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視聴率
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{{国際化|領域=[[日本]]|date=2007年9月26日 (水) 07:38 (UTC)}} '''視聴率'''(しちょうりつ)は、ある[[テレビ番組]]をその地区の[[テレビ]]所有[[世帯]]のうち何パーセントが視聴したかを表す推定値であり、一つの[[指標]]である。視聴率には[[個人]]視聴率と世帯視聴率があるが、一般的に視聴率といえば世帯視聴率のことを指す。 == 概説 == かつては「聴視率」という言い方もされていた<ref>『[[週刊TVガイド]]』1969年9月5日号でこの名称を使用している。</ref>。 視聴率の測定は基本的に、[[モニター]]世帯に設置される[[テレビ受像機|テレビ]]に接続した専用の機器から得られるデータを基にしている。地域や調査内容によっては、[[日記]]式の[[アンケート]]による調査を行っているものもある。 「視聴率」はその時刻に「テレビの電源が入っていた世帯からの割合」で測るものではなく、「調査対象世帯全体に対する割合」である。例えば、100世帯がテレビ視聴率計測の対象だったとした場合、そのうちの「1世帯がテレビをつけていた状態」とする。しかし、「残りの99世帯がテレビを消していた状態」の場合、つけていた1世帯が視聴していた番組の視聴率は100%ではなく、1%となる。電源が入っていた世帯からの割合で測る場合は、それぞれの局の割合を「番組視聴占拠率」と呼ぶ。 "平均視聴率"は毎分0秒の時の視聴率(瞬間視聴率)の平均で求められており、一番組中で最も高かった瞬間視聴率を[[マスメディア|マスコミ]]用語で"瞬間最高視聴率"として考慮することもある。 なお瞬間視聴率、瞬間最高視聴率という言葉はマスコミによる造語<ref>日刊スポーツ 2010年6月22日付</ref>で、「[[ビデオリサーチ]]」ではそれぞれ毎分視聴率、毎分視聴率の最高値という。 視聴率というものを調査する意義は、大きく分けて * 各種番組の視聴率から、国民の関心の高さを探る * 視聴率の移り変わりから社会の動きを知る * テレビの媒体力や広告効果のひとつの指標として提示することで、利用[[スポンサー]]に対して広告料をもらう根拠とできる といったものがある。 2014年7月には初めて録画率を表す「録画視聴率」が公開された。 === 日本 === [[日本]]では、測定する有力会社が「ビデオリサーチ」1つのみになった2000年3月以降、同社の調査結果が世帯視聴率とされている。「ビデオリサーチ」の場合、機械式の視聴率調査は[[関東地方|関東]]、[[近畿地方|関西]]、[[名古屋市|名古屋]]、[[札幌市|札幌]]、[[仙台市|仙台]]、[[福島県|福島]]、[[新潟県|新潟]]、[[静岡県|静岡]]、[[岡山市|岡山]][[香川県|香川]]、[[広島市|広島]]、[[福岡県|北部九州]]の11地区で毎日、[[青森県|青森]]、[[岩手県|岩手]]、[[秋田県|秋田]]、[[山形県|山形]]、[[富山県|富山]]、[[石川県|金沢]]、[[長野県|長野]]、[[山陰地方|山陰]]([[鳥取県|鳥取]]・[[島根県|島根]])、[[山口県|山口]]、[[愛媛県|愛媛]]、[[高知県|高知]]、[[熊本県|熊本]]、[[長崎県|長崎]]、[[大分県|大分]]、[[鹿児島県|鹿児島]]、[[沖縄県|沖縄]]の16地区で毎月の月始め2週間、それぞれ調査期間を設けて調査を行っている。標本数は関東、関西、名古屋の3地区で600、それ以外の地区は200である。なお、放送エリア内に地元民放テレビ局が3局以上あることが機械式視聴率調査の条件のため、[[福井県|福井]]、[[山梨県|山梨]]、[[徳島県|徳島]]、[[佐賀県|佐賀]]、[[宮崎県|宮崎]]では機械式視聴率調査は行われていない<ref group="注釈">この5県は年に4回程度、日記式の視聴率調査が非公式に行われている。</ref>。 また、全国で視聴可能な[[衛星放送]]や、[[ケーブルテレビ]]・[[全国独立放送協議会|地上独立テレビ局]]などは一括して「その他の局」扱いにしており、個別の数字は特に公表されていない<ref>[http://www.videor.co.jp/faq/faq1.htm BS(NHK衛星放送・WOWOW)・CS・CATVの視聴率は?]([[ビデオリサーチ]])</ref>が、[[NHK BS]]の[[スポーツ中継]]、[[NHK BSプレミアム]]移行後の[[連続テレビ小説]]、[[NHK大河ドラマ|大河ドラマ]]などはマスコミによって公表されている。また、録画による視聴([[録画率]])や[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]による視聴はカウントされていない(ただし[[録画率ランキング]]がある)。[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]については、[[2003年]]12月の開始当初は対象外<ref group="注釈">調査機器自体がデジタル未対応という事情もあったが当時の放送エリアは親局受信エリアの一部に限られていたことや受信設備自体が上級指向のものに限られていたため。</ref>としていたが、普及に合わせてデジタル対応の調査機器への更新が進められた<ref>[http://web.archive.org/web/20080724000506/http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200612060169.html 〈視聴率のふしぎ・下〉デジタル化に対応できるか](2006.12 [[朝日新聞社]] [[asahi.com]]、[[ウェブアーカイブ]])</ref>。 一般に関東、関西、名古屋地区などで、[[ゴールデンタイム]]で15パーセントを超えるとヒット作と言われることが多く、逆に10パーセントを切ると「一桁」として視聴率が低迷していると言われることが多い。 [[民間放送]]各社、特に[[キー局]]にとってはこの数値が1%増減しただけで利益や[[広告]]の営業活動に大きく響くため、視聴率を重視している。また、全国の世帯から徴収する[[NHK受信料|受信料]]で成り立つ[[日本放送協会]](NHK)も同様に重視している。 これまでの関東地区における最高視聴率は「ビデオリサーチ」が視聴率調査を開始した[[1962年]][[12月3日]]以降では[[1963年]][[12月31日]]の[[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]]『[[第14回NHK紅白歌合戦]]』で記録した81.4パーセントであり([[1961年]]-[[2000年]]に行われていた「[[エーシーニールセン|ニールセン]]」による調査でも『第14回NHK紅白歌合戦』の89.8パーセントが最高)、「ビデオリサーチ」以前も含めた最高視聴率は[[1955年]][[5月30日]]、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の[[ボクシング]]中継・[[パスカル・ペレス (ボクサー)|パスカル・ペレス]]対[[白井義男]]戦で記録した96.1パーセント([[電通]]調べ)<ref>日本放送協会編『放送五十年史 資料編』、日本放送出版協会、1977年、590-591頁。</ref>である。 「ビデオリサーチ」調査における関東地区の[[全日]]視聴率では、NHK総合が[[1963年]]から[[1986年]]までの24年間、各民放キー局を押しのけて、連続して1位を獲得していた<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』(引田惣弥・著、[[講談社]]、2004年、ISBN 4062122227、116頁)</ref><ref group="注釈">[[1978年]]の年間の全日視聴率は、NHK総合と[[TBSテレビ|TBS]]とが10.1%で同率1位であった。なお、この年(1978年)にはTBSが年間視聴率で3冠王を獲得している。</ref>。[[1987年]]以降は民放局がその座を獲得することが多くなった。 「ビデオリサーチ」調査では『[[NHK紅白歌合戦]]』があることなどから、年間視聴率1位はNHK総合の番組ということが多い。