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JR九州キハ72系気動車
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{{出典の明記|date=2012年10月|ソートキー=鉄}} {{鉄道車両 |車両名 = JR九州キハ72系気動車 |社色 = #FF0000 |画像 = JRK-Kiha72-Yufuin-Station 20110913.jpg |画像説明= 由布院駅に停車中のキハ72系気動車<br />(2011年9月13日) |最高速度= 120 |最大寸法= |車両質量= |車両定員= |駆動方式= 液体式 |変速段= |台車形式= 空気ばね式 |ブレーキ方式= 電気指令式 |保安装置= }} '''キハ72系気動車'''(キハ72けいきどうしゃ)は、[[九州旅客鉄道]](JR九州)の[[特急形車両|特急形]][[気動車]]。[[1999年]](平成11年)に登場した。 リゾート[[特別急行列車|特急]]「[[ゆふ (列車)|ゆふいんの森]]」用車両として登場。「ゆふいんの森II世」、「二代目ゆふいんの森」、「新ゆふいんの森」と称される。また、かつて同列車に使用していた[[国鉄キハ183系気動車#JR九州所属車(1000番台)|キハ183系1000番台]]が「ゆふいんの森II世」の通称とされていたことや、[[JR九州キハ71系気動車|キハ71系]]から数えて同列車に使用される3代目の車両であることから「ゆふいんの森III世」、「三代目ゆふいんの森」と称される場合もある。 == 製造の背景 == 特急「ゆふいんの森」はキハ71系とキハ183系1000番台各1[[編成 (鉄道)|編成]]を使用した2往復体制で運行されていたが、キハ183系を[[大村線]]の特急「[[シーサイドライナー (列車)|シーボルト]]」に転用し、キハ71系と同等のサービスレベルを持つ車両を新製することとなった。キハ71系のように車体のみの新製ではなく、足回りも含めての完全な新製車となった。最終組み立ては[[小倉総合車両センター|九州旅客鉄道小倉工場]]である。 初代「ゆふいんの森」専用車として生まれたキハ71系と、「[[ハウステンボス (列車)#オランダ村特急|オランダ村特急]]」から転用されたキハ183系1000番台では外観が大きく異なっていたが、本系列はキハ71系の増備目的ということもあり、その意匠を受け継いでいる。 == 編成 == 本系列は[[増解結|切り離しての使用や、他系列との併結]]での[[営業]][[運転]]は考慮していない。車両の[[仕様]][[スペック|諸元]]に関わらず[[形式称号|形式]]はすべてキハ72形で統一されており、[[鉄道の車両番号|車両番号]]が連番となっている。下り側([[由布院駅|由布院]]寄り)からキハ72 1(1号車)- キハ72 2(2号車)- キハ72 3(3号車)- キハ72 4(4号車)の4両編成である。 車内設備は[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]のみのモノクラスである。 <gallery widths="180" style="font-size:90%"> ファイル:JRKyushu DMU kiha72-1.jpg|キハ72 1 ファイル:JRKyushu DMU kiha72-2.jpg|キハ72 2 ファイル:JRKyushu DMU kiha72-3.jpg|キハ72 3 ファイル:JRKyushu DMU kiha72-4.jpg|キハ72 4 </gallery> == 構造 == === 車体 === キハ71系と同じグリーンメタリックの車体塗装をまとう[[ハイデッカー]]構造であり、前面形状もキハ71系に比べて[[前照灯]]が若干小さくなるなどの差異もあるが、ほぼ同じ意匠とされた。[[発光ダイオード|LED]]式の[[長方形|矩形]][[尾灯]]を採用すなるなどの[[アップデート]]も見られるほか、前面の化粧パネルや[[ワイパー]]ピボットカバーなどにも、同社の[[JR九州787系電車|787系]]から[[JR九州883系電車|883系]]、そして本系列の後に登場する[[JR九州885系電車|885系]]などを手がけた[[水戸岡鋭治]]率いるドーンデザイン研究所の共通手法が散見される。側面はキハ71系の広幅窓と異なり、787系や883系などのような1座席毎の独立した狭幅窓とされている。 [[操縦席|運転台]]は低い位置に置かれるが、シアターシート<ref>座席を階段状に配し、後方席からの視界を良くしたもの。</ref>ではないこともあり、同じく[[展望車#ハイデッカー前面展望車|前面展望構造]]を採る[[名鉄1000系電車|名鉄1000系]]ほど極端に低められてはいない。 隣の車両に移る際、キハ71系ではいったん階下に下りて移動するようになっていたが、本系列では[[貫通扉|連結面通路]]や[[幌]]を客室通路と同レベルの高さとしたうえで、[[デッキ]]に[[橋]]構造の[[渡り廊下]]を通し、階下に下りることなく隣の車両に移動できるようになっている。これにより[[車内販売]]のワゴンサービスが可能となった(キハ71系はトレイサービス)。デッキと客室や通路の床の間は4段の[[ステップ]]でつながれている。 === 主要機器 === 先述のように、本系列では[[ディーゼルエンジン]]と[[気動車・ディーゼル機関車の動力伝達方式#液体式(流体式)|液体式]][[トランスミッション|変速機]]や、[[鉄道車両の台車|台車]]も含めて新製されている。 