JR西日本683系電車のソースを表示

{{redirect|683系|かつて近畿日本鉄道で使用されていた予備特急車の683系電車|近鉄680系電車}}
{{鉄道車両
|車両名  = 683系電車 <br /> 共通事項
|社色    = 
|画像    = Kanazawa sta01ds4592.jpg
|pxl= 
|画像説明= 非貫通型先頭車
|unit   = self <!-- 単位手入力 -->
|編成=
|起動加速度=1.8 km/h/s
|営業最高速度=
|設計最高速度= 160 km/h
|減速度（通常）=4.6 km/h/s
|減速度（非常）=5.2 km/h/s
|編成定員    =
|全長=
|全幅=
|全高=
|車体材質=[[アルミニウム合金]]
|編成重量 =
|軌間     = 1,067 mm
|電気方式 = [[交流電化|交流]] 20,000V (60Hz) <br />[[直流電化|直流]] 1,500V<br />（[[架空電車線方式]]）
|駆動装置 = [[WN駆動方式|WNドライブ]]
|出力     =
|編成出力 =
|制御装置 = [[パルス幅変調|PWM]]コンバータ (WPC12) +PWM [[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]][[半導体素子|素子]][[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ]] (WPC11) <br />1C1M制御（[[静止形インバータ]]一体型）
|歯車比   = 1 : 5.22
|台車 = 軸梁式[[鉄道車両の台車史#ボルスタレス台車|ボルスタレス台車]]（[[蛇行動#ヨーダンパ|ヨーダンパ]]付）
|ブレーキ方式=[[回生ブレーキ|電力回生]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]<br />（[[直通ブレーキ|直通予備]]・[[抑速ブレーキ|抑速]]・耐雪ブレーキ付き）
|保安装置=[[自動列車停止装置#ATS-P形（デジタル伝送パターン形）|ATS-P]]・[[自動列車停止装置#ATS-S改良形（ATS-Sx形）|ATS-Sw]]<br />[[緊急列車停止装置|EB]]・[[緊急列車防護装置|TE]]装置
|メーカ= [[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]、[[近畿車輛]]、[[日立製作所]]、[[日本車輛製造]]（2000番台「[[しらさぎ (列車)|しらさぎ]]」用のみ）、[[新潟トランシス]]（北越急行所有の8000番台のぎ装を担当）
}}
'''683系電車'''（683けいでんしゃ）は、[[西日本旅客鉄道]]（JR西日本）と[[北越急行]]の[[交直流電車|交直流]][[特急形車両]]である。

== 概要 ==
北陸方面の特急列車で運用されていた[[国鉄485系電車|485系]]はリニューアル工事を施工するなど延命を行ったが、経年が30年前後と老朽化が進行していた<ref name="jrw_20020821">[http://web.archive.org/web/20030411062416/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/k020821.html#1 8月定例会見（「しらさぎ」「加越」への新車投入について）]（[[インターネット・アーカイブ]]） - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2002年8月21日</ref>。485系の置き換え用として製造されたのが本系列である。[[JR西日本681系電車|681系]]の後継車として[[2001年]]3月3日のダイヤ改正から運用を開始した。

製造メーカーは[[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]・[[近畿車輛]]・[[日立製作所]]・[[日本車輌製造]]・[[新潟トランシス]]である。

[[2011年]]4月1日時点でのJR西日本・北越急行両社の合計車両数は261両である<ref>ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2011夏』[[交通新聞社]]、2011年、p.402。ISBN 978-4-330-21211-1。</ref>。JRグループ発足後設計・製造された特急車両では、特急「[[あずさ (列車)|あずさ]]」などで運用される[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）[[JR東日本E257系電車|E257系]]の249両<ref>ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2011夏』交通新聞社、2011年、p.405。ISBN 978-4-330-21211-1。</ref>を凌いで最多となる。

車両単位での681系との混結はできないが、編成単位では681系との相互連結を可能とした。

製造時期や投入列車などにより番台区分がなされ、0番台、2000番台、4000番台、8000番台が存在する。

== 構造 ==
=== 車体 ===
[[ファイル:Kanazawa sta01ds4592.jpg|thumb|非貫通型先頭車]]
[[ファイル:Tsc683-4500.JPG|thumb|非貫通型先頭車（貫通扉は準備工事のみ）]]
[[ファイル:JRW series683-0 pantograph.jpg|thumb|下枠交差式パンタグラフ（0番台）]]
[[アルミニウム合金]]による中空トラス断面の[[ダブルスキン構造]]が採用されており、4000番台は、[[JR福知山線脱線事故]]後に製造されたため、オフセット衝突を考慮した車体強度の向上が行われている。

先頭車両の形状には編成間の移動を考慮した貫通型と非貫通型が存在するが、多客時の増結や他線への転用を考慮した結果、貫通型先頭車両の割合が増加しており、4000番台の両先頭車は貫通構造となっている（ただし、大阪方の先頭車であるクロ683形4500番台は準備工事）。

