高村正彦のソースを表示

{{政治家
|人名 = 高村 正彦
|各国語表記 = こうむら まさひこ
|画像 = Komura Masahiko 1-3.jpg
|画像サイズ = 150px
|画像説明 =
|国略称 = {{JPN}}
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1942|3|15}}
|出生地 = {{JPN}} [[山口県]][[周南市]]
|没年月日 =
|死没地 =
|出身校 = [[中央大学]][[法学部]]法律学科
|前職 = [[弁護士]]
|現職 =
|所属政党 = [[自由民主党 (日本)|自由民主党]]（[[番町政策研究所|大島派]]）
|称号・勲章 =
|世襲の有無 = 2世
|親族（政治家） = 父・[[高村坂彦]]
|配偶者 =
|サイン =
|ウェブサイト = http://www.koumura.net/
|サイトタイトル = 衆議院議員　高村 正彦　＝Koumura.net＝
|国旗 = JPN
|職名 = [[衆議院議員]]
|内閣 =
|選挙区 = （[[山口県第2区_(中選挙区)|旧山口2区]]→）<br />[[山口県第1区|山口1区]]
|当選回数 = 11回
|就任日 = [[1980年]][[6月23日]]
|退任日 = 現職
|所属委員会 =
|議員会館 = 衆議院第1議員会館701号室
|国旗2 = JPN
|職名2 = 第126・140代 [[外務大臣 (日本)|外務大臣]]
|内閣2 = [[小渕内閣]]<br />[[小渕内閣_(第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]<br />[[福田康夫内閣]]<br />[[福田康夫内閣_(改造)|福田康夫改造内閣]]
|就任日2 = [[1998年]][[7月30日]] - [[1999年]][[10月5日]]<br />[[2007年]][[9月26日]]
|退任日2 = [[2008年]][[9月24日]]
|国旗3 = JPN
|職名3 = 第3代 [[防衛大臣]]
|内閣3 = [[第1次安倍内閣 (改造)|第1次安倍改造内閣]]
|就任日3 = [[2007年]][[8月27日]]
|退任日3 = [[2007年]][[9月26日]]
|国旗4 = JPN
|職名4 = 第70・71代 [[法務大臣]]
|内閣4 = [[第2次森改造内閣]]
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|退任日4 = [[2001年]][[4月26日]]
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|職名5 = 第50代 [[経済企画庁長官]]
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|国旗6 = 
|その他職歴1 = 
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}}
'''高村 正彦'''（こうむら まさひこ、[[1942年]][[3月15日]] - ）は、[[日本]]の[[政治家]]、[[弁護士]]（登録番号：10863）。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の[[衆議院議員]]（11期）、[[自由民主党副総裁|自民党副総裁]]（第13代）。

[[経済企画庁長官]]（[[村山内閣|第50代]]）、[[法務大臣]]（第[[第2次森内閣 (改造)|70]]・[[第2次森内閣 (中央省庁再編)|71]]代）、[[防衛大臣]]（[[第1次安倍内閣 (改造)|第3代]]）、[[外務大臣 (日本)|外務大臣]]（第[[小渕内閣|126]]・[[福田康夫内閣|140]]代）、[[衆議院]][[農林水産委員会|農林水産委員長]]、[[番町政策研究所]]会長（第3代）を歴任した。

[[徳山市]]長、[[衆議院議員]]を務めた[[高村坂彦]]の四男。

== 来歴 ==
[[山口県]][[徳山市]]（現[[周南市]]）出身。父・[[高村坂彦]]の[[衆議院議員]]初当選を機に[[東京都]]へ移る。[[東京都立立川高等学校]]、[[中央大学]][[法学部]]法律学科卒業。23歳で[[旧司法試験|司法試験]]に合格。[[司法修習]]第20期を修了し、[[弁護士]]登録。同期に[[江田五月]]（元[[参議院議長]]）がいる。
=== 政界へ ===
[[1980年]]、父・高村坂彦の引退に伴い、[[第36回衆議院議員総選挙]]に[[自由民主党_(日本)|自由民主党]]公認で[[山口県第2区_(中選挙区)|旧山口2区]]から出馬し、初当選。同期で中大法学部の同窓に[[長野祐也]]（[[中曽根派]]）がいる。[[小選挙区比例代表並立制]]導入後は[[山口県第1区|山口1区]]から出馬し、[[中選挙区]]時代も含めて通算11期連続当選している。早くから[[河本敏夫]]率いる[[新政策研究会]]の次世代を担う領袖候補に目されていた。

