蘇える金狼のソースを表示

{{告知|議論|公開年月日について|section=公開年月日について}}
{{Portal|文学}}
『'''蘇える金狼'''』（よみがえるきんろう）は、[[大藪春彦]]の小説。これを原作とした同名の映画、テレビドラマが多数製作されている。

== 小説 ==
=== 出版経緯 ===
* [[1964年]]（昭和39年）「蘇える金狼 野望篇」「蘇える金狼 完結篇」が[[平和新書]]より刊行。
* [[1979年]]（昭和54年）「野望篇」「完結篇」が[[角川文庫]]より刊行。
* [[1986年]]（昭和61年）「野望篇」「完結篇」が[[徳間書店]]より刊行。
* [[1993年]]（平成5年）「野望篇」「完結篇」がトクマ・ノベルスより刊行。
* [[1995年]]（平成7年）「野望篇」「完結篇」が[[勁文社]]より刊行。
* [[1999年]]（平成11年）「野望篇」「完結篇」第43版が[[香取慎吾]]版の表紙で刊行。

=== あらすじ ===
[[株式会社]]東和油脂に勤める29歳のサラリーマン、朝倉哲也は上司からの信頼厚い真面目実直の社員である。しかし、彼にはある計画があった。夜ごとにボクシングジムに通い肉体を鍛える彼は、トンネル会社などを利用して私腹を肥やし会社を食い物にする重役たちの姿を垣間見る。自分もその一人になる野望を抱いた朝倉は、2年の準備期間をかけて計画を練り、実行を開始した…。
{{節スタブ}}

=== 登場人物 ===
; 朝倉哲也
: 東和油脂経理部に勤める会社員。しかし、胸のうちには野望を秘めていた。
; 永井京子
: 朝倉の上司、小泉が囲っている女。
; 小泉
: 朝倉の上司。トンネル会社を利用して金をかき集めている。
; 金子
: 経理部次長。
; 清水
: 東和油脂社長。
; 磯川
: 市会議員。裏の顔は麻薬取引を手がける男。
; 鈴本
: 東洋経済研究所所長。東和油脂乗っ取りを企む。
; 桜井
: 東和油脂を脅迫する若手の[[総会屋]]。美青年。
; 石井
: 東和油脂お抱えの興信所代表。[[私立探偵]]だが、ダーティーな仕事も行う。

== 映画 ==
=== 1979年 ===
{{Infobox Film
| 作品名 = 蘇える金狼
| 原題 = Resurrection of Golden Wolf
| 画像 = 
| 画像サイズ = 
| 画像解説 = 
| 監督 = [[村川透]]
| 脚本 = [[永原秀一]]
| 原案 = 
| 原作 = [[大藪春彦]]
| 製作 = [[黒澤満 (映画プロデューサー)|黒澤満]]<br />柴垣達郎<br />伊藤亮爾
| 製作総指揮 = [[角川春樹]]
| ナレーター = 
| 出演者 = [[松田優作]]<br />[[風吹ジュン]]<br />[[千葉真一]]<!-- 単独クレジットの順 -->
| 音楽 = [[ケーシー・ランキン]]
| 主題歌 = [[前野曜子]]<br />『蘇る金狼のテーマ』
| 撮影 = [[仙元誠三]]
| 編集 = [[鈴木晄]]
| 製作会社 = [[角川映画|角川春樹事務所]]
| 配給 = [[東映]]
| 公開 = {{flagicon|JPN}} 1979年8月4日
| 上映時間 = 131分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 製作費 = 
| 興行収入 = 10.4億円（[[配給収入]]）<ref>{{Cite book |和書 |author=[[中川右介]] |year=2014 |title=角川映画　1976‐1986 日本を変えた10年 |chapter = 資料編　角川映画作品データ 1976-1993 |publisher=[[角川マガジンズ]] |isbn=4-047-31905-8 }}</ref>
| 前作 = 
| 次作 = 
}}

==== 解説 ====
{{要検証範囲|[[1979年の日本公開映画|1979年]][[8月4日]]に封切り公開された|date=2014年6月}}[[日本映画]]。フジカラー・ビスタサイズ。131分。[[製作]]：[[角川映画|角川春樹事務所]]、[[配給]]：[[東映]]、[[東宝]]洋画系マーケット公開、[[映画監督|監督]]：[[村川透]]、[[主演]]：[[松田優作]]。地方では『[[金田一耕助の冒険]]』と2本立てで公開<ref>{{Cite book |和書 |author=[[中川右介]] |year=2014 |title=角川映画　1976‐1986 日本を変えた10年 |chapter = 第四章　『復活の日』へ－一九七九年から八〇年 |publisher=[[角川マガジンズ]] |isbn=4-047-31905-8 }}</ref>。[[2009年]]（平成21年）には松田の没後20年を記念して[[Blu-ray Disc|Blu-ray]]化され、[[2012年]]に改めて「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化。

キャラクター・ストーリーの一部（結末を含む）と1964年[[前東京オリンピック|東京オリンピック]]直前の[[時代設定]]を変更した以外は、ほぼ[[原作]]通りに踏襲され、[[風吹ジュン]]・[[結城しのぶ]]・[[吉岡ひとみ]]が[[濡れ場]]を演じている。ただし、[[ベトナム戦争]]前の[[アメリカ海軍]][[横須賀海軍施設|横須賀基地]]の付帯施設で行われている犯罪行為は、[[海堡]]に変更された。朝倉が共感した若手[[総会屋]]の桜井はコミカルな人物に設定され、[[千葉真一]]が扮するなど異色のキャスティングをした。桜井を狙う[[興信所]]の石井には[[岸田森]]をあて、白い[[スーツ]]に[[マント]]を着用し[[仕込み杖]]を操る男になっている。松田優作演じる朝倉は、会社勤めの際にはカツラと黒縁のめがねを着用して実直なサラリーマンを装っているが、原作（小説）では風貌に関するそのような描写はない。