非貫通型先頭車は前面の[[前照灯]]・[[尾灯]]形状を変更し、[[連結器]]カバーを簡素化した。さらに、北越急行所有の8000番台は前照灯に[[ディスチャージヘッドランプ|HID]]を採用している。

また、681系と比較して屋根高さを60mm、床面高さを35mm下げ、さらなる低重心化が施された。曲線通過速度は681系と同様に半径400mのカーブの場合で最大本則+20[[キロメートル毎時|km/h]]の走行が可能である。
0・2000・8000番台のガラスは681系と同様のグレー色のUVカットガラスで、4000番台では緑色のUVカットガラスに変更されている。側面窓が連続窓構造の681系とは異なり独立窓になっているが、窓と窓の間を黒塗装で繋げることで連続窓の様に見せて681系と併結した時に違和感が出ないようにしている。

=== 主要機器 ===
[[動力車|電動車]]（M車）は直流電車相当の機器のみを搭載し、[[付随車]]（Tp車）に[[集電装置]]・[[変圧器]]・[[整流器]]などの[[交直流電車#交直流電車の構造|交直流対応装備]]が搭載されるというM-Tp（pは[[集電装置#パンタグラフ|パンタグラフ]]のp）[[動力車#ユニット方式|ユニット構成]]となっている。これにより、電動車は直流電車と機器の共通化が容易となり、保守上も特高圧機器と高低圧機器の混在によるトラブル防止のメリットがある。それに加えて、ユニットを組まない付随車（T車）を組み込むことで編成を構成している。ユニット間に付随車を挟んでM-T-Tpといった組成も可能となっている<ref>『鉄道ファン』2012年1月号、[[交友社]]、2011年、p.41</ref>。

M車には車両制御装置<ref>[[可変電圧可変周波数制御|主回路用インバータ]]（VVVF制御装置）と[[静止形インバータ|補助電源用インバータ]] (SIV) を一体化したもの</ref><ref>編成ごとに[[東芝]]製と[[三菱電機]]製の2種類が使用されている。</ref>と[[圧縮機|空気圧縮機]]を、Tp車には主変圧器、主整流器、集電装置を搭載する。

主変圧器 (WTM27) は走行風利用自冷式を採用し、1,200[[ボルト (単位)|kV]][[アンペア|A]]の容量を備える<ref>[http://www.mitsubishielectric.co.jp/society/traffic/syaryou/suisin/syuhenatuki/henatuki_seihin.html 車両システム・推進制御システム・主変圧器--製品紹介--] - 三菱電機車両システム</ref>。

主整流器 (WPC12) は、[[経済産業省|通商産業省]][[資源エネルギー庁]]によって示された「高圧又は特高圧で受電する需要家の[[高調波]]ガイドライン」に対応するために、自冷式[[パルス幅変調|PWM]]コンバータが採用されている<ref>『鉄道ファン』2001年5月号、[[交友社]]、2001年、p.59</ref>。

車両制御装置 (WPC11) は、[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]][[半導体素子|素子]]を使用した3レベル電圧形PWMインバータである。1基の装置中にインバータを5基（主回路部4基+補助電源部1基）搭載し、インバータ1基で1台の主電動機を制御する1C1M制御方式を採用している。補助電源部が故障した際には主回路用インバータを[[無停電電源装置|CVCF制御]]することで補助電源のバックアップとしている。

空気圧縮機 (WMH3096-WTC1500) は除湿装置と一体化した、低騒音型スクリュー式を搭載する。スクリュー式空気圧縮機は[[JR西日本223系電車#2000番台|223系2000番台]]以降や[[JR西日本285系電車|285系]]などでの採用実績がある。4000番台も同じスクリュー式であるが、装置自体は223系2000番台や[[JR西日本225系電車|225系]]で採用されているWMH3098-WRC1600に変更されている<ref>『鉄道ファン』2009年5月号 交友社 2009年 「新車ガイド JR西日本683系4000番台」 p.73</ref>。

集電装置 (WPS27C) は、681系と同一の[[集電装置#下枠交差型|下枠交差式]]パンタグラフである。4000番台は集電装置への着雪防止が考慮されたため[[集電装置#Z型・シングルアーム型|シングルアーム式]] (WPS28D) に変更された。

[[エア・コンディショナー|空調機器]]は、[[集中式冷房装置|集中式]]の WAU704B が1両あたり1基搭載される。冷凍能力は36,000[[カロリー|kcal]]/hであり、[[環境問題#「環境問題」への取り組み|環境対策]]から[[冷媒]]が[[フロン]]から3種混合ガスに変更されている。

[[デッドセクション]]通過時は[[操縦席|運転席]]の交直切替スイッチを操作することで主回路が切り替わる。車内[[照明]]は直流電源方式で、デッドセクション通過時には[[二次電池|蓄電池]]からの供給に切り替わるため、基本的に消灯しない。

