豊橋駅のソースを表示

{{駅情報
|社色 =
|文字色 =
|駅名 = 豊橋駅*
|画像 = Toyohashi Station (2011.07).jpg
|pxl =
|画像説明 = 東口遠景（2011年7月23日）
|よみがな = とよはし
|ローマ字 = Toyohashi
|電報略号 = トヨ
|所属事業者= {{Color|#f77321|■}}[[東海旅客鉄道]]（JR東海）<br />{{Color|#2d86bd|■}}[[日本貨物鉄道]]（JR貨物）<br />{{Color|#ff0033|■}}[[名古屋鉄道]]（名鉄）
|所在地 = [[愛知県]][[豊橋市]]花田町字西宿
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|34|45|46|N|137|22|54|E|type:railwaystation_region:JP-23|display=inline,title}}
|開業年月日= [[1888年]]（[[明治]]21年）[[9月1日]]
|駅構造 = [[地上駅]]（[[橋上駅]]）
|ホーム = 2面3線（新幹線）<br />5面8線（在来線）
|廃止年月日=
|乗車人員 = （JR東海）26,851人/日<br />（名鉄）16,407
|乗降人員 =
|統計年度 = 2012年
|乗入路線数= 4
|所属路線1 = {{Color|#f77321|■}}[[東海道新幹線]]
|前の駅1 = [[浜松駅|浜松]]
|駅間A1 = 36.5
|駅間B1 = 42.7
|次の駅1 = [[三河安城駅|三河安城]]
|駅番号1 =
|キロ程1 = 293.6
|起点駅1 = [[東京駅|東京]]
|所属路線2 = {{Color|#f77321|■}}{{Color|#2d86bd|■}}[[東海道本線]]
|前の駅2 = [[二川駅|二川]]
|駅間A2 = 6.9
|駅間B2 = 4.8
|次の駅2 = [[西小坂井駅|西小坂井]]
|駅番号2 =
|キロ程2 = 293.6
|起点駅2 = 東京
|所属路線3 = {{Color|#f77321|■}}{{Color|#2d86bd|■}}[[飯田線]]
|隣の駅3 = self
|前の駅3 =
|駅間A3 =
|駅間B3 =
|次の駅3 = (1.5km) [[船町駅|船町]]►
|キロ程3 = 0.0
|駅番号3 =
|起点駅3 = 豊橋
|所属路線4 = {{Color|#ff0033|■}}[[名鉄名古屋本線|名古屋本線]]
|隣の駅4 = self
|前の駅4 =
|駅間A4 =
|駅間B4 =
|次の駅4 = (5.0km) [[伊奈駅|伊奈]]►
|キロ程4 = 0.0
|駅番号4 =
|起点駅4 = 豊橋
|乗換 = [[新豊橋駅]]（[[豊橋鉄道渥美線]]）<br />[[駅前停留場]]（[[豊橋鉄道東田本線]]）
|備考 = [[共同使用駅]]<br />JR東海：[[日本の鉄道駅#直営駅|駅長配置駅]]（[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]]）<br />JR東海：[[みどりの窓口]] 有
|備考全幅 = * 飯田線・名鉄の駅は[[1899年]]から[[1943年]]まで'''吉田駅'''を名乗っていた。
}}
'''豊橋駅'''（とよはしえき）は、[[愛知県]][[豊橋市]]花田町字西宿にある、[[東海旅客鉄道]]（JR東海）・[[日本貨物鉄道]]（JR貨物）・[[名古屋鉄道]]（名鉄）の[[鉄道駅|駅]]である。

== 概要 ==
愛知県東部、[[東三河]]地区の中心都市・豊橋市に位置し、その[[中心市街地]]に立地する駅である<ref name="toshinkassei">{{PDFlink|[http://www.city.toyohashi.aichi.jp/bu_kikaku/toshinkassei/kihonkeikaku.html 「豊橋市中心市街地活性化基本計画」]}}（豊橋市ウェブサイト）、2011年11月24日閲覧</ref>。隣接する駅も含めて多数の鉄道路線が伸び、加えて[[路面電車]]・[[路線バス]]などの[[公共交通機関]]も集中しており、「東三河の交通拠点」として位置づけられている<ref name="toshinkassei"/>。

豊橋駅はJR東海・JR貨物・名鉄の3社が運営。乗り入れる路線は、JR線は[[東京駅]]（[[東京都]]）と[[新大阪駅]]（[[大阪市]]）を結ぶ[[東海道新幹線]]、東京駅と[[神戸駅 (兵庫県)|神戸駅]]（[[神戸市]]）を結ぶ[[東海道本線]]、豊橋駅を起点に[[辰野駅]]（[[長野県]]）までを結ぶ[[飯田線]]、名鉄は豊橋駅を起点に[[名鉄岐阜駅]]（[[岐阜県]]）に至る[[名鉄名古屋本線|名古屋本線]]、計4路線である。また、隣接する[[新豊橋駅]]からは[[三河田原駅]]までを結ぶ[[豊橋鉄道]][[豊橋鉄道渥美線|渥美線]]、[[駅前停留場]]からは路面電車の豊橋鉄道[[豊橋鉄道東田本線|東田本線]]の2路線がそれぞれ伸びている。

このうち愛知県の中心・[[名古屋市]]へは、JR東海道新幹線・東海道本線と名鉄名古屋本線の3路線が通じる。この区間ではJR東海・名鉄の両社から各種[[特別企画乗車券]]が発売されており、激しい[[市場占有率|シェア]]争いが展開されている。ただし豊橋駅は両社の「[[共同使用駅]]」であり、構内を共有している。なお、2005年から誤乗を防ぐためか、名鉄線用の発車票は、通常省略される'''「名鉄岐阜」「名鉄一宮」「名鉄名古屋」'''の'''名鉄'''を省略せずに表示している。

貨物営業を担当するJR貨物は東海道本線と飯田線において[[鉄道事業者#第二種鉄道事業|第2種鉄道事業者]]として[[貨物列車]]を運転しているが、豊橋駅に停車する貨物列車は存在しない。ただし、[[コンテナ]]取扱駅としての機能は[[#豊橋オフレールステーション|豊橋オフレールステーション]]として残存する。

駅の開業は[[1888年]]（[[明治]]21年）。当初からの東海道本線に加え[[1897年]]（明治30年）に飯田線、[[1927年]]（[[昭和]]2年）に名鉄線が乗り入れ、[[1964年]]（昭和39年）に東海道新幹線が開通して現在の路線網ができあがった。JR2社と名鉄が運営する現在の体制になったのは[[1987年]]（昭和62年）の[[国鉄分割民営化]]によるものである。

== 沿革 ==
=== 開業までの経緯 ===
豊橋駅は、[[1888年]]（[[明治]]21年）[[9月1日]]に開業した<ref name="hensen2_p24">『停車場変遷大事典』2、p24</ref>。

[[東京]]から[[横浜市|横浜]]まで、日本で最初の鉄道が開業したのが[[江戸時代]]から明治に変わって6年目の[[1872年]]（明治5年）のことである。その後[[1884年]]（明治17年）、東京と[[大阪市|大阪]]を結ぶ幹線鉄道計画が決定する。当初の計画では、[[本州]]内陸部の[[中山道]]のルートが構想されていたが、2年後の[[1886年]]（明治19年）7月[[東海道]]のルートに変更され、幹線鉄道の建設が開始された。豊橋はこの東海道沿いの町であり、江戸時代は東海道の[[宿場|宿場町]]（[[吉田宿]]）、[[三河吉田藩|吉田藩]]の[[城下町]]、さらには[[豊川]]の湊町として栄えた場所である<ref>『角川日本地名大辞典』23、p1780</ref>。

愛知県下では1886年に[[知多半島]]ですでに鉄道が開通し、西へ向かって順次延伸されていた。東海道の鉄道建設決定後、ただちに東への延伸も開始される。その第1歩として、1888年9月1日、既存路線の中間の[[大府駅]]から、静岡県の[[浜松駅]]まで線路が新たに開通した<ref>『停車場変遷大事典』1、p143</ref>。豊橋駅の開業は、この区間の開通によるものである。東京から[[神戸市|神戸]]までの、現在の東海道本線にあたる鉄道が全線にわたって開通したのは翌[[1889年]]（明治22年）のことである。