==== ストーリー ====
共立銀行の現金輸送車が襲われ、1億円を奪われた。犯人は夜間の大学を卒業し、資本金15億円を擁する東和油脂に補欠入社していた朝倉哲也。経理部に所属している朝倉は、表向き風采のあがらない社員を装っているが、夜は[[ボクシング]]の目蒲ジムで鍛えている裏の顔があった。その実力は、トレーナーの沢野がチャンピオンになれると断言するほど。しかし朝倉の企みは東和油脂を乗っ取り、清水社長の末娘・絵里子をモノにする大それた野望であった。朝倉は奪った1億円の紙幣ナンバーが控えられていることを知り、[[麻薬]]に変えようと海神組に接触する。海神組は朝倉をいぶかしみ殺そうとするが逆襲され、脅された海神組・坂本は、市会議員・磯川から入手していることを話してしまうが、聞き出した朝倉はこのことが洩れぬよう、容赦なく坂本を他の海神組 組員と同じように射殺した。

東和油脂の内部事情を入手するため朝倉は、経理部・小泉部長の愛人である永井京子に、堀田という株屋を装い、近づく。海神組 組員の死体から麻薬を手にいれていた朝倉は、京子に麻薬入りの酒を飲ませ、セックスで籠絡し、さらに麻薬入りのタバコを清涼剤と偽り勧める。京子は完全に朝倉の言いなりになってしまい、手なずけられてしまった。

朝倉はセントラルタイムズの新聞記者・仙川を名乗り、磯川に会う。麻薬を売ってくれるよう話すが、磯川は何者ともわからない朝倉を相手にせず、武装した部下を呼び出す。朝倉は自分に向けられた3挺の銃にも動ぜず、自分を撃つと磯川が巻き添えになると言い放った。磯川は自分の命が危険に晒されていることを知り、取引することに応じた。朝倉は日を改めて取引場所を指定。磯川は取引場所に配下を待ち伏せさせるが、朝倉は難なく一人ずつ始末した。ボディガードを連れて取引場所に現れた磯川は、取引をした直後に配下を使って朝倉を殺そうとする。しかし配下たちは既に始末されていることを朝倉に知らされ、朝倉は麻薬を手にして悠々とその場を去った。

東和油脂に出勤した朝倉は、経理次長の金子が脅され呼び出されたので、病院に行くと同僚に偽り、秘かに尾行した。金子は桜井光彦という男と会い、[[銀座]]のバー・ルナの雇われマダムである牧雪子との[[情事]]が収められた写真をみせられ、情事の録音されたテープがあることや、金子が経理部長・小泉たちと共謀して横領した金額が書き込まれた内容を収めた写真があることを、桜井から言われる。さらに桜井は自分が東亜経済研究所 所長の鈴本光明の親しい者であることを伝え、金子たちが横領していることを鈴本が知ったら、東和油脂に乗り込んでくるだろうと脅す。桜井はネガとテープを東和油脂に5,000万円で譲ると、金子に伝える。金子は興信所 所長の石井に、ネガとテープを奪うよう指示。石井は桜井を尾行し、朝倉も桜井を見張る。朝倉は欠勤届を出そうと会社に電話を入れるが、清水社長・竹島専務・秀原監査部長・小泉部長・金子次長らの重役会議が行われていることを知り、急遽帰社してその中身を探る。重役会議では要求の半分である2,500万円でネガとテープを取り返すよう、石井に指示。石井は桜井を見失ったので、雪子のマンションを突き止めた。一方、朝倉は東亜経済研究所の受付嬢・西川朱実を[[強姦]]まがいの尋問で、桜井と鈴本の関係や雪子の居場所を聞き出す。桜井は雪子のマンションを訪れると、石井たちが雪子を人質にし、2,500万円でネガとテープを渡すようせまられるが、雪子を奪い返し、拒否。その一部始終を見ていた朝倉は、その後も桜井を見張り、東和油脂が桜井へ渡した内金2,500万円を強奪した。朝倉は京子を呼び出し、その後の重役陣の動きをパトロンである小泉から聞き出してもらう。一方、東和油脂から取り返されたと激怒した桜井は、清水以下、竹島・秀原・小泉・金子ら重役陣と直接会い、ネガとテープを2億円に値上げすると一方的に通達。桜井は鈴本所長の甥だが、東亜経済研究所と関係ないことを調べあげた清水らは、石井に桜井と雪子を始末するよう命じ、石井は[[神戸]]から呼んだ殺し屋、国友・福田・田宮と共に、桜井と雪子を[[豊洲]]の石炭埠頭におびき寄せ、抹殺した。

