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蜃気楼
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{{otheruses}} {{画像提供依頼|北海道の四角い太陽([[Portal:日本の都道府県/北海道/画像提供依頼|北海道ポータルより]])|八代海または有明海の不知火([[Portal:日本の都道府県/熊本県/画像提供依頼|熊本県ポータルより]])|date=2011年1月|cat=北海道|cat2=熊本県}} [[ファイル:Shinkiro-haru-uozu.jpg|thumb|400px|right|春夏型の蜃気楼([[富山県]][[魚津市]]沖)]] [[ファイル:Fuyunoshinkirou.jpg|thumb|400px|right|秋冬型の蜃気楼(富山県魚津市沖)]] '''蜃気楼'''(しんきろう 英:mirage)は、[[密度]]の異なる大気の中で[[光]]が[[屈折]]し、地上や水上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたりする現象。光は通常直進するが、密度の異なる空気があるとより密度の高い冷たい空気の方へ進む性質がある。 == 種類 == [[ファイル:Sinkiro.jpg|thumb|250px|right|光の屈折による下位蜃気楼]] [[ファイル:Great Salt Lake Utah USA3.jpg|thumb|250px|right|[[ユタ州]]・[[グレートソルト湖]]の蜃気楼(浮島現象)]] [[ファイル:Scm.gif|thumb|250px|right|Fata morgana]] 大気の密度は大気の温度によって粗密を生じるが、低空から上空へ温度が上がる場合、下がる場合、そして水平方向で温度が変わる場合の3パターンがある。それぞれによって蜃気楼の見え方が異なる為、以下のように分類される。 === 上位蜃気楼 === 温度の低い海面等によって下方の空気が冷やされ密度が高くなると、元となる物体の上方に蜃気楼が出現する。水平線(地平線)の下に隠れて見えない風景や船などが見える場合があり、通常ニュースなどで取り上げられる蜃気楼は、この上位蜃気楼を意味する場合が多い。<!--このタイプの蜃気楼は珍しい現象であり、[[日本]]では[[オホーツク海]]沿岸周辺([[北海道]])や[[富山湾]]周辺([[富山県]])、[[琵琶湖]]周辺([[滋賀県]])の3箇所でのみ確認されている{{要出典}}。--> ヨーロッパを中心に、[[ファタ・モルガーナ]]([[:en:Fata Morgana (mirage)|Fata Morgana]])という俗称も広く浸透している。 北海道[[別海町]]の[[野付半島]]付近や[[紋別市]]などでは、この対応の蜃気楼の一種として、'''四角い太陽'''が観測されることがある。四角い太陽は、気温が氷点下20度以下になった早朝、日の出直後の時間帯に、通常は丸く見える太陽が四角く見える現象である。極地域では他にもこれが観測される場所がある。[[16世紀]]末、[[ウィレム・バレンツ]]らの北極海探検時に[[ノヴァヤゼムリャ]]で発見されたので、ノヴァヤゼムリャ現象という別名もある。 [[ファイル:Roadmirage.jpg|thumb|250px|right|逃げ水現象]] === 下位蜃気楼 === 最も一般的に目にする機会の多い蜃気楼。アスファルトや砂地などの熱い地面や海面に接した空気が熱せられ、下方の空気の密度が低くなった場合に、物体の下方に蜃気楼が出現する。 ビルや島などが浮いて見える[[浮島現象]]や[[逃げ水現象]]もこのタイプに属する。 === 鏡映(側方)蜃気楼 === 物体の側方に蜃気楼が出現する。報告が最も少なく、極めてまれな現象であると言える。[[スイス]]の[[ジュネーブ湖]]で目撃されたという報告がある。また、日本で[[不知火 (妖怪)|不知火]](夜の海に多くの光がゆらめいて見える現象。[[九州]]の[[八代海]]、[[有明海]]などで見られる)と呼ばれるものも、このタイプの蜃気楼に属すると言われている。 == 歴史 == [[ファイル:SekienShinkiro.jpg|thumb|250px|right|蜃気楼<br/>[[鳥山石燕]] 『[[今昔百鬼拾遺]]』]] 蜃気楼と見られる記述が初めて登場したのは、[[紀元前100年]]頃の[[インド]]の「[[大智度論]]」第六まで遡る。この書物の中に蜃気楼を示す「[[ガンダルヴァ|乾闥婆]]城」という記述がある。また、[[中国]]では『[[史記]]』天官書の中に、蜃気楼の語源ともなる大蛤「'''[[蜃]]'''(あるいは[[蛟]])の気(吐き出す息)によって楼(高い建物)が形づくられる」という記述がある。日本語の「貝やぐら」は、蜃楼の蜃を「かい」、楼を「やぐら」と訓読みにしたことばである。 日本では近世に成立した『[[北越軍談]]』において[[上杉謙信]]が蜃気楼を見たとする逸話を記しているほか、『[[魚津古今記]]』([[1700年]]頃)では、[[加賀藩]]当主である[[前田綱紀]]が[[魚津市|魚津]]で蜃気楼を見て吉兆であると「喜見城」(「きけんじょう」=[[須弥山]]の頂上の[[とう利天|忉利天]]にある[[帝釈天]]の居城)と名づけたと伝えられていたり、その他、同じく加賀藩当主、[[前田治脩]]は、[[1797年]]4月に[[江戸]]から[[金沢市|金沢]]への[[参勤交代]]帰城道中に魚津で蜃気楼を発見し、その絵を描かせたと伝えられている。 == 蜃気楼を描いた芸術作品 == * [http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/147_15135.html 芥川龍之介「蜃気楼――或は「続海のほとり」――」]:[[神奈川県]][[藤沢市]]の[[鵠沼海岸]]の蜃気楼。 * [http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/novel/edogawaranpo.html 江戸川乱歩:「押し絵と旅する男」]([[魚津]]の蜃気楼をめぐる作品) * [http://www.city.yokkaichi.mie.jp/museum/tenrankai/061107.html 歌川広重らによる浮世絵](四日市市立博物館) == 関連項目 == *[[ミラージュ]] *[[だるま太陽]] *[[陽炎 (気象現象)]] *[[不知火 (妖怪)]] :同種の現象とされる。 *[[逆転層]] == 外部リンク == {{Commons|Mirage}} *[http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/764670/33 富山県『富山県写真帖』1909年(国会図書館)]:蜃気楼の写真 *[http://www.city.uozu.toyama.jp/ ~蜃気楼の見える街~魚津市]:富山県魚津市のホームページ *[http://homerun.wni.co.jp/mic/docs/shinki.html 蜃気楼出現予測]:富山県魚津市沖 *[http://www.biwa.ne.jp/~t-ban/ 琵琶湖の蜃気楼情報] *[http://mirage-biwako.jugem.jp/ 琵琶湖(北湖)の蜃気楼観察] {{気象現象}} {{Climate-stub}} {{DEFAULTSORT:しんきろう}} [[Category:大気光学現象]] [[Category:魚津市]]
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