==== 台車 ====
[[鉄道車両の台車|台車]]は、軸はり式の[[鉄道車両の台車史#ボルスタレス台車|ボルスタレス台車]]WDT301（電動台車）・WTR301（付随台車）である。乗り心地改善のために[[空気バネ|空気ばね]]中心間隔が30 [[ミリメートル|mm]]拡大されて1,980 mmとなり、床面高さの低下から、台車は側枠の形状を変更し[[枕バネ|枕ばね]]取り付け位置が20mm引き下げられた。WDT301 の基礎ブレーキ装置は[[踏面ブレーキ|踏面]]ユニット方式であり、681系で採用された[[ブレーキキャリパー|キャリパ]]式[[ディスクブレーキ]]方式に変更できるよう準備工事がなされている<ref>HDT301（8000番台）は160 km/h運転を行うため、681系同様のキャリパ式ディスクブレーキが落成時から採用されている。</ref>。これは、130 km/hを超える速度での運用を考慮していないためである。WTR301の基礎ブレーキ装置は、踏面ブレーキとディスクブレーキ（1軸2枚）の併用である。

=== 車内 ===
{{試聴|filename=Doormusic.ogg|title=<!--旧式-->ドアチャイム|description=683系<!--（4000番台以外）-->のドア開閉時に鳴動するチャイム|format=[[Ogg]]}}
編成中の付随車（3両に2両の割合）で[[列車便所|トイレ]]・[[洗面器#洗面台・洗面所|洗面所]]が設置され、そのうち編成中の1か所は[[車椅子]]に対応したものである。

客室両端には、3色[[発光ダイオード|LED]]式の[[車内案内表示装置]]が設置されており、4000番台は大型化されている。また、乗降扉には[[ドアチャイム]]が設置されている。音色は[[JR西日本223系電車|223系]]などと同一である。 [[デッキ]]と客室との仕切扉は自動ドアであるがタッチセンサ式とすることで混雑時の仕切扉の無駄な開閉が見直された。

[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]は通路を挟んで横2列+2列の4[[アブレスト]]で[[リクライニングシート]]が配置されており、肘掛内蔵テーブルや、シートバックテーブルが備えられている。[[座席#シートピッチ|シートピッチ]]は970mmで、座席[[モケット]]の色は、奇数号車はサーモンピンク、偶数号車はグレーブルーと分けられているが、4000番台では全車がブルーに統一され、腰掛の形状変更により乗り心地の向上が図られている。

[[グリーン車]]は通路を挟んで横2列+1列の3アブレストでリクライニングシートが配置されている。シートピッチは1,160mmで、肘掛内蔵テーブルやフットレストが備えられている。681系や[[新幹線500系電車|新幹線500系]]のグリーン席と同様に、背もたれ上部にヘッドレストが装備されているのが特徴である。

2000番台には、普通車の最前列・最後尾列の座席に[[携帯機器|モバイル]]用[[配線用差込接続器|コンセント]]が設置されており、4000番台はグリーン車の全席にも設置が拡大されている。

4000番台は[[携帯電話]]の普及により、[[列車電話|車内公衆電話]]は製造当初から設置されておらず、携帯電話の通話などに利用できるフリースペースを2・6・8号車に設置している。このスペースは当初喫煙ルームを予定していた<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』2009年8月号、[[鉄道ジャーナル社]]。</ref>が、製造中に[[在来線]]特急全面禁煙化の方針に転換したため、『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』『[[鉄道ピクトリアル]]』両誌に掲載された形式平面図では業務用室扱いとなっていた。その後、営業運転開始とともに、携帯電話の通話などに利用できるフリースペースとして機能することになった<ref>『鉄道ジャーナル』2009年9月号、鉄道ジャーナル社。</ref>。

<gallery>
ファイル:JRW 683-4000 greencar.jpg|グリーン車（4000番台）
ファイル:JRW series683-2000 greencar-inside.JPG|グリーン車（2000番台）
ファイル:JRW series683-2000 ordinarycar-inside-1.JPG|普通車（2000番台）
ファイル:JRW series683-2000 ordinarycar-inside-2.JPG|普通車（2000番台）
ファイル:JRW series683-4000 deck.jpg|4000番台デッキ部。右側がフリースペースの入口。
</gallery>

== 番台区分別概説 ==
=== 形式・編成 ===
大きく分けて、JR西日本所有で特急「[[サンダーバード (列車)|サンダーバード]]」で運用され485系[[サンダーバード (列車)|「雷鳥」「スーパー雷鳥」]]を置き換えた0番台と4000番台、同じくJR西日本所有で特急「[[しらさぎ (列車)|しらさぎ]]」で運用される2000番台、北越急行所有で特急「[[はくたか (列車)|はくたか]]」で運用される8000番台がある。ただし8000番台をのぞく電動車両には160km/h走行対応本工事がなされていないため、車両番号に1000が加算されている。

2000番台のみ編成の組成は逆向きでクロ682形を[[富山駅|富山]]・[[名古屋駅|名古屋]]寄りに連結しており、クロ682形はパンタグラフを装備するTpscになっている。基本編成はT編成からサハ（付随車）1両を抜いた5両編成となっている。4000番台は着席定員の増加を目的に9両固定編成へ変更された。