石井に命じられた国友は清水社長を恐喝し、更なる謝礼・1億円を要求。この話を盗み聞きした朝倉は、目蒲ジムのトレーナーに化け、金子に電話をし、朝倉の裏の顔をそれとなく伝える。金子は実際に目蒲ジムを訪ねて朝倉の実力を確認した後、清水は竹島・秀原・小泉・金子ら重役たちと共に朝倉を呼び出す。清水は会社のために、ある人物を始末してほしいと朝倉に依頼。報酬は重役の地位だったが、朝倉は殺人に躊躇する。殺人が公になった場合に身代わりになる者と、重役を保証する約定を示され、朝倉は依頼を受けた。清水ら重役と会っていた国友を尾行した朝倉は一旦石井に拉致されるが、石井と国友が言い争いをしている隙に逆襲し、石井たちを殺し、彼らのアジトも燃やしてしまった。朝倉は金子と共に清水の別荘がある[[葉山町|葉山]]に向かう途中、金子から[[拳銃]]を突きつけられるが、簡単に金子をいたぶり、肩の骨を砕いてしまう。朝倉は金子を連れ、清水の別荘に押しかける。清水・竹島・秀原・小泉らは金子が朝倉を始末したと思い込んでいたので、その登場に驚愕した。清水・竹島・秀原・小泉は平社員の分際でと一喝するが、朝倉は逆に彼らを恫喝。自分を殺そうとしたオトシマエに、東和油脂の株・200万株を要求。清水・竹島・秀原・小泉らは一旦拒否するが、石井殺しを依頼した時の録音したテープを聞かせ、200万株をせしめ、遂に重役の一員となった。朝倉は清水の末娘・絵里子とも交際を始めた。

[[ランボルギーニ・カウンタック]]を乗り回し、絵里子とも婚約し、絶頂に達していた朝倉に東亜経済研究所の鈴本光明所長が会いたいと言ってきた。鈴本は殺された甥・桜井光彦の復讐で東和油脂を乗っ取ることを宣言。鈴本は朝倉の200万株を、時価の3倍・24億で買うとオファーしてきた。さらに鈴本はバックに次期総裁を狙う[[通産大臣]]・吉村がいることを伝え、鈴本たちを敵に回してあがくか、それともこれを潮時にして金儲けをするか、と朝倉に迫る。朝倉は24億を、[[ドル]]の高額紙幣で用意することを条件に鈴本のオファーを受けた。そんな頃、京子も朝倉が絵里子と婚約したことを知り、その朝倉が株屋の堀田と同一人物であることを突き止めた。京子は突然、朝倉の自宅を訪れる。麻薬で操り、情報提供に利用されていたことを京子は責め、絵里子と結婚するのかと問い詰めるが、朝倉は何も答えなかった。朝倉は[[トルコ]]産の麻薬を小泉に売りつけた。完全な[[麻薬中毒]]に陥った小泉を見た京子は、新たな麻薬を朝倉から購入したことを知り、絶望する。朝倉は京子との海外旅行を計画して、2人分の旅券を持って[[教会]]の跡地で京子に会うが、京子は朝倉の真意を知らないまま自殺薬を飲んだ後、朝倉と抱き合う刹那、朝倉の腹にナイフを突き刺し、息絶えた。京子の死を悼みながらも朝倉は空港に向かい、よろめきつつも[[スカンジナビア航空]]に搭乗した。[[旅客機]]は離陸したが、朝倉の様子がおかしいので[[キャビンアテンダント]]が心配して声をかける。土気色の肌に意識が朦朧としている朝倉は意味不明なことを口走りながら、そのまま動かなくなった。

==== キャスト ==== 
<!-- クレジットタイトル順 -->
* 朝倉哲也（東和油脂 経理部 社員） - [[松田優作]]
* 永井京子（小泉の愛人） - [[風吹ジュン]]
* 小泉（東和油脂 経理部長） - [[成田三樹夫]]
* 金子（同社 経理次長） - [[小池朝雄]]
* 竹島（同社 専務） - [[草薙幸二郎]]
* 石井（興信所 所長） - [[岸田森]]
* 清水（東和油脂 社長） - [[佐藤慶]]
* 牧雪子（バー・ルナのマダムで桜井の愛人） - [[結城しのぶ]]
* 清水絵理子（清水社長の末娘） - [[真行寺君枝]]
* 湯沢（朝倉の同僚） - [[岩城滉一]]
* 富田（清水社長の秘書） - [[加藤大樹]]
* 石田（朝倉の同僚） - [[加藤健一]]
* 冬木（東亜経済研究所 鈴本所長の部下） - [[江角英明]]
* 野坂（海神組 組員） - [[阿藤快|阿藤海]]
* 栗原（同研究所 鈴本の部下） - [[椎谷建治]]
* 西川朱実（同研究所の受付嬢で桜井に片思い） - [[吉岡ひとみ]]
* 植木（市会議員 磯川の秘書） - [[村松克巳]]
* 田宮（石井の部下） - 高橋明
* 福田（石井が[[神戸]]から呼んだ殺し屋） - [[トビー門口]]
* 秀原（東和油脂 監査部長） - 河合絃司
* 吉村（海神組 組員） - [[山西道広]]
* 尾上一久
* [[関川慎二]]
* 今野（海神組 組員） - 飯田広幾
* 司千四郎
* 原（共立銀行本店の現金運搬係） - [[団巌]]
* 自転車で巡回中の警官 - [[榎木兵衛]]
* 磯川の配下達で殺し屋 - 野生軍団（[[達純一]]、[[鹿島研]]、[[永井政春|長井勝]]、[[和田敏夫]]、[[城野勝己]]、[[君塚正純]]、[[高橋利道]]）
* [[井上高志]]
* 大竹義夫
* [[荻原紀]]
* [[二家本辰巳]]
* 芦沢洋三
* エミリー岡田
* [[スカンジナビア航空]]の[[キャビンアテンダント]] - [[中島ゆたか]]
* 沢野（ボクシングの目蒲ジム・トレーナー） - [[角川春樹]]
* 赤いランボルギーニ・カウンタックを納車する男 - [[村川透]]
* 市会議員 磯川のボディガード - [[猪狩元秀]]
* 磯川のボディガード - 田畑靖男
* 磯川（市会議員で県の公安委員） - [[南原宏治]]
* 興信所 石井が神戸から呼んだ殺し屋 - [[待田京介]]
* 兵庫（共立銀行 専務） - [[久米明]]
* 坂本（海神組 幹部） - [[今井健二]]
* 鈴本光明（東亜経済研究所 所長） - [[安部徹]]
* 桜井光彦（鈴本の甥） - [[千葉真一]]

