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芋煮会
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'''芋煮会'''(いもにかい)とは、[[日本]]の主に[[東北地方]]で行われる季節行事で、[[秋]]に[[河川敷]]などの野外にグループで集まり、[[サトイモ]]を使った[[鍋料理]]などを作って食べる行事である。 呼称には地域差があるが、ここでは総称として「芋煮」「芋煮会」という呼称を用いる。 [[画像:Imoni.jpg|thumb|河川敷で行なわれる芋煮会([[#すき焼き風|山形風芋煮]])]] == 概要 == 芋煮会は、親睦を深める行事として、家族・友人・地域・学校・職場などのグループで行われている。[[青森県]]を除く東北地方各地では特に盛んに行われ、秋の[[風物詩]]となっている。また、[[新潟県]]や[[関東地方]]では、地域イベントを中心に芋煮会が行われている。芋煮会を開催する人々にとっては野外での[[宴会]](または[[お楽しみ会]])のひとつであり、[[春]]の[[花見]]・[[秋]]の芋煮会として双璧をなす。 在来種の種芋苗を用いた東北地方でのサトイモ栽培では、収穫時期が例年[[10月]]頃になるため、一般的な芋煮会も大抵10月初旬から徐々に行われ始める。その後、大体10月下旬から[[11月]]初旬にかけてがピーク期となり、[[紅葉]]シーズンの終了、または、[[初雪]]が降ると共に終息する。 [[平成]]に入る頃からは、「[[町おこし]]」や「食のイベント」として大規模な芋煮イベントも行われるようになった。これらのイベントの内いくつかは、一般的な芋煮会のシーズンである秋とは異なる開催時期のものもあり、東北では盛夏や晩夏の開催例が見られ、関東では、春の開催例や東北では寒さのために既に下火となっている11月末の開催例も見られる。 <!--なお、サトイモの国内主要産地は[[関東地方|関東]]および[[九州]]であり<ref name="MAFFvol12">[http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/saiziki/pdf/vol12.pdf 十五夜](農林水産省統計部「農林水産とうけい歳時記」Vol.12)</ref>、国内消費量の約3割が[[輸入]]である<ref>[http://vegetea.naro.affrc.go.jp/print/shiryou/3/3_034.pdf 2 葉根菜類]([[独立行政法人]][[農業・食品産業技術総合研究機構]][[野菜茶業研究所]])</ref><ref>[http://www.maff.go.jp/primaff/koho/seika/review/pdf/primaffreview2001-1-12.pdf 動向解析「野菜の輸入動向と輸入野菜流通の特徴」]([[農林水産省]][[農林水産政策研究所]][http://www.maff.go.jp/primaff/koho/seika/review/review01.html Primaff Review No.1 2001年9月28日])</ref>ため、東北地方の芋煮会では県外産や輸入のサトイモも用いられてきたが、イベントなどでは[[地産地消]]を進める動きもある。--> == 歴史 == === 起源 === [[サトイモ]]が日本に伝わったのは[[縄文時代]]とされるが、里芋は煮て食べるよりは茹でるか焼くか蒸すかが主な調理法であったと考えられるため、「芋煮」の成立は更に後世と考えられる。 [[江戸時代]]、[[米]]の不作に備えてサトイモも作られており、「芋煮」自体は[[家庭料理]]としても食べられていたが、サトイモの収穫時期に合わせて「芋煮会」の原型とみられることが農村部で行われていた。