=== 開業と発展 ===
駅が開設されたのは、当時の町の中心から西南に約600メートル離れた場所で<ref name="shishi3_pp166-167">『豊橋市史』第三巻、pp166-167</ref>、所在地は豊橋町ではなく[[渥美郡]][[花田村 (愛知県)|花田村]]西宿<!--（89年以降）-->であった<ref name="kaitsu_p13">『鉄道開通』、p13</ref>。とはいえ駅の開業は、豊橋が発展する契機となった<ref name="shishi3_pp166-167"/>。市街地の様相も駅の開設によって変化した。駅の開設により、駅前から市街地の上伝馬町まで停車場通り（後の常盤通）が建設されるが、当初駅・通りの周囲には田畑が広がり、駅前には旅館3軒・貨物を扱う運送屋1軒という状態であった<ref>『豊橋市史』第三巻、p825</ref>。しかしその後、徐々に駅周辺は新たな町の中心地として発展してくことになる<ref name="shishi3_pp166-167"/>。なお、[[1906年]]（明治39年）に豊橋町は花田村を合併、さらに市制を施行して豊橋市となっている。

東海道本線に続いて、[[1897年]]（明治30年）[[7月15日]]に現在の飯田線にあたる、[[豊川駅 (愛知県)|豊川駅]]までの路線が開通する。開通当初は[[豊川鉄道]]という[[私鉄]]が運営していた。同社は元々、[[宝飯郡]][[下地町 (愛知県)|下地町]]（現・豊橋市、豊川北側の地域）と豊川を結ぶ鉄道を計画していた<ref>『豊橋市史』第三巻、p830</ref>が、豊川に架橋して東海道本線豊橋駅に接続する路線とした<ref>『豊橋市史』第三巻、p832</ref>。この豊川鉄道は、当初豊橋駅を共用していたが、[[1899年]]（明治32年）に北側へ分離して吉田駅を開設している<ref>『鉄道開通』、p15</ref>。

[[1908年]]（明治41年）、市に隣接する[[高師村]]（現・豊橋市）に[[大日本帝国陸軍|陸軍]]の[[第15師団 (日本軍)|第15師団]]が設置された<ref name="shishi3_p167">『豊橋市史』第三巻、p167</ref>。師団の設置は「市制施行以来、豊橋市を最も大きく変容させた」とされる<ref name="shishi3_p167"/>が、このことは市の玄関口である豊橋駅にも影響を与えた。師団の設置を契機とする乗客や貨物の増加、それに戦時における師団の移動という観点からも駅の拡張が希求されるようになるのである<ref>『豊橋市史』第三巻、p175</ref>。[[1911年]]（明治44年）、駅の拡張工事が着工され、[[1916年]]（[[大正]]5年）に新駅舎が完成した<ref>『豊橋市史』第三巻、p176</ref>。開業時からの旧駅舎は建坪約45[[坪]]（150[[平方メートル|m&sup2;]]）で平屋建て・[[瓦葺き]]の建物であった<ref name="kaitsu_p13"/>が、新駅舎は約145坪（480m&sup2;）の平屋建てで、屋根は石磐葺、入り口には車寄せを設けた近代的な建物となった<ref>『鉄道開通』、p14</ref>。

1920年代には、豊橋駅周辺に相次いで私鉄路線が加わる。[[1925年]]（大正14年）、市内に豊橋電気軌道（現・[[豊橋鉄道]][[豊橋鉄道東田本線|東田本線]]）の[[路面電車]]が開通し、駅前に乗り入れて[[駅前停留場]]を設置した。[[1927年]]（昭和2年）には、渥美半島の[[田原市|田原]]とを結ぶ渥美電鉄（現・豊橋鉄道[[豊橋鉄道渥美線|渥美線]]）が駅前に[[新豊橋駅]]を設置する。同じ年、愛知電気鉄道豊橋線（現・[[名鉄名古屋本線]]）が全通し、豊川鉄道の吉田駅への乗り入れがなった（後述）。この吉田駅はこれに先立つ大正末期に駅舎が、階上に[[食堂]]を併設する、三角形の側壁を特徴とする[[鉄筋コンクリート構造|鉄筋コンクリート造]]の建物に改築されている<ref>『飯田線 1897〜1997』、p27</ref>。

同じ時期、国鉄豊橋駅にも手が加えられ、1927年に再度の駅舎改築、次いで[[1929年]]（昭和4年）には西口が新設された<ref name="shishi4_p768">『豊橋市史』第四巻、p768</ref>。

=== 愛知電気鉄道の乗り入れ ===
名鉄の前身にあたる[[愛知電気鉄道]]は、1927年[[6月1日]]より吉田駅に乗り入れた。

愛知電気鉄道は[[1912年]]（明治45年）に知多半島西部で路線（現・[[名鉄常滑線|常滑線]]）を開通させ、[[1917年]]（大正6年）からはその起点[[神宮前駅]]（[[名古屋市]]）から東へ路線を延ばし始めた<ref>『名鉄百年史』、p74,101</ref>。路線は[[1923年]]（大正12年）に[[東岡崎駅]]（[[岡崎市]]）へと達し、[[1926年]]（大正15年）には豊川鉄道に接続する[[小坂井駅]]（吉田駅から当時2つ目の駅）まで開通した。豊橋への乗り入れは、愛知電気鉄道が新たに[[単線]]を敷設し、既存の豊川鉄道線の単線とをあわせて両社の共用する方式をとり、[[伊奈駅]]から吉田駅までの新線が1927年に開通して愛知電気鉄道は吉田駅への乗り入れを果たした<ref>『名古屋鉄道百年史』、p141-142</ref>。当該区間の開通により、愛知電気鉄道豊橋線神宮前・吉田間は全線開通をみた。

全通なった豊橋線には高速運転をする特急列車や急行列車が新設され、その所要時間は特急63分・急行72分と同区間の国鉄東海道本線に比して4-50分速い高速運転を実施した。さらに[[1930年]]（昭和5年）からは「超特急あさひ」が1往復新設され、神宮前・吉田間を57分で結んだ。このような愛知電気鉄道の優位を前に、短期間のうちに乗客は国鉄から愛知電気鉄道に流れた<ref>『名古屋鉄道百年史』、p143-145</ref>。

この愛知電気鉄道は[[1935年]]（昭和10年）に名鉄に合併され、豊橋線も名鉄の豊橋線となっている。

=== 戦災と復興 ===
[[太平洋戦争]]中の[[1943年]]（昭和18年）、豊川鉄道の路線は[[戦時買収私鉄|国有化]]され、国鉄飯田線の一部となった。これに伴い吉田駅は豊橋駅に併合され<ref name="hensen2_p97">『停車場変遷大事典』2、p97</ref>、吉田駅を豊川鉄道と[[共同使用駅|共同使用]]していた名鉄も豊橋駅への乗り入れ・国鉄との共同使用へと変更された<ref>『名鉄百年史』、p201</ref>。

戦争末期の[[1945年]]（昭和20年）[[6月19日]]夜、豊橋の街は[[アメリカ軍]]によって[[空襲]]される（[[豊橋空襲]]）。空襲で市街地の約90%が焼失する被害を受け<ref>『豊橋市戦後復興誌』</ref>、豊橋駅でも機関区と配電室を除いて被災し<ref name="fukko_pp273-274">『豊橋市戦災復興誌』、pp273-274</ref>、駅舎は全焼した。東海道本線が平常運転に復するのには1週間を要し、さらに駅における一般乗降客の取り扱い再開は7月20日まで待たねばならなかった<ref name="fukko_pp273-274"/>。なお、飯田線は6月22日に運転を再開、名鉄線は翌23日に再開した<ref name="fukko_pp273-274"/>。

空襲後、駅舎は東海道本線側については[[バラック]]で営業を続け<ref>『豊橋のチンチン電車』、p69</ref>、飯田線・名鉄線側（旧吉田駅）については戦災当時の残骸のまま使用されていた<ref>『豊橋市戦災復興誌』、p275</ref>（コンクリート壁だけが焼け残っていた<ref>『豊橋のチンチン電車』、p59</ref>）が、空襲から5年後の[[1950年]]（昭和25年）に新駅舎が再建された<ref name="fukko_pp277-278">『豊橋市戦災復興誌』、p277</ref>。この駅舎は、国鉄以外の企業・[[地方公共団体|自治体]]などが駅舎の改築工事費を分担し、竣工後に一部を[[商業施設]]などに使用する「[[民衆駅]]」の第1号として有名である<ref name="jrc20_pp265-266">『東海旅客鉄道20年史』、pp265-266</ref>。木造2階建て・建坪560坪（1850m&sup2;）で、1階に[[飲食店]]・[[理髪店]]・[[雑貨店]]など民間の商業施設が、2階には市民出資の[[百貨店]]が入居した<ref>『鉄道開通』、p18</ref>。同時期に、駅前広場の拡張も実施された。従来の広場面積は4,000m&sup2;であったが、これを拡張して18,600m&sup2;とした。広場には、[[防火用水]]と広場の美化を目的に[[噴水]]も設置された<ref>『豊橋市戦災復興誌』、p121,203-204,281</ref>。