; クモハ683形 (Mc)
: 普通席を備える[[制御車|制御]]電動車。クハ682形・サハ682形とユニットを組んで使用される。富山・名古屋向き<ref name="formation">一部編成では逆向きとなる</ref>運転台、車椅子対応設備を備え、車両制御装置・電動空気圧縮機などが搭載されている。
:
; モハ683形 (M)
: 普通席を備える中間電動車。クロ682形・クハ682形・サハ682形とユニットを組んで使用されている。車両制御装置・電動空気圧縮機などが搭載されている。
:
; クロ683形 (Tsc)
: グリーン席を備える制御付随車。[[大阪駅|大阪]]向き運転台・トイレ・洗面所が備えられている。
:
; クロ682形 (Tpsc)
: グリーン席を備える制御付随車。モハ683形とユニットを組んで使用されている。富山・名古屋向き運転台・トイレ・洗面所・喫煙コーナー<ref>2009年の全面禁煙化後は[[灰皿]]を撤去し[[ロビーカー|フリースペース]]に変更。</ref>を備え、主変圧器・主整流装置・集電装置などが搭載されている。
:
; クハ683形 (T'c)
: 普通席を備える制御付随車。富山・名古屋向き運転台・トイレ・車椅子対応設備が備えられている。
:
; クハ682形 (Tpc)
: 普通席を備える制御付随車。クモハ683形・モハ683形とユニットを組んで使用されている。大阪向き<ref name="formation" />運転台・トイレ・洗面所を備え、主変圧器・主整流装置・集電装置などが搭載されている。
:
; サハ683形 (T)
: 普通席を備える中間付随車。トイレ・洗面所・[[車内販売]]準備室・車椅子対応設備・多目的室・[[自動販売機]]・業務用室・車掌室が備えられている。
:
; サハ682形 (Tp)
: 普通席を備える中間付随車。クモハ683形・モハ683形とユニットを組んで使用されている。トイレ・洗面所・公衆電話を備え、主変圧器・主整流装置・集電装置などが搭載されている。

{| class="wikitable" style="text-align: center; font-size:80%;"
|+ JR西日本
|style="background:#ccc;" colspan="10"|{{TrainDirection|大阪・米原|名古屋・富山・和倉温泉}}
|-
!rowspan="2"|0番台
|style="width:5em"|クロ683<br />-0
|style="width:5em"|サハ682<br />-0
|style="width:5em"|モハ683<br />-1000
|style="width:5em"|サハ683<br />-300
|style="width:5em"|サハ682<br />-0
|style="width:5em"|クモハ683<br />-1500
|colspan="3"|
|-
|style="width:5em"|クハ682<br />-500
|style="width:5em"|モハ683<br />-1300
|style="width:5em"|クハ683<br />-700
|colspan="6"|
|-
!rowspan="2"|2000番台<br />「しらさぎ」用
|style="width:5em"|クモハ683<br />-3500
|style="width:5em"|サハ683<br />-2500
|style="width:5em"|サハ682<br />-2200
|style="width:5em"|モハ683<br />-3400
|style="width:5em"|クロ682<br />-2000
|colspan="4"|
|-
|style="width:5em"|クモハ683<br />-3500
|style="width:5em"|サハ683<br />-2400
|style="width:5em"|クハ682<br />-2700
|colspan="6"|
|-
!2000番台<br />「サンダーバード」用
|style="width:5em"|クハ682<br />-2700
|style="width:5em"|サハ683<br />-2400
|style="width:5em"|クモハ683<br />-3500
|colspan="6"|
|-
!4000番台
|style="width:5em"|クロ683<br />-4500
|style="width:5em"|サハ682<br />-4300
|style="width:5em"|モハ683<br />-5400
|style="width:5em"|サハ682<br />-4400
|style="width:5em"|モハ683<br />-5000
|style="width:5em"|サハ683<br />-4700
|style="width:5em"|サハ683<br />-4800
|style="width:5em"|サハ682<br />-4300
|style="width:5em"|クモハ683<br />-5500
|}
{| class="wikitable" style="text-align: center; font-size:80%;"
|+ 北越急行
|style="background:#ccc;" colspan="7"|{{TrainDirection|越後湯沢・和倉温泉|金沢}}
|-
!rowspan="2"|8000番台
|style="width:5em"|クハ683<br />-8700
|style="width:5em"|モハ683<br />-8000
|style="width:5em"|クハ682<br />-8500
|colspan="3"|
|-
|style="width:5em"|クモハ683<br　/>-8700
|style="width:5em"|サハ682<br />-8000
|style="width:5em"|サハ683<br />-8000
|style="width:5em"|モハ683<br />-8300
|style="width:5em"|サハ682<br />-8000
|style="width:5em"|クロ683<br />-8000
|}
<gallery>
ファイル:JRW T'c683-706.jpg|クハ683（0番台）
ファイル:JRW M683-1306.jpg|モハ683（0番台）
ファイル:JRW Tpc683-706.jpg|クハ682（0番台）
ファイル:JRW_Mcs683-5501.jpg|クモハ683（4000番台）
ファイル:JRW Tp682-4301.jpg|サハ682（4000番台）
ファイル:JRW T683-4801.jpg|サハ683（4000番台）
ファイル:JRW M683-5001.jpg|モハ683（4000番台）
ファイル:JRW Tp682-4401.jpg|サハ682（4000番台）
ファイル:JRW M683-5401.jpg|モハ683（4000番台）
ファイル:JRW Tp682-4302.jpg|サハ682（4000番台）
ファイル:JRW Tpsc683-4501.jpg|クロ683（4000番台）
</gallery>