[[2001年]]までNHK総合の番組が年間視聴率1位の座を譲ったことがなかった。[[2002年]]以降は年によっては民放番組(主に国際スポーツ中継の日本戦)にその座を奪われることもある。紅白についても1997年まで年間視聴率1位の座を譲ったことがなかった。 {| class="wikitable" |+ 在京局歴代最高視聴率(ビデオリサーチ・[[関東地区]]調べ) !放送局!!番組名!!放送日!!放送時間!!長さ!!視聴率 |- |style="text-align:center"|[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]||[[第14回NHK紅白歌合戦]]||style="text-align:center; white-space:nowrap"|[[1963年]](昭和38年)<br />[[12月31日]]||21:05 - 23:45||style="white-space:nowrap"|160分||style="text-align:right"|81.4 [[パーセント|%]] |- |style="text-align:center"|[[NHK教育テレビジョン|NHK Eテレ]]||[[第61回全国高等学校野球選手権大会]] [[和歌山県立箕島高等学校|箕島]]×[[星稜中学校・高等学校|星稜]]([[箕島対星稜延長18回]])||style="text-align:center"|[[1979年]](昭和54年)<br />[[8月16日]]||18:00 - 20:00||120分||style="text-align:right"|29.4 % |- |style="text-align:center"|[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]||[[日本プロレス中継]]「[[WWA]]<!-- ワールド・レスリング・アソシエーション(ロサンゼルス) -->世界選手権・[[ザ・デストロイヤー]]×[[力道山]]」||style="text-align:center"|[[1963年]](昭和38年)<br />[[5月24日]]||20:00 - 21:15||{{0}}75分||style="text-align:right"|64.0 % |- |style="text-align:center; white-space:nowrap"|[[テレビ朝日]]||[[2006 FIFAワールドカップ]] [[サッカー日本代表|日本]]×[[サッカークロアチア代表|クロアチア]]||style="text-align:center"|[[2006年]](平成18年)<br />[[6月18日]]||style="white-space:nowrap"|21:35 - 翌0:30||175分||style="text-align:right"|52.7 % |- |style="text-align:center"|[[TBSテレビ]]||[[2010 FIFAワールドカップ]] 日本×[[サッカーパラグアイ代表|パラグアイ]]||style="text-align:center"|[[2010年]](平成22年)<br />[[6月29日]]||22:40 - 翌1:10||150分||style="text-align:right"|57.3 % |- |style="text-align:center"|[[テレビ東京]]||[[1994 FIFAワールドカップ]]アジア地区最終予選 日本×[[サッカーイラク代表|イラク]]([[ドーハの悲劇]])||style="text-align:center"|[[1993年]](平成5年)<br />[[10月28日]]||22:00 - 翌0:15||135分||style="text-align:right"|48.1 % |- |style="text-align:center"|[[フジテレビジョン|フジテレビ]]||[[2002 FIFAワールドカップ]] 日本×[[サッカーロシア代表|ロシア]]||style="text-align:center"|[[2002年]](平成14年)<br />[[6月9日]]||20:00 - 22:54||174分||style="text-align:right"|66.1 % |} *在京民放キー局の局別歴代最高視聴率は日本テレビを除き全局[[サッカー]] [[FIFAワールドカップ]]予選・本選の[[日本]]戦が、またNHK総合([[音楽番組]])以外の全局[[スポーツ中継]]が獲得している。 == 歴史 == === 日本 === [[日本]]における視聴率は記録に残っているものでは、[[1954年]]に「[[NHK放送文化研究所]]」が年に2回、訪問面接法による調査を開始したのが最初<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』15頁。</ref>。「NHK放送文化研究所」による調査は、[[1971年]]に調査方式を配付回収法に変更した。数ヶ月に1回、1週間分の個人視聴率の調査・発表を行っている。 [[1955年]]には[[電通]]が年に4回、日記式のアンケートによる調査を開始した<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』15-18頁。</ref>(電通による視聴率調査は[[1963年]]1月が最終。以後の調査は「[[ビデオリサーチ]]」へ引き継がれる<ref>『放送五十年史 資料編』591頁。</ref>)。 [[1958年]]には[[社団法人]][[中央調査社]]が同じく日記式のアンケートによる調査を年に4回開始し、[[1959年]]には年12回(毎月)に拡大した<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』18頁。</ref>。[[1961年]]4月、[[エーシーニールセン|ニールセン]]が日本に進出し測定機械による世帯視聴率調査を開始し、[[1962年]]12月からは[[ビデオリサーチ]]社も調査を開始した<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』18-19頁。</ref>。当時は測定器を該当する世帯のテレビに取り付け、情報を紙テープに記録するオフラインメータ方式<ref name="kokkai">[http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_100061.html テーマ別調べ方案内 / タイトル:テレビ視聴率(総論)] [[国立国会図書館]]</ref>で、調査員が記録テープを回収<ref name="GUIDE BOOK">視聴率調査について(視聴率ハンドブック) - [http://www.videor.co.jp/rating/wh/index.htm テキスト版] / {{PDFlink|[http://www.videor.co.jp/rating/wh/rgb200811.pdf PDF版(2008年11月作成)]}} ビデオリサーチ</ref>した後に集計を行っていたため、前週の視聴率が翌週に判明する状態であった<ref name="All">[http://allabout.co.jp/entertainment/drama/closeup/CU20031026/ 前代未聞!視聴率測定世帯買収事件 視聴率のためなら悪魔に魂を…] [[All About]] 2003年10月26日</ref>。 1977年9月26日、関東地区にてビデオリサーチが開発した「ミノル・メーター」<ref>[http://www.dentsu.co.jp/trendbox/adnenpyo/r1977.htm 広告景気年表:1977年] [[電通]] 消費者情報トレンドボックス</ref><ref>[http://www.videor.co.jp/company/history.htm 沿革 1962年 - 69年] [[ビデオリサーチ]] 会社情報</ref>を使用し、通信回路([[電話回線]])を経由して情報を自動回収するオンラインメータ方式<ref name="kokkai"/>による調査を開始したことにより、翌日には視聴率が判明するようになった<ref name="GUIDE BOOK"/><ref name="All"/>。 