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{{建築物 |名称 = 角屋 |画像 = [[File:角屋.JPG|240px|公益財団法人 角屋保存会]] |画像説明 = |用途 = |旧用途 = |設計者 = |構造設計者 = |施工 = |建築主 = |事業主体 = |管理運営 = |構造形式 = 木造瓦葺 |敷地面積 = |建築面積 = |延床面積 = |階数 = 二階建 |高さ = |エレベーター数 = |戸数 = |駐車台数 = |着工 = |加増説明 = 島原角屋 |所在地 = 京都市下京区西新屋敷揚屋町32 |位置 = {{ウィキ座標2段度分秒|34|59|31.6|N|135|44|35.3|E|region:JP-26}} |竣工 = [[1641年]] |文化財指定 = [[重要文化財]] |指定日 = [[1952年]] }} '''角屋'''(すみや)は、もと[[京都]]・[[島原 (京都)|島原]][[花街]]の[[揚屋 (遊郭)|揚屋]]である。 == 変遷 == [[天正]]17年([[1589年]])、[[豊臣秀吉]]によって[[柳馬場通|柳馬場]][[二条通|二条]]に[[遊郭|傾城町]]「柳町」が開かれ、初代徳右衛門が角屋の営業を始める。[[慶長]]7年([[1602年]])、柳町は突然の移転を強いられ、角屋も[[六条通|六条]][[三筋町]]へ移転を余儀なくされた。 更に[[寛永]]18年([[1641年]])、再度柳町は移転となり、角屋は二代目徳右衛門によって現在地の[[島原 (京都)|島原]]へ移された。尚、六条三筋町の所在地([[新町通|新町]][[五条通|五条]]下ル)は現在も角屋が所有している<ref>中川徳右衛門『角屋案内記』、長松株式会社発行、1988年4月22日。出典は『一目千軒』天承17年(1594年)で、柳町についての記載があると明記されている。</ref>。 [[明治]]5年([[1872年]])まで営業した後、[[お茶屋]]に編入された。[[昭和]]60年([[1985年]])まで「松の間」を宴会に使用。 [[昭和]]27年([[1952年]])、島原が開かれて以来現存する唯一の揚屋の遺構として国の[[重要文化財]]に指定された(ただし「松の間」のみは大正末期、火事により焼失してしまい、指定されず、2012年に[[登録有形文化財]]に登録)。 [[平成]]元年([[1989年]])より1日30人限定で内部を公開していた<ref>京都新聞「京都・より道スポット」、1999年2月2日。[http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/yorimichi/yori15.html 電子版]</ref>が、更に平成10年([[1998年]])4月より「'''角屋もてなしの文化美術館'''」として開館された。平成19年([[2007年]])現在家名は十四代目に継承されており、当代が館長を勤めている。現在一般公開は1階部分のみ。損傷部分の保存を考え、2階座敷見学には事前予約が必要となっている。所蔵品は約1万1千点にのぼる。 隣接する[[山陰本線]]高架部分の騒音を巡り、[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]との間で長らく係争状態にあったが、平成20年([[2008年]])に、コンクリート製の高架に砂利を入れる等の対策をとることで騒音の軽減を図るという内容で和解に達した。 [[江戸時代]]中期には島原でも[[俳諧]]が盛んになり当時の角屋当主(七代目、俳名徳屋)は[[与謝蕪村]]を師として招いている。その蕪村がここに残した「紅白梅図」は国の重要文化財として当美術館に展示されている。 他、[[天明]]年間前後に制作された[[円山応挙]]、[[石田幽汀]]などの襖絵も残っている。 [[幕末]]には[[久坂玄瑞]]、[[西郷隆盛]]などの[[勤王]]の志士が密議を交わしたり、[[豪商]]からの資金調達のために接待に使用されていた。 また、[[新選組]]もここでの遊興を楽しんだ。特に[[芹沢鴨]]との関わり合いは深く、[[文久]]3年([[1863年]])6月ここで[[角屋での暴挙|暴挙]]をはたらき、その際に出来た刀傷が今でも残っている<ref name="p">見学者用パンフレット『角屋』公益財団法人角屋保存会発行。