=== 0番台 ===
{{鉄道車両
|車両名  = JR西日本　0番台
|社色    = #0072bc
|画像    = JRWest-683-0-front.jpg
|pxl= 250px
|画像説明= 0番台（非貫通車）
|unit   = self <!-- 単位手入力 -->
|編成=基本編成：6両 ([[MT比|2M4T]])<br />付属編成：3両 ([[MT比|1M2T]])
|起動加速度=
|営業最高速度= 130 km/h
|設計最高速度=
|減速度（通常）=
|減速度（非常）=
|編成定員    = 536名 （9両編成時）
|全長=
|全幅=
|全高=
|編成重量 = 347.3t （9両編成時）
|軌間     = 
|電気方式 = 
|駆動装置 = 
|出力     = 245kW / 基 (WMT105)
|編成出力 =
|制御装置 = 
|歯車比   = 
|台車 = WDT301・WTR301
|ブレーキ方式=
|保安装置=
|メーカ= [[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]<br />[[近畿車輛]]<br />[[日立製作所]]
}}
特急「雷鳥」で使用している485系の置き換えを目的に製造された。車体側面には681系T編成と同様に '''THUNDERBIRD''' と表記した[[エンブレム]]を配している。色は{{Color|#808080|■}}グレーと{{Color|#0000ff|■}}ブルーと□ホワイトである。

[[2001年]]（平成13年）[[3月3日]]ダイヤ改正ですべての「スーパー雷鳥」を置き換えるために、2001年1月から2月にかけて基本編成4本（T21 - T24編成）、付属編成4本（T31 - T34編成）の36両が落成した<ref name="JRR 2011Sum 1">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2011夏』交通新聞社、2011年、p.145。ISBN 978-4-330-21211-1。</ref><ref>通常、車両の新製日時に関しては編成ごとに記されるものである。しかし、T21編成に関しては2001年1月9日に落成したが、1号車のクロ683-1のみ同年2月28日に落成となっている。これに関して、製造時のミスによりクロ683-1の落成が遅れたとの説があるが、真偽は不明である。</ref>。

JR西日本持ちの「はくたか」で運用していた485系8両編成2本を681系に置き換えるため、2001年12月から2002年2月にかけて基本編成2本（T25・T26編成）、付属編成2本（T35・T36編成）の18両が落成した<ref name="JRR 2011Sum 1" />。

後述する683系4000番台の増備により、全車両が2009年10月から2011年3月にかけて[[京都総合運転所]]（現：[[吹田総合車両所]]京都支所）に転出し<ref name="JRR 2010Sum 1">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2010夏』交通新聞社、2010年。pp.398 - 399。ISBN 978-4-330-14310-1。</ref><ref name="JRR 2011Sum 2">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2011夏』交通新聞社、2011年、p.359。ISBN 978-4-330-21211-1。</ref>、編成番号については基本編成がT21 - T26からW31 - W36に、付属編成がT31 - T36からV31 - V36に変更された。
{{-}}

=== 2000番台 ===
==== 「しらさぎ」用編成 ====
{{鉄道車両
|車両名  = JR西日本 2000番台
|社色    = #0072bc
|画像    = JRW 683 Series01.JPG
|pxl= 250px
|画像説明= 2000番台（基本編成）
|unit   = self <!-- 単位手入力 -->
|編成=基本編成：5両 ([[MT比|2M3T]])<br />付属編成：3両 ([[MT比|1M2T]])
|起動加速度=
|営業最高速度= 130 km/h
|設計最高速度=
|減速度（通常）=
|減速度（非常）=
|編成定員    = 466名 （8両編成時）
|全長=
|全幅=
|全高=
|編成重量 = 310.9t（8両編成時）
|軌間     =
|電気方式 =
|駆動装置 =
|出力     = 245kW / 基 (WMT105)
|編成出力 =
|制御装置 = 
|歯車比   =
|台車 = WDT301・WTR301 
|ブレーキ方式=
|保安装置=
|メーカ= [[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]<br />[[近畿車輛]]<br />[[日立製作所]]<br />[[日本車輌製造]]
}}
[[ファイル:JRW 683 Series02.JPG|thumb|2000番台（付属編成）]]
「しらさぎ」「加越」で使用していた485系の置き換えを目的に製造された。車体側面には[[白鷺]]の[[イラストレーション|イラスト]]を添えた '''SHIRASAGI''' のエンブレムを配している。投入当初はエンブレムの上部に小さく'''Shirasagi Kaetsu'''と表記した（登場時のパンフレットでも確認できる）が、「加越」の名称が消滅した2003年10月以降に消されている。