==== スタッフ ====
{{columns-list|2|
<!-- クレジット順 -->
* [[映画監督|監督]] - [[村川透]]
* [[製作]] - [[角川春樹]]
* [[原作]] - [[大藪春彦]]
* [[脚本]] - [[永原秀一]]
* [[プロデューサー]] - 黒澤満・柴垣達郎・伊藤亮爾
* [[撮影監督|撮影]] - [[仙元誠三]]
* [[照明技師|照明]] - [[渡辺三雄]]
* [[録音技師|録音]] - 高橋三郎
* [[美術監督|美術]] - 佐谷晃能
* [[映像編集|編集]] - [[鈴木晄]]
* [[助監督 (映画スタッフ)|助監督]] - [[小池要之助]]
* B班撮影 - 杉村博章
* 色彩計測 - 川口徹也
* [[スクリプター|記録]] - 高橋たつ子
* 製作担当者 - 青木勝彦
* [[メイクアップ|美粧]] - 若尾安子
* [[衣裳デザイナー|衣裳]] - 望月政雄
* [[映画音楽|音楽]] - [[ケーシー・ランキン]]
* [[編曲]] - [[木森敏之]]
* 音楽監督 - [[鈴木清司]]
* 音楽プロデューサー - 高桑忠男
* 制作協力 - [[ウドー音楽事務所|U・DO]]
* 企画制作 - 角川レコード
* [[発売]] - [[キャニオンレコード]]
* テクニカルアドバイザー - [[トビー門口]]
* スーパーアドバイザー - [[四方義朗]]
* 衣裳デザイン - [[芦田淳]]
* [[カースタント]] - スリー・チェイス
* [[殺陣|擬斗]] - [[高倉英二]]・松尾悟
* [[スチル写真|スチール]] - 関谷嘉明
* 製作担当 - 青木勝彦
* [[美術 (職業)#大道具|装置]] - 東映美術センター
* [[効果音|効果]] - 小島良雄・[[柴崎憲治]]（[[東洋音響効果グループ|東洋音響]]）
* 録音スタジオ - [[日活撮影所|にっかつスタジオセンター]]
* [[現像]] - [[東映化学]]
* 制作協力 - [[角川書店]]、[[東映ビデオ|東映芸能ビデオ]]
* 角川春樹事務所・[[東映]]提携作品
}}

==== 主題歌 ====
* 『蘇る金狼のテーマ』
* 作曲：[[ケーシー・ランキン]]
* 作詞：[[浅野裕子]]
* 歌：[[前野曜子]]

----

=== 1998年 ===
{{Infobox Film
| 作品名 = 蘇える金狼
| 原題 = 
| 画像 = 
| 画像サイズ = 
| 画像解説 = 
| 監督 = 渡辺武
| 脚本 = 木村雅俊
| 原案 = 
| 原作 = 大藪春彦
| 製作 = 山地浩
| 製作総指揮 = 
| ナレーター = 
| 出演者 = [[真木蔵人]]<br />[[北村一輝|北村康]]<br />[[安原麗子]]<br />[[吉瀬美智子]]
| 音楽 = トルステン・ラッシュ
| 主題歌 = 
| 撮影 = [[山本英夫 (映画カメラマン)|山本英夫]]
| 編集 = [[島村泰司]]
| 製作会社 = 
| 配給 = [[ギャガ|ギャガ・コミュニケーションズ]]
| 公開 = {{flagicon|JPN}} 1998年2月21日
| 上映時間 = 101分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 製作費 = 
| 興行収入 = 
| 前作 = 
| 次作 = 
}}
[[1998年]]公開。[[ギャガ|ギャガ・コミュニケーションズ]]配給、配給協力[[ゼアリズ]]。

==== キャスト ==== 
* 朝倉哲也 - [[真木蔵人]]
* 桜井由紀夫 - [[北村一輝|北村康]]
* 永井京子 - [[安原麗子]]
* 榎本ルリ子 - [[吉瀬美智子]]
* 月島勝 - [[軍司眞人]]
* 山田経理部長 - [[唐沢民賢]]
* 佐久間功 - [[木村栄 (俳優)|木村栄]]
* 安原茂樹 - 山崎りょう
* 高田 - 高田雅彦
* リャン - 丸橋聡
* 吉田 - [[菅田俊]]
* 磯川達彦 - [[清水昭博]]
* 9歳の頃の朝倉 - 池上史将
* 9歳の頃の桜井 - 大場俊輔
* 磯川造永 - [[内藤武敏]]

==== スタッフ ====
* 監督 - 渡辺武
* 企画・製作 - 山地浩
* プロデューサー - 板谷健一、市原明、佐藤敏宏
* 脚本 - 木村雅俊
* 撮影 - [[山本英夫 (映画カメラマン)|山本英夫]]
* 照明 - 田村文彦
* 音楽 - トルステン・ラッシュ
* 美術 - 尾関龍生
* 編集 - [[島村泰司]]
* 録音 - 深田晃
* 音響効果 - [[柴崎憲治]]（[[サウンドボックス]]）
* ガンエフェクト - [[ビッグショット (特殊効果)|BIGSHOT]]
* その他 - タイムズイン、田辺博之

