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Bve trainsim
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{{Infobox Software | 名称 = Bve trainsim | ロゴ = [[File:Bve trainsim logo.png|276px]] | 説明文 = 鉄道運転シミュレーター | 開発者 = mackoy(本名・小島崇<ref>[http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an038125.html 作者:mackoy - Vecter]</ref>) | 最新版 = Ver. 2.6.3<br />/ {{Release date and age|2004|03|27}}<br />Ver. 4.2.1947.25355<br />/ {{Release date and age|2005|05|01}}<br />Ver. 5.5.5293.38906<br /> / {{Release date and age|2014|07|02}} | 対応OS = [[Microsoft Windows]]<br />(BVE2・4は[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]・[[Microsoft Windows 7|7]]・[[Microsoft Windows 8|8]]非対応) | ライセンス = [[フリーウェア]] | 公式サイト = [http://bvets.net/ Bve trainsim official website] | 対応言語 = 日本語・英語(ランゲージファイルにより追加可能) | サポート状況 = 開発中 }} '''Bve trainsim'''は、mackoyによる[[シミュレーションゲーム|鉄道運転シミュレーションゲーム]]の[[フリーウェア]]である。一般的に'''BVE'''と略される。 == 特色 == mackoyによる同ソフトの公開は[[2000年]][[2月]]から始まり、さまざまな試行錯誤を経て現在に至る。[[画像]]処理などでは、独自の[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]を用いた『[[電車でGO!]]』などの市販品に劣る部分もあるが、逆に一定の知識があれば一般ユーザーにも理解できるものであるために、ユーザーが[[プログラム]]に則った独自の[[鉄道路線]]を作ることができる。また、開発者自身もユーザーの路線作成の便宜を図る、さまざまなプログラムを作成した。例として、『BVE』本体を起動せずに路線の[[プレビュー]]が見られるプログラムや、[[鉄道車両|車両]]の性能を操作できるプログラムなどがある。 これらが人気の大きな要因となり、多くのユーザーがさまざまな路線を作成し、[[インターネット|ネット]]上で公開するようになった。こうして『BVE』は[[2003年]]あたりから[[鉄道ファン]]の中で知名度が徐々にあがっていった。 == 旧名称 == 旧称は「'''暴走ビューエクスプレス'''」(Boso View Express)であり、この名称は[[JR東日本255系電車]]の愛称である「Boso View Express」(房総ビューエクスプレス)の「房総」と「暴走」をもじったものである。 現在は、誤解を生みやすい、また英語表記ではどう発音されるかわからないという理由で<ref>[http://web.archive.org/web/20060902073321/http://mackoy.cool.ne.jp/trifle/changename.html BVE - ソフトウェア名変更のお知らせ(Webアーカイブ)]</ref>、「BVE Trainsim」「Bve trainsim」に名称統一されている。 == バージョンの変遷 == === BVE 1以前 === BVE 1公開の4年程前から制作されていたが、この頃はまだ公開はされていなかった。[[1996年]]、[[N88-BASIC]]で制作されたのが始まり。まだこの当時は[[架線]]柱に見立てた枠が後ろに流れるだけのものであった。[[1997年]]に[[Quick BASIC]]に移行。[[1999年]]には[[VisualBasic]]で[[Windows]]に移植する<ref>[http://bvets.net/old/note/history.html History of BVE Trainsim]</ref>。 === BVE 1 === [[ファイル:Bve1 SS.png|thumb|BVE 1の内房線 試験モード<br />運転の仕方によって下にメッセージが表示される]] (最終バージョン:1.22、2000年11月<ref name="BVE_Download">[http://web.archive.org/web/20010803125005/mackoy.cool.ne.jp/download/index.html BVE - Download(Webアーカイブ)]</ref>) [[2000年]][[2月]]に公開<ref group="脚注">[http://bvets.net/about/history.html このソフトウェアについて]では2000年3月となっている</ref>。BVE 2以降とは違い、試験モードとフリーモードがある。また、ファイル形式がBVE 2とは異なる。現在は公開されていない。 === BVE 2 === (最終バージョン:2.6、[[2004年]]3月) [[2001年]]2月にBVE 1のバージョンアップという形で公開された。