=== 戦後の展開 ===
[[ファイル:Toyohashistation1992.jpg|thumb|1970年改築の5代目駅舎（1992年撮影）]]

[[1953年]]（昭和28年）、東海道本線の[[鉄道の電化|電化]]区間が豊橋駅を経て[[名古屋駅]]まで到達した。これにあわせて[[東京駅]]と[[大阪駅]]を結ぶ特急「[[つばめ (列車)|はと]]」が豊橋駅への停車を開始した<ref name="fukko_p442">『豊橋市戦災復興誌』、p279,442</ref>。

一方、名鉄では[[1948年]]（昭和23年）、名岐線と豊橋線が一体化されて豊橋駅と新岐阜駅（[[岐阜県]][[岐阜市]]、現・[[名鉄岐阜駅]]）を結ぶ「[[名鉄名古屋本線|名古屋本線]]」と改称された。一体化に伴って豊橋と岐阜を結ぶ直通列車の運転が開始されている<ref>『名鉄百年史』、pp250-251</ref>。

[[1964年]]（昭和39年）[[10月1日]]、[[東海道新幹線]]が東京駅から[[新大阪駅]]までの区間で開通する。このとき、豊橋には新幹線の駅も新設された<ref name="hensen2_p59">『停車場変遷大事典』2、p59</ref>。新幹線が建設された豊橋駅西口は鉄筋コンクリート造2階建ての[[橋上駅|橋上駅舎]]に改築された<ref>『鉄道開通』、p80</ref><ref name="jrc20_pp265-266"/>。

新幹線の開通と、[[東三河]]地域の工業開発により乗降客数のさらなる増加が見込まれたことにより、[[1970年]]（昭和45年）、駅舎が改築された<ref name="toyo100_pp468-471">『豊橋市百年史』、pp468-471</ref><ref>映画『略称・連続射殺魔』（1969年）に改築直前の豊橋駅が登場する</ref>。新駅舎は、地下1階・地上3階建て<ref name="toyo100_pp468-471"/>、鉄筋コンクリート造の[[駅ビル]]として開業した<ref>『鉄道開通』、p23</ref>。駅ビル「豊橋ステーションビル」は100余りの店舗が入居する商業施設を兼ねており、運営会社として豊橋市も出資する[[豊橋ステーションビル|豊橋ステーションビル株式会社]]が設立された<ref name="toyo100_pp468-471"/>。また、駅ビル建設と平行して市は駅前の整備にも着手。駅前の混雑解消と歩行者・車両の分離を図って、[[1976年]]（昭和51年）までに東口コンコースと駅前街区などを結ぶ地下道と、西口と東口を結ぶ東西連絡地下道からなる、総延長約700mの地下道が完成した<ref name="toyo100_pp468-471"/>。

=== JR発足後 ===
[[1987年]]（昭和62年）、国鉄の[[国鉄分割民営化|分割・民営化]]により国鉄豊橋駅の旅客営業はJR東海に、貨物営業はJR貨物に継承された。

豊橋駅に関するJR発足後の大きな事業として、駅ビルの再度の改築が挙げられる。JR東海は会社発足当時から、1970年の建築から20数年を経て陳腐化した駅ビルのリニューアルを計画していた。豊橋市側でも東西自由通路を整備し駅周辺の活性化を図る計画があり、[[1990年]]（[[平成]]2年）にJR東海と市は駅ビルリニューアル・自由通路整備等の推進で合意、東西自由通路・橋上駅舎・東口駅前広場の整備と駅ビル増改築からなる「豊橋駅総合開発事業」が進められることになった。[[1994年]]（平成6年）に本体工事に着手、市政90周年に合わせた[[1996年]]（平成8年）、まず第1段階として自由通路と橋上駅舎が完成。第2段階として[[1997年]]（平成9年）までに商業施設とホテルからなる駅ビルが開業した<ref name="jrc20_pp265-266"/><ref name="jrc20_pp299-300">『東海旅客鉄道20年史』、pp299-300</ref>。駅ビルは既存ビルに2層増築して5階建てのビルとし、その線路側に13階建てのホテル棟を新築して延べ床面積を従来の4倍にあたる約40,000m&sup2;とした<ref name="jrc20_pp299-300"/>。東口駅前広場の整備は[[1998年]]（平成10年）に完成。約5,000m&sup2;の[[ペデストリアンデッキ]]が整備され、デッキ下の1階部分には[[バス (交通機関)|バス]]・[[タクシー]]・路面電車といった[[公共交通機関]]のターミナル機能が集約された。このうち路面電車については軌道が約150m延伸され、駅に直結する形となった<ref name="toyo100_pp679-680">『豊橋市百年史』、pp679-680</ref>。

続いて[[2004年]]（平成16年）から、東口南側の地域において再開発事業が開始された。駅近くにありながら東海道本線と豊橋鉄道渥美線に挟まれているため低未利用地であった（それまで[[駐車場]]として使用されていた）貨物駅・操車場跡地を再開発する事業である<ref>[http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=22517&categoryid=1 東日ニュース]、[[東日新聞]]2008年2月25日配信</ref><ref name="toyo100_pp880-881">『豊橋市百年史』、pp880-881</ref>。[[2008年]]（平成20年）6月低未利用地の活用と渥美線との乗り換え利便性向上を目的とした渥美線新豊橋駅の移設が完成、それに先立つ3月には新豊橋駅との乗り換え距離を短縮する南口自由連絡通路が整備された<ref name="toyo100_pp880-881"/>。