[[1994年]]、[[自社さ連立政権]]の[[村山内閣]]で[[経済企画庁長官]]に任命され、初入閣。当時大学生だった長男を秘書官に任命し、批判を受けた。[[1995年]]、所属していた派閥の名称が、[[新政策研究会]]から[[番町政策研究所]]に変更される。

=== 橋本内閣 ===
[[1996年]]には[[第2次橋本内閣]]では、閣僚経験者でありながら[[池田行彦]][[外務大臣 (日本)|外務大臣]]の下で外務政務次官に就任し、[[ペルー日本大使公邸人質事件]]では解決に向けて奔走した。
=== 小渕内閣 ===
[[1998年]]、[[小渕内閣]]で[[外務大臣 (日本)|外務大臣]]に就任。ガイドライン関連法の成立に尽力し、国会答弁では「スーパー政府委員」の異名を取った<ref>[http://web.archive.org/web/20080624110557/http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2003_09_10/index.html 「3候補直撃インタビュー「自民党総裁選」」] Web現代 2003年9月10日、2009年4月19日閲覧。（2008年6月24日時点の[[インターネット・アーカイブ|アーカイブ]]）</ref>。[[小渕内閣第1次改造内閣|小渕改造内閣]]でも留任。[[2000年]]には[[第2次森内閣_(改造)|第2次森改造内閣]]で[[法務大臣]]に就任し、この頃から[[自由民主党総裁|総裁]]候補の1人に目されるようになった。

[[2000年]]7月、番町政策研究所(旧河本派)の会長に就任。河本敏夫の死去した[[2001年]]以降、旧河本派は、高村派と称される様になる。

[[山崎拓]]、[[加藤紘一]]、[[小泉純一郎]]の「[[YKK_(政治同盟)|YKK]]」に[[森喜朗]]を加えた「MYKK」に高村を加えて、「MY3K」と称されることもあった。この頃、小泉の後継を窺い、[[麻生太郎]]、[[古賀誠]]、[[平沼赳夫]]らと共に[[士志の会]]を結成した。

[[2003年]]、[[2003年自由民主党総裁選挙|自由民主党総裁選挙]]に出馬。高村派所属議員の他、[[宏池会]][[堀内派]]の[[林義郎]]やその長男・[[林芳正]]、[[大勇会]]の[[鈴木恒夫]]や[[森英介]]<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200309/CN2003090501000419.html | title = 河野グが首相支持決定 2人は高村氏の推薦人に | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2003-09-05 | accessdate = 2012-11-30 }}</ref>、[[平沢勝栄]]らが高村の推薦人に名を連ね、[[保守新党|保守党]]党首から自民党に復党した[[野田毅]]も高村を支援した。結果は最下位（54票）に終わったものの、議員票では高村派議員数の16人を大きく上回る47票を獲得。一定の存在感を示した。
=== 郵政民営化反対 ===
[[自由民主党総務会|総務会]]で[[郵政民営化]]法案の提出に反対した<ref>{{Cite news|url=http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-13/02_03_0.html|title= 郵政民営化
 与党側 特別委設置を提案 共産党は法案撤回要求|date=2005-05-13|accessdate=2014-06-10|newspaper=[[しんぶん赤旗]]|}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/2005/20050216.html|title=郵政民営化反対派も正念場/対決姿勢も思惑それぞれ|date=2005-02-16|accessdate=2014-06-10|newspaper=[[東奥日報]]|}}</ref>。[[衆議院]]本会議の採決では棄権した。後に[[参議院]]の審議で付帯決議付きの法案が可決され、過疎地の[[郵便局]]も存続の見通しが立ったため、衆議院の解散後に賛成の立場を明らかにし、自民党の公認を受けた。

[[2006年自由民主党総裁選挙]]では、同じ[[山口県]]選出の[[安倍晋三]]を高村派を挙げて支持し、[[第1次安倍内閣|安倍内閣]]では[[内閣府特命担当大臣（金融担当）]]に[[山本有二]]、在職中に死去した[[農林水産大臣]]・[[松岡利勝]]の後任に[[赤城徳彦]]を送り込んだ（赤城は[[事務所費]]問題が発覚し短期間で更迭）。[[2007年]]、[[第1次安倍内閣 (改造)|第1次安倍改造内閣]]では[[防衛大臣]]に任命される。