== テレビドラマ ==
{{基礎情報 テレビ番組
| 番組名 = 蘇える金狼
| 画像 = 
| 画像説明 = 
| ジャンル = [[テレビドラマ]]
| 放送時間 = 土曜日21:00 - 21:54
| 放送分 = 54
| 放送枠 = 土曜ドラマ (日本テレビ)
| 放送期間 = [[1999年]][[4月17日]] - [[6月26日]]
| 放送回数 = 11
| 放送国 = {{JPN}}
| 制作局 = [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]
| 企画 = 
| 製作総指揮 = 
| 監督 = 
| 演出 = [[本広克行]]<br />[[大谷太郎]]<br />[[佐藤東弥]]
| 原作 = [[大藪春彦]]
| 脚本 = [[丸山昇一]]
| プロデューサー = 井上健<br />阿部雄一
| 出演者 = [[香取慎吾]]
| 音声 = [[ステレオ放送]]
| 字幕 = 
| データ放送 = 
| OPテーマ = 作曲：[[松本晃彦]]「BANG BANG SHOOT」
| EDテーマ = [[今井美樹]]「[[SLEEP MY DEAR]]」
| 時代設定 = 
| 外部リンク = 
| 外部リンク名 = 
| 特記事項 = 
}}
{{ドラマ}}
[[1999年]][[4月17日]]より[[6月26日]]まで毎週土曜日21:00 - 21:54に、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]の「[[土曜ドラマ (日本テレビ)|土曜ドラマ]]」枠で放送された。主演は[[香取慎吾]]。

=== 概要 ===
朝倉哲也の名はあるが、原作とは異なる年齢・性格等の独自設定となっている。他にも、テレビドラマのオリジナル設定が多数見られる。

長年[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列ドラマの演出・監督を務めてきた[[本広克行]]が演出を手掛けており、前々年に本広が演出した『[[踊る大捜査線]]』に出演している[[いかりや長介]]、[[小野武彦]]、[[甲本雅裕]]らがこのドラマでも出演している。

オープニングのタイトルバックは最初は多くの主要キャストが登場しているが、彼らが演じる登場人物のドラマからの退場に合わせて徐々に登場するキャストが削られる形になっている。

[[VHS]]や[[DVD]]は未発売。[[サウンドトラック]]CDは発売済み。

=== あらすじ ===
4月、新東和[[信用販売|信販]]（ファイナンス）に、朝倉哲也・石原学らが入社、業務部カード推進第3課に配属される。哲也が新東和に入社した目的は、腹違いの兄・富士木和正が新東和の社長に就いていたところを自殺未遂で発見され、長期の入院加療を余儀なくされたが故に、和正が愛する会社と社員達を守るためであった。しかし、和正の自殺未遂は、茂義コーポレーションといういわゆる「乗っ取り屋」の社長である茂義敬雄が、ウラで仕組んだ偽装工作の結果であった。自ら死を選ぶ筈はないと信じ続ける哲也、和正の恋人の冴木ユリ。

新東和を守るためには、新東和の発行済み[[株券]]を購入し、[[株主]]としての発言力を持たねばならない。そのために、哲也は敬雄の一人娘である茂義有梨沙と、和正に代わり新東和の社長を務める結城鉄治を利用し、敬雄から億単位の[[身代金]]を要求・成功したのを手始めに、広域[[暴力団]]・宝竜会からも金を搾取する。しかし、その過程で、有梨沙は哲也に不思議な感情を懐いていく。

一方、和正の近辺をうろつく男がいた。情報屋の甘木公次である。哲也は当初甘木の存在をいぶかるが、打倒茂義と言う共通点を見出し、二人の間には奇妙な友情が芽生え始める。

が、ついに、和正は殺されてしまう。和正の殺害・さかのぼって和正を自殺に見せかけ殺せと指示した、と敬雄から聞き出すことが出来たユリだが、敬雄はユリをも殺そうとする。間一髪で哲也に命を救われ、甘木の手配により、暫くユリは「[[地下#比喩|地下]]」で広木典明らに守られることとなる。

和正の死を知った新東和の社員一同は、悲しみと無念さを心に持つ。カード推進第3課の課長・長嶋保、社員の愛染洋子らは悲嘆にくれるが、それらの動きをスパイする男がいた。石原である。

甘木は新東和の[[秘書]]である古池真弓をスパイとして新東和の内部情報を入手、一気に茂義を倒そうと企むが、それは新東和の破滅も意味する。甘木は哲也と交換条件をし、真弓から入手した裏情報の素っ破抜きを1日遅らせ、新東和の壊滅という最悪の事態を切り抜けさせる。

その後の役員会で発言権を得た哲也は、和正を殺したのは敬雄だと告発。地下に潜んでいたユリも現れ、敬雄は一気に追い詰められることに。

そして、哲也は敬雄と銃撃戦に。敬雄は撃たれ、入院。半ば隠居生活をしていた敬雄の父・茂義賀津夫は、哲也・甘木の抹殺を指示する。加え、警察とマスコミを使い、邪魔な存在となった新東和の営業停止を図る。

不意打ちを喰らい賀津夫に拉致された甘木は、警察に拘束されている真弓の釈放・茂義コーポレーション会長の後継・そして哲也の殺害を条件に解放される。甘木の営む[[バー (酒場)|バー]]に向かった哲也、銃で哲也を狙う甘木。それらの様子を[[盗聴]]していた賀津夫、そして長嶋らがとった行動とは。

