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'''障害者福祉'''(しょうがいしゃふくし)とは、身体、知的発達、精神に障害を持つ人々に対して、自立を支援する福祉サービスのことである。広義では[[障害年金]]などの所得保障・医療保障、また雇用・住宅施策も含む。 日本では第二次世界大戦後、身体に障害を持った[[傷痍軍人]]等への「対策的な」施策として身体障害者福祉が発足したが、現在では、障害を持っていても[[健常者]]と同様に自立して暮らす[[ノーマライゼーション]]の考え方や、社会的統合([[統合教育|インテグレーション]])さらに[[障害者権利条約]]に拠る[[インクルージョン]]教育を理念とするようになった。 ==障害の分類== [[障害者]]には[[身体障害者]]、[[知的障害者]]、[[精神障害者]]の3つの種類があり、誕生のときからの先天性障害、乳幼児期の病気による障害、成人になってからの障害([[後遺障害]])、事故による障害など原因は様々であり、重複障害の場合もある。 ==障害福祉の動向== かつて障害者福祉サービスの利用については、行政の[[措置]]決定により、施設に入所したり、在宅サービスを受ける形になっていたが、[[2003年]]度から、利用者が自由に施設や事業者を選び、施設や事業者と契約を交わす形で入所先を決定したり、サービスを供給する事業所を決定する[[支援費制度]]が導入された。 そして[[2006年]]度から「障害者自立支援法」が施行され、年齢や障害種別ごとに縦割りに提供されてきたサービスを一元化し、新しいサービス体系に移行した。現在は「[[障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律]](障害者総合支援法)」である。 ==障害福祉サービス== 障害福祉サービスのうち、施設サービスとしては、身体の機能を向上させる訓練等給付([[リハビリテーション]])、日常生活が自ら行えるようにする[[地域生活支援]]事業、[[就労移行支援]]、[[ピアサポート]]などがある。 ==参考文献== *HMG(英国政府)[[柏野健三]]訳『新福祉契約 英国の野心』帝塚山大学出版会、2008年。 == 関連項目 == *[[セックスボランティア]] *[[ポレポレ苑]] *[[情報保障]] *[[障害者権利条約]] {{DEFAULTSORT:しようかいしやふくし}} [[Category:障害者福祉|*]] [[Category:社会福祉学]]
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