長らくこのニールセンとビデオリサーチの2社が日本国内における世帯視聴率を測定していたが、[[2000年]]3月にニールセンが日本国内における視聴率調査から撤退し<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』19頁。</ref>、それ以後は、世帯視聴率はビデオリサーチの測定した結果のみが用いられることとなった。撤退の理由は個人視聴率導入に関して民放キー局と意見が対立したからだとされる。 2006年8月より[[ジュピターテレコム]](J:COM)が、番組供給事業者向けに[[セットトップボックス]](STB)の双方向機能を使った「デジタル視聴率」の提供を開始した<ref>[http://www.jcom.co.jp/library/pdf/newsrelease/ja/20060727_ja.pdf J:COM News Release 「デジタル視聴率」を番組供給事業者に 2006年8月より提供開始]</ref>。 2011年7月4日にビデオリサーチは、フルセグ放送が視聴できるデスクトップパソコンと[[ケーブルテレビ]]の[[デジアナ変換]]を「パソコンテレビ」として視聴率の調査対象に加えた。また、同年7月24日以降、アナログ放送が終了したエリアでは、調査対象がデジタル放送を視聴できる世帯のみとなっている。 2015年1月から[[タイムシフト視聴率|録画タイムシフトによる視聴率]]提供を予定している<ref>[http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140714_657791.html ビデオリサーチ、録画番組再生などのタイムシフト視聴動向を調査。'15年1月からデータ提供へ]</ref><ref>[http://www.videor.co.jp/press/2014/140714_data.htm タイムシフト視聴動向把握に向けた取り組みについて <主な調査結果>]</ref><ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000042-asahi-ent 録画視聴率を初公表、ドラマ上位が鮮明 ビデオリサーチ]</ref>。 === 日本国外 === アメリカでは1950年代以降、視聴率調査は[[エーシーニールセン|ニールセン・メディア・リサーチ社]]が業務を独占している<ref name="WIRED">[http://wired.jp/wv/archives/2004/04/19/tv%E8%A6%96%E8%81%B4%E7%8E%87%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%A4%BE%E3%80%81%E5%95%8F%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E6%89%8B%E6%B3%95%E3%81%AE/ TV視聴率調査のニールセン社、問われる調査手法の信頼性] WIRED.jp 2004年4月19日</ref>。調査方法は、アメリカ全国調査は1987年よりピープルメーター方式(それ以前は日記式アンケート)、地域調査は1週間分の日記式のアンケートを郵送する方式に加えて、2003年後半〜2004年前半にピープルメーター方式を導入した<ref name="WIRED"/>。 == 問題点 == === データの信憑性についての批判 === 視聴率のデータの信憑性に対する主な批判としては次のようなものが挙げられる。 * 「ビデオリサーチ」社は調査方法の詳細を公開していないため、信憑性を検証できない。 * 「ビデオリサーチ」社は[[等間隔抽出法]]を使っているため、[[単純無作為抽出法]]や[[層化抽出法]]に比べて[[標本誤差]]が大きい(それに対して、NHKの個人視聴率調査は層化無作為二段抽出法であるため、標本誤差が小さい<ref>[http://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/nhk/process/sampling.html 世論調査の手順 - 調査相手の抽出 NHK放送文化研究所]</ref>)。 * 日本における視聴率調査は、(民間企業においては)2000年3月以降「ビデオリサーチ」1社のみが[[独占]]しており、競合する業者が存在しないため、他の同等の品質の比較データがない。 * サンプル([[標本 (統計学)|標本]])の数が少ない。多くて数百件しかないため、少ない件数で大きく数値が変動してしまう(最低でも数千件単位の標本がないと信頼できるデータが得られない)。この[[脆弱性]]を悪用し、過去に[[日本テレビ視聴率買収事件]]が起こっており、今後も同様の問題が起こる可能性がある。 * テレビのない家庭が含まれていない。 * 視聴データを回収するために[[固定電話]]回線が使われているが、[[携帯電話]]や[[IP電話]]の普及によって固定電話を持たない家庭が増えてきている<ref>[http://gigazine.net/news/20110103_lifestyle_2010/ 若年層が新聞や書籍、雑誌、固定電話から遠ざかっている傾向がより顕著に]</ref>。 * あくまで協力世帯のみであり、[[職業]]や[[家族構成]]が聞かれたり、[[電気代]]の代わりに[[謝礼]]が払われるため、[[バイアス]]がかかる。 === 統計学的なデータの質についての問題 === * データの誤差がほとんど考慮されない。「ビデオリサーチ」社の調査方法では、標本数600・信頼度95パーセントの場合、視聴率10パーセントの時の[[誤差]]は[[±]]2.4[[ポイント]]、視聴率20パーセントの時の誤差は±3.3ポイントである。つまり、「視聴率20.0パーセント」と発表された場合の視聴率は'''「16.7 〜 23.3パーセントの間にある」確率が95パーセント'''ということである。標本数200の地域ではさらに誤差が大きい。 * 「首都圏などの都市部では標本数が600」の場合と、「地方では標本数が200」の差があり、「都市部」と「地方」で標本数に違いがあるため、地域間の単純比較が難しく、公平性を欠いている。 * 調査は「世帯」の単位で行っているので、テレビが一家に2台以上ある実態に対応できていない。また、録画率については対応していない。NHKを除き地上局(のスポンサー)にとっては、[[CMスキップ|CMを飛ばされる]]録画を視聴率に加える価値はないともいえる。しかし、[[テレビドラマ]]や[[特撮]]、[[テレビアニメ]]などは後に[[DVD]]や[[Blu-ray Disc|ブルーレイディスク]]などのパッケージ商品としてソフト化をすることが恒例である。特撮やテレビアニメは放送中(もしくは放送後、放送前)にグッズ販売をすることがほとんどであり、録画視聴者がグッズ購入に走ることも考えられ一概に録画を否定することはできない。また、中には『[[婚カツ!]]』のように(前半は)視聴率が低いが録画率では好調という番組もあった<ref>[http://www.j-cast.com/2009/05/22041727.html 低視聴率にあえぐ中居「婚カツ!」 なんと録画ランキングでは大人気](2009.5 [[J-CASTニュース]])</ref>。 * 「民放の[[地上波]]」を対象とした場合、「首都圏」(在京キー局5局)・「都市部」(テレビ東京系を含む5局)・「地方」(民放のチャンネル数が4局以下)において、チャンネル数と視聴できる番組(特に[[テレビアニメ]]・バラエティ番組の有無)の差が著しく、全ての[[市町村|市・町・村]]を対象に、単一の番組が公平に視聴できるわけではないため、関東・関西などの都市部に偏る。 * 発表された視聴率が記事になる時は、基本的に「[[関東地方|関東地区]]」の視聴率のみが記事になり、「[[同時ネット|キー局と同時に視聴できる]][[ローカル局]]」が対象に含まれていない。しかし、関東地区で視聴率が低くても、他地区で視聴率が高くなることや低くなることもある。 ** また、[[ローカル局]]での[[遅れネット]]による放送が考慮されていない。 * その番組自体を「観なければ」視聴率が上がらないのであるが、番組内で興味深い内容が放送された場合、何故かそのタイミングで視聴率が上がることが多い(視聴者にとって、その番組自体を「観なければ」内容が解らないため)。 === その他の問題 === * 一般視聴者が確認できる視聴率はランキング上位のごく一部の番組に留まっており、各番組の視聴率などの詳細はテレビ視聴率日報を見ることができる主にマスメディア関係の人しか判らない。 * 番組内容が評価対象となる'''[[視聴質]]'''が無視されることにつながる。 * 地域別・男女別・年齢層別のデータしかないため、[[データマイニング]]による詳細な視聴者分析をすることができない。詳細な[[クラスタ解析]]ができてないため、番組製作や広告が曖昧なターゲット向けになってしまっている。 === 番組内容への影響 === 視聴率は番組の良し悪しについての客観的指標として最も使用されている。視聴率が高い番組は「広告効果が高い番組である」という評価となり、その分利益も大きくなるため、キー局主体のテレビ局は様々な手段で視聴率向上のための努力をする。しかし、その努力が行き過ぎると、番組内容は二の次で高視聴率を取れる番組を制作しようとしてしまう。その結果、様々な悪影響を与えてしまうこととなる。 * 興味本位の番組・大衆迎合的番組が増える。また、そのような番組制作にて[[報道の自由]]を大義名分に[[プライバシー]]権・放送倫理を侵害する問題が発生する温床となる。 * 高視聴率を望む傾向が強くなるので、ドラマを中心に[[バラエティ番組]]・[[情報番組]]に出演して宣伝する番組が多い。ただ、低視聴率番組は途中で[[打ち切り|打ち切られやすい]]が、打ち切りとなった番組が後に多大な評価を得ることも希にある。 * 視聴者も刺激的、ドラマ的な展開を求めたがるために[[やらせ]]などの[[捏造]]行為が発生しやすい。特に軽度のやらせは[[演出]]の一種として扱う傾向があり、番組全体の劇場化が指摘される。中には犯罪を依頼し、作られた事件現場を真っ先に報道していたとして調査された事件も存在する<ref>[http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY200908140290.html asahi.com(朝日新聞社):テレビ番組元司会者、視聴率のため殺人依頼? ブラジル - テレビ・ラジオ - 映画・音楽・芸能]</ref>。 * 視聴率調査地域([[東京都区部|東京23区]]・[[政令指定都市]]・[[県庁所在地]])と、「それ以外の[[市町村|市・町・村]]」における情報格差。 ** 「ビデオリサーチ」社が行っている調査では、対象のエリアを東京23区・政令指定都市・県庁所在地および一部の市・町・村のみとしており、全ての市・町・村をカバーしていないため、公平性を欠いている<ref>[http://www.videor.co.jp/rating/wh/03.htm 視聴率調査について(視聴率ハンドブック)]</ref>。 * 公正にニュースを伝えることを目標とする[[報道番組]]についてもテレビ局は視聴率獲得のために、特に世間から関心の高いと判断したものばかりを伝える傾向があるとされる。 ==== 視聴者への煽り ==== キー局は時折、視聴率を稼ぐため「[[ワイドショー]]」や[[スキャンダル]]などにおける渦中の人物などを出演させ新聞の[[テレビ欄]]に「○○出演」などと煽るケースがある。ほとんどのケースで視聴率稼ぎのため人物を冒頭から出演することはなく「もうすぐ○○登場」などとテロップで煽り、番組の最後で登場する、番組の最後で差し障りのない内容のみ放送する、同業の別人を出演させるなどのケースがあり、視聴者から抗議の電話が寄せられキー局が謝罪などの対応に追われることがある<ref>{{Cite news |title=中島知子さんの「占い師スタジオ登場」とウソのテロップ 日テレが公式サイトで謝罪 |newspaper=産経新聞 |date=2012-05-29 |url=http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120529/ent12052922000019-n1.htm |accessdate=2012-06-03}}</ref>。 ==== 視聴者よりスポンサーを向いた番組作り ==== 上記のように視聴率が番組の良し悪しを決める唯一無二の存在になると、視聴者より「スポンサーの意向を反映」した番組になりやすい。例えば、バラエティ番組ではハイライトシーンの直前に[[山場CM]]が入ることが2000年頃から常識になっている。また、スポンサーが重視する購買欲の高い若い女性向け([[F1層]])の番組がバブル景気以降増えており、1980年代以前のゴールデンタイムは、老若男女だれでも受け入れられる番組が主体だったのに対して、それ以降は明らかに女性をターゲットにした番組がゴールデンタイムでも主流になっている。特に情報系番組は「女性に人気」「女性が支持する」と言った語句を並べてあたかも男性視聴者は存在しないような番組作りを行っている番組もある。日本テレビは同局の人気番組であった「[[伊東家の食卓]]」を「女性の視聴率が低い」という理由で終了させた([[週刊ダイヤモンド]]2011年1月15日号「新聞・テレビ勝者なき消耗戦」より) 。 そして、スポンサーの発言は([[ローカル局]]を含めた)テレビ界全体を萎縮させる力を持っており、例えば2008年11月の厚生労働省への批判報道に対して[[日本経済団体連合会|経団連]]名誉会長兼[[トヨタ自動車]]相談役の[[奥田碩]]が「[[厚生労働省|厚労省]]叩きは異常な話。正直言ってマスコミに報復してやろうかな。スポンサーを降りるとか」<ref>[http://www.j-cast.com/2008/11/13030308.html メディアから広告引き上げ トヨタ奥田氏「報復宣言」の効果]([[J-CASTニュース]]、[[2008年]][[11月13日]])</ref>と発言すると、[[日本民間放送連盟]]会長の[[広瀬道貞]](兼[[テレビ朝日]]相談役)は「テレビの影響力の大きさから言えば、ある種の節度が必要かなという気もした」とトヨタに屈服するような発言をも行った。特に日本テレビ『[[踊る!さんま御殿!!]]』では自身の起こした窃盗事件を番組内で公表した[[芸能人]]の出演を巡りスポンサーの[[トヨタ自動車]]が「(芸能人)を出すならスポンサーを降りる」と番組並びに番組スタッフに通告。芸能人が出演した回はトヨタ自動車がスポンサーを降り、最終的にタレントが出演自粛を表明した事情も存在した。 == 視聴率争い == 視聴率がテレビ局の評価を決めると言っても過言ではないため、国や時代、時間帯を問わず視聴率争いは行われている。ここではその代表的なものをあげる。 === 土曜20時戦争 === [[TBSテレビ|TBS]]の『[[8時だョ!全員集合]]』([[1969年]]-[[1985年]])が「'''お化け番組'''」と呼ばれる程の凄まじい人気を誇ったことで発生した。当初『[[コント55号の世界は笑う]]』で優位だったライバルの[[フジテレビジョン|フジテレビ]]は対抗する番組を企画するも悉く放送終了し、土曜20時枠は「鬼門」とまで言われた。1974年に[[荒井注]]が[[ザ・ドリフターズ]]から抜けて暫くは『[[欽ちゃんのドンとやってみよう!]]』の成功もあって視聴率が逆転したが、[[志村けん]]の「[[東村山音頭]]」のヒットで再び逆転、以後、『[[オレたちひょうきん族]]』([[1981年]] - [[1989年]]、フジテレビ)が登場するまで対抗出来る番組は無かった。中には『[[ピーマン白書]]』のように大々的な番宣キャンペーンを行ったにも関わらず、放送回数6回で打ち切りになったものも存在した。その現象は日本テレビでも発生し『[[全日本プロレス中継]]』や当時人気番組『[[笑点]]』の司会だった[[三波伸介]]を要して『[[爆笑ヒット大進撃!!]]』『[[ダントツ笑撃隊!!]]』を放送し対抗するが短命で終了した。当時のドリフの人気を示すエピソードとしてタレントの王理恵は自分はドリフ(全員集合)を見たかったが、家では父が出ている野球中継を見ていた。月曜日、自分は学校でドリフの話についていけなかったと当時を回顧した<ref>スポーツニッポン 2004年5月15日号</ref>。 『オレたちひょうきん族』放送開始直後視聴率は伸び悩んだが、ドリフターズの不祥事もあり、以降『オレたちひょうきん族』は徐々に視聴率を獲得し、1984年の年間視聴率でついに全員集合を逆転、翌1985年に全員集合は終了した。その後全員集合の後継番組『[[加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ]]』(以下『ごきげんテレビ』)が放送されると今度は[[フライデー襲撃事件]]により、看板だったビートたけしが抜けたこともあり徐々に『ごきげんテレビ』が視聴率を獲得し『オレたちひょうきん族』を逆転、[[1989年]]、『オレたちひょうきん族』は放送終了となった。 