客室窓の下部の帯は「サンダーバード」用T編成の青一色と異なり上側が[[青]]、下側を[[オレンジ色]]とし「サンダーバード」用のものより若干帯が太い。オレンジ色のラインに関してJR西日本では「『サンダーバード』との誤乗車を防ぐために入れた。名古屋に直通するイメージを簡単にあらわしたものである<ref>JR東海のコーポレートカラーはオレンジ色である。</ref>」としている。これらのカラーパターンは先代の485系リニューアル車でも使われていた。

[[2003年]][[3月15日]]ダイヤ改正で[[名古屋駅]] - 富山駅間の「しらさぎ」4往復に投入するために、2002年11月から12月にかけて、基本編成4本（S01 - S04編成）、付属編成6本（S21 - S26編成）の38両が落成した<ref name="JRR 2011Sum 3">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2011夏』交通新聞社、2011年、p.116。ISBN 978-4-330-21211-1。</ref>。

同年[[6月1日]]に、485系で運転されていた残りの「しらさぎ」の4往復を本系列で置き換えるために、2003年4月から5月にかけて、基本編成4本（S05 - S08編成）、付属編成2本（S27・S28編成）の26両が落成した<ref name="JRR 2011Sum 3" />。

同年[[7月19日]]に、485系で運転されていた「加越」を本系列で置き換えるために、2003年6月から7月にかけて基本編成4本（S09 - S12編成）、付属編成1本（S29編成）の23両が落成した<ref name="JRR 2011Sum 3" />。

==== 「サンダーバード」用編成 ====
[[2005年]]（平成17年）に「サンダーバード」増結用に2000番台3両編成を4本(R10 - R13) の12両が製造された。方向転換（S編成とは向きが逆）を行ってT編成との整合性を取っている。また、車両番号はS編成からの連番になっている。全車が近畿車輛で製造されている。

ドア位置をS編成と同じにすることで、6号車（9号車）富山・和倉温泉寄りと7号車（10号車）大阪寄りでこれまで不便だった乗降をスムーズにしている。車体側面の帯色はT編成と同一である。
{{-}}

=== 4000番台 ===
{{鉄道車両
|車両名  = JR西日本 4000番台
|社色    = #0072bc
|画像    = JRW series683 Hoppo-Kamotsu.jpg
|pxl= 250px
|画像説明= 4000番台
|unit   = self <!-- 単位手入力 -->
|編成= 9両編成（[[MT比|3M6T]]）
|起動加速度=
|営業最高速度= 130 km/h
|設計最高速度=
|減速度（通常）=
|減速度（非常）=
|編成定員    = 546名
|全長=
|全幅=
|全高=
|編成重量 = 353.9t
|軌間     =
|電気方式 =
|駆動装置 =
|出力     = 255kW / 基 (WMT105A)
|編成出力 =
|制御装置 = 
|歯車比   =
|台車 = WDT301・WTR301
|ブレーキ方式=
|保安装置=
|メーカ= [[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]<!--鉄道ホビダスRMニュースで確認済--><br />[[近畿車輛]]
}}
老朽化の進む特急「雷鳥」で運用されていた485系を置き換えるために製造されたグループ。本系列の投入によって「雷鳥」が廃止された。この4000番台には0番台などには存在する流線型の非貫通の運転台の車両は製造されていない。また、大阪側の貫通路は準備工事の段階であり、扉が開く状態にはなっていない。また、683系内ではシングルアームパンタグラフを初搭載した。

第1編成は2008年12月に近畿車輛で落成し、同年[[12月14日]]に金沢まで[[車両輸送#甲種輸送|甲種車両輸送]]が実施され<ref>[http://railf.jp/news/2008/12/15/145600.html 683系4000番台，甲種輸送される] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2008年12月15日</ref>、金沢総合車両所に配置された。その後、2009年2月3日に公式試運転<ref>[http://railf.jp/news/2009/02/04/132700.html 683系4000番台が公式試運転を実施] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2009年2月4日</ref>、同年4月29日に富山駅・福井駅・金沢駅の順に車両見学会が行われた<ref>[http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1174198_799.html 特急「サンダーバード」の新製車両見学会の開催について] - 西日本旅客鉄道プレスリリース</ref>。

2009年6月1日のダイヤ改正で「サンダーバード」で営業運転を開始した<ref>[http://railf.jp/news/2009/06/02/140100.html 683系4000番台が営業運転を開始] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 2010年6月20日</ref>。2011年7月22日に最終編成が近畿車輛から出場したが、この編成は前面上部の前照灯が変更されている<ref>[http://railf.jp/news/2011/07/23/104300.html 683系4000番台が近畿車両から出場] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 2011年7月23日</ref>。
{{-}}