路線ファイルやストラクチャファイルが新形式となった他、音声関連や車両の挙動関連など、多数の機能追加・改良がなされた<ref name="BVE_Download" />。BVE 5が公開された現在も、ダウンロード可能である。しかし、[[Direct3D]]の関係上、[[Microsoft Windows Vista|Vista]]以降のOSでは動作しない。 === BVE 3 === (ベータ版で公開停止) [[2003年]][[9月]]に試験公開されたバージョンである。しかし、[[抵抗制御]]の再現に失敗したため<ref>[http://web.archive.org/web/20040814015233/mackoy.cool.ne.jp/beta/ BVE 4 Beta(Webアーカイブ)]</ref>、1ヶ月も経たずに公開停止された。 === BVE 4 === (最終バージョン:4.2、2005年5月) [[2005年]][[1月10日]]<ref>[http://mackoy.exblog.jp/10036741/ ダウンロード数:Bve trainsim開発ノート]</ref>に正式版が公開。[[自動列車保安装置|保安装置]]をプラグイン化したことで自作が可能になり、[[私鉄]]の[[自動列車停止装置|ATS]]や[[自動列車制御装置|ATC]]が再現できるようになった([[自動列車運転装置|ATO]]による自動運転も可能)。また、計器とサウンドのコントロールもできるため、モニター装置などの別の用途も工夫次第で可能である。しかし、スペックの低いPCでは動作が不完全な場合がある<ref>[http://bvets.net/old/get4/about.html BVE Trainsim - About]</ref>。現在もダウンロード可能である。しかし、[[Direct3D]]の関係上、[[Microsoft Windows Vista|Vista]]以降のOSでは動作しない。 他の新機能は以下の通り。 *[[閉塞 (鉄道)|セクション]]と[[鉄道信号機|信号機]]を別々に定義 *[[Direct3D]] によるパネルの描画 *[[.x|X形式]]をサポート(テクスチャはbmpのみ対応・アニメーションは非対応) === BVE 5 === (開発中、最新バージョン:5.5) [[2008年]][[7月10日]]に評価版が公開され<ref>[http://mackoy.exblog.jp/9644332/ 次期 BVE Trainsim の開発について:Bve trainsim開発ノート]</ref>、[[2011年]][[9月5日]]に正式版が公開<ref>[http://mackoy.exblog.jp/16813350/ Bve trainsim 5公開:Bve trainsim開発ノート]</ref>。BVE 4以前で使用していた[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]がDirectX10でサポートされなくなり、[[Microsoft Windows Vista|Vista]]以降での動作は基本的に出来なかったが、BVE 5では別のAPIを使うことでDirectX10以降にも対応し<ref>[http://web.archive.org/web/20100802145624/http://mackoy.cool.ne.jp/bve5/download/ 次期 Bve trainsimの開発について(Webアーカイブ)]</ref>、[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]、[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]、[[Microsoft Windows 8|Windows 8]]でも動作するようになった。そして構文が一新され、以前のデータが一部を除き使用できなくなったため、BVE 2・4用のシナリオをBVE 5用に変換するコンバーターが公開されている<ref group="脚注">ただし、コンバーターは必ずしも正しくシナリオを変換できるわけではなく、エラーが出るデータも少なくない</ref>。また、BVE 4以前と比べ設定項目が複雑化しているため、シナリオ制作の難易度が上がっている。 ;BVE 5からの主な新機能<ref>[http://bvets.net/download/ Download main program - Bve trainsim website]</ref> *路線データ関連 **[[線形 (路線) #緩和曲線|緩和曲線]]、[[線形 (路線) #縦断曲線・縦曲線|縦曲線]]が再現される。 **25mに拘束されないストラクチャ配置が可能になる。 **テクスチャに[[アルファチャンネル|αチャンネル]]を使用した[[Portable Network Graphics|PNG]]が対応する。 **他車両が動くようになる。<sub>Ver.im0.8から対応</sub><ref group="脚注">openbveとは異なり停車→加速→速度維持→減速→停車といった動作が可能</ref> **各[[軌道]]の[[軌間]]を個々に設定可能になる。<sub>Ver.5.3から対応</sub> **他軌道の[[線形 (路線)|曲線]]補間が可能になる。<sub>Ver.5.3から対応</sub> **変数と数式が使用可能になる。<sub>Ver.5.4から対応</sub> **複数のマップファイルを参照できるようになる。<sub>Ver.5.4から対応</sub> **ランダム参照機能が実装される。<sub>Ver.5.4から対応</sub> **距離程などの数値に小数が使用可能になる。