1990年代に入ると『ごきげんテレビ』への対抗として、『[[マジカル頭脳パワー!!]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])、『[[ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!]]』(フジテレビ)が放送開始。[[テレビ朝日]]も1978年から続く『[[暴れん坊将軍|暴れん坊将軍シリーズ]]』を放送、人気4番組による争いとなる。争いは1年ほど続いたが、まず『ごきげんテレビ』が『[[KATO&KENテレビバスターズ]]』としてリニューアルするも視聴率で低迷し終了。『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』も収録時の事故により放送が打ち切られると、『[[めちゃ×2イケてるッ!]]』(以下『めちゃイケ』、[[1996年]]-)の放送まで再びフジテレビの土曜20時枠は「鬼門」となった。『マジカル頭脳パワー!!』は『[[あるなしクイズ]]」が番組をまたいで大ブームとなったこともあり<ref group="注釈">当時、他局の『[[森田一義アワー 笑っていいとも!|笑っていいとも!]]』でもあるなしクイズをコーナーとして放送していた。</ref>視聴率を獲得したが、プロ野球中継により放送を返上することが度々あったためプロ野球中継による番組休止から回避するために番組枠を移動した。{{Main|マジカル頭脳パワー!!}} TBSは1993年に『[[どうぶつ奇想天外!]]』をスタート。当初は『マジカル頭脳パワー!!』に苦戦したが『マジカル頭脳パワー!!』の移動により安定した視聴率を獲得し「親が子どもに見せたい番組」の上位にランクインされる人気番組になった。フジテレビも1996年に『めちゃイケ』をスタートさせると視聴率を獲得、1978年の放送以来、常に安定した人気を保っていた『暴れん坊将軍シリーズ』を移動させた。 その後しばらくは『めちゃイケ』の独走状態であったが、[[2004年]]に放送開始した日本テレビ『[[世界一受けたい授業]]』の台頭により、同番組に陰りが見え始めてくる。2006年度には『世界一受けたい授業』が『めちゃイケ』を上回ることも珍しくなくなった。その後、追いうちをかけるように、2008年にTBSでドラマ『[[ROOKIES]]』が放送され、このことが顕著となった同作品が終わっても視聴率が回復しなかった。しかし、その後『めちゃイケ』は特別企画を中心に視聴率を稼いでいる。しかし、2010年以降はテレビ東京の『[[土曜スペシャル]]』が「[[ローカル路線バス乗り継ぎの旅]]」を中心に人気を集め、中には『めちゃイケ』を凌ぐ視聴率を記録する回もあり<ref>[http://www.videor.co.jp/data/ratedata/backnum/2012/vol36.htm バックナンバー2012年度 VOL.36 2012年 8月27日(月) 〜 9月2日(日)]</ref>、『めちゃイケ』の独走状態ではなくなっている。 {| class="wikitable" !放送局!!番組名!!放送時間!!長さ |- !日本テレビ |[[世界一受けたい授業]]||19:56 - 20:54||{{0}}58分 |- !テレビ朝日 |[[関ジャニの仕分け∞]]||19:54 - 20:54||{{0}}60分 |- !TBSテレビ |[[ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!]]||19:56 - 20:54||{{0}}58分 |- !テレビ東京 |[[土曜スペシャル]]・第2部||19:00 - 20:54||114分 |- !フジテレビ |[[めちゃ×2イケてるッ!|めちゃ<sup>2</sup>イケてるッ!]]||19:57 - 20:54||{{0}}57分 |} === 木曜21時戦争及びとんねるず包囲網 === 1970年代から80年代前半にかけて、木曜21時は[[TBSテレビ|TBS]]の『[[ザ・ベストテン]]』が一強状態であったが、1988年頃になると、『ザ・ベストテン』の人気にも陰りが出始め視聴率が1桁の回もあった<ref>1988年3月31日放送分関東地区・ビデオリサーチ社調べ</ref>。フジテレビは10月、人気を誇った[[とんねるず]]の初ゴールデン冠番組として『[[とんねるずのみなさんのおかげです]]』(現在は『[[とんねるずのみなさんのおかげでした]]』)を開始。『みなさんのおかげです』の初回視聴率は27.9%を記録、一気に『ザ・ベストテン』を破り、『ザ・ベストテンは1年後放送を終了する。逆に『みなさんのおかげです』はその年から1994年まで7年連続で年間バラエティ番組平均視聴率ランキング第一位を獲得することになる。一方、フジテレビ以外の民放3局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS)は横並びに視聴率が5%以下と低迷した。この事態に3局は揃ってドラマを編成してフジテレビに対抗しようとしたが、とんねるず人気は落ちず、結局2006年までとんねるずの番組(『[[ラスタとんねるず'94]]』、『[[とんねるずの本汁でしょう!!]]』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』)がこの時間帯の視聴率一位を譲らなかった。 {| class="wikitable" !放送局!!番組名!!放送時間!!長さ |- !日本テレビ |[[秘密のケンミンSHOW]]||21:00 - 21:54||54分 |- !テレビ朝日 |[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|木曜ドラマ]]||21:00 - 21:54||54分 |- !TBSテレビ |[[木曜ドラマ9|木曜ドラマ劇場]]||21:00 - 21:54||54分 |- !テレビ東京 |[[和風総本家]]||21:00 - 21:54||54分 |- !フジテレビ |[[とんねるずのみなさんのおかげでした]]||21:00 - 21:54||54分 |} === 札幌戦争 === [[北海道]]地区の[[夕方ワイド番組]]における視聴率争いで、[[札幌テレビ放送]](STV)が1991年10月に始めた『[[どさんこワイド|どさんこワイド120]]』を中心としたものである<ref>「[http://www.tsukuru.co.jp/gekkan/gekkan94.html#anchor227845 自社制作ワイドで火花を散らす“札幌戦争”]」『[[創 (雑誌)|創]]』[[1994年]]7月号、[[創出版]]。</ref>。 1989年10月、[[北海道文化放送]](UHB)が道内初の夕方ワイド番組となる『[[TVポテトジャーナル]]』をスタートさせた。視聴率は当初苦戦していたが、次第に2桁を取る週が出るようになる。STVは2年後の[[1991年]]に『どさんこワイド』をスタートさせる。『どさんこワイド』も『TVポテトジャーナル』同様、視聴率は当初は苦戦したものの、次第に視聴率が向上する。『どさんこワイド』の成功を受け、[[北海道放送]](HBC)は1993年10月に『[[HBCゆうやけワイド・テレビ一番星]]』を16時から19時までの3時間、『[[テレポート6 (北海道放送)|テレポート6]]』を内包する形で開始するが、STVも『どさんこワイド』の放送時間を『テレビ一番星』と同じ16時から19時までの時間帯まで拡大させた。 その後夕方ワイド番組はHBC・STV・UHBの巴戦が続いていたが、UHBは1993年10月に『TVポテトジャーナル』から番組名を変更した『ポテト』を1994年9月に終了させ、ドラマの再放送枠に戻る。その後[[北海道テレビ放送]](HTB)が1999年4月に『[[情報ワイド 夕方Don!Don!]]』を17・18時台でスタートさせ夕方ワイド番組の視聴率争いに参入した。さらには2002年にはNHK北海道が『[[ほくほくテレビ]]』を2003年にはTVhも『[[おばんでスタ!]]』を放送、夕方ワイド番組争いに参入するが撤退した。2011年4月、一時期夕方ワイド番組から撤退したUHBは夕方ワイド番組『[[U型テレビ]]』をスタートさせた。 {| class="wikitable" !放送局!!番組名!!放送時間!!長さ |- !札幌テレビ放送 |[[どさんこワイド|どさんこワイド179]]||15:48 - 19:00||192分 |- !北海道テレビ放送 |[[イチオシ!]]