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'''[[電磁気学]]の年表''' * [[1269年]] - [[ペトロス・ペレグリヌス]]が、磁石に2つの極があることなど、磁石の性質についての著書を著わした。 * [[1600年]] - [[ウィリアム・ギルバート (物理学者)|ウィリアム・ギルバート]]が、古来より摩擦電気現象が知られていた[[琥珀]]以外に、[[硫黄]]や[[樹脂]]、[[ガラス]]などにも摩擦電気が発生することが確認。 * [[1663年]] - [[オットー・フォン・ゲーリケ]]が、硫黄球を回転させて摩擦電気を作り出す摩擦起電機を発明。 * [[1729年]] - [[スティーヴン・グレイ]]が、[[導体]]と[[絶縁体|不導体]]の区別を発見。これによって、電気は動くものであることが確認された。 * [[1733年]] - [[シャルル・フランソワ・デュ・フェ]]が、[[金属]]にも摩擦電気が発生することを発見し、さらに電気はガラス電気(プラス)と樹脂電気(マイナス)の2種類があることを提唱。 * [[1746年]] - [[ピーテル・ファン・ミュッセンブルーク ]](Pieter van Musschenbroek)が、電気を蓄える[[ライデン瓶]]を発明。ゲーリケの摩擦起電機とともに、後の電気研究に貢献した。 * [[1750年]] - [[ベンジャミン・フランクリン]]が、電気は1種類で、物質ではない荷電流体であるという一流体説を提唱。 * [[1752年]] - フランクリンが、凧揚げの実験から、[[雷]]が電気現象であることを証明。 * [[1753年]] - [[ジョン・キャントン]](John Canton)が、[[帯電]]体に金属を近づけたときに発生する[[静電誘導]]を発見。 * [[1767年]] - [[ジョゼフ・プリーストリー]]が、電気的な[[逆2乗の法則|逆二乗則]]を提案する。 * [[1780年]] - [[ルイージ・ガルヴァーニ]]が、「動物電気」を発見し、動物の体内に電気があるのではないかという仮説を立てる。 * [[1785年]] - [[シャルル・ド・クーロン]]が、2つの[[電荷]]間で作用する力は、距離の2乗に反比例するという[[クーロンの法則]]を発見。 * [[1800年]] - [[アレッサンドロ・ボルタ]]が、電気は異種金属の接触によって発生することを発見。最初の[[電池]]([[ボルタ電池]])を作成。 * [[1807年]] - [[ハンフリー・デーヴィ]]が、ボルタの発明した電池を電源とした[[アーク放電]]灯を完成。 * [[1820年]] - [[ハンス・クリスティアン・エルステッド]]が、電気を通した導線の近くに置いた磁針が振れる実験で、[[電流]]の[[磁気]]作用を発見。 * 1820年 - [[ジャン=バティスト・ビオ]]/[[フェリックス・サバール]]が、導線の周辺に発生する[[磁界]]の大きさを計算する[[ビオ・サバールの法則]]を発見。 * 1820年 - [[フランソワ・アラゴ]]が、鉄心に巻きつけた導線に電流を流すと[[磁石]]になる[[電磁石]]の原理を発見。 * 1820年 - [[ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック]]が、電流を流した導線が1つの磁石になることを発見。 * 1820年 - [[アンドレ・マリー・アンペール]]が、電流を流した2本の導線が互いに反発・吸引する相互作用と、電流の方向に対して右ねじの回転方向に磁界が生じるという[[アンペールの法則]]を発見。 * [[1821年]] - [[マイケル・ファラデー]]が、電流を流した導線と磁石の間に相互作用があることを確認。 * [[1822年]] - [[トーマス・ゼーベック]]が、異なる金属を接合させて閉じた回路にしたとき、両者の接点に温度差があると電流が発生するという[[ゼーベック効果]]を発見。 * 1822年 - アンペールが、電流を流した2本の導線間に働く力が、電流の積に比例し、距離に反比例することを確認。 * [[1823年]] - [[ウィリアム・スタージャン]]が、最初の電磁石を発明。 * [[1824年]] - アラゴが、円板の周辺に沿って磁石を回転させると、円板も同じ方向に回転するというアラゴーの回転板の原理を発見。 * [[1826年]] - [[ゲオルク・オーム]]が、[[電圧]]と電流、[[電気抵抗]]の関係を表した[[オームの法則]]を発見。 * [[1831年]] - ファラデーが、導線を通り抜ける[[磁力線]]の数が時間的に変化すると、導線に誘導起電力発生するという[[ファラデーの電磁誘導の法則]]を発見。 * [[1834年]] - [[ハインリヒ・レンツ]]が、電磁誘導による誘導電流は、それを生み出す磁石の動きを妨げる方向に流れるという[[レンツの法則]]を発見。 * [[1837年]] - ファラデーが、[[電磁場]]は、近接する媒体に伝わって周囲に影響を及ぼすという近接媒体電磁場説を提唱。 * [[1840年]] - [[ジェームズ・プレスコット・ジュール]]が、電気が熱に変わるとき、その発熱量と電力、時間の関係を表した[[ジュールの法則]]を発見。 * [[1842年]] - [[ジョセフ・ヘンリー]]が、[[コンデンサ]]の電荷を[[コイル]]で[[放電]]させると、[[電気振動]]が発生することを発見。 * [[1856年]] - [[ジェームズ・クラーク・マクスウェル]]が、電磁気の第1の論文「ファラデーの力線について」を発表。これによって、電気現象を数学的に表現。 * [[1859年]] - [[ガストン・プランテ]]が、[[充電]]ができる[[鉛蓄電池]]([[二次電池]])を発明。 * [[1861年]] - マクスウェルが、第2の論文「物理的力線について」を発表。[[電磁場]]理論を発表。 * [[1864年]] - マクスウェルが、第3の論文「電磁場の動力学的理論」で、[[電磁波]]の存在を予言。 * [[1870年]] - [[ゼノブ・グラム]]が長時間運転可能な[[発電機]]を実用化。 * [[1873年]] - マクスウェルが、電磁気に関する研究の集大成として「電磁気学」を発表。光が[[電磁気学]]的現象であることを明言する。 * [[1875年]] - [[ジョン・カー (物理学者)|ジョン・カー]]が、いくつかの液体で電気的に引き起こされる複屈折を発見する。 * [[1876年]] - [[アレクサンダー・グラハム・ベル]]が、[[電話機]]を発明。人の声を電流に変換して初めて送信。 * [[1879年]] - [[デイビッド・エドワード・ヒューズ]]が、[[炭素]]粉末の接触抵抗が、[[音波]]によって変化する現象を発見。後の[[検波器]]の実現に貢献した。 * [[1883年]] - [[ウィリアム・スタンレー]]<!-- :en:William Stanley, Jr. -->が、[[変圧器]]の原理の基礎となる逆起電力理論を提唱。 * [[1885年]] - [[ジョン・フレミング]]が、[[フレミングの法則|フレミングの右手の法則]](発電機の原理)を発表。後に[[フレミングの法則|左手の法則]]([[モーター]]の原理)も。 * [[1888年]] - [[ハインリヒ・ヘルツ]]が、マクスウェルの予言した電磁波説を、火花発生装置と火花検出器を用いた実験で証明。 * [[1889年]] - [[エドアール・ブランリー]]が、[[無線]][[電信]]の受信用検波器を発明。 * [[1895年]] - [[アレクサンドル・ポポフ (物理学者)|アレクサンドル・ポポフ]]が、ブランリーが発明した検波器を改良して実用化。 * 1895年 - [[ヴィルヘルム・レントゲン]]が、[[X線]]を発見。 * [[1901年]] - [[グリエルモ・マルコーニ]]が、火花放電による電磁波の大西洋横断[[通信]]に成功。 [[Category:年表|てんしきかく]] [[Category:電磁気学|*ねんひよう]] [[cATEGORY:物理学史|てんしきかくのねんひよう]]
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