=== キャスト ===
==== 新東和信販 ====
===== 業務部カード推進第3課 =====
; 朝倉 哲也（あさくら てつや）
: 演 - [[香取慎吾]]
: 主人公。腹違いの兄・富士木和正が愛した新東和信販を守るために、新東和トップの成績で入社し業務部カード推進第3課配属を果たし、和正の仇をとるための様々な行動をとっていく。普段は温厚で大人しい普通の人間を装っているが、復讐のため銃器の扱いや格闘技を極めており、たった1人で茂義一族への復讐を成し遂げようとする執念の男。彼曰く、普通の人間は『豚』で、自分と同じ世界の人間は『獣』であるという。しかし、自分の本性を知った洋子を黙って見逃したり、『獣』として生き抜こうとあがく石原に「お前は『獣』になれた」と褒める旨の言葉を掛けたり、利用するだけの目的で近付いたはずの有梨紗のことを気にかけるような素振りを見せるなど、原作の朝倉とは違い、時折人間らしい感情をのぞかせる。甘木と面識を持つ様になってから、時には味方。時には敵対に近い間柄となったりと複雑な関係を経ていきながら、打倒茂義グループへと『獣道』を歩んで行く。プライベートは極めてストイックで、家財道具は必要最低限のものしか置いていない。調理器具すらまともに揃っておらず、訪ねてきた黒木一郎たちを呆れさせた。一方、裏の顔のために必要なものは充実している。
; 長嶋 保（ながしま たもつ）
: 演 - [[石橋蓮司]]
: カード推進第3課のモーレツ課長。「やる時はやる」のだが、相手に強気に出られると途端に弱腰になってしまうこともある。[[駄洒落]]連発で、部下から冷めた笑いを。「要するに」との口癖がキーワード。本人は深く考えて発言しているのではない様子だが、和正の死後の新東和社内を見て、何かあるのでは?　と、一言二言ボソッと口にする。シリーズ後半では黒木らと共に、さまざまな意味で新東和の動静を目の当たりにする存在となっていく。
; 愛染 洋子（あいぞめ ようこ）
: 演 - [[中島陽子]]
: カード推進第3課の[[紅一点]]、ではあるが決して美人とはいえない、色気より食い気気味の女性。自分を否定的に捉え、「優しくしないでね」と言う反面、仕事上のプライドも。とある事件がきっかけで哲也の『ウラの顔』を知ってしまうこととなるが、口外せずに退職。故郷の[[青森県|青森]]へ帰る。
; 石原 学（いしはら まなぶ）
: 演 - [[伊藤高史]]
: 哲也と共にカード推進第3課に配属された。金遣いがかなり派手で、[[背広|スーツ]]もブランド物。実は、佐野健吾が新東和に放ったスパイの一人で、佐野に金銭絡みの弱みを握られている。事情を知らされないまま佐野の指示通りに行動するだけの人間だったが、哲也にスパイであることを見破られ、今の自分には『獣』になる他に生き抜く道がないことを思い知らされ、知らぬ間に引き込まれていた『獣道』の更に奥に足を踏み入れていくことになる。
; 黒木 一郎（くろき いちろう）
: 演 - 甲本雅裕
: 哲也と石原の先輩。長嶋課長の駄洒落に愛想笑いをしていたが、いつの間にか切り返せる存在に。[[花粉症]]持ちのため、シリーズ前半ではティッシュペーパーはじめ、「対花粉症グッズ」を手放せなかった。酒が好きで、[[営業職|営業]]の合い間に入った食堂で[[ビール]]を頼むシーンがある。
; 柏木 典子（かしわぎ のりこ）
: 演 - [[丸久美子]]
: 有梨沙のお目付け役。洋子が退職した後、スパイとしてカード推進第3課へ送り込まれる。賀津夫に己の人生全てを預けている。『女の武器』を用いて、哲也の正体を明かそうとするが。

===== 秘書 =====
; 古池 真弓（こいけ まゆみ）
: 演 - [[本上まなみ]]
: 新東和重役秘書。影では甘木にスパイ活動を依頼され、新東和の内部極秘データを提供していた。そのために、シリーズ後半では茂義の部下達に拉致されたり、銃撃されたりと言う危険な目に遭ってしまう。甘木へ金銭で情報を提供していたのだが、片想いの様な感情を吐露するシーンも出てくる。

===== 社長 =====
; 富士木 和正（ふじき かずま）
: 演 - [[羽場裕一]]
: 哲也の唯一の肉親であった。和正の父が新東和を設立し、跡を継ぐ形で社長に。茂木コーポレーションが新東和を乗っ取るにあたり、敬雄の指示で自殺に見せかけて殺されそうになったが、奇跡的に一命は取り留める。しかし、寝たきりのいわゆる「[[遷延性意識障害|植物人間]]」に近い状態となり、極秘に警察病院の個室にて入院加療を受けていた。和正が現役で新東和の社長をしていた時、哲也の実母の墓前で雨にうたれながらも[[土下座]]し、「（15年以上）連絡を取らず、本当に済まなかった!」と、詫びる。この時が、哲也と和正の事実上の初対面であった。成人になったら酒を教えてやる、哲也が大学を卒業し就職する際には俺の名前を使ってもいい。等とフランクに哲也に接する、心底から優しい人物であった。
; 結城 鉄治（ゆうき てつじ）
: 演 - [[深水三章]]
: 新東和社長。重役時代の「女と[[ギャンブル|賭博]]」で、敬雄に弱みを握られている。

===== その他 =====
; 東野 雄一
: 演 - [[須永慶]]
: 和正を慕っていた社員の1人であり、部長。哲也が新東和株券を一定数保有し、かつ和正の身内であることがわかり、新東和の役員会で特別に発言を認めたいとの役員総意を敬雄に進言。敬雄は一蹴し哲也を役員会から出て行かせようとしたが、間髪入れず哲也が告発発言をするチャンスを得て、敬雄を追い詰めるきっかけとなる。駄洒落連発ながらも新東和を深く愛する長嶋課長には、一目置いている。