=== 年表 ===
* [[1888年]]（明治21年）[[9月1日]] - 官設鉄道の駅として、豊橋駅開業<ref name="hensen2_p24"/>。
* [[1897年]]（明治30年）[[7月15日]] - [[豊川鉄道]]が豊川駅まで開通、同鉄道の豊橋駅開設<ref name="hensen2_p97"/>。
* [[1899年]]（明治32年）[[12月11日]] - 豊川鉄道の豊橋駅が吉田駅に改称<ref name="hensen2_p97"/>。
* [[1909年]]（明治42年）[[10月12日]] - 線路名松制定、豊橋駅を通る官設鉄道線を東海道本線と命名。
* [[1916年]]（大正5年）[[7月10日]] - 駅舎を改築、新駅舎使用開始<ref>『豊橋市史』第四巻、p744</ref>。
* [[1925年]]（大正14年）[[7月14日]] - 駅前に、豊橋電気軌道（現・豊橋鉄道東田本線）の[[駅前停留場]]が開業。
* [[1927年]]（昭和2年）
** [[5月27日]] - 駅舎を改築<ref name="shishi4_p768"/>。
** [[6月1日]] - 吉田駅に、愛知電気鉄道豊橋線が乗り入れ。
** [[10月1日]] - 駅前に、渥美電鉄（現・豊橋鉄道渥美線）の[[新豊橋駅]]が開業。
* [[1929年]]（昭和4年）[[4月21日]] - 西口を開設<ref name="shishi4_p768"/>。
* [[1935年]]（昭和10年）[[8月1日]] - 名古屋鉄道（名鉄）が愛知電気鉄道を合併。
* [[1943年]]（昭和18年）8月1日 - 豊川鉄道が[[戦時買収私鉄|国有化]]され飯田線となる<ref name="hensen2_p97"/>。あわせて吉田駅を豊橋駅に統合<ref name="hensen2_p97"/>、豊橋駅は国有鉄道と名鉄の共同使用駅となる。
* [[1945年]]（昭和20年）[[6月20日]] - 空襲で駅全焼<ref name="shishi4_pp783-784">『豊橋市史』第四巻、pp783-784</ref>。
* [[1946年]]（昭和21年）[[2月1日]] - 西口の営業を再開<ref name="shishi4_pp783-784"/>。
* [[1948年]]（昭和23年）[[5月16日]] - 名鉄豊橋線、名古屋本線に改称。
* [[1950年]]（昭和25年）[[3月14日]] - 「[[民衆駅]]」の新駅舎が竣工。[[3月30日]]に国鉄総裁[[加賀山之雄]]臨席で竣工式を挙行、[[4月1日]]より駅舎開業<ref name="fukko_pp277-278"/>。
* [[1953年]]（昭和28年）[[7月21日]] - 東海道本線の浜松駅から名古屋駅まで電化。この日から特急「はと」が豊橋駅に停車を開始<ref name="fukko_p442"/>。
* [[1964年]]（昭和39年）10月1日 - 東海道新幹線開通、新幹線停車駅となる<ref name="hensen2_p59"/>。
* [[1970年]]（昭和45年）[[7月1日]] - 新駅舎「豊橋ステーションビル」が営業開始<ref name="toyo100_pp468-471"/>。
* [[1986年]]（昭和61年）[[11月1日]] - [[チッキ|荷物]]の取り扱いを廃止<ref name="hensen2_p24"/>。
* [[1987年]]（昭和62年）
** [[3月15日]] - 国鉄二俣線の廃止に伴い9・10番線ホームが廃止される。<!--臨時では稀に→ また、気動車の乗り入れが無くなる。-->
** [[4月1日]] - [[国鉄分割民営化]]により、国鉄豊橋駅はJR東海・JR貨物が継承<ref name="hensen2_p24"/>。
* [[1996年]]（平成8年）[[9月16日]] - 橋上駅舎・東西自由通路の供用を開始<ref name="jrc20_pp265-266"/>。
* [[1997年]]（平成9年）
** [[3月9日]] - 駅ビルの商業施設「カルミア」が開業<ref name="jrc20_pp299-300"/>。
** [[6月11日]] - 駅ビルのホテル「ホテルアソシア豊橋」が開業<ref name="jrc20_pp299-300"/>。
* [[1998年]]（平成10年）
** [[2月19日]] - 駅前停留場が東口駅前広場のペデストリアンデッキ下（現在地）に設置。
** 3月 - ペデストリアンデッキ新設など東口駅前広場の整備が完成<ref name="toyo100_pp679-680"/>。
** [[10月3日]] - JR貨物、豊橋駅を「自動車代行駅」に指定。コンテナ[[貨物列車]]の設定廃止<ref name="kamotsu130_2p148"/>。
* [[2003年]]（平成15年）10月1日 - 新幹線ダイヤ改正で「[[ひかり (列車)|ひかり]]」停車本数増加（1日上下6本から16本へ）<ref name="toyo100_pp1017-1018">『豊橋市百年史』、pp1017-1018</ref>。
* [[2005年]]（平成17年）[[6月25日]] - 名鉄において[[トランパス (交通プリペイドカード)|トランパス]]が利用可能に（[[2012年]]（平成24年）[[2月29日]]をもってサービス終了<ref>[http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2010/1206592_1138.html トランパス対応「SFパノラマカード」・「回数乗車券」の発売および利用終了のお知らせ | 名古屋鉄道]</ref>）。
* [[2006年]]（平成18年）[[11月25日]] - JR東海においてICカード[[TOICA]]が利用可能に。
* [[2008年]]（平成20年）[[3月11日]] - 南口自由連絡通路を新設<ref>[http://www.toyohashi-kalmia.jp/company/index.html 豊橋ステーションビル会社案内]、2011年11月24日閲覧</ref>。
* [[2011年]]（平成23年）[[2月11日]] - 名鉄においてICカード[[manaca]]が利用可能に。
* [[2012年]]（平成24年）[[4月21日]] - TOICA・manaca相互利用開始。飯田線・名鉄線ホーム（1・2・3番線）にはJR←→名鉄の乗り換え用簡易改札機が設置された。

== 構造 ==
=== ホーム・配線 ===
豊橋駅の[[プラットホーム|ホーム]]は、大きく分けて東側にJRの在来線（東海道本線・飯田線）と名鉄線のホームが、西側に新幹線のホームが配置されている。新幹線の駅は[[高架駅]]である例が多いが、豊橋駅は[[地上駅]]で、在来線のみならず新幹線も線路やホームがほぼ地平レベルに存在する<ref name="haisen">『東海道ライン全線・全駅・全配線』第4巻、p34,36・pp6-7（配線図）</ref>。

==== 在来線・名鉄線 ====
[[ファイル:JRC_Toyohashi_station_001.jpg|thumb|JR東海道本線ホーム（2007年6月6日）]]
[[ファイル:Toyohashi.jpg|thumb|名鉄名古屋本線・JR飯田線ホームの様子。JR東海様式の駅名標と名鉄の電車（2007年2月12日）。]]

在来線・名鉄線のホームは計5面8線<ref name="haisen"/>。ホームの形状は、片側のみに線路が接する[[プラットホーム#単式ホーム|単式ホーム]]（1面1線）、両側に線路が接する[[プラットホーム#島式ホーム|島式ホーム]]（2面4線）、そしてホームの端が同一平面で繋がった[[頭端式ホーム]]（櫛形ホーム・2面3線）が混在する<ref name="haisen"/>。ホーム番号は東側を起点に1番線から8番線まであり、頭端式ホームの3線が1・2・3番線、単式ホームの1線が4番線、島式ホームの4線が5・6・7・8番線である<ref name="haisen"/>。頭端式ホームは4番線の単式ホームの北側を切り欠いた形で、同一平面上で移動が可能である<ref name="haisen"/>。

1・2番線に飯田線の列車が、3番線に名鉄線の列車が発着し、4-8番線には東海道本線の列車が発着する<ref name="haisen"/>。ただし、使用頻度はごくわずかだが4番線も飯田線の列車が使用する<ref name="haisen"/>。ホームの使用状況を表で示すと以下のとおりである。

{| class="wikitable"
|+ ホームの使用状況
|-
!番線!!路線名!!方向!!行先
|-
!1・2
|{{Color|#f77321|■}}飯田線
|下り
|[[豊川駅 (愛知県)|豊川]]・[[飯田駅|飯田]]方面<ref name="iida">{{PDFlink|[http://railway.jr-central.co.jp/time-schedule/srch/_pdf/data/201203/iida_Toyohashi_B_wh_d.pdf 豊橋駅 発駅時刻表 飯田線]}}（JR東海ウェブサイト）、2011年10月5日閲覧</ref>
|-
!3
|{{Color|crimson|■}}名鉄名古屋本線
|下り
|[[東岡崎駅|東岡崎]]・[[名鉄名古屋駅|名鉄名古屋]]方面
|-
!rowspan="2"|4
|{{Color|#f77321|■}}東海道本線
|下り
|[[岡崎駅|岡崎]]・[[名古屋駅|名古屋]]方面<ref name="tokaiA">{{PDFlink|[http://railway.jr-central.co.jp/time-schedule/srch/_pdf/data/201203/tokaido_Toyohashi_A_w_d.pdf 豊橋駅 発駅時刻表 東海道線〔下〕]}}（JR東海ウェブサイト）、2011年10月5日閲覧</ref>
|-
|{{Color|#f77321|■}}飯田線
|下り
|豊川・飯田方面<ref name="iida"/>
|-
!rowspan="2"|5 - 8
|rowspan="2"|{{Color|#f77321|■}}東海道本線
|下り
|岡崎・名古屋方面<ref name="tokaiA"/>
|-
|上り
|[[浜松駅|浜松]]・[[静岡駅|静岡]]方面<ref>{{PDFlink|[http://railway.jr-central.co.jp/time-schedule/srch/_pdf/data/201203/tokaido_Toyohashi_B_wh_u.pdf 豊橋駅 発駅時刻表 東海道線〔上〕]}}（JR東海ウェブサイト）、2011年10月5日閲覧</ref>
|}

8番線の西側にもう1面島式ホームがある。これはかつて豊橋駅まで直通運転していた二俣線（現・[[天竜浜名湖鉄道]][[天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線|天竜浜名湖線]]、2つ東の[[新所原駅]]が起点）のホームで、直通運転をとりやめた現在では留置線に使用されるのみである<ref name="haisen"/>。このため9・10番線は欠番となっている<ref name="haisen"/>。

構内にはホームに隣接しない線路も複数存在する<ref name="haisen"/>。そのうち東海道本線の浜松寄り東側に伸びる線路は、豊橋鉄道渥美線の[[花田信号所]]に繋がる<ref name="haisen"/>。ここはかつて渥美線との間で貨車の受け渡しが行われた場所で、現在では新車搬入の際などに使用される<ref name="haisen"/>。また構内の名古屋寄り（1・2番線ホーム北側）には[[豊橋運輸区]]が設置されている<ref>『JR・私鉄全線各駅停車』5、p64</ref>。