エンジンは[[JR九州キハ200系気動車|キハ200系]]と同じDMF13HZA (450ps/2000rpm) を用いている。キハ72 2には2基、他車には1基搭載されている。 台車は[[蛇行動#ヨーダンパ|ヨーダンパ]]付き[[空気バネ|空気ばね]]ボルスタレス台車のDT602K(キハ72 2)、DT603K(キハ72 2以外の動力台車)、TR602K(付随台車)を使用している。キハ71系では種車の関係でコイルばね台車の車両が存在するが、本系列では全車両とも空気ばね台車に統一されている。ブレーキシステムは[[電気指令式ブレーキ|電気指令式]]である。 このようにキハ71系に比較すると車両性能の向上が図られており、キハ71系では最高速度が95km/hであったのに対し、本系列では120km/hとされた。但し、検査等での運休時はキハ185系「ゆふ」として運転される為、120km/h対応のダイヤは組まれていない。遅延したときなどに限り、120km/h運転が行われることがある。 運転席はやや中心線寄りに配置され、L字形の[[コンソール (曖昧さ回避)|コンソール]]で囲まれている。[[マスター・コントローラー]]は左手操作の横軸式、[[ブレーキ]]は[[電気指令式ブレーキ|電気指令式]]で、右手操作の縦軸ハンドルとなっている。 === 接客設備 === 室内の[[床]]材や[[天井]]内張りを初め、各座席の肘掛や[[ボックスシート|ボックス席]]と[[ビュッフェ]]のテーブル、[[洗面器|化粧台]]まわりなどにも、同社の[[新幹線800系電車|新幹線800系]]や[[特急形車両|特急用車両]]でおなじみの[[難燃剤|難燃]][[木材]]がふんだんに使われており、同社らしさを[[コーポレートアイデンティティー|表現]]している<ref>同社は内装に[[和風|和]]を意識した[[自然|天然]][[素材]]を多用すると共に、「鉄道[[ルネサンス]]」を標榜している。</ref>。 座席は[[シートピッチ]]1000mmの[[鉄道車両の座席#回転式クロスシート(回転腰掛)|回転式リクライニングシート]]とされ、近年の同社特急形普通車と同等の仕様となっている。現在この種の座席では、前席背面収納式の大型[[テーブル]]が主流となっているが、この場合、座席を向かい合わせの[[ボックスシート|ボックス席]]とするとテーブルが使えない欠点がある。そこで、グループ旅行などの需要も重視される本系列では、1人用大型テーブル2組みを中央肘掛内に収納し、向かい合わせでの使用時にボックス中央に4つのテーブルが集合する設計となっている<ref>ただし、回転式座席と片持ち支持のテーブルの組み合わせなので、それぞれの天板は完全な[[面一]]とはならない。 [http://www.koito-ind.co.jp/train/index.html 小糸工業の製品紹介ページ]</ref>。 3号車の中程には同社787系と類似の、それぞれの区画の背面が[[ガラス]]の[[パーティション]]で仕切られた4人用簡易[[コンパートメント]]が4組ある<ref>通路側には仕切りや扉は無い。</ref>。ボックス席ながら若干のリクライニングも可能となっているほか、中央の木製大型テーブルは、脚の無い[[カンチレバー]]構造で壁面に取り付けられ、天板も前後が4分割の折りたたみ式となっており、出入りと使用時の利便性を両立している。窓際には卓上[[照明]]も備わる。 供食設備としては、キハ71系では2号車に[[カフェテリア]]を設けているが、本系列では3号車に[[売店]]併設の[[食堂車|ビュッフェ]]を設けた。ビュッフェ[[カウンター]]は[[円弧|ラウンド]]タイプで、通路窓側にも立席用のカウンターが備わっており、どちらの天板も難燃木製である。また、この立席部分には床から幕板にまで達する大型窓が3つ並んでおり、本編成の[[アクセント]]ともなっている。 そのほか[[車椅子]]対応[[列車便所|トイレ]]の設置など、[[バリアフリー]]対策がなされている。 <gallery widths="180" style="font-size:90%"> ファイル:72Yufu06n4272.jpg|運転台 ファイル:JRK kiha72-3 inside.jpg|車内 ファイル:JRK kiha72 seat.jpg|座席 ファイル:JRK kiha72-3 compartment inside.jpg|簡易コンパートメント </gallery> == 運用 == 落成以来、[[筑豊篠栗鉄道事業部#直方運輸センター|筑豊篠栗鉄道事業部直方運輸センター]](本チク)に配置されており、[[久大本線]]特急「ゆふいんの森」(由布院・[[別府駅 (大分県)|別府]]方面行き)の1・2・5・6号(博多駅 - 由布院駅間運転)の2往復に使用されている。車両運休日には、[[国鉄キハ185系気動車|キハ185系]]で「ゆふ」81・82・85・86号として同じ時刻・停車駅で[[自由席]]を設けて運転される。 キハ71系が入場検査および車両故障などの場合は、3・4号の運転になって別府まで乗り入れる。 == 外部リンク == * [http://www.jrkyushu.co.jp/ 九州旅客鉄道] == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{reflist|1}} {{JR九州の車両リスト}} {{デフォルトソート:JRき気072}} [[Category:九州旅客鉄道の気動車|72]] [[Category:1999年製の鉄道車両]] [[Category:九州旅客鉄道自社工場製の鉄道車両]]
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