||15:47 - 19:00||193分 |- !北海道放送 |[[今日ドキッ!]]||15:50 - 19:00||190分 |- !北海道文化放送 |[[U型ライブ]]||15:45 - 16:40||{{0}}55分 |} === 金曜20時戦争 === 1970年代から1980年代にかけて金曜20時に放送された『[[太陽にほえろ]]』(日本テレビ)と『[[ワールドプロレスリング]]』(テレビ朝日)、TBSのドラマ・バラエティ番組の視聴率争いを中心としたものである。『太陽にほえろ』と『ワールドプロレスリング』の両番組は、ほぼ同時期にスタートし同時期に終了や枠移動を行っている<ref group="注釈">スタートは『太陽にほえろ』が1972年7月21日、『ワールドプロレスリング』が1972年7月28日(放送開始時のタイトルは『NET日本プロレスリング中継』、1973年4月6日より[[新日本プロレス]]中継番組として『ワールドプロレスリング』に改題)、終了が『太陽にほえろ』は1986年11月14日(第一期)、『ワールドプロレスリング』が1986年10月に放送枠移動</ref>。当時、日本プロレスの中継は日本テレビとNET(現テレビ朝日)の2局で放送を行っていたが、日本プロレスの意向により日本テレビは[[ジャイアント馬場]]中心の試合を、NETは[[アントニオ猪木]]の試合を中心に放送していた。その後、日本プロレスから猪木が除名されたことを機に、NET首脳陣は馬場の試合中継を要求、日本プロレス幹部がこれに応じたため日本テレビ側が激怒、1972年5月、放送していた日本プロレス中継を打ち切り、7月21日から金曜夜20時枠に刑事ドラマ『太陽にほえろ』の放送を開始した。一方のNETは、1週間後の7月28日より同じく金曜夜20時枠に『NET日本プロレスリング中継』のタイトルでプロレス番組を開始した。当初、日本テレビは『太陽にほえろ』の放送を1クールで終了させ<ref>石原慎太郎著『弟』より抜粋</ref>10月から馬場が設立した[[全日本プロレス]]の中継番組を『ワールドプロレスリング』に直接ぶつける計画があった<ref>日刊ゲンダイ 2008年10月18日号</ref>。しかし、『太陽にほえろ』が高視聴率を記録したため『全日本プロレス中継』は土曜夜20時枠に放送し、お化け番組と称された『8時だョ!全員集合』にぶつけることとなった。その後、『太陽にほえろ』が新人や無名俳優を主演の新米刑事として出演させ、成長させるパターンで安定した視聴率を稼いだのに対し、『ワールドプロレスリング』がアントニオ猪木を中心とした異種格闘技路線で高視聴率を挙げた。{{main|日本プロレス}} 両番組のために低迷していた[[TBSテレビ|TBS]]は[[1979年]]秋から学園ドラマ『[[3年B組金八先生]]』を放送。『金八先生』は放送開始するや瞬く間に巷の話題となって視聴率が毎回上がり続け、視聴率争いは三つ巴となる。『金八先生』は半年後の終了前には30%を超える視聴率を毎回獲得して『太陽にほえろ』と『ワールドプロレスリング』を完全に逆転した。特に『金八先生』第1シリーズの最終回は関東地区で39.9%の視聴率を記録した<ref>ビデオリサーチ社調べ</ref>。同日、『太陽にほえろ』は400回スペシャルを放送したが視聴率は『金八先生』の半分以下18.8%に終わる<ref>関東地区・ビデオリサーチ社調べ</ref>。『金八先生』第2シリーズ終了後もTBSは『金八先生』と舞台設定を同じにした学園ドラマ、通称・桜中学シリーズをこの時間帯に敷いてリードを保つ。その間、『太陽にほえろ』は見所であった殉職降板&新刑事登場を連発して巻き返しを図る。『ワールドプロレスリング』も[[佐山聡|タイガーマスク]](初代)や[[長州力]]を登場させた。特に[[小林邦昭]]がタイガーマスクのマスクを剥ぎにかかるシーンが放送されるとタイガーの正体見たさに視聴率が上昇した<ref>夕刊フジ 2013年5月6日号</ref>。その反抗の影響と桜中学シリーズ自体もシリーズを重ねて飽きられ始めると、再び三つ巴の様相となっていった。しかし、[[1986年]]5月にTBSが当時絶大な人気を誇る[[ビートたけし]]をメインに据えた視聴者参加型バラエティ番組『[[痛快なりゆき番組 風雲!たけし城]]』をスタートさせると抜きんでた視聴率を稼ぐようになって金曜20時の視聴率の覇権を収めた。日本テレビは主演の[[石原裕次郎]]の体調不良もあって『太陽にほえろ』の終了を決断。テレビ朝日も『ワールドプロレスリング』を月曜20時台へ移動させ、音楽番組『ミュージックステーション』の放送を開始した。長寿番組だった両番組を追いやった『風雲!たけし城』だが、同年12月の[[フライデー襲撃事件]]により、看板だったビートたけしと番組に多く出演していた弟子のたけし軍団が芸能活動謹慎となって画面から消え一時の勢いが衰えてしまい、金曜20時の視聴率争いは再び混沌としていく。 一方、フジテレビは1979年秋当時人気番組だった『[[ザ・ベストテン]]』に対抗して『[[ビッグベストテン]]』放送するが振るわず半年で打ち切られた。また後続番組『[[花の金曜ゴールデンスタジオ]]』→『ハナキンスタジオ』も同様に打ち切られ単発番組枠へ移動した。1988年、『[[ミュージックステーション]]』や『風雲!たけし城』に対抗するため[[明石家さんま]]を中心とした新番組の計画や『オレたちひょうきん族』の放送枠移動の計画があったが昭和天皇の病状悪化による自粛ブームや出演者の問題もあり中止になった。 {| class="wikitable" !放送局!!番組名!!放送時間!!長さ |- !日本テレビ |[[ネプ&イモトの世界番付|なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付]]||19:56 - 20:54||58分 |- !テレビ朝日 |[[ミュージックステーション]]||20:00 - 20:54||54分 |- !TBSテレビ |[[ぴったんこカン・カン]]||19:56 - 20:54||58分 |- !テレビ東京 |[[金曜8時のドラマ]]||19:58 - 20:54||56分 |- !フジテレビ |[[してみるテレビ!教訓のススメ]]||19:57 - 20:54||57分 |} === 正午戦争 === 1960年代から1970年代後半にかけてTBSの『[[ベルトクイズQ&Q]]』、テレビ朝日の『[[アフタヌーンショー]]』の2大番組が争っていた。1970年代お昼の視聴率で苦戦していたフジテレビは1980年、[[漫才ブーム]]に便乗し『[[笑ってる場合ですよ!]]』を放送。漫才ブーム終焉後の1982年『[[森田一義アワー 笑っていいとも!]]』の放送を開始する。『笑っていいとも!』は瞬く間に人気を博し[[ギネスブック]]に登録されるほどの人気番組になった。1985年、[[やらせリンチ事件]]をきっかけに『アフタヌーンショー』が打ち切られると他局の番組に太刀打ちできる番組はなく正午の時間帯はいいともの一人勝ち状態となったことから視聴率争いは日本テレビ、TBS、テレビ朝日による2位争いに移行した。実際[[みのもんた]]は『[[午後は○○おもいッきりテレビ]]』(以下『おもいっきりテレビ』)の司会に就任した際の記者会見で、目標を『笑っていいとも!』ではなく当時時間帯2位だった『[[新伍のお待ちどおさま]]』に設定するなど2位争いが過熱した。 日本テレビは1987年、おもいッきりテレビを放送。当初は『笑っていいとも!』をはじめ他局に苦戦したが1989年、司会の[[山本コータロー]]が参議院選挙出馬のため降板。みのもんたに司会が変わると、それまでの内容を一新した事が功を奏し、中高年を中心に人気が出はじめた。視聴率で『笑っていいとも!』を逆転する日もあり、それまでの2位争いからみのもんた症候群という造語までできたおもいっきりテレビと、若者を中心に安定した人気を保つ『笑っていいとも!』2番組の戦いへと変わっていく。 一方、アフタヌーンショーの打ち切り以降同時間帯で苦戦し2位争いから脱落していたテレビ朝日は1996年に『[[ワイド!スクランブル]]』を放送。再びワイドショー路線に回帰すると同時に視聴率も上向きになった。2004年4月1日[[保坂尚希]]の離婚会見を独占生中継した際は『笑っていいとも!』、『おもいっきりテレビ』を抑え視聴率1位を獲得するなど<ref>2004年4月2日ビデオリサーチ社発表より</ref>放送内容によっては『笑っていいとも!』、『おもいっきりテレビ』を上回ることもあった。 TBSは『ベルトクイズQ&Q』の終了以降、お昼の番組に苦戦することになった。