=== 8000番台 ===
{{鉄道車両
|車両名  = 北越急行 8000番台
|社色    = #E8204E
|画像    = 683-8000 hakutaka.jpg
|pxl= 250px
|画像説明= 8000番台（非貫通車）
|unit   = self <!-- 単位手入力 -->
|編成= 基本編成：6両 ([[MT比|2M4T]])<br />付属編成：3両 ([[MT比|1M2T]])
|起動加速度=
|営業最高速度=JR線内 130 km/h<br />
ほくほく線内 160 km/h
|設計最高速度=
|減速度（通常）=
|減速度（非常）=
|編成定員 = 536名
|全長=
|全幅=
|全高=
|編成重量 = 354.9t
|軌間     = 
|電気方式 = 
|駆動装置 =
|出力     = 245kW / 基 (WMT105)
|編成出力 =
|制御装置 = 
|歯車比   =
|台車 = HDT301・HTR301
|ブレーキ方式=
|保安装置=
|メーカ= 車体：[[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]<br />艤装：[[新潟トランシス]]
|備考=
}}
特急「はくたか」で使用していた東日本旅客鉄道（JR東日本）の[[国鉄485系電車#東日本旅客鉄道|485系3000番台]]での運用を置き換えるために製造したグループで北越急行が所有している。車両愛称は681系2000番台と同じ '''Snow Rabbit Express'''。[[ノックダウン生産]]であり、新潟トランシス（車体は川崎重工業）で製造され、[[2005年]]（平成17年）[[3月1日]]に営業運転を開始した。

書類上の所属は北越急行六日町運輸区であるが、保守整備は681系2000番台と同じくJR西日本に委託しており、金沢総合車両所で一括して整備している。付属編成の先頭車は0番台、2000番台と同様の貫通構造である。最高速度は160km/hで、683系では唯一160km/h運転を行う編成である。160km/h運転に対応するため、電動車では他番台で省略されていた681系電動車と同様のキャリパ式ディスクブレーキが復活した。

付属編成の乗降扉位置は既存編成との整合性を取るために変更せず、6号車と7号車の間には乗務員用の扉しかない。基本編成の3号車と4号車の間にも乗降扉は設けられておらず、屑物入れと[[自動販売機]]用のスペースになっている。

JR東日本の485系3000番台の運用を置き換えるにあたっては、JR東日本が新規に車両を開発・新造すること<ref>JR東日本在来線交流電化区間の[[商用電源周波数]]は50[[ヘルツ|Hz]]だが、[[北陸本線]][[梶屋敷駅]]以西に乗り入れるためには60Hz対応設備を要する。[[常磐線]]に配備されている特急車両の[[JR東日本E653系電車|E653系]]は、50/60Hz双方の電源周波数に対応する。</ref>もひとつの手段ではあった。しかし「はくたか」の運行区間のうち自社線内となるのは、[[直江津駅]] - [[犀潟駅]]間および[[六日町駅]] - [[越後湯沢駅]]間と非常に短いこと、[[北越急行ほくほく線|ほくほく線]]での最高160km/hの高速運転には車両側に高速性能や気密構造が要求されること、仮にJR東日本が車両を新造した場合、[[北陸新幹線]]開業後に他線区に転用することがほぼ確実であることなどに鑑み、新潟地区など他線区の置き換えと同時に新造したり、1編成だけ新造するのは不合理との判断がなされ、北越急行が置き換える車両を受け持つことになった。このことにより走行距離相殺のバランスが崩れ、ほくほく線内においてはJR東日本への車両使用料の支払いがなくなり、逆にJR東日本・西日本線の走行時には両社から北越急行への車両使用料の支払いが発生する。北越急行としては、北陸新幹線開業後の採算悪化に備え早めに収入を上げるという判断も働いた<ref>[http://www.hokuhoku.co.jp/hakase/4hakase/11-20/11.html 新たに「はくたか」仲間入りする特急車両(683系)について] - 北越急行</ref>。
{{-}}

== 車両配置と運用線区 ==
2012年4月1日の車両配置<ref>ジェー・アール・アール編『JR電車編成表 2012夏』交通新聞社、2012年。ISBN 978-4-330-28612-9。</ref>と運用線区は次の通り。

=== JR西日本 ===
==== 金沢総合車両所 ====
[[金沢総合車両所]]には、2000番台3両編成4本（R10 - R13編成）、4000番台9両編成12本（T41 - T52編成）、2000番台5両編成12本（S01 - S12編成）、2000番台3両編成9本（S21 - S29編成）の合計207両が配置されている。