</ref>。また、芹沢が殺害される直前にここで酒宴を開いている。 中には名物の「臥龍松」という枝の長い松が生えていたが枯れてしまい、現在は2代目にあたる。 現役時代を通して「揚屋」「お茶屋」であったため、太夫や芸妓を抱えていた事はない。しかし、現在角屋春秋会(角屋保存を支援する人々の会)会員向けの「角屋鑑賞会」(年2回)の開催時のみ江戸時代後期の太夫の衣装を着けた(現代の太夫の姿とは若干異なる)「[[八千代太夫]]」と呼ばれる女性がお茶のお点前や舞を披露している。 [[File:角屋.jpg|thumb|公益財団法人 角屋保存会]] [[File:角屋案内版.JPG|thumb|島原角屋の案内板]] == 文化財 == === 重要文化財 === *角屋 1棟 :木造2階建て。揚屋町の通りに東面して建つ。建物は、通りに面する表棟と、中庭を挟んで建つ奥棟からなり、両者は玄関部分で接続して1棟となっている。表棟は格子造で間口31.5メートルに達する。建立年代は17世紀末とみられるが、天明6年(1786年)に隣地を購入して屋敷地を南側へ広げており、2階の「扇の間」などはこの時の増築である。他にも増築・改造があり、間取りは複雑になっている。1階中央やや南寄りに入口を設け、その左手(南)には男部屋、右手(北)には仲居部屋、女部屋などがあり、最も北には天井を網代とした「網代の間」がある。入口を入ると、狭い中庭を介して正面に内玄関、右手に玄関がある。内玄関を入った奥棟部分の1階には、通り土間、板の間、台所、帳場、茶室などがある。2階に上がると、表棟には北から南へ「緞子(どんす)の間」、「翠簾口(みすぐち)の間」、「翠簾の間」、「扇の間」があり、奥棟には「檜垣の間」、装飾に青貝を用いた「青貝の間」などがあり、「青貝の間」には露台(バルコニー)が付属する。各部屋は装飾や意匠に変化をつけ、数少ない揚屋建築の遺例として、文化的価値が高く評価されている。<ref>建物解説は(宮澤、1985)、pp.156 - 161による。</ref> :角屋の建物1棟は1952年3月29日に国の重要文化財建造物と指定されており、現在は公益財団法人角屋保存会が所有されている。1980年には宅地2,483平方メートルが重要文化財に追加指定されている。他に、曲木亭、茶室、待合、東奥蔵、西奥蔵、台所蔵、棟札5枚、板絵図1枚、古図2枚、屋舗売渡状1枚が重要文化財の「附」(つけたり)として指定されている。 建物には揚屋建築の特徴を有するものであり、いわゆる宴会場・劇場用途の建造物であった。江戸時代には文化人がここに集まることがあり、角屋が文化的な意義が大きいと見られている。室内装飾には、応挙、蕪村、岸駒の作品がある。 角屋は幕末の政治の場所でもあった。今は角屋の外には「長州藩士久坂瑞の密議の角屋」、「新撰組刀傷の角屋」の石碑が建てられている。 === 登録有形文化財 === *松の間 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} === 注釈 === {{Reflist|group="注釈"}} === 参照 === <!--文献参照ページ--> {{Reflist|2}} == 参考文献 == <!--出典文献--> * 鈴木嘉吉監修、宮澤智士執筆『日本の民家』(万有ガイドシリーズ30)、小学館、1985 ==関連項目== * [[篠塚流]] * [[角屋本源氏物語]] == 外部リンク == *[http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/index.html 公益財団法人角屋保存会] {{osm box|w|259136406}} {{coord|34|59|31.6|N|135|44|35.3|E|region:JP-26|display=title}} {{DEFAULTSORT:すみや}} {{嶋原}} {{Japanese-history-stub}} [[Category:京都市の建築物]] [[Category:下京区]] [[Category:京都市の重要文化財]] [[Category:京都府の登録有形文化財]] [[Category:京都島原]] [[Category:江戸時代の建築]] [[Category:17世紀の建築物]]
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