ただし、江戸時代には[[豚肉]]や[[牛肉]]などの肉類は一般に食べられていなかったため、[[現代]]のように芋煮に肉は入っていなかったと考えられる。「芋煮会」の原型は、野外で集団で鍋料理を囲む[[収穫祭]]的な意味合いの行事だったが、村をあげてのものだったという記載はないため少人数で行ったとされる。また、現代のように「河原」で行うとは限らなかった。なお、[[中秋の名月]](芋名月)に[[団子]]ではなくサトイモなどを供えていたかつての風習<ref name="MAFFvol12">[http://www.maff.go.jp/j/tokei/kikaku/saiziki/pdf/vol12.pdf 十五夜](農林水産省統計部「農林水産とうけい歳時記」Vol.12)</ref>との関係も不明。 サトイモの[[種芋]]は穴を掘って地中での保存が可能だが、食用のものは7℃ - 12℃に保たないと腐敗する(温度が低すぎても保存できない)ため、寒冷地の東北地方で越冬させるには[[囲炉裏]]や屋根裏などの温度が高いところでの保温が必要だった。その保存の難しさから、厳冬期前に消費する意味合いもあって「芋煮会」の原型が行われたと考えられる。また、青森県に「芋煮会」がないのは当時のサトイモの栽培限界より北にあったこと、[[東海地方]]以西で行われないのは、サトイモの保存が容易だったことなどが考えられる。 [[近畿大学]]の[[野本寛一]]教授([[民俗学]])は、「芋煮会」はこのようなサトイモの収穫祭が発展したものではないかと述べている<ref>[http://www.nhk.or.jp/sendai/top/nattoku/1027_2.html なっトク!古今東北]([[NHK仙台放送局]])</ref>。 ;各地の起源説 *[[山形県]]・[[村山地方]] **[[中山町]]では、江戸時代に[[最上川]]舟運の船頭が河原で[[棒鱈]]を煮て食べていたという話を「芋煮会」の起源とする。<!--この説を用いて、{{jdate|1996}}から「芋煮会発祥の地」として[[地域おこし]]を始めた<ref>[http://yamagata-np.jp/feature/mikaku/kj_20101019.php 県内 ご当地味覚](山形新聞)</ref>--> **[[朝日町 (山形県)|朝日町]]では、江戸時代の[[北前船]]と[[最上川]]の河川交通で商いをしていた商人が、京都の「[[芋棒]]」を川人足たちに鍋形式にして振舞った話を「芋煮会」の起源とする。 **江戸時代後期に[[山形藩]]主だった[[秋元志朝]]が、[[館林藩]]に転封されるときに芋を煮て振舞ったという記録を「芋煮会」の起源とする者もいる。 **[[明治]]時代に行われた[[馬見ヶ崎川]]改修工事において、工夫らは河原で大鍋を用いた[[ちゃんこ鍋]]のようなものを昼飯として食べていた<ref name=sato>[http://www.satou-nouen.co.jp/s_imoni.html 芋煮会のルーツ」](さとう農園)</ref>。工期中のこの昼飯は秋に限ったことではなかったが、農業に従事する当時の工夫らが戦後になって秋の収穫後に当時を偲んで河原で大鍋を囲むようになり、その具材としてサトイモも用いられた<ref name=sato/>。これ以降、当時の工夫ら以外にも河原での芋煮会が広まったとする者もいる<ref name=sato/>。<!--文章では明治24年までの河川改修期のちゃんこ鍋と戦後の芋煮会の説明であるのに、写真はその間の明治36年のものであり、辻褄が合わない。出典に出来るのか疑問だが、一応COせずに整理した--> *[[福島県]]・[[会津地方]] **秋に山で[[キノコ#キノコ狩り|きのこ狩り]]をし、きのこ汁を作る風習が江戸時代からある。このような山で鍋を囲む風習および鍋料理自体を「きのこ山」と呼ぶ。年配者は、芋煮および芋煮会のことも「きのこ山」と言い、いずれかの時期にきのこ汁が芋煮に変容したと考えられている。 <!