建設時の経緯から飯田線の前身・豊川鉄道と名鉄の前身・愛知電気鉄道は、豊橋駅から[[平井信号場]]までの約4kmの区間において線路を共用したが<!--前述-->、これは両者がJR・名鉄となった現在でも残る。この共用区間では、名鉄の列車本数は1時間あたり最大6本と協定によって制限されている<ref name="haisen"/>。

==== 新幹線 ====
新幹線のホームは計2面3線で、ホームの形状は単式ホーム（1面1線）および島式ホーム（1面2線）である<ref name="haisen"/>。ホーム番号は東側（在来線側）から11番線・12番線・13番線の順で、島式ホーム東側が11番線、その反対側が12番線、単式ホームが13番線である<ref name="haisen"/>。基本的に、12番線を上り列車が、13番線を下り列車が使用する<ref name="haisen"/>。11番線はダイヤが乱れた際の予備のホームで通常列車は発着せず、工事用車両の留置に供される<ref name="haisen"/>。12番線と13番線の間には上下の通過線が通る<ref name="haisen"/>。

13番線は単式ホームであるが、反対側（西側）に14番線を増設するスペースが確保されている<ref name="haisen"/>。

{| class="wikitable"
|+ ホームの使用状況
|-
!番線!!路線名!!方向!!行先
|-
!11・12
|[[File:Shinkansen blue.svg|17px|■]]東海道新幹線
|上り
|[[新横浜駅|新横浜]]・[[東京駅|東京]]方面
|-
!13
|[[File:Shinkansen blue.svg|17px|■]]東海道新幹線
|下り
|名古屋・[[新大阪駅|新大阪]]方面
|}

=== 駅舎 ===
[[ファイル:Central Japan Railway - Toyohashi Station - Concourse - 01.JPG|thumb|東西自由連絡通路（2008年2月16日）]]

駅舎は東西自由通路を併設する[[橋上駅|橋上駅舎]]<ref name="jrc20_pp265-266"/>であり、ホームの上空部分に設置されている。橋上の改札階とホームの移動用に[[階段]]のほか、[[エスカレーター]]・[[エレベーター]]が各ホームに設置されている<ref name="jrc-map">[http://railway.jr-central.co.jp/station-guide/shinkansen/toyohashi/map.html 豊橋駅 駅構内図]（JR東海ウェブサイト）、2011年10月7日閲覧</ref>。[[改札|改札口]]はJR線・名鉄線改札口と新幹線改札口の2か所で、どちらも自由通路に面する<ref name="jrc-map"/>。

[[みどりの窓口]]設置駅。JR東海の駅としては[[駅長]]配置駅（[[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]）であり、[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]]として[[二川駅]]を管理している<ref>『東海旅客鉄道20年史』、pp732-733</ref>。

=== 駅ビル ===
[[駅ビル]]は東口側にあり、橋上駅舎とあわせて整備された。地下1階・地上5階建ての建造物と、飯田線・名鉄線上空部分を含めた地上13階建ての高層棟が一体となったビルである<ref name="jrc20_pp265-266"/>。名称は「豊橋ステーションビル」で、地下1階から地上4階までが[[店|商業施設]]、地上1・2階の一部と5階から13階までが[[ホテル]]として使用されている<ref>「来年3月に一部オープン 豊橋ステーションビル／愛知」、[[朝日新聞]]1996年3月6日付朝刊、愛知面</ref>。商業施設の名称は「[[カルミア (豊橋駅ビル)|カルミア]]」で豊橋ステーションビル株式会社が運営、ホテルの名称は「ホテルアソシア豊橋」で[[ジェイアール東海ホテルズ|株式会社ジェイアール東海ホテルズ]]が運営する。ビルの2階部分に駅の改札口へ通じる自由通路が通り、その自由通路から豊橋鉄道新豊橋駅へ通じる南口自由連絡通路が分かれる<ref>[http://www.toyohashi-kalmia.jp/floor/2f.html カルミア フロアガイド]、2011年10月17日閲覧</ref>。

=== 配線図 ===
<div class="NavFrame" style="background-color:#fff; border:solid 1px #930; text-align: left; font-size: 100%">
<div class="NavHead" style="background: transparent; text-align: left; font-weight: normal">
<small> ※ 鉄道配線略図（'''注意・巨大画像''' 図幅800px）を表示するには、右の [表示] をクリックして下さい。</small>
</div>
<div class="NavContent">
<!--各カラーは配線図で使用しているいろと一致させています-->
{{駅配線図|image=Rail Tracks map Toyohashi Station.svg
|title=豊橋駅 鉄道配線略図
|width=800px
|up=
|up-align=
|left = {{Color|#000080|■}}<br />[[新横浜駅|新横浜]]・<br />[[東京駅|東京]]方面<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />{{Color|#f77321|■}}[[浜松駅|浜松]]・<br />[[静岡駅|静岡]]方面<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />{{Color|#cc3333|■}}[[高師駅|高師]]・<br />[[三河田原駅|三河田原]]方面
|left-valign=middle
|right = {{Color|#000080|■}}<br />[[名古屋駅|名古屋]]・<br />[[新大阪駅|新大阪]]方面<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />{{Color|#f77321|■}}[[岡崎駅|岡崎]]・<br />名古屋方面<br />{{Color|#00aa44|■}}[[豊川駅 (愛知県)|豊川]]・<br />[[飯田駅|飯田]]方面<br />{{Color|#ff0033|■}}[[東岡崎駅|東岡崎]]・<br />[[名鉄名古屋駅|名鉄名古屋]]方面
|right-valign=top
|down={{Color|#663300|■}} [[赤岩口停留場|赤岩口]]・[[運動公園前停留場|運動公園前]]方面|down-align=center
|source=<ref name="haisen"/>
|note=}}
</div>
</div>

== 貨物の取り扱い ==
=== 豊橋オフレールステーション ===
[[ファイル:ToyohashiORS.JPG|thumb|豊橋オフレールステーション（船町駅より撮影）]]

'''豊橋オフレールステーション'''（略称：豊橋ORS）は、豊橋市北島町中川原<!--原文は1丁目1だが、誤記のよう-->（[[船町駅]]北東側）にあるJR貨物の[[コンテナ]]取扱駅である<ref name="jrf-web">[http://www.jrfreight.co.jp/transport/area/index.html#tokai JR貨物 エリア別サービス案内 東海支社]（JR貨物ウェブサイト）、2011年10月6日閲覧</ref>。コンテナ取扱駅ながら[[貨物列車]]が発着せず、列車輸送にかえて最寄の列車発着駅まで[[貨物自動車|トラック]]による代行輸送を行う「[[オフレールステーション]]」のひとつ<ref>『2011 JR貨物時刻表』、p172</ref>。豊橋ORSの場合、トラック便はは[[西浜松駅]]（浜松市）との間に1日3往復設定されている<ref>『2011 JR貨物時刻表』、p124</ref>。大型コンテナおよび[[産業廃棄物]]の取り扱いは豊橋ORSでは行っていない<ref name="jrf-web"/>。

豊橋駅はかつて貨物列車が発着していたが、[[1998年]]（平成10年）[[10月3日]]より発着のない「自動車代行駅」に変更された<ref  name="kamotsu130_2p148">『貨物鉄道百三十年史』中巻、p148</ref>。さらに[[2006年]]（平成18年）[[4月1日]]、トラックで代行輸送を行うコンテナ基地の名称を統一した際、ORSとなった<ref>「{{PDFlink|[http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/200603-02.pdf 貨物駅の廃止及び呼称の統一について]}}」、2006年3月16日付JR貨物ニュースリリース、2011年10月6日閲覧</ref>。列車の発着がないものの豊橋ORSには線路が残る。しかし、[[車止め]]が設置されており旅客駅側とは分断されている<ref name="haisen"/>。

=== その他 ===
国鉄（のちJR貨物）が展開する「[[物資別適合輸送]]」の1つにかつては[[飼料]]輸送があり、国鉄は[[日本飼料ターミナル|日本飼料ターミナル株式会社]]を[[1969年]]（昭和44年）に設立、配合飼料の中継[[サイロ]]基地を[[養鶏]]が盛んな場所へと設置していた。この中継基地が1969年12月、豊橋駅にも新設されている。しかし、1970年代後半以降の利用の低下で基地は閉鎖され、会社そのものも[[1986年]]（昭和61年）に解散した<ref>『貨物鉄道百三十年史』中巻、pp432-433</ref>。