特に90年代は『新伍のお待ちどおさま』が終了すると、テレビ朝日同様に短命で終了する番組が続出、正午は死に枠とさえいわれた。2000年『[[ベストタイム]]』の放送以降苦戦を続けていたが2012年『[[ひるおび!]]・第2部』にて年間視聴率が同時間帯横並びトップを獲得した。 2014年3月、フジテレビは人気番組『笑っていいとも!』を終了させ4月より新番組『[[バイキング (テレビ番組)|バイキング]]』を放送、テレビ朝日も4月より長寿番組『徹子の部屋』の放送枠を移動し放送している。 {| class="wikitable" !放送局!!番組名!!放送時間!!長さ |- !日本テレビ |[[ヒルナンデス!]]||11:55 - 13:55||120分 |- !テレビ朝日 |[[徹子の部屋]]||12:00 - 12:30||{{0}}30分 |- !TBSテレビ |[[ひるおび!]]・第2部||11:55 - 13:50||115分 |- !テレビ東京 |[[昼めし旅 〜あなたのご飯見せてください!〜]]||11:35 - 12:30||{{0}}55分 |- !フジテレビ |[[バイキング (テレビ番組)|バイキング]]||11:55 - 13:00||{{0}}65分 |} === マンデー・ナイト・ウォー === {{Main|マンデー・ナイト・ウォーズ}} [[1990年代]]後半の[[アメリカ合衆国]]では、米国を二分するプロレス団体のWWF(現・[[WWE]])と[[WCW]](解散し現存しない)が、月曜夜の同じ時間帯にプロレス中継(WWFの『MONDAY NIGHT RAW』、WCWの『MONDAY NITRO』)を放送しており、熾烈な視聴率争いが発生していた<ref>『WWE マンデーナイトウォー』 [[ジェネオンエンタテインメント]]、2004年6月25日。ASIN B000244RVC</ref><ref>Rick Scaia,"[http://onlineonslaught.com/features/mnw-intro.shtml THE MONDAY NIGHT WARS: RAW vs. Nitro],"''[http://onlineonslaught.com/ ONLINE ONSLAUGHT]'',August 7, 2003.</ref>。 この視聴率争いは凄まじく、ライバル団体の放送を見て何の前触れもなしに対戦カードを変更する、視聴率で押されそうになると現地スタッフが[[プロレスラー|レスラー]]に乱入を指令する、などの常軌を逸した演出も日常茶飯事であった。当初はWCWが人気レスラーを起用し[[ニュー・ワールド・オーダー|nWoブーム]]を生むなど優勢であったが、WWFが選手や社長一家の抗争を前面に出すアティテュード路線に変更することで巻き返し、ついにはWCWを解散に追い込んだ。 === 大阪土曜戦争 === 1950年代から[[朝日放送]]が製作し土曜の夜に大阪地区で絶大な人気を誇った関西ローカル番組『[[部長刑事]]』を巡る争いである。『部長刑事』は[[大阪府警察本部]]が「応援」という形で番組に協力していたこともあり大阪土曜夜の顔番組であった。そのため[[読売テレビ]]や[[関西テレビ]]など他局は対抗する手段がなく裏番組は軒並み打ち切りになっていた。1970年、[[毎日放送]]の[[斎藤守慶]](営業局長)が、打倒部長刑事を旗印に[[東映]]に「新しい仮面ヒーロー番組を製作したい」という企画を依頼した。そこでできた作品が『[[仮面ライダー]]』である<ref>読売新聞 [[1993年]][[3月15日]]夕刊より。</ref>。斉藤の目論見は成功し『仮面ライダー』は関西地区で第1話からいきなり20%超えの視聴率をマークした<ref>ビデオリサーチ社の調べでは関西地区20.5%</ref>。『仮面ライダー』は[[変身ブーム]]の到来とともに社会現象にまでなった。その後も『部長刑事』への対抗として『仮面ライダーV3』や『仮面ライダーX』などの「仮面ライダーシリーズ」や『[[クイズダービー]]』(毎日放送)、『[[平成教育委員会]]』(関西テレビ)を放送する。『部長刑事』も所々でてこ入れを行い毎回10%前後の安定した視聴率を上げていたが、『新・部長刑事 アーバンポリス24』からはマンネリ化もあり視聴率で苦戦し始めた。『部長刑事』は「外伝」を始めた2001年、ついに放送時間を土曜18時30分に移動した。「部長刑事シリーズ」は2002年3月まで放送開始から実に43年7ヶ月の間、大阪地区で放送されたが関東・中京をはじめとした他のネット局では別時間帯で放送されたり放送されなかった回の存在、不祥事の間接的な原因になるなどした。{{Main|部長刑事}} === 選挙特番 === ==== 日本 ==== 国政選挙の報道特別番組が行われるたびに激しい視聴率争いが繰り広げられた。公共放送であるNHKに対抗すべく民放では趣向を凝らすようになる。1980年代に日本テレビで放送された『久米宏のTVスクランブル』は選挙当日『久米宏のTV選挙スクランブル』と名を変え落選した候補者には、葬送行進曲を流し、候補者の顔写真が落ちていくという演出を行った。1989年以降、民放各局では視聴率獲得のため野球やゴルフ、サッカーなどの中継と開票速報を同時に行う番組編成を行い視聴率を稼いだ。また、多くのタレントや芸能人がコメンテーターとして出演させるようになったり、テレビ局や新聞社などの事前分析を元に他局より1秒でも早く選挙区の当落を判明させて放送するようになった。しかし、NHKをはじめ当落の誤報を起こすようになり番組内で謝罪したケースも存在した。2010年、テレビ東京が[[池上彰]]を司会に据えて開票速報をスタートさせたところわかりやすい解説や公明党の幹部や候補者に創価学会との関係について質問する姿勢、また当選した候補者や有名候補者への鋭い切り口が視聴者の好評を獲て2010年参議院選挙、2012年総選挙、2013年参議院選挙の開票速報においてテレビ東京は3回連続で民放1位を獲得、2013年の特番では初の2桁視聴率も獲得している<ref>[http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/NIK201307230005.html 池上彰氏&テレ東が圧勝!民放選挙特番]</ref>。 == 視聴率測定における時間帯区分 == === ゴールデンタイム・プライムタイム === 冒頭で述べた通り、([[1960年代]]から[[2000年]]まで2社体制で視聴率調査をしていた)「ニールセン」と「ビデオリサーチ」とで、最もテレビの視聴が高い時間帯の基準が両社で異なっていたからによるものとされている。米国に本社を持つ「ニールセン」では、米国基準で最もテレビの視聴が高い時間帯を設定し、これを19時から23時までとして「プライムタイム」と呼んだ(ただし実際の米国における「プライムタイム」の時間帯は月〜土曜の20時-23時・日曜の19時-23時であり、日本のそれとは異なる)。 これに対し、「ビデオリサーチ」は日本独自の基準として、最もテレビの視聴が高い時間帯を19時から22時までとして「ゴールデンタイム」と呼んだ。 なお、この2区分の調査は、ニールセンの「プライムタイム」は[[1961年]]4月の調査開始当初から、「ビデオリサーチ」の「ゴールデンタイム」も[[1962年]]12月の調査開始当初から始めた。しかし「ビデオリサーチ」も[[1971年]]から「プライムタイム」の調査を開始し、現在に至っている。 === 三冠王・四冠王 === 日本の放送局が視聴率を評価する際に使う表現で、下記3区分すべてで平均視聴率がトップの放送局を指して「三冠王」と呼ぶ。 * [[ゴールデンタイム]](19時-22時) * [[プライムタイム]](19時-23時) * [[全日]](6時-24時) 上記に加え、日本テレビでは[[ノンプライム]](6時-19時、23時-24時)でも視聴率がトップであれば「四冠王」と呼んでいたが、2012年度からはノンプライムを内部参考化したため、こう呼ばれることはなくなった<ref>日刊合同通信 2012年4月13日(金) 第57巻 第13791号による(参考:[http://www.godotsushin.com/backnumber_nikkan/2012/2012_04.html])。</ref>。テレビ朝日では'''プライム2'''<ref>なお、日本テレビでは2012年4月以降、この時間帯を「プラチナゾーン」と呼んでいる。</ref>(23時-翌日1時)でも視聴率がトップであれば、「四冠王」と呼ぶ。