==== バー「TATE」 ====
; 甘木 公次（あまき こうじ）
: 演 - [[石橋凌]]
: 東京・[[神田 (千代田区)|神田]]で、バー「TATE」を経営の傍ら、さまざまな客相手にネタを売る情報屋でもある。10年前まで勤めていた銀行で、賀津夫の罠に嵌められ辞めさせられる際に、甘木を庇おうとした上司が甚振られた末に自殺に追い込まれた過去がある。それらの復讐のために、「地下」に潜って秘かに闇の世界を生きてきた。和正とは以前飲み明かした仲であり、恋人であったユリも和正と共に甘木の店へ訪れたことがある。ふとしたきっかけで哲也と関わりを持つ様になり、共に茂義への復讐を果たすことに。
; 広木 典明（ひろき のりあき）
: 演 - [[松重豊]]
: 甘木とは、大学時代に射撃部で一緒に。世界各地で傭兵として活躍し、帰国。甘木の店「TATE」のバーテンダーに。無口、寡黙。

==== 茂義家 ====
; 茂義 有梨沙（もぎ ありさ）
: 演 - [[上原多香子]]
: 茂義コーポレーション会長・茂義賀津夫の唯1人の孫娘であり、茂義敬雄の1人娘。決められた人生のレールでの日々を送っていた高校生。茂義一族のウラの顔についてもある程度感じ取っているらしく、父・敬雄には複雑な感情を抱いている。哲也との出会いが、その後の生き方考え方を大きく変えていくことになる。本来は父と祖父の命を狙う憎き相手である哲也に、ほのかな恋心を懐く。
; 茂義 敬雄（もぎ けいゆう）
: 演 - [[宅麻伸]]（[[カメオ出演|友情出演]]）
: 賀津夫の息子であり、有梨沙の父であり、新東和の専務である。かつてユリとは恋仲であったが、別の女性と結婚した。結婚した女性は、亡くなっている。有梨沙曰く、「お母さんは、昔銃で自殺した」との言葉がある。1人娘の有梨沙を溺愛するが、それが有梨沙にとって窮屈なものだとは気付いていない。
; 茂義 賀津夫（もぎ かつお）
: 演 - いかりや長介
: いわゆる「乗っ取り屋」で、茂木コーポレーションを一代で築き上げた。茂木コーポレーション会長。好々爺とした雰囲気も見せ、半ば隠居生活を送っていたが、息子の敬雄が哲也に撃たれてからは、かつての『顔』を復活させることとなる。

==== 茂義コーポレーション ====
; 佐野 健吾（さの けんご）
: 演 - 小野武彦
: 茂義コーポレーション相談役、元[[公安警察|公安]]刑事。茂義親子に代わり、ヤミの世界でのさまざまな情報や人材を操る。茂義一族存続のためなら、どんな手段もとる。そのため、時には賀津夫に意見をすることもある。
; 広澤 啓介（ひろさわ けいすけ）
: 演 - [[片岡弘貴]]
: 賀津夫の忠実なる秘書かつ、[[ボディーガード]]。

==== 宝竜会 ====
; 本郷 清次（ほんごう せいじ）
: 演 - [[高杉亘]]
: 宝竜会のヤクザ。京子を事故に見せかけ死亡させた現場を哲也に見られ、それをネタに所属する広域指定暴力団・宝竜会が脅され、哲也と対峙することに。
; 南原 安志
: 演 - DAIYU
: 本郷清次の手下。長く意識が戻らなかった和正が回復していることを知った敬雄からの指示で、とどめを。哲也が初めて[[射殺|バラした]]人間であった。
; 田島 一彦（たじま かずひこ）
: 演 - [[筒井康隆]]
: 宝竜会々長。賀津夫とは、旧知の仲であった。義理堅い。

==== その他 ====
; 冴木 ユリ（さえき ゆり）
: 演 - [[今井美樹]]（[[カメオ出演|特別出演]]）
: 和正の恋人。自殺未遂で意識の戻らない和正を、献身的に看護する。哲也も暖かく見守る優しさを持つが、和正の死後、いつしか哲也らと共に、茂義一族と『戦う』存在に。
; 岡野 京子（おかの きょうこ）
: 演 - [[久瑠あさ美]]
: 結城の愛人。水商売を長くやっている割に、口は軽いらしい。本郷清次の仕組んだ偽装事故で死亡。
; 高 孫民（こう そんみん）
: 演 - [[麿赤児|麿赤兒]]
: 田島亡き後、佐野が呼び寄せたチャイニーズ[[マフィア]]の首領。冷血、非道な性格。
* [[大西正昭]]、俵広樹、[[加賀谷純一]]、翁華栄、[[偉藤康次]]、[[周富徳]]、[[石井愃一]]、[[平泉成]]、[[キャイ〜ン#その他|天野博之、鈴木任紀]]

=== スタッフ ===
* 原作 - [[大藪春彦]]
* 脚本 - [[丸山昇一]]
* 主題歌 - [[今井美樹]]「[[SLEEP MY DEAR]]」
* 音楽 - [[松本晃彦]]
* 演出 - 本広克行、[[大谷太郎]]、[[佐藤東弥]]
* 演出補 - 萩原孝昭
* プロデューサー - [[井上健 (プロデューサー)|井上健]]、阿部雄一
* チーフプロデューサー - [[重松修]]、[[佐藤敦 (プロデューサー)|佐藤敦]]
* アシスタントプロデューサー - 高木治男、井上由紀、角田朋子
* 制作担当 - 宮重秀二
* 制作主任 - 小宮孝一、古郡真也
* サウンドデザイン - [[志田博英]]、[[仲西匡]]
* CG - 橋爪まき子
* アクションコーディネイト - [[佐々木修平]]
* ガンエフェクト - [[ビッグショット (特殊効果)|BIGSHOT]]
* カースタント - アクティブ21
* 技術協力 - [[NTV映像センター]]
* 美術協力 - [[日本テレビアート]]
* 編集・MA - [[バスク (テレビ技術会社)|バスク]]
* 制作協力 - [[ロボット (企業)|ROBOT]]