S編成は特急「しらさぎ」で運用されている。[[米原駅]]発着は原則5両編成、名古屋駅発着は原則8両編成（基本5両+付属3両）であるが、多客期には最大11両編成（基本5両+付属3両+付属3両）で運転することもあり、米原駅で[[増解結]]を行う。また、「しらさぎ」3・12号については金沢駅で富山駅発着の基本編成5両と、和倉温泉駅発着の付属編成3両と増解結を行う。米原駅で増解結した編成の間合い運用を兼ね、米原駅発着となる下り53号・61号と上り54号・62号を中心に基本5両+付属3両の8両編成で運転される場合がある。このほか、[[東海道線 (名古屋地区)|東海道本線]]の[[ホームライナー|「ホームライナー大垣」「ホームライナー関ヶ原」]]にも使用している。また、金沢側にS編成の基本編成を、大阪側にT編成の基本編成を連結した11両編成で運転されたこともある。

T編成は特急「サンダーバード」の大阪駅 - 富山駅・[[魚津駅]]間で運転されているすべての定期列車で運用されている。多客期には12両編成で運転されることもある。2011年5月中旬頃からは従来の[[国鉄485系電車#489系|489系]]に代わって、特急「はくたか」の異常時代走にも運用されている<ref>[http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2011/07/jr6834000t52.html 683系4000番代T52編成　出場試運転] - 鉄道ホビダス [[ネコ・パブリッシング]] RMニュース 2011年7月27日</ref>。

R編成は波動用編成であり、681系T11編成と共用で「サンダーバード」の増結用や[[臨時列車]]・[[団体専用列車]]として運用されている。

==== 吹田総合車両所京都支所 ====
吹田総合車両所京都支所（旧：[[京都総合運転所]]）には、0番台6両編成6本（W31 - W36編成）、0番台3両編成6本（V31 - V36編成）の54両が配置されている。

同所所属の681系と共通運用で、特急「サンダーバード」8往復（大阪駅 - [[金沢駅]]・[[和倉温泉駅]]間）<ref name="JRR 2011Sum 1" />と「[[びわこエクスプレス]]」（大阪駅 - 米原駅）、「[[おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス]]」で運用されている。なお、「おはようエクスプレス」については福井駅→富山駅間の列車のみの運用である。「サンダーバード」のうち下り19・29・33・43号と上り8・12・20・32号の4往復は平日のみ6両編成、それ以外の列車は曜日に関係なく9両編成（基本6両+付属3両）で運転されている。

金沢所属時代の[[2003年]][[3月15日]]には[[小浜線]][[鉄道の電化|電化]]開業記念列車として小浜線にも乗り入れた<ref>{{PDFLink|[http://www6.plala.or.jp/jrcFukui/95.pdf わだちNo.95（2003年5月号）]}} - 鉄道友の会</ref>。

=== 北越急行 ===
[[ファイル:HokuetsuExpress683-8000-2.JPG|thumb|8000番台（貫通車）]]
六日町運輸区に6両編成1本 (N03) と3両編成1本 (N13) が配置されているが、車両の管理はJR西日本に委託しており、金沢総合車両所の681系「はくたか」用の編成と共通運用で、特急「はくたか」「おはようエクスプレス」（[[泊駅 (富山県)|泊駅]] → 金沢駅間）で運用されている。

また使用車両に関する問い合わせが多いことから、編成運用計画一覧が北越急行公式ウェブサイトで公開されている。付属編成は両側とも貫通構造になっているが、その構造を利用した12両編成での運用や付属編成2本を連結する運用は定期列車では存在しない。
{{-}}

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 参考文献 ==
* 「683系特急形交直流電車」 『鉄道ファン』2001年5月号（通巻481号）、p.58 - 64、交友社
* [http://pamph.jr-odekake.net/view_pamph20.php?ci=jrwest&pi=jrdata2013 『データで見るJR西日本』] - 西日本旅客鉄道、p.117

== 外部リンク ==
{{commonscat|JR West 683}}
* {{外部リンク/JR西日本車両案内|thunderbird|サンダーバード|681系・683系}}
* {{外部リンク/JR西日本車両案内|hakutaka|はくたか|681系・683系}}
* {{外部リンク/JR西日本車両案内|shirasagi|しらさぎ|683系}}
* [http://www.hokuhoku.co.jp/4hakutaka/ 特急「はくたか」] -　北越急行
* [http://www.khi.co.jp/rs/product/detail/pro_jrn683.html JR西日本683系特急形電車] - 川崎重工業 車両カンパニー
* [http://www.n-sharyo.co.jp/business/tetsudo/pages/jrw683.htm JR西日本683系2000代特急電車] - 日本車輌製造
* {{PDFlink|[http://www.kinkisharyo.co.jp/pdf/gihou/KSW16/KSW16_p55-57.pdf 近畿車輌技報 vol.16 4.683系4000番代電車]}} - 近畿車輛

{{JR西日本の車両リスト}}

{{DEFAULTSORT:JRにしにほん683けいてんしや}}
[[Category:西日本旅客鉄道の電車|683]]
[[Category:北越急行|車]]
[[Category:2001年製の鉄道車両|JRに電683]]
[[Category:川崎重工業製の電車]]
[[Category:近畿車輛製の電車]]
[[Category:日立製作所製の電車]]
[[Category:日本車輌製造製の電車]]
[[Category:新潟トランシス製の電車]]