なお、NHKおよびTBS・テレビ東京・フジテレビにおいて、公式にはいずれの意味の「四冠王」の表現を用いていない(フジはかつて、ノンプライムの放送区分を用いて四冠王を称していたことがあった)。 [[1980年代]]後半に、フジテレビが「三冠王」を使い始めた。フジテレビは[[1982年]]から[[1993年]]までの12年間、連続して三冠王となったが、これは在京'''民放局5局'''の中での三冠王である(NHKを含めた中での三冠王となったのは[[1987年]]と[[1990年]]から[[1993年]]の合わせて5年間で、それ以外の年はNHKがフジテレビの全日視聴率を上回っていた)。なお、1993年のフジテレビの全日視聴率は、日本テレビと同率であった<ref name="HS116">『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』116頁</ref>。一方で、年度視聴率においても、フジテレビは1982年から1992年までの11年間は連続して三冠王となったが、やはりこちらも在京'''民放局5局'''の中での三冠王であった(1990年になってやっとNHKの全日視聴率を含めて完全三冠王となったが、長くは続かず、NHKを含めた在京6局の中での三冠王は結局、1992年度までの3年だけであった)。 その後、日本テレビが「四冠王」の表現を使い始め、バラエティー番組やプロ野球巨人戦の中継が好調に推移したことで、同社が(NHKを含めた在京6局の中での)年間視聴率四冠王の座を[[1994年]]から[[2003年]]までの10年間、連続して獲得した(1994年の日本テレビは、全日は単独で首位だったが、ゴールデンタイム、ならびにプライムタイムのそれぞれの年間視聴率でフジテレビと同率であった<ref>『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』199頁</ref>)。一方で、年度視聴率においては、日本テレビは1994年から2002年までの9年間、連続して三冠王だったが、1993年度は全日のみ首位(ゴールデン、プライムはフジの二冠)、2003年度はプライム以外の三冠だった(プライム首位はフジ)。 [[2004年]]以降は、フジテレビが年間、および年度視聴率の三冠王を[[2010年]]まで7年連続で獲得(NHKを含めた在京6局中)。[[2011年]]は日本テレビが8年ぶりに年間視聴率三冠王を奪還した(こちらもNHKを含めた在京6局中。ただし、全日はフジテレビと同率であった)<ref>[http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201201020017.html 〈速報〉日テレが11年「視聴率3冠王」] asahi.com 2012年1月2日</ref>。 しかし、[[2012年]]はテレビ朝日が年間視聴率で、開局以来初のプライム首位を獲得し、日本テレビの2年連続三冠王達成はならなかった(日本テレビは全日、ゴールデンの二冠)。さらに、2012年の年度視聴率、ならびに[[2013年]]の年間視聴率では、テレビ朝日がゴールデン、プライムの二冠を達成した(全日は共に日本テレビが首位)。 視聴率三冠王の第1号はTBSで、[[1978年]]に1度達成している。当時は『[[まんが日本昔ばなし]]』、『[[クイズダービー]]』、『[[8時だョ!全員集合]]』、『[[Gメン'75]]』と言った超人気番組を同局が有していたことが要因であった。なお、この年のTBSの全日視聴率はNHKと同率であった<ref name="HS116" />。 また、フジテレビがNHKを除くともっとも三冠王を達成している。その当時は『[[とんねるずのみなさんのおかげです]]』、『[[ねるとん紅鯨団]]』、『[[とんねるずのハンマープライス]]』、『[[笑っていいとも!増刊号]]』、『[[ダウンタウンのごっつええ感じ]]』、『[[ウッチャンナンチャンのやるならやらねば]]』(以上の物は年間平均視聴率順で、フジテレビの全盛であった、90年~95年の物である)と、バラエティが主力で、特に[[お笑い第三世代]]が中心であった。 == 視聴率を題材にしたフィクション == * 小説 ** [[松本清張]]『[[渦 (松本清張)|渦]]』(1976年 - 1977年、[[日本経済新聞]])<ref group="注釈">この作品の連載終了後に、ビデオリサーチ社長時代の森崎実はコメントを発表し、会社創立以降、ミノル・メーター導入までの、視聴率調査の実態について自ら概説している。「『渦』を脱出 視聴率調査 - 小説に書かれなかった調査会社のあれこれ」(『[[日本経済新聞]]』1977年1月13日付掲載、また『松本清張全集 第40巻』(1982年、[[文藝春秋]])付属の月報に全文が再掲されている)参照。</ref> * ドラマ ** [[美女か野獣]](2003年、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列) * ゲーム ** [[スペースチャンネル5]](1999年、[[セガ]]) == 関連書籍 == いずれも日本における視聴率に関するもの。 * 「ビデオリサーチ」編 『視聴率の正体』 [[星雲社]]、1983年。ISBN 4795252084 * 藤平芳紀 『視聴率の謎にせまる―デジタル放送時代を迎えて テレビ社会と私たちの暮らしの関わりを探る格好のテレビ論』 [[ニュートンプレス]]、1999年。ISBN 4315515329 * 引田惣弥 『全記録 テレビ視聴率50年戦争-そのとき一億人が感動した』 [[講談社]]、2004年。ISBN 4062122227 * 藤平芳紀 『視聴率の正しい使い方』 [[朝日新聞社]]、2007年。ISBN 9784022731425 == 脚注 == === 注釈 === <references group="注釈"/> === 出典 === {{脚注ヘルプ}} {{Reflist|30em}} == 関連項目 == * [[キー局]] * [[報道の自由]] * [[視聴者]] * [[視聴質]] * [[改編]] ** [[打ち切り]] * [[潜在視聴率]] * [[視聴率主義]] * [[聴取率]] * [[テレビ離れ]] * [[インターネット視聴率]] * [[延べ視聴率]] * [[野球番組の歴代視聴率一覧]] * [[放送倫理・番組向上機構]](BPO) * [[BSパワー調査]] * [[WWE#Monday Night War]] * [[WCW#マンデー・ナイト・ウォー]] * [[:en:Monday Night Wars|Monday Night Wars]] * [[:en:Monday Night Wars: Ratings|Monday Night Wars: Ratings]] * [[リサーチQ]] * [[torne]] - PS3の周辺機器であるが、録画数や視聴数を独自に計測している(トルミル情報) * [[VARDIA]] - 東芝のレコーダーであるが、録画予約ランキングを独自に計測している(おすすめサービス)。また、そのランキングをスマートフォンやタブレットから確認することもできる(RZスケジューラ)。 == 外部リンク == * [http://www.videor.co.jp/index.htm 株式会社ビデオリサーチ] ** [http://www.videor.co.jp/data/ratedata/all50.htm 株式会社「ビデオリサーチ」 ++ 視聴率 > 全局高世帯視聴率番組50] **[http://www.videor.co.jp/rating/wh/index.htm 視聴率とは(計測方法など)] * [http://www.nhk.or.jp/bunken/index.html NHK放送文化研究所] ** [http://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/rating/index.html 全国個人視聴率調査] * [http://www.ntv.co.jp/info/news/20031118.html 日本テレビ-「視聴率操作」に関する調査報告書] {{DEFAULTSORT:しちようりつ}} [[Category:テレビ]] [[Category:テレビ番組]] [[Category:メディア問題]] [[es:Cuota de pantalla]] [[it:Audience (media)]]
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