安倍の後継総裁を選出する[[2007年自由民主党総裁選挙]]では、早くから[[麻生太郎包囲網]]に参加し、[[福田康夫]]を支持。
=== 福田内閣 ===
[[福田康夫内閣]]では[[外務大臣 (日本)|外務大臣]]に任じられる。[[福田康夫内閣改造内閣|福田康夫改造内閣]]でも再任された。

[[2009年]]8月の[[第45回衆議院議員総選挙]]では、全国的に自民党への猛烈な逆風が吹き荒れる中、[[保守王国]]・山口県で圧倒的な強さを見せ、山口1区で[[民主党_(日本 1998-)|民主党]]新人の[[高邑勉]]を破り、10選（派閥領袖で小選挙区で当選したのは高村正彦、[[麻生太郎]]、[[二階俊博]]、[[古賀誠]]の4人）。高邑勉には5万票弱の大差をつけたが、[[比例復活]]を許した。山口1区で次点以下の候補が比例復活は初。
=== 第二次安倍内閣 ===
[[2012年自由民主党総裁選挙]]では、再び安倍晋三への支持を表明。総裁に当選した安倍の下、[[自由民主党副総裁|自民党副総裁]]に起用された。番町政策研究所の会長職は、副総裁を退任した[[大島理森]]が継いだ。同年12月の[[第46回衆議院議員総選挙]]では、山口1区で11選。

[[2013年]][[3月25日]]、[[横綱審議委員会]]委員に就任。

== 政策・主張 ==
=== 北朝鮮に対する姿勢 ===
[[毎日新聞]]による[[小渕内閣]]の外相時代の評価は高く、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]問題でも「[[北朝鮮による日本人拉致問題|拉致問題]]解決なくして[[米|コメ]]支援なし」の原則を公言していた。当時は北朝鮮に宥和的な政治家が対朝外交の主導権を握っていて、積極的な議員外交が繰り広げられていた<ref>「争点論点 日朝関係 前外相 高村正彦 vs 論説委員 重村智計」毎日新聞 1999年</ref>。

{{要出典範囲|[[2006年]]10月25日の参議院外交防衛委員会で[[北朝鮮による日本人拉致問題]]の進展に関して「被害者が数人帰国なら進展」との見解を示した。また、翌日の記者会見では「何人かでも帰国すれば進展であることは間違いない」と踏み込んだ発言を行い「進展の度合いに応じて行動を取っていく。[[日朝関係]]改善のために当然だ」と[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]に対する制裁の段階的解除を検討する方針を明らかにした。

[[2008年]]6月13日、[[内閣総理大臣]]の[[福田康夫]]に北朝鮮がよど号犯の引き渡しに協力することと引き換えに、北朝鮮に対する経済制裁の一部を解除することを提案した。同日、[[福田康夫内閣|福田内閣]]は条件付きで北朝鮮籍船の入港を認め、人道支援物資に限定した対北朝鮮制裁措置の一部解除を表明した（人道支援物資の定義を高村は明示していないため、この決定は事実上の[[経済制裁]]解除になる）。北朝鮮に対する経済制裁解除の決定について、高村は[[北朝鮮による日本人拉致問題|拉致被害者家族会]]に一切の連絡を行っていなかったため、家族会は「政府には拉致問題との取引をしないよう要請する。家族はだれも納得しない」との緊急声明を発表する事態となった|date=2013年12月}}。

=== 中国に対する姿勢 ===
[[2007年]]11月2日の衆議院外交委員会で、[[化学兵器禁止条約|化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約]]に関して、民主党の[[松原仁]]は「昭和20年の敗戦後に中国側へ兵器を引き渡した際の引継書には化学兵器も含まれていた」と指摘したが、高村は「どっちに立証責任があるかといえば、それは条約上の建前からいって、日本側にあるんだろうと思います。これについては引き渡したものですよ、これについては日本側に責任はありませんよと。それは非常に困難なのではないかな、こういうふうな感じを、今御質問を聞きながら思いました」と述べた<ref>[http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/168/0005/16811020005003a.html [[第168回国会]] 外務委員会 第3号]</ref>。