豊橋駅は[[操車場 (鉄道)|貨車操車場]]の機能を持っていた時期がある。飯田線沿線の[[佐久間ダム]]建設の際、ダム建設資材輸送のための飯田線輸送力増強の一環として、豊橋駅の操車場機能が強化され、[[1955年]]（昭和30年）駅が拡張された<ref>『豊橋市戦災復興誌』、p184</ref>。操車場としての分類は[[ゴーサントオ|1978年10月ダイヤ改正]]の時点で「[[日本の貨車操車場#主な国鉄の操車場|地区指定組成駅]]」であった<ref>『鉄道貨物輸送近代化の歩み』、p108</ref>が、[[1984年2月1日国鉄ダイヤ改正|1984年2月ダイヤ改正]]に伴うヤード集結系貨物輸送の廃止によって役目を終えた。

== 利用状況 ==
（以下、出典の関係から「乗車人員」と「乗降客数」が混在しているため、比較の際は注意を要する）
* '''JR東海''' - 「豊橋市統計書」によれば、[[2012年]]度の1日平均乗車人員は26,851人であった<ref name="tokei">{{PDFlink|[http://www.city.toyohashi.aichi.jp/bu_soumu/gyousei/toukei/toukeisyo/h25/pdf/h25toukei_10.pdf 平成25年 豊橋市統計書  10 運輸・通信]}}名鉄の1日平均の数字は資料が計算を間違えている模様。</ref>。
* '''名古屋鉄道''' - 「豊橋市統計書」によれば、、2012年度の1日平均乗車人員は16,407人、1日平均降車人員は16,502人であった<ref name="tokei"/>。また、名古屋鉄道データBOOKによると、[[2009年]]度の1日平均乗降客数は32,990人である。名鉄の駅の中では、[[名鉄名古屋駅]]、[[金山駅 (愛知県)|金山駅]]、[[栄町駅 (愛知県)|栄町駅]]、[[東岡崎駅]]、[[名鉄岐阜駅]]に次いで6番目に乗降人員が多い。
* '''JR貨物''' - 2005年度の発送貨物は89,081トン、到着貨物は51,135トンであった。

また「豊橋市統計書」によれば、JR・名鉄豊橋駅の1日平均乗車人員は合計で2007年度42,241人、2008年度42,294人、2009年度40,530人、[[2010年]]度41,202人、2011年度41,382人であった。また、名鉄交通広告の公式ホームページによると、2008年度のJR・名鉄豊橋駅の1日平均乗降客数は合計88,288人であった。<!-- 2008年度のJR豊橋駅の乗降客数は、JR・名鉄の合計から名鉄豊橋駅の乗降客数を差し引いて算出した -->

「愛知県統計年鑑」およびに「豊橋市統計書」よる、近年の1日平均乗車人員推移は下表の通り。なお、名鉄の乗車人員は2005年度以降は、他の交通機関との連絡（乗り換え）人員を含んでいるので、2004年度以前のものと2005年度以降の数値を比較する場合は注意が必要である。
<!-- 名鉄の乗車人員は年間総数のみの記載であるため、365もしくは366で割り計算-->
{| class="wikitable" style="text-align:right;"
|-
!rowspan|年度
!rowspan|JR東海
!rowspan|名古屋鉄道
!出典
|-
|1995年
|26,633
|19,343
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000022/22243/n09_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成9年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000022/22243/n09_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成9年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>

|-
|1996年
|26,910
|19,148
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000021/21871/n10_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成10年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000021/21871/n10_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成10年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>

|-
|1997年
|26,574
|18,517
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8181/n13_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成11年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8181/n13_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成11年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|1998年
|25,989
|17,945
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000019/19938/n12_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成12年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000019/19938/n12_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成12年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|1999年
|25,355
|17,455
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8181/n13_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成13年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8181/n13_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成13年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2000年
|25,706
|16,773
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8154/n14_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成14年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8154/n14_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成14年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2001年
|25,610
|16,278
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8127/n15_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成15年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8127/n15_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成15年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2002年
|20,323
|15,657
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8100/n16_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成16年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8100/n16_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成16年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2003年
|25,218
|15,674
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8051/n17_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成17年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8051/n17_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成17年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2004年
|25,700
|15,528
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000007/7866/n18_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成18年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000007/7866/n18_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成18年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2005年
|26,342
|17,336
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8510/n19_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成19年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000008/8510/n19_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成19年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2006年
|26,560
|17,091
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000022/22354/n20_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成20年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000022/22354/n20_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成20年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2007年
|27,045
|16,902
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000039/39133/n21_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成21年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000039/39133/n21_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成21年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2008年
|27,313
|16,886
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000037/37946/n22_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成22年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000037/37946/n22_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成22年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2009年
|26,138
|16,283
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000048/48498/n23_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成23年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000048/48498/n23_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成23年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2010年
|26,496
|16,499
|<ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000057/57722/n24_1004.xls 愛知県統計年鑑 平成24年度刊 鉄道（JR）駅別乗車人員]</ref><ref>[http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000057/57722/n24_1005.xls 愛知県統計年鑑 平成24年度刊 鉄道（JRを除く私鉄）駅別乗車人員]</ref>
|-
|2011年
|26,571
|16,822
|<ref name="tokei"/>
|-
|2012年
|26,851
|16,407
|<ref name="tokei"/>
|-
|}

== ダイヤ ==
[[名古屋駅|名古屋]]方面には、JR東海道本線・東海道新幹線と名鉄名古屋本線が競合しているため、高速・高密度化が図られている。東海道本線は、[[2006年]]10月から平日早朝は8分おきに名古屋方面への快速列車が発車し、名鉄も平日始発から7時台まですべての列車を特急列車へと改正し（2011年3月より名鉄は8時台まで拡大）、JR快速・[[名鉄特急]]共名古屋駅・[[名鉄名古屋駅]]まで最短50分弱で到達する。JR東海からは「名古屋往復きっぷ」「名古屋・豊橋カルテットきっぷ」、名鉄からは「なごや特割2」「なごや特割30」という[[特別企画乗車券]]が発売されており、現在も激しいシェア争いが展開されている。東海道本線の運行形態は概ね普通列車2本（30分ヘッド）・快速列車4本（各種15分ヘッド）であるが、朝夕は増便される。夜間は普通列車の代わりに区間快速で運用する（この時間帯での普通列車は岐阜 - 岡崎間での運転が多く、区間快速は豊橋 - 岡崎間は各駅停車であるため）。日中の名鉄の運行形態は急行列車2本（30分ヘッド）・特急列車4本（各種13・17分ヘッド）である。

[[浜松駅|浜松]]方面には、東海道本線の普通列車（各駅停車および一部快速列車の直通。浜松駅まで所要時間32 - 33分程度、距離36.5km）が、概ね1時間に3本程運行されている<ref>大体の形態は2本が浜松 - 豊橋間での運転、1本は[[掛川駅|掛川]]行であるが、3本共浜松行であったり、1本が浜松行、もう1本が掛川行、さらにもう1本が[[静岡駅|静岡]]・[[沼津駅|沼津]]方面行というように例外も多々ある。[[岐阜駅|岐阜]]や[[大垣駅|大垣]]・[[米原駅|米原]]（後者は主に快速列車）からの直通や、早朝から[[ラッシュ時]]にかけてと昼間の1本、夜間の2本は豊橋から静岡・沼津方面への直通列車も設定されている。</ref>。

飯田線には、特急「伊那路」を除くと豊川駅以北へ行く普通列車（一部を除き船町駅と下地駅は通過）が概ね1時間に1〜2本程、豊川駅折り返しの区間列車が概ね1時間に2本程運行されている。

東海道新幹線は、「[[のぞみ (列車)|のぞみ]]」は全便通過で、東京 - 名古屋・[[新大阪駅|新大阪]]間の「[[ひかり (列車)|ひかり]]」が上下ほぼ2時間毎と「[[こだま (列車)|こだま]]」が停車する（2012年3月現在）。

JR在来線の優等列車は、飯田線の特急「[[伊那路 (列車)|伊那路]]」（豊橋駅発着）が停車する。

== 駅弁 ==
主な駅弁は下記の通り<ref>JR時刻表2010年8月号（交通新聞社刊）174ページ </ref>。
* [[稲荷寿司|稲荷寿し]]
* 串づくし
* 稲荷詣で
* 壺屋浪漫
* 潮騒ちらし
* 三河路
* ヒレカツ弁当
* 花まつり弁当
* 中華幕の内
* うなぎ飯
* 手筒花火<br />
壺屋弁当部による「稲荷寿し」が元来当駅の名物である。