<sub>Ver.5.4から対応</sub> *車両関連 **力行状態以外からの[[定速運転|定速制御]]が可能になる<ref group="脚注">BVE4以前は力行中のみ定速制御が可能</ref>。 **サウンドファイル([[WAV|WAVファイル]])の[[サンプリングレート]]が自由化される<ref group="脚注">BVE4以前は走行速度に応じて再生される音(走行音・[[モーター]]音・[[フランジ]]きしり音・[[分岐器]]通過音)が22050Hzのみに対応していた</ref>。 **[[自動ドア|ドア]]の閉まる時間が設定できるようになる<ref group="脚注">従来までは5秒固定であった。BVE5本体付属の路線である[[京成千葉線]]の[[京成3500形]]のドアが閉まる時間は3.5秒に設定されている</ref>。 **[[電流計]]が実装される。<sub>片振り式はVer.5.1から対応</sub> **[[抑速ブレーキ|抑速ノッチ]]が実装される。<sub>Ver.5.2から対応</sub><ref group="脚注">BVE4以前の抑速ブレーキ(ノッチ)とは違い、マスコン逆回しによるもの。実在の車両では[[国鉄119系電車|119系]]などに搭載されている</ref> **[[マスター・コントローラー|マスコン]]・[[ブレーキ]]・レバーサーなどの文字列が定義可能になる。<sub>Ver.5.2から対応</sub> **[[モーター]]音の[[音源]]数・[[和音]]数などが無制限になる。<sub>Ver.5.3から対応</sub><ref group="脚注">音源数はBVE1では8、BVE2・4では16、BVE5.2までは256、和音数はBVE4以前は2、BVE5.2までは256だった</ref> **[[遅れ込め制御]]の想定[[摩擦係数]]を設定できるようになる。<sub>Ver.5.4から対応</sub> **[[制輪子]]摩擦係数式が設定できるようになる。<sub>Ver.5.4から対応</sub> **[[自動空気ブレーキ]]に対応。<sub>Ver.5.5から対応</sub> *その他 **起動時のウィンドウモードの[[解像度]]の設定が可能になる<ref group="脚注">これまでのBVEでは、ウインドウモードではサイズが固定であったが、BVE5では自由にサイズ変更ができるようになった</ref>。 **[[運転士]]の頭の揺れが再現される。<sub>Ver.5.3から対応</sub> **運転指示メッセージが表示される。<sub>Ver.5.3から対応</sub> **[[文字コード]]を自由に選択できるようになる。<sub>Ver.5.4から対応</sub> **入力デバイスプラグインに対応する。<sub>Ver.5.4から対応</sub> また、以下の機能が今後実装予定となっている。 *[[ワンマン運転]] *[[振り子式車両|車体傾斜装置(振り子)]] *ストラクチャのアニメーション表示 *自車両の表示 === バージョンごとの比較 === ただし、上限数は現在の最新版の数とする。BVE 3は省略。 {| class="wikitable" !バージョン!!BVE1!!BVE2!!BVE4!!BVE5 |- |正式版公開年月||2000年2月||2001年2月||2005年5月||2011年9月 |- |最終・最新バージョン||1.22||2.6||4.2||開発中、5.5 |- |現在のダウンロード||不可||colspan="3"|{{Center|可能}} |- |路線ファイル形式||rw||csv・rw||csv||txt(map)<ref group="注">拡張子はファイル自体がテキストファイルとファイルヘッダーが正しければ何であっても問題ない</ref> |- |対応ストラクチャ<ref group="注">b3dとcsv形式に関しては独自形式である。X形式はDirect3Dの標準形式であり、モデリングソフトなどで作成可能</ref>||b3d||csv・b3d||X(bmp)・csv・b3d||X(png・bmp) |- |ストラクチャ数制限||256||colspan="2"|{{Center|65536}}||制限撤廃<ref group="注">BVE 5では基本的に上限や制限などは撤廃され製作の自由度が向上した</ref> |- |ストラクチャ配置間隔制限||colspan="3"|{{Center|25m}}||制限撤廃<ref group="注">例えば、滑らかな曲線を再現するために、従来はカーブレールを作成していたが、BVE 5では25m制限が廃止されたため、5mの直線レールなどで再現ができる</ref> |- |最大解像度||colspan="2"|{{Center|640×480}}||1024×768||制限なし<ref group="注">モニタ解像度に対応するためフルHD以上の解像度にも対応するが、あまり大きすぎると処理にかかる負担が増大する</ref> |- |最大描画距離||colspan="3"|{{Center|600m}}||10000m |- |独自保安装置プラグイン<ref group="注">作成するにはプログラミングの知識が必要になる。また、プラグインはネット上でも公開されている</ref>||colspan="2"|{{Center|使用不可}}||colspan="2"|{{Center|使用可}} |} {{Reflist|group=注}} == 評価 == これまで市販されてきた多くの[[シュミレーションゲーム|鉄道運転シミュレーター]]は煩瑣な運転規則などを省き、多くのユーザーに受け入れられるよう娯楽性の向上を目指していた。特に『[[電車でGO!]]』はその傾向が強く、多くの鉄道好きや一般ユーザーの心をつかみ、[[2000年]]前後の大ヒットの大きな理由となった。 