[[2008年]]3月17日に参院予算委員会で、中国・南京などにある[[抗日]]記念館の展示内容について、「事実関係に疑義のある展示や青少年の教育上、過度に残虐な表現がある展示がみられることは残念だ」と述べた。[[南京]]や[[盧溝橋]]の抗日記念館には、[[日本軍]]兵士による「[[百人斬り]]」の記事や写真などが掲示されており、高村は「指摘すべきは指摘し、中国側の適切な対処を求めていく」と語った<ref>[http://web.archive.org/web/20080322005135/http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080317/plc0803171942008-n1.htm 抗日記念館展示に「残念だ」 高村外相] - [[産経新聞]] 2008年3月17日。（2008年3月22日時点の[[インターネット・アーカイブ|アーカイブ]]）</ref>。

{{要出典範囲|2008年[[8月7日]]、[[中国製冷凍食品による農薬中毒事件]]で日本に輸出が規制された食中毒問題を起こした[[餃子]]が中国国内で流通して6月に中国国内で日本で発生した食中毒が発生したことが中国政府から7月初めに中国の日本大使館に伝えられ、それが高村を通じて福田首相にも伝わっていたが、中国側より公表を控えて欲しいと伝えられ、福田と共に8月までその事実を伏せていた。これについて「中国政府の要請で公表を差し控えただけで問題はない」と述べた|date=2013年12月}}。

=== 靖国神社問題について ===
{{要出典範囲|[[靖国神社問題]]について、「中国が、小泉首相の[[靖国神社]]参拝を、戦争美化とか軍事大国化の象徴だとしているのは誤解である。しかし、この誤解を解くのはなかなか大変だ」と述べた。また「国立の追悼施設建設は最良の解決策とは思わない。靖国問題は日中両国の国民感情の相違だから、お互いに知恵と勇気を出さなければならない」と語った|date=2013年12月}}。

=== 統一教会との関係 ===
弁護士時代に[[世界基督教統一神霊協会]]の[[訴訟代理人]]を務めており、[[1980年]]には統一教会の女性信者が[[強制改宗]]させられているとして、裁判所に[[人身保護法 (日本)|人身保護請求]]を行なってその信者を解放させたことがある<ref>[http://www.chojin.com/history/2/koumura.htm 人身保護請求事例]</ref>。しかし「今は何の関係もない」としている<ref>[http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/wgendai.htm 週刊現代1999年2月27日号『現職国会議員128人の「勝共連合・統一教会」関係度リスト』]（一覧全文書き写し　『カルト被害を考える会』より）</ref>。また[[1989年]]の[[政治資金収支報告書]]によれば、[[霊感商法]]の元締め的会社であるとされる「[[ハッピーワールド]]」から時価380万円の高級車（[[日産・セドリック]]）を提供されている<ref>[http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/143/1080/14309221080003c.html [[第143回国会]] 参議院 法務委員会 第3号 平成10年9月22日]</ref>。

いわゆる[[勝共推進議員]]であったが、外務大臣に就任した年の[[週刊ポスト]]（1998年12月4日号）紙上では統一教会との関係について、[[冷戦]]構造下において[[共産主義]]反対というところで一致していただけで統一教会の弁護士をやめる際に今後は一切、相談は受けないことを申し入れたこと、統一教会の教祖[[文鮮明]]に対して[[査証|ビザ]]発給などで便宜を図ったことはないこと、[[1999年]]の入国に協力するつもりはないことなどを語っている。

=== 党名 ===
[[第45回衆議院議員総選挙]]での惨敗後、[[舛添要一]]が党再生を議論する政権構想会議の席上で提起した「『自由民主党』の党名変更」についていち早く反対を表明し、「選挙に負けて自虐的になったのかもしれないが、敗戦直後に『日の丸・君が代反対』という人が出たのに近い発想だ。党名を変えて目くらましをしようというのはあまりにも情けない」と舛添を牽制した。政権構想会議の座長だった[[伊吹文明]]ら党幹部の多くも反対したため、党名変更の賛成論は広がらなかった<ref>週刊文春2009年12月3日 [http://shukan.bunshun.jp/articles/-/668 幹事会で「党名変更」を主張舛添氏は「新党」結成に動くか]</ref>。