-- === 都市化 === [[NHK仙台放送局]]が行った東北地方全232市町村アンケートによると、「芋煮会」が始まったのは、少数派に明治20年代頃とする自治体があったが、ほとんどは昭和30-40年代頃だった。前者は[[松方デフレ]]期、後者は[[高度経済成長]]期にあたり、農村から都市への移住、すなわち[[都市化]]が促進された時期に、どこの農村でも行われていた収穫祭的な習俗が都市部に持ち込まれて現代の「芋煮会」が生まれた。 都市部では農村に比べて住宅事情が良くないため、火を使っても周辺に迷惑がかからず、参加者が集まり易い都市中心部近くの「河原」で芋煮会が行われるようになった。また、学校では校庭の端の方だったり、地域では[[寺社]]の境内や[[公園]]だったりと、ある程度の人数が集まれる都市内の様々な広い場所で芋煮会は開かれた。他方、農村部では河原に限らず、いつもの生活の場で、特段に行事との認識もなく日常性の中で行われていた。 その後の東北地方では、1970年初頭の[[ニクソンショック]]と[[オイルショック]]を契機に東京への人口流出が激減し、代わって東北地方内の都市化が更に進んだ。同期して、1970年代半ばから80年代半ば(昭和50年代)に「芋煮会」はピークを迎えた。 1970年代半ば辺りから、各都市に[[社用族]]や庶民向けの飲み屋街・[[歓楽街]]がつくられ、以後発展していくが、店内で火起こし出来る芋煮会対応の飲食店がつくられなかったため、芋煮会の主流は「河原」であり続けた。しかし、無秩序にあらゆる「河原」で芋煮会が行われたため、河原の近くに住む住人に迷惑がかからないよう、各都市で火を使っていい河原の区間が定められた。また、「河原」にも収容限界があるため、混雑した都市部の河原を嫌って、他の場所で芋煮会をする傾向も始まった。--> === 多様化 === 1980年代には、旅館や[[アウトドア]]施設が花見などと同様に「芋煮会プラン」を商品化し始め、シーズンに入ると[[タウン情報誌]]や[[新聞]]折込[[チラシ]]などで多数の[[広告]]を見るようになった。また、アウトドア施設([[遊具|フィールドアスレチック]])、[[遊園地]]、[[温泉]]旅館の他、[[紅葉]]スポット([[紅葉狩り]])、[[渓流]]([[釣り]]、[[カヌー]])、[[海岸]]の[[砂浜]](釣り)など、何か別のアミューズメントとの組み合わせで芋煮会が行われるようになった。対して、以前の中心地である「河原」での芋煮会は、今も主流であるものの、往時と比べて少なくなってきた。 <!--このような傾向の中、[[竹下登]][[内閣]]の[[ふるさと創生事業]]([[1988年]]~[[1989年]])に触発される形で、大規模な芋煮会イベントが[[町おこし]]の1つとして行われるようになった([[#主な芋煮イベント|参照]])。-->現在では、地域のイベントとして定着しているところもある。 近年は、ホテルのレストランを中心に芋煮を含め、様々な秋の味覚を取り揃えた季節限定コース料理も供されるようになり、収穫祭的な芋煮会の楽しみ方は多様化が進んでいる。 == 呼称の分類 == 「芋煮」にあたる呼称には地域差があり、同じ名称でも作られる料理が異なる例が見られる。すなわち、呼称と料理は必ずしも一致しない。 ; 芋煮 : [[南東北]]([[宮城県]]・[[山形県]]・[[福島県]])、[[新潟県]]、[[関東地方]]に分布。会合を指す言葉は「芋煮会」。 ; 芋の子 : [[岩手県]][[北上盆地]]、[[秋田県]][[横手盆地]]南部、山形県[[新庄盆地]]([[最上地方]])、宮城県[[大崎地方]]の一部に分布。「芋の子汁」とも呼ばれる。会合を指す言葉は「芋の子会」、年配者は「芋の子食い」と言う。 ; 鍋っこ : 秋田県沿岸部・内陸南部に分布。[[遠足]]に付随する「なべっこ」は「なべっこ遠足」と呼ばれ、学校行事になっている小中学校もある。 ; [[きりたんぽ]]鍋 : 秋田県内陸北部に分布。会合を指す言葉は「鍋っこ」。 ; きのこ山 : [[福島県]][[会津地方]]に分布。皆で野外できのこ汁を作る風習および鍋料理自体を「きのこ山」と呼ぶ。年配者は、芋煮および芋煮会のことも「きのこ山」と言う。 == 料理の分類 == 呼称以外に、地域によって材料・味付けが異なる。また、同一呼称地域内でも、それぞれの集団でアレンジされ、地域的に特徴的な具材の他に、[[ハクサイ|白菜]]・[[ゴボウ]]・[[油揚げ]]・[[ダイコン|大根]]・[[ニンジン]]・[[豆腐]]・[[キノコ|きのこ]]類などさまざまな具材が投入される。サトイモの代わりに[[ジャガイモ]]を入れる場合もある。細分すると正月料理の[[雑煮]]並みに種類があるが、ここでは、1.使用する肉、2.味付けの2点を基準に分類する。小分類は、a.呼称、b.使用するイモ類。 * '''主な分布域''' *# 「[[#豚汁風|豚汁風]]」:山形県内陸中南部を除く全域。 *# 「[[#とりすき風|とりすき風]]」:[[北東北]]の内陸。「豚汁風」とオーバーラップする。 *# 「[[#すき焼き風|すき焼き風]]」:山形県内陸中南部。 *# 「[[#寄せ鍋風|寄せ鍋風]]」:[[三陸海岸]]沿岸、および、[[最上川]]の河川交通の要所。 === 豚汁風 === 「[[豚汁]]」とは具材が異なるが、ここでは便宜的に、豚肉・味噌味の芋煮を「豚汁風」芋煮と記す。 ; 「豚汁風」芋煮 * 宮城県の[[仙台平野]]では、豚肉・里芋を主な材料とし、[[仙台味噌]]で味付けをする豚汁風芋煮がつくられる。「'''仙台風芋煮'''」と呼ばれる。 * 福島県の[[浜通り]]・[[中通り]]でも豚汁風芋煮が一般的。 * 山形県の[[庄内地方]]では、同県内陸部と異なり、豚汁風芋煮が一般的である。 * 栃木県などの様にイベントとして導入された関東地方ほかでは、豚汁風芋煮が一般的である。 ; 「豚汁風」芋の子汁 * 芋の子汁の地域でも「豚汁風」芋の子汁がつくられる。また、「とりすき風」芋の子汁も作られる。 * 岩手県の[[北上盆地]]では、豚汁風芋の子汁が一般的であるが、醤油味、ブレンド系もみられる。また、[[盛岡市]]周辺では、津志田芋と呼ばれる若干固めの里芋が多く用いられ、[[北上市]]周辺では、二子芋と呼ばれる粘り気の強い里芋が多く用いられる事が多い。 ; 「豚汁風」なべっこ * [[秋田市]]・[[由利本荘市]]・[[能代市]]などを中心とする秋田県沿岸では「なべっこ」と呼ばれ、「豚汁風」なべっこであることが一般的である。また、「とりすき風」きりたんぽ鍋やだまこ鍋も同時につくられる。 ; ブレンド系「豚汁風」芋煮 * [[会津]]地方を中心に、福島県各地で味噌と醤油をブレンドした味付けが見られる。材料は豚汁風芋煮と同様。 ; 「豚汁風」+「すき焼き風」芋煮 * 山形県[[最上地方]]では、庄内地方(「豚汁風」芋煮)と村山地方(「すき焼き風」芋煮)の間に位置しているために双方の影響を受け、豚肉・醤油味の芋煮が存在する。 === とりすき風 === 「[[とりすき]]」とは異なるが、ここでは便宜的に、鶏肉・醤油味の芋煮を「とりすき風」芋煮と記す。 ; 「とりすき風」芋の子汁 * 「芋の子会」の名称が用いられる地域では、里芋と鶏肉を主な材料とし、醤油で味付けをする。「豚汁風」芋の子汁も作られる。 ; 「とりすき風」きりたんぽ鍋 * 基本的に秋田県内陸北部を中心としているが、秋田県全域で[[きりたんぽ]]鍋が採用されている。きりたんぽ鍋は、きりたんぽ(地元では主に「だまこもち」と呼ばれる米の団子状のものを用いる)という米製品が含まれるため、芋煮と一線を画すという考え方もある。→[[きりたんぽ]]参照。 === すき焼き風 === 「[[すき焼き]]」とは具材や食べ方も異なるが、牛肉・醤油味の芋煮を「すき焼き風」芋煮と記す。 ; 「すき焼き風」芋煮 * [[山形県]]の[[村山地方]]では、[[牛肉]]、里芋、[[コンニャク|こんにゃく]]、[[ネギ|ねぎ]]