== 駅周辺 ==
=== 東口 ===
* 豊橋駅ビル
** [[JR東海ツアーズ]] 豊橋支店
** [[カルミア (豊橋駅ビル)|駅ビル「カルミア」]]
* 豊鉄ターミナルビルエモア
** 豊橋鉄道本社
** [[豊鉄ターミナルホテル]]
* [[ココラフロント]]
* 豊橋[[商工会議所]]
* [[こども未来館 (豊橋市)|こども未来館]]
* 豊栄ビル
* [[名豊ビル]]
* 開発ビル（元々は[[長崎屋]]だった商業ビル。現在は以下の公共施設などが入居している。）
** 豊橋市駅前窓口センター
** 愛知県県民プラザ [[旅券]]センター
* [[ほの国百貨店]]
* [[精文館書店]] 本店
* 松葉公園
* 豊橋駅前[[郵便局]]
* [[新豊橋駅]]（豊橋鉄道渥美線）
* [[駅前停留場]]（豊橋鉄道東田本線）
* [[愛知県道143号豊橋停車場線]]（駅前大通）
* [[愛知県道388号大山豊橋停車場線]]、[[愛知県道393号豊橋港線]]、[[愛知県道496号白鳥豊橋線]]（大橋通、駅名の由来となった橋の[[豊橋 (橋)|豊橋]]がある）

=== 南口 ===
[[2008年]][[3月11日]]オープン。[[6月5日]]移転開業の[[豊橋鉄道渥美線|豊鉄渥美線]]新豊橋駅との接続を図るために新設された。
* 新豊橋駅ビル（1 - 3階）
:{|class="wikitable"
|-
! フロア ||  施設 || 備考
|-
!style="white-space:nowrap" rowspan=2 |3階
|[[東進ハイスクール#東進衛星予備校|東進衛星予備校]] 豊橋駅前校||予備校
|-
|[[名鉄保険代行]] 豊橋営業所||保険代理店
|-
!rowspan=5 | 2階
|RIPPLE||豊鉄グループインフォメーションセンター・東三河地域の交流、情報発信コーナー
|-
|ジェムウォッチ||時計店
|-
|glad||ジュエリー・雑貨店
|-
|[[サークルKサンクス|サンクス]] 新豊橋駅店||コンビニエンスストア
|-
|[[東海労働金庫]] 豊橋支店 新豊橋駅出張所||[[現金自動預け払い機|ATM]]のみ
|-
!rowspan=2 | 1階
|新豊橋駅||
|-
|名鉄・豊鉄チケットセンター||
|}
* [[ココラアベニュー]]
* [[穂の国とよはし芸術劇場PLAT]]

=== 西口（西駅） ===
[[ファイル:Toyohashi Station (west side 2).jpg|thumb|260px|西口（2008年3月15日）]]

西口は'''西駅'''（にしえき）という通称があり、西口のバス停も「西駅前」を名乗る。近くには、[[愛知県立豊橋特別支援学校]]Bコースのバス停がある。

* JR東海豊橋保線所（新幹線） ・岡崎保線区豊橋保線支区（在来線）
* [[サーラコーポレーション|サーラプラザ豊橋]]
* [[損害保険ジャパン|損保ジャパン]]ビル
* ウェステージ豊橋
* [[コメダ|コメダ珈琲店]]
* 成田記念病院
* 豊橋第一ホテル

== バス路線 ==
[[ファイル:Toyohashi Station Bus Terminal and Tram Stop.jpg|thumb|東口のペデストリアンデッキの下にあるバスのりばと市電のりば]]
豊橋駅前（東口、豊橋駅バスセンター）発着および西駅前（西口）発着に分かれている。

=== 一般路線バス ===
豊橋市内をはじめ、[[豊川市]]、[[新城市]]、[[田原市]]など[[東三河]]各方面への路線がある。2013年4月1日、[[名鉄バス東部]]の路線（[[蒲郡駅]]方面）廃止に伴い、すべて[[豊鉄バス]]の運行となった。かつては[[ジェイアール東海バス|JR東海バス]]の路線（[[新居町駅]]方面）も乗り入れていた。

* 1番のりば
** {{Color|dimgray|■}}中浜大崎線 '''豊橋駅前''' - 藤沢町 - [[ユタカ自動車学校]] - 中野町 - 豊橋ハートセンター - [[トピー工業|トピー工業前]]・[[デンソー|デンソー前]]・大崎
** {{Color|dimgray|■}}小浜大崎線 '''豊橋駅前''' - 藤沢町 - 小浜 - 豊橋ハートセンター - 大崎
** {{Color|blue|■}}伊良湖本線 '''豊橋駅前''' - 藤沢町 - 小浜 - 豊橋ハートセンター - 渥美病院 - [[三河田原駅|田原駅前]] - 保美 - [[伊良湖岬]]
* 2番のりば
** {{Color|brown|■}}豊橋技科大線 '''豊橋駅前''' - 北山 - 浜道 - [[豊橋技術科学大学|技科大前]] - [[りすぱ豊橋]]（経由しない便もあり） - 福祉村
** {{Color|brown|■}}三本木線 '''豊橋駅前''' - 北山 - 三本木町 - 西高師
* 3番のりば
** {{Color|deepskyblue|■}}飯村岩崎線 '''豊橋駅前''' - 台町 - 大池 - 殿田橋 - [[パレマルシェ|パレマルシェ飯村]] - [[豊橋医療センター]] - 柳原団地 - [[赤岩口停留場|赤岩口]]・多米峠口
** {{Color|deepskyblue|■}}牛川金田線 '''豊橋駅前''' - 台町 - 瓦町 - [[東田坂上停留場|東田坂上]] - 牛川 - 忠興二丁目 - 金田住宅前
* 4番のりば
** {{Color|orchid|■}}岩田団地線 '''豊橋駅前''' - 台町 - 大池 - 三の輪東 - 岩田団地
** {{Color|orchid|■}}西口線 '''豊橋駅前''' - 台町 - 才ノ神 - 佐藤西 - 西口
** {{Color|orchid|■}}天伯団地線 '''豊橋駅前''' - 台町 - つつじが丘一丁目 - 江島町 - 西幸 - 藤並 - サイエンスコア入口 - 天伯団地
* 5番のりば
** {{Color|darkorange|■}}豊橋和田辻線 '''豊橋駅前''' - 舟原 - [[豊橋創造大学|豊橋創造大学正門・創造大東]] - 牛川 - 和田辻 - 和田辻東 - 嵩山・四ツ谷
** {{Color|darkorange|■}}二川線 '''豊橋駅前''' - 舟原 - 瓦町 - 殿田橋 - [[二川駅]] - [[シンフォニア テクノロジー|シンフォニアテクノロジー]] - 一里山（上述JR東海バスの路線を継承）
** 賀茂しょうぶ園ゆき臨時バス '''豊橋駅前''' - 賀茂しょうぶ園 ※花しょうぶまつり期間のみ運行
* 6番のりば
** {{Color|limegreen|■}}豊川線 '''豊橋駅前''' - 正岡 - 心道教前 - 豊川体育館前 - [[豊川市民病院]] - 豊川市役所前 - [[豊川駅 (愛知県)|豊川駅前]]
** {{Color|limegreen|■}}新豊線 '''豊橋駅前''' - 正岡 - 心道教前 - 豊川体育館前 - 豊川市民病院 - 豊川市役所前 - 豊川駅前 - 新城富永
* 7番のりば
** {{Color|magenta|■}}豊橋市民病院線（新栄経由） '''豊橋駅前''' - 新栄 - 小向町 - [[豊橋市民病院]] - [[愛知県立豊橋西高等学校|西高校前]] - 総合卸団地 - [[豊橋総合スポーツ公園|総合スポーツ公園]]
** {{Color|magenta|■}}豊橋市民病院線（吉川町経由） '''豊橋駅前''' - 吉川町 - 小向町 - 豊橋市民病院 - 西高校前 - 総合卸団地 - 総合スポーツ公園
** {{Color|magenta|■}}卸団地線 '''豊橋駅前''' - 吉川町 - 五号 - 総合卸団地 - 総合スポーツ公園
* 西駅前のりば
** {{Color|lawngreen|■}}牟呂線（往完町まわり） '''西駅前''' - [[豊橋市中央図書館|中央図書館前]] - 往完町 - 西部団地 - 牟呂学校前 - 築地橋 - '''西駅前'''
** {{Color|lawngreen|■}}牟呂線（築地橋まわり） '''西駅前''' - 築地橋 - 牟呂学校前 - 西部団地 - 往完町 - 中央図書館前 - '''西駅前'''
** {{Color|lawngreen|■}}神野ふ頭線 '''西駅前''' - 中央図書館前 - 往完町 - 牟呂学校前 - 神野新田南 - [[ライフポートとよはし|ライフポート]] - 西ふ頭北
** {{Color|lightblue|■}}豊橋市コミュニティバス「しおかぜバス」 '''西駅前''' 荒木西 - 川崎 - 清須 - 日色野町公民館 - 梅藪 - 前芝 - 西浜 - 梅藪（豊橋市委託により、東海交通が運行）