=== 歴史関連 ===
[[2013年]][[5月13日]]、[[自由民主党政務調査会|政務調査会長]]・[[高市早苗]]が、テレビで「[[村山内閣総理大臣談話「戦後50周年の終戦記念日にあたって」|村山談話]]」を批判した。批判は、「[[第2次安倍内閣]]の[[歴史認識]]が、歴代内閣とは違う点」が強調された。これに関し、「総理が一生懸命に説明しようとしているのに、政府・[[与党]]の幹部が誤解を受けたり、利用されたりする発言をすることがあってはならない」と、珍しく苦言を呈した<ref>{{Cite news|url=http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2717|title=高市政調会長を沈黙させた高村副総裁の一喝|date=2013-05-30|accessdate=2014-06-10|newspaper=[[週刊文春]]|}}[[文藝春秋]]</ref>。

[[2014年]][[5月5日]]の会談において、[[中国共産党中央政治局|中国共産党序列３位]]の[[張徳江]]の「日本側に主たる問題がある」という発言に対し、「『主たる原因』という表現は中国側にも原因があると認めたもの」と反論した。また、「どちらが『主たる原因』かは双方に立場はあるが、互いにしっかり話し合っていくことが必要だ」と述べた<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASDE05002_V00C14A5PE8000/|title=高村氏「11月に首脳会談を」　中国序列３位に意向|date=2014-05-05|accessdate=2014-06-10|newspaper=[[日本経済新聞]]|}}</ref>。

== 人物 ==
* 内政・外政に渡る要職を経験した政策通だが、特に政界有数の外交・安全保障の論客として知られている{{要出典|date=2014年6月}}。
* かつては総裁候補の1人に数えられ、総裁選への出馬経験を有するが、高村派の規模や地味さが災いし、総裁就任は叶わなかった{{要出典|date=2014年6月}}。
* 趣味は学生時代から行っている[[少林寺拳法]]（五段）{{要出典|date=2014年6月}}。

== 政治資金 ==
* [[道路特定財源]]を資金源とする[[道路運送経営研究会]]（道路特定財源の一般財源化に反対している）から献金を受けている<ref>http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b169030.htm</ref>。
* 「[[全国貸金業政治連盟]]」（全政連）：[[サラ金]]業界の[[政治団体]]で、[[日本共産党]]の機関紙[[しんぶん赤旗]]にここから[[政治献金]]を受けていると報じられた<ref>『しんぶん赤旗』2003年9月12日付</ref>。
* 福田康夫内閣の外務大臣任期中、大規模な政治資金パーティーを自粛すると定めた[[国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範|大臣規範]]に反し、パーティを開催して約5390万円の収入を得ていたことが政治資金収支報告書で分かった<ref>産経新聞　2008年9月12日</ref>。

== 家族・親族 ==
=== 高村家 ===
;（[[山口県]][[熊毛郡 (山口県)|熊毛郡]]三井村（現[[光市]]三井）、[[周南市]]、[[東京都]]）
* 祖父・'''宇佐吉'''（[[農業]]、[[大工]]の[[棟梁]]、政治家・元村会議員<ref name="Koumurap52">[[安藤輝国]]『<small>激動の世に生きた政治家</small> 高村坂彦伝』52頁</ref>）
* 祖母・'''キチ'''<ref name="Koumurap52"/>
* 父・'''[[高村坂彦|坂彦]]'''（[[内務省 (日本)|内務]][[官僚]]、政治家）
:[[1902年]]（[[明治]]35年）[[12月]] - [[1989年]]（[[平成]]元年）10月没
* 母・'''すず'''<ref name="Koumurap61"/>（[[北海道]]出身<ref name="Koumurap61">安藤輝国『<small>激動の世に生きた政治家</small> 高村坂彦伝』61頁</ref>、[[旧姓]]中山<ref name="Koumurap61"/>）
* 兄・'''[[高村幸男|幸男]]'''（[[数学者]]、[[お茶の水女子大学]]名誉教授）
:[[1931年]]8月生 - [[2009年]]3月没
* 妻、2男1女。長男の正大（[[1970年]][[11月14日]] - ）は高村が経済企画庁長官であった1994年及び同じく外務大臣であった2008年に[[秘書官|大臣秘書官]]に就任している。なお、1994年時点で正大は23歳で[[慶應義塾大学]][[法学部]]政治学科在学中であった為、[[日刊ゲンダイ]]に批判された<ref>[http://netallica.yahoo.co.jp/collect/mark/43592 「サミット直前、長男を大臣秘書官に起用した高村外相の公私混同」] [[日刊ゲンダイ]]、2008年8月2日{{リンク切れ|date=2013年3月}}</ref>。

