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'''金森 重近'''（かなもり しげちか、[[天正]]12年（[[1584年]]） - [[明暦]]2年[[12月16日 (旧暦)|12月16日]]（[[1657年]][[1月30日]]））は、[[武将|戦国武将]]・[[金森可重]]（[[飛騨国|飛騨]][[飛騨高山藩|高山藩]]主）の長男。弟に[[金森重頼]]、[[金森重勝]]、[[酒井重澄]]。'''宗和'''（そうわ）の[[号 (称号)|号]]で名高い。宗和流茶道の祖。子に[[金森方氏]]、[[山下市政]]室。

[[慶長]]19年（[[1614年]]）[[大坂の役|大坂の陣]]で徳川方につく父可重らを批判したことで[[廃嫡]]され、母（[[遠藤慶隆]]娘）と供に京都に隠棲する。大徳寺で[[禅]]を学び、剃髪して「'''宗和'''」と号する。

祖父長近、父可重らと同じく[[茶道|茶の湯]]に秀でていたこともあり、公家との交友を深めながら、やがて[[茶道|茶人]]として活躍をはじめる。[[古田重然]]（織部）や[[小堀政一]]（遠州）の作風を取り入れながらも、その茶風はやわらかく、優美であり「'''姫宗和'''」と呼ばれ京の公家たちに愛され、江戸の[[徳川家光]]に招かれたこともある。（対する[[千宗旦]]への呼称は「'''乞食宗旦'''」であった）。その系譜は[[茶道]][[宗和流]]として今日まで続いている。

陶工[[野々村仁清]]を見出したことでも知られ、また、大工・高橋喜左衛門と塗師・成田三右衛門らに命じて、飛騨[[春慶塗]]を生み出したともされている。

墓所は[[京都府]][[京都市]][[北区 (京都市)|北区]]天寧寺門前町の[[天寧寺 (京都市)|天寧寺]]。

==書籍==
*谷 晃『金森宗和』（[[宮帯出版社]] 2013年）
*[[東郷隆]]『洛中の露―金森宗和覚え書』（[[新潮社]] 1998年）

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[[Category:金森氏|しけちか]]
[[Category:江戸時代の茶人]]
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[[Category:江戸時代の武士]]
[[Category:廃嫡された人物]]
[[Category:1584年生]]
[[Category:1657年没]]