=== 放送日程 ===
* いずれも新聞のテレビ欄に表記されたもの。放映された映像や上記シナリオ集には、「第 x 話」としか表示されていない。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
!各話!!放送日!!サブタイトル!!演出!!視聴率
|-
|第一話||1999年4月17日||愛と復讐の闘いが今始まる!<br />悲しく孤独な男の熱い叫びを聞け||rowspan="2"|本広克行||<span style="color:red">21.4%
|-
|第二話||1999年4月24日||本当の敵は誰だ!?<br />娘の誘拐に反逆の刃が迫る! 愛に飢えた野望が暴走する||17.7%
|-
|第三話||1999年5月{{0}}1日||狼に恋した少女の切ない決意!?<br />残虐な陰謀が愛する兄に忍び寄る!!||rowspan="2"|大谷太郎||13.1%
|-
|第四話||1999年5月{{0}}8日||あなただけは汚さない!<br />命を賭けた哀しい逆襲を迎えうつ罠!!||<span style="color:blue">10.2%
|-
|第五話||1999年5月15日||目線を合わさず心を通わせる哲也と有梨沙||佐藤東弥||12.8%
|-
|第六話||1999年5月22日||罠にはめられ銃撃される…。<br />そしていよいよ反撃に出る!||本広克行||11.9%
|-
|第七話||1999年5月29日||正体はばれていると確信した哲也は核心に入り込む。||大谷太郎||15.4%
|-
|第八話||1999年6月{{0}}5日||正体をばらした哲也と甘木の関係は。||佐藤東弥||14.6%
|-
|第九話||1999年6月12日||友の死に贈る怒りの銃弾!!||本広克行||15.9%
|-
|第十話||1999年6月19日||娘の死 生き残るのはどっち<br />人間に戻ったら、オレはオマエをモノにする||大谷太郎||14.3%
|-
|最終話||1999年6月26日||最終回 怒りの最終決戦! 生か死か||佐藤東弥||14.2%
|-
!colspan="6"|平均視聴率 14.7%（視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ）
|}

=== サウンドトラック ===
* 「"BEAT ON THE WOLF"」[[ワーナーミュージック・ジャパン]]　WPCV-10018 [[1999年]]（平成11年）発売

=== シナリオ集 ===
[[演劇ぶっく社]]よりシナリオ集が出版されている。ただし、収録されているのは第一話から第六話までで、第七話以降は出版されていない。

# 蘇える金狼1（第一話、第二話を収録）ISBN 978-4-89987-017-3
# 蘇える金狼2（第三話、第四話を収録）ISBN 978-4-89987-018-0
# 蘇える金狼3（第五話、第六話を収録）ISBN 978-4-89987-019-7

{{前後番組
|放送局=[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]
|放送枠=[[土曜ドラマ (日本テレビ)|土曜ドラマ]]
|番組名=蘇える金狼<br />（1999.4.17 - 1999.6.26）
|前番組=[[君といた未来のために 〜I'll be back〜]]<br />（1999.1.16 - 1999.3.20）
|次番組=[[俺たちの旅|新・俺たちの旅 Ver.1999]]<br />（1999.7.3 - 1999.9.11）
}}
{{日テレ系土曜ドラマ (1988年以降)}}

== 脚注 ==
<references />

== 外部リンク ==
* {{Movielink|allcinema|146808|蘇える金狼}}
* {{Movielink|kinejun|19008|蘇える金狼}}
* [http://movie.walkerplus.com/mv18829/ 蘇える金狼（1979年）] - Movie Walker
* [http://eiga.com/movie/39996/ 蘇える金狼（1979年）] - [[映画.com]]
* {{ぴあ映画チラシ|3072||蘇える金狼〈1979年〉}}
* {{Movielink|allmovie|161204|Resurrection of Golden Wolf}}
* {{Movielink|imdb|0080159|Resurrection of Golden Wolf}}
* [http://movie.walkerplus.com/mv30849/ 蘇える金狼（1998年）] - Movie Walker
* [http://eiga.com/movie/39997/ 蘇える金狼（1998年）] - 映画.com
* {{ぴあ映画チラシ|116193||蘇える金狼 (1998年の映画)}}

{{デフォルトソート:よみかえるきんろう}}
[[Category:大藪春彦の小説]]
{{リダイレクトの所属カテゴリ
 |redirect1=蘇える金狼 (1979年の映画)
 |1-1=大藪春彦原作の映画作品
 |1-2=日本のアクション映画
 |1-3=1979年の映画
 |1-4=村川透の監督映画
 |1-5=角川映画
 |1-6=東映配給の映画
 |redirect2=蘇える金狼 (1998年の映画)
 |2-1=大藪春彦原作の映画作品
 |2-2=日本のアクション映画
 |2-3=1998年の映画
 |2-4=ギャガ製作の映画
}}
[[Category:日本テレビ土曜9時枠の連続ドラマ]]
[[Category:1999年のテレビドラマ]]
[[Category:文学を原作とするテレビドラマ]]
[[Category:復讐を題材としたテレビドラマ]]