=== 高速バス ===
[[高速バス]]は、[[京都市|京都]]への昼行バスと、[[東京]]方面への夜行バスがある。

* [[新宿・豊橋エクスプレス ほの国号]] - 豊鉄バスと[[関東バス]]の共同運行。
** 田原駅前 - '''豊橋駅前''' - 豊川駅前 - [[新宿駅バスのりば|新宿駅西口]] - [[中野駅 (東京都)|中野駅]] - [[練馬駅]]北口
* [[ほの国号 (豊橋 - 京都線)|ほの国号]] - 豊鉄バス単独運行。
** 植田車庫前 - '''豊橋駅前''' - 豊川駅東口 - 京都深草 - [[京都駅]]八条口

※以上の豊鉄バス（関東バス）路線は、豊橋駅バスセンター2番乗り場より発着する。

* [[ウィラーエクスプレス]]
** 名古屋（ささしまライブ・名古屋駅） - 新豊田 - 東岡崎 - '''豊橋駅東口''' - アクトシティ浜松 - 横浜YCAT - 池袋 - 新宿西 - 川崎駅東
* [[ジャムジャムエクスプレス]]
** 白子 - 四日市 - 名古屋 -  '''豊橋駅東口''' - 横浜 (YCAT) - 西新宿（新宿中央公園停留所） - 東京ディズニーリゾート

※ウィラーおよびジャムジャムの2路線は、豊橋駅至近にある『豊橋信用金庫・駅前出張所』（豊橋駅から約100m程）に停留所があり、そこでの発着となる。

== 隣の駅 ==
; 東海旅客鉄道
: {{Color|mediumblue|■}}東海道新幹線（各列車の停車駅は列車記事参照）
::: [[浜松駅]] - '''豊橋駅''' - [[三河安城駅]]
: {{Color|#f77321|■}}東海道本線
:: {{Color|#ffdf00|■}}特別快速（当駅から二川方の各駅に停車）
::: [[二川駅]] - '''豊橋駅''' - 蒲郡駅
:: {{Color|orangered|■}}新快速（当駅から二川方の各駅に停車）
::: 二川駅 - '''豊橋駅''' - （一部[[三河大塚駅]]または[[三河三谷駅]]） - 蒲郡駅
:: {{Color|#0066ff|■}}快速
::: '''豊橋駅''' - （一部三河三谷駅） - 蒲郡駅
:: {{Color|limegreen|■}}区間快速・{{Color|gray|■}}普通
::: 二川駅 - '''豊橋駅''' - [[西小坂井駅]]
: {{Color|#f77321|■}}飯田線
:* 特急「[[伊那路 (列車)|伊那路]]」始発駅<!-- 停車駅は申し合わせがあるため記載しないでください --->
:: {{Color|#0066ff|■}}快速（到着列車のみ）・{{Color|gray|■}}普通（速達列車）
::: '''豊橋駅''' - [[小坂井駅]]
:: {{Color|gray|■}}普通（各駅停車）
::: '''豊橋駅''' - [[船町駅]]
:: ※普通列車のうちの一部（日中は半数近く）は速達列車であり、船町駅・[[下地駅]]を通過し、小坂井駅まで停車しない。
; 名古屋鉄道
: {{Color|#ff0033|■}}名古屋本線
:: {{Color|red|□}}[[名鉄特急|快速特急]]
::: '''豊橋駅''' - （一部[[伊奈駅]]・[[国府駅 (愛知県)|国府駅]]） - [[東岡崎駅]]
:: {{Color|red|■}}[[名鉄特急|特急]]
::: '''豊橋駅''' - （一部伊奈駅） - [[国府駅 (愛知県)|国府駅]]
:: {{Color|blue|■}}急行
::: '''豊橋駅''' - [[伊奈駅]]
:: ※通常は準急・普通列車の設定はない。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}

== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author=石野哲（編）|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編|publisher=[[ジェイティービー|JTB]]|year=1998|isbn=978-4-533-02980-6}}
* {{Cite book|和書|author=「角川日本地名大辞典」編纂委員会（編）|title=角川日本地名大辞典|volume=23 愛知県|publisher=[[角川書店]]|year=1989|isbn=978-4-04-001230-8}}
* {{Cite book|和書|author=貨物近代化史編集委員会（編）|title=鉄道貨物輸送近代化の歩み|publisher=日本貨物鉄道|year=1993}}
* {{Cite book|和書|author=[[川島令三]]|title=東海道ライン全線・全駅・全配線|volume=第4巻 豊橋駅-名古屋エリア|publisher=[[講談社]]|year=2009|isbn=978-4-06-270014-6}}
* {{Cite book|和書|title=豊橋のチンチン電車 夢を乗せて走る市内線の70年 写真集|publisher=[[郷土出版社]]|year=1998|isbn=4-87670-109-1}}
* {{Cite book|和書|author=東海旅客鉄道（編）|title=東海旅客鉄道20年史|publisher=東海旅客鉄道|year=2007}}
* {{Cite book|和書|author=豊橋市史編集委員会（編）|title=豊橋市史|volume=第三巻近代編|publisher=豊橋市|year=1983}}
* {{Cite book|和書|author=豊橋市史編集委員会（編）|title=豊橋市史|volume=第四巻現代編|publisher=豊橋市|year=1987}}
* {{Cite book|和書|author=豊橋市戦災復興誌編纂委員会（編）|title=豊橋市戦災復興誌|publisher=豊橋市|year=1958}}
* {{Cite book|和書|author=豊橋市百年史編集委員会（編）|title=豊橋市百年史|publisher=豊橋市|year=2008}}
* {{Cite book|和書|author=豊橋市二川宿本陣資料館（編）|title=鉄道開通 列車に乗って東へ西へ|publisher=豊橋市二川宿本陣資料館|year=2009}}
* {{Cite book|和書|author=名古屋鉄道広報宣伝部（編）|title=名古屋鉄道百年史|publisher=名古屋鉄道|year=1994}}
* {{Cite book|和書|author=日本貨物鉄道貨物鉄道百三十年史編纂委員会（編）|title=貨物鉄道百三十年史|volume=中巻|publisher=日本貨物鉄道|year=2007}}
* {{Cite book|和書|author=[[宮脇俊三]]（編）|title=JR・私鉄全線各駅停車|volume=5 東海道570駅|publisher=[[小学館]]|year=1992}}
* {{Cite book|和書|author=吉川利明|title=飯田線 1897〜1997|publisher=東海日日新聞社|year=1997}}

== 関連項目 ==
* [[日本の鉄道駅一覧]]
* [[東海道線 (名古屋地区)]]

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Toyohashi Station}}
* [http://railway.jr-central.co.jp/station-guide/shinkansen/toyohashi/ JR東海 豊橋駅]
* [http://www.meitetsu.co.jp/train/station_info/line01/station/1101.html 名古屋鉄道 豊橋駅]
{{-}}
{{鉄道路線ヘッダー}}
{{東海道新幹線}}
{{東海道本線 (JR東海)}}
{{飯田線}}
{{名鉄名古屋本線}}
{{鉄道路線フッター}}
{{DEFAULTSORT:とよはし}}

[[Category:日本の鉄道駅 と|よはし]]
[[Category:1888年開業の鉄道駅]]
[[Category:豊橋市の鉄道駅]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]
[[Category:東海旅客鉄道の鉄道駅]]
[[Category:日本貨物鉄道の鉄道駅]]
[[Category:名古屋鉄道の鉄道駅]]
[[Category:愛知電気鉄道の鉄道駅]]
[[Category:豊川鉄道]]
[[Category:東海道線 (JR東海)]]
[[Category:東海道新幹線]]
[[Category:オフレールステーション]]