存の機能をアップデート、またはこれに追加もしくは代替するためにのみ提供されています。」という一文があり、Windowsのアップグレードとしてのみ使用できる。<!-- http://download.microsoft.com/download/win98SE/Update/5072/W98/EN-US/249973USA8.exeに含まれるIE6のライセンス文には無く、IEs4Linuxではこれを利用している --></ref>。また、それ以外のバージョンでもWindowsのライセンスが必須<ref group="注釈">例えばIE7の[[ライセンス|EULA]]には「お客様は、マイクロソフト Windows XP SP2 and Windows Server 2003 SP1 ソフトウェアの有効なライセンス取得済みの複製 (以下「本ソフトウェア」といいます) ごとに、本追加物の複製 1 部を使用できます。」という一文があり、Windowsのライセンスと同等とみなしている。</ref>である。 * [http://code.google.com/p/winelocale/ WineLocale] - Windowsプログラムの中には[[日本語]]や中国語、韓国語などで使われることのある非[[Unicode]]の[[文字コード]]のサポートを必要とするものがある。 WineLocaleはこのようなプログラムをWineで動作させるための拡張ユーティリティである。[[Ubuntu]]のフォーラムにこのツールを使うための[[文書|ドキュメント]]がいくつかある<ref>[http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=383628 HOWTO: CJK in Wine (Chinese, Japanese & Korean)]</ref>。 * [http://www.playonlinux.com/en PlayOnLinux] - Wineを使ってWindowsのゲームのインストールを簡単にするためのアプリケーション。特別な設定が必要なゲームに対して適用するスクリプトのオンライン[[データベース]]を使っている。ゲームがデータベースに無ければ、手動インストールもできる。ゲーム以外のプログラムもインストールでき、あるプログラムが他のプログラムに干渉することを避け隔離するため個々のプログラムは異なるコンテナ([[環境変数]]の WINEPREFIX)に置かれる。これは[[CrossOver Office]]のbottlesが動作する方法と同じである。 == Wineを利用しているソフトウェア == * [http://www.codeweavers.com/products/ CrossOver] - Intel Mac、Linux上でWindowsアプリケーションを利用するためのソフトウェア。あらかじめ動作を保証するアプリケーションを提示しており、そのアプリケーションに関してはドライバのインストールなどテクニカルな設定を行う必要が無い。場合によってはある程度テクニカルな設定を行う必要があるが、保証しないアプリケーションに関しても概ね動作する。多くのドライバを必要とするWindows専用のゲームソフトウェアをIntel Mac、Linux上で動かす事を主眼に据えたGamesバージョンも存在する。 * [http://mikuinstaller.sourceforge.jp/ MikuInstaller] - IntelベースのMacintoshにWindows用のDAWソフトである [[初音ミク]] をインストールするための環境パッケージ。Wineや[[CrossOver]]のソースコードの一部を利用している。 [[初音ミク]]をインストールするためのソフトと謳われているものの、書き換えなくても実行できるソフトがある可能性が示唆されておりまた同梱のWineを書き換えることで様々なアプリケーションをMacネイティブで実行できるともしている。なお、現在開発は中止されている。 * [http://fds-team.de/cms/articles/2013-08/pipelight-using-silverlight-in-linux-browsers.html Pipelight] - Wineを使い、[[Flash Player]]や[[Microsoft Silverlight]]などのWindows以外のOS向けのプラグインが提供されていないものを使用可能にするプロジェクト。 * [https://en.wikipedia.org/wiki/ReactOS ReactOS] - カーネルドライバーを除くWindowsシステムライブラリの実装に用いられる。 * [[VirtualBox]] - 一部のDirect3D操作にWineのソースコードを使用。 * [[Parallels_Desktop_for_Mac]] - DirectXの操作にWineのソースコードを使用。 == 参照 == [[Darling_(ソフトウェア) |Darling]] - Wineと同様にOSXのコードをオープンソース実装しようというプロジェクト。 == 脚注 == === 注釈 === {{reflist|group="注釈"}} === 出典 === {{reflist|2}} == 関連項目 == *[[Windows API]] *[[DirectX]] *[[ソフトウェア特許]] == 外部リンク == {{Portal|FLOSS|[[ファイル:FLOSS_logo.png|41px]]}} * [http://www.winehq.com/ Wine HQ] * [http://forum.winehq.org/ 公式 Wine フォーラム] * [http://appdb.winehq.org/ Wine アプリケーションデータベース] * [news://comp.emulators.ms-windows.wine Wine ニュースグループ]([http://groups.google.com/group/comp.emulators.ms-windows.wine Google ウェブインターフェイス]) * [http://wiki.winehq.org/AdobePhotoshop Running Adobe Photoshop on Wine] {{DEFAULTSORT:わいん}} [[Category:オープンソース]] [[Category:システムソフトウェア]] [[ml:വൈന് (സോഫ്റ്റ്വെയര്)]]
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