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'''長野 まゆみ'''(ながの まゆみ、[[1959年]][[8月13日]] - )は、[[東京都]]出身の[[小説家]]。[[女子美術大学]]芸術学部卒業。 == 作風 == 耽美的な作風で、鉱石、機械、幻想世界だけに存在する少年といったモチーフを繰り返し使用する。SF・ファンタジーに分類される幻想小説や、児童文学などを手がける。旧字体を多く用いた、流麗な文章を特徴とする。 [[宮沢賢治]]と[[稲垣足穂]]の濃厚な影響下で創作活動を開始。初期作品は兄弟や親友同士の友情や精神的な絆を描いたものが多いが、近年は男性同士の恋愛模様(時には異性間の恋愛模様も)を描いたものも多く、性的描写を含むものもある。 == 経歴 == デパート勤務、フリーの商業デザイナーを経て小説家デビュー。 * 1988年に『少年アリス』で第25回[[文藝賞]]受賞。第2回[[三島由紀夫賞]]候補作。 * 1990年10月にファンクラブ「三月うさぎのお茶会」が発足され、2004年3月に終了。 * 2004年4月から「少年電氣倶楽部」として新たに活動を開始。 == 作品 == *少年アリス(1989年1月、河出書房新社)のち文庫 *野ばら(1989年7月、河出書房新社)のち文庫 *夜啼く鳥は夢を見た(1990年5月10日、河出書房新社)のち文庫 *魚たちの離宮(1990年9月10日、河出書房新社)のち文庫 *天体議会 Planet Blue(1991年4月、河出書房新社)のち文庫 *夜間飛行 Moon sherbet(1991年7月、河出書房新社)のち文庫 *星降る夜のクリスマス(1991年11月、河出書房新社)文庫「聖月夜」に収録 *少年アリス三月うさぎのお茶会へ行く(1992年1月、河出書房新社)文庫「聖月夜」に収録 *学校ともだち(1992年9月、学習研究社)のち河出文庫 *テレヴィジョン・シティ(上・下)(1992年10月、河出書房新社)のち文庫 *クリスマスの朝に(1992年11月30日、河出書房新社)文庫「聖月夜」に収録 *レプリカキット(1992年12月、学習研究社)のち河出文庫「螺子式少年」 *仔犬の気持ち Puppy's feeling(1992年12月、河出書房新社)文庫「聖月夜」に収録 *天球儀文庫series 全4巻(1999-1992、作品社)のち河出文庫全1巻 *三日月少年漂流記 長野まゆみEARLY WORKS1(1993年1月、河出文庫)のち単行本 *夏至南風(1993年6月、河出書房新社)のち文庫 *行ってみたいな、童話の国(1993年10月、河出書房新社)のち文庫 *カンパネルラ 長野まゆみEARLY WORKS2(1993年11月、河出文庫)のち単行本 *夏季休暇 長野まゆみEARLY WORKS3(1994年2月、河出文庫)のち単行本 *鉱石倶楽部(1994年2月、白泉社)のち文春文庫 *雨更紗(1994年4月、河出書房新社)のち文庫 *夏至祭 長野まゆみEARLY WORKS4(1994年5月、河出文庫)のち単行本 *雪花草子(1994年6月、河出書房新社)のち新潮文庫 *耳猫風信社(1994年7月、光文社)のち文庫、河出文庫「綺羅星波止場」 *夏帽子 A STRAW HAT(1994年7月、作品社)のち河出文庫 *銀河電燈譜(1994年11月、河出書房新社) *宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ(1995年2月、河出文庫) *八月六日上々天気(1995年4月、河出書房新社)のち文庫 *新学期(1995年7月、河出書房新社)のち文庫 *綺羅星波止場*(1995年7月、河出文庫) *聖月夜(1995年9月、河出文庫) *賢治先生(1995年10月、河出書房新社)のち文庫 *上海少年(1995年11月、集英社)のち文庫 *月の船でゆく(1996年4月、光文社)のち文庫 *兄弟天気図(1996年7月19日、河出書房新社)のち文庫 *鳩の栖(1996年11月26日、集英社)のち文庫 *天然理科少年(1996年12月、角川書店)のち文春文庫 *銀木犀(1997年1月、河出文庫) *水迷宮 汪の巻(1997年6月、河出書房新社) *水迷宮 瀧の巻(1997年7月、河出書房新社) *白昼堂々(1997年9月、集英社)のち文庫 *新世界 全5巻(1996-1998年、河出書房新社)のち文庫 *碧空(1998年11月、集英社)のち文庫 *オルスバン(青い鳥少年文庫シリーズ1)(1992年2月、作品社) *ヒルサガリ(青い鳥少年文庫シリーズ2)(1999年5月、作品社) *超少年(1999年6月、河出書房新社)のち文庫 *オトモダチ(青い鳥少年文庫シリーズ3)(1999年8月、作品社) *ギンノヨル(青い鳥少年文庫シリーズ4)(1999年11月、作品社) *サマー・キャンプ(2000年4月、文藝春秋)のち文庫 *彼等(2000年5月、集英社)のち文庫 *ぼくはこうして大人になる(2000年10月、大和書房)のち新潮文庫 *海猫宿舎(2000年11月、光文社)のち文庫 *絶対安全少年(2000年12月、作品社)のちポプラ文庫 *千年王子(2001年6月、河出書房新社) *若葉のころ(2001年11月、集英社)のち文庫 *東京少年(2002年3月、毎日新聞社)のち光文社文庫 *猫道楽(2002年6月、河出書房新社)のち文庫 *ユーモレスク(2003年2月、マガジンハウス)のちちくま文庫 *コドモノクニ(2003年4月11日、河出書房新社)のち文庫 *三日月少年の秘密(2003年9月、河出書房新社)のち文庫 *紺極まる (2003年12月、大和書房)のち文庫 *よろづ春夏冬中(2004年10月、文藝春秋)のち文庫 *時の旅人(2005年3月、河出書房新社) *箪笥のなか(2005年9月、講談社)のち文庫 *あめふらし(2006年6月、文藝春秋)のち文庫 *となりの姉妹(2007年3月、講談社)のち文庫 *メルカトル(2007年4月25日、大和書房) *カルトローレ(2008年4月、新潮社)のち文庫 *左近の桜(2008年7月、角川書店)のち文庫 *改造版 少年アリス(2008年11月、河出書房新社) *咲くや、この花 左近の桜(2009年3月26日、角川書店) のち文庫 *お菓子手帖(2009年6月19日、河出書房新社) *レモンタルト(2009年10月27日、講談社)のち文庫 *白いひつじ(2009年11月25日、筑摩書房) *野川(2010年7月15日、河出書房新社) *デカルコマニア(2011年5月、新潮社) *チマチマ記(2012年6月27日、講談社) *あのころのデパート(2012年8月22日、新潮社) *45°(2013年3月29日、講談社) *ささみみささめ(2013年10月10日、筑摩書房) *団地で暮らそう!(2014年3月14日、毎日新聞社) === シリーズ物 === * 天球儀文庫series 全4巻(挿絵 鳩山郁子)作品社 のち河出文庫 『月の輪船』(1991年10月) 『夜のプロキオン』(1991年11月) 『銀星ロケット』(1992年3月) 『ドロップ水塔』(1992年7月) * 新世界series 全5巻 河出書房新社 のち文庫 『新世界<1st>』(1996年6月) 『新世界<2nd>』(1996年10月) 『新世界<3rd>』(1997年4月) 『新世界<4th>』(1998年4月) 『新世界<5th>』(1998年7月) * 青い鳥少年文庫series 全4巻 作品社 『オルスバン』『ヒルサガリ』『オトモダチ』『ギンノヨル』 * 白昼堂々series 全4巻 集英社 のち文庫 『白昼堂々』『碧空』『彼等』『若葉のころ』 *左近の桜series 『左近の桜』『咲くや、この花』 === 随筆 === *ことばのブリキ罐(1992年3月、河出書房新社)のち新装版 文庫「宇宙百貨活劇*」に収録 *都づくし旅物語 京都・大阪・神戸の旅(1994年2月、河出書房新社)のち文庫「遊覧旅行」 *玩具草子(2002年2月、作品社) === アンソロジー === *小説乃湯 お風呂小説アンソロジー(有栖川有栖・編。2013年3月、角川書店)『左近の桜』より「花も嵐も春のうち」を収録。 *忘れられない一冊(2013年9月6日、朝日文庫)『少年愛の美学』(著:稲垣足穂)についてを収録。 == 外部リンク == *[http://www.mimineko.co.jp/ 耳猫風信社 公式サイト] {{DEFAULTSORT:ながの まゆみ}} [[Category:日本の小説家]] [[Category:東京都出身の人物]] [[Category:女子美術大学出身の人物]] [[Category:1959年生]] [[Category:存命人物]]
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