== 主な所属団体・議員連盟 ==
* 武道議員連盟会 会長<ref name="koumura.net/profile">{{Cite web |url=http://www.koumura.net/profile/index.html |accessdate=2014-4-20 |title=衆議院議員 高村正彦 プロフィール |pubisher=Koumura.net}}</ref>
* 少林寺拳法振興議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 人間の安全保障議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 安全と情報を考える会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 入国管理体制を考える有志の会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* [[日中友好議員連盟]]（会長）<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 日本スペイン友好議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 日本ペルー友好議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 日本ギリシャ友好議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 日本イラン友好議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 日ロ友好議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 日本・ニュージーランド友好議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* TABLE FOR TWO 支援議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* [[天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟]]（常任幹事）<ref>{{Cite web |url=http://www.houshuku.org/renmei/yakuin.html |accessdate=2009-9-10 |title=連盟役員 |publisher=天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟}}</ref>
* [[神道政治連盟国会議員懇談会]]<ref>{{Cite web |url=http://www.sinseiren.org/ouenshiteimasu/ouensimasu.htm |accessdate=2014-4-20 |title=神道政治連盟国会議員懇談会 |publisher=神政連 WEB NEWS}}</ref>
* [[時代に適した風営法を求める議員連盟]]<ref>{{Cite news |url=http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140227/260342/?rt=nocnt |accessdate=2014-2-28 |title=パチンコが突きつける「賭博民営化」の矛盾カジノとクラブの法改正に暗雲 |publisher=日経ビジネス |date=2014-2-28 |archiveurl=http://archive.today/BCdG8 |archivedate=2014-3-1}}</ref>
* 健康・省エネ住宅を推進する議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* 自然エネルギー促進議員連盟会 会長<ref Name="koumura.net/profile"/>
* [[みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会]]{{要出典|date=2014年4月}}
* {{要出典範囲|[[日韓議員連盟]]（副会長）|date=2014年4月}}
* [[北京オリンピックを支援する議員の会]]（副会長）{{信頼性要検証|date=2014-04}}

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[中村長芳]]
* [[藤井真]] - 元山口県議会議員、元高村正彦秘書、故人。
* [[合志栄一]] - 山口県議会議員、元[[山口市]]長。
* [[親中派]]

== 外部リンク ==
* [http://www.koumura.net/ 衆議院議員　高村 正彦　＝Koumura.net＝（公式サイト）]
* [http://kingendaikeizu.net/seizi/koumura.htm 関連系図]

{{start box}}
{{s-off}}
{{succession box
| title = {{Flagicon|JPN}} [[外務大臣 (日本)|外務大臣]]
| before = [[小渕恵三]]<br />[[町村信孝]]
| years = 第126代：1998年 - 1999年<br />第140代：2007年 - 2008年
| after = [[河野洋平]]<br />[[中曽根弘文]]
}}
{{succession box
| title = {{Flagicon|JPN}} [[防衛大臣]]
| before = [[小池百合子]]
| years = 第3代：2007年
| after = [[石破茂]]
}}
{{succession box
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| years = 第71代：2000年 - 2001年
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}}
{{succession box
| title = {{Flagicon|JPN}} [[経済企画庁長官]]
| before = [[寺澤芳男]]
| years = 第50代：1994年 - 1995年
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}}
{{s-par}}
{{succession box
| title = {{Flagicon|JPN}} [[農林水産委員会|衆議院農林水産委員長]]
| before = [[大原一三]]
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}}
{{s-ppo}}
{{succession box 
| title  = [[自由民主党副総裁]]
| before = [[大島理森]]
| years  = 2012年 -
| after  = 現職
}}
{{succession box
| title = [[番町政策研究所|番町政策研究所会長]]
| before = 集団指導体制より移行
| years = 第3代：2000年 - 2012年
| after = [[大島理森]]
}}
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{{法務大臣}}
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{{番町政策研究所会長}}

{{デフォルトソート:こうむら まさひこ}}
[[Category:日本の閣僚経験者]]
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