しかしながら、BVEの開発者であるmackoyは『電車でGO!』が採用していたテクスチャ付きのグラフィックには憧れていたものの、現実の運転規則と大きく異なる点が数多くあることに対しては不満を抱いていた。そこでBVEは、実際の[[鉄道車両]]運行上のルールをプログラム上できる限り再現することで、リアリティの高い運転環境のシミュレートを目指し、ある程度実現に成功した。また、路線データを製作・配布できるのがソフトの発売元のみに限定されている市販のソフトと異なり、BVEの場合は各ユーザーが自分でデータを製作・配布することができる。それにより、ユーザーが積極的に自分の好きな[[鉄道路線|路線]]を作成して、インターネット上で公開するようになった。また、ユーザー同士の路線作成手法の交換や、各人が作成した路線の品評なども各種[[電子掲示板]]などを通じて盛んに行われるようになった。BVEは単なるゲームにとどまらず、ネット上で一大コミュニティを築き上げた。 一方、[[著作権]]に対する無理解や、ユーザー間でのガイドラインの策定が後手に回ったことで、データの無断転載をはじめとするトラブルが頻発するようになってきているのも事実である。それらが当事者だけの問題にとどまらない場合も増えており、広範囲でデータの公開中止措置がとられる事例もある。また、近年[[動画投稿サイト]]で運転動画が公開されることもあるが、車両を暴走させるといった運転方法やデータ自体の改変など、製作者の意図しない使用例または方法を公開することによって製作者の心証を害するケースもある。 == 動作上の問題点 == 一部の[[パソコン|PC]]では動作が不完全な場合もある。[[スペック]]によっては[[鉄道路線|路線]]データそのものが読み込めない場合、[[グラフィックボード]]等の相性やスペックの問題からオブジェクトや[[画像]]が透過されない場合がある。また、DirectX10対応の一部のグラフィックボードでもオブジェクトが透過されない場合がある。 また、[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]、[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]、[[Microsoft Windows 8|Windows 8]]ではOS本体に内蔵されている[[Direct3D]]の仕様上BVE 2・4は、動作不可能となっている<ref group="脚注">ファイル追加により動作可能だが、システムが起動不能になる可能性があるため非推奨</ref>。 == 出典 == {{Reflist}} == 脚注 == {{Reflist|group=脚注}} == 関連項目 == *[[マルチトレインコントローラ]] - 同一シリーズ内ですら対応コントローラの互換性が確立出来ていなかった『電車でGO!』シリーズや『Train Simulator』シリーズ全てに対応を実現させたUSB接続の列車コントローラー。[[タイトー]]から販売されていたが、開発元のシープス倒産を境に販売を終了。フリーソフトで公開されているドライバ「[http://ameblo.jp/sakaiseita/entry-11217928363.html Multi Train Controller ドライバ]」をインストールする事により、Bve trainsimでの大半の車両も操作可能となる。 *[[openBVE]] - BVE2・4と互換を持ったソフト。『Bve trainsim』と違い[[DirectX]]の代わりに[[OpenGL]]などが使用され、Windows以外のOSでも動作する。 *[[Hmmsim]] - スマートフォン向け無料アプリ。それぞれ[[Android]]版と[[iOS]]版がある。なお、BVE2・4用データは[[http://jeminie.kr/ 公式HP]]で配布されているコンバーターで変換すれば利用可能である。 *[[トレイン趣味!]] - 『Bve trainsim』と同じく、フリーソフトの列車シミュレーター([http://kochan-softroom.game.coocan.jp/trainhobby/ 公式HP])。 *[[電車走行キット]] *[[電車でGO!]] *[[Train Simulator]] *[[Microsoft Train Simulator]] *[[シミュレーションゲーム]] *[[フリーウェア]] *[[ゲーム]] == 外部リンク == *[http://bvets.net/ Bve trainsim公式サイト] *[http://mackoy.exblog.jp/ Bve trainsim開発ノート] *[http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se322848.html Bve trainsimダウンロードページ(Vector)] *[http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/120719/n1207192.html Vectorによる同ソフトの紹介] *[http://wikiwiki.jp/bver/ Bve trainsim 5から始める BVE Wiki*] *[http://members.jcom.home.ne.jp/kashiwarailwayforum/ 柏鉄道フォーラム] {{DEFAULTSORT:ひいふいいいとれいんしむ}} [[Category:フリーゲーム]] [[Category:鉄道シミュレーションゲーム]] [[Category:実機シミュレーションゲーム]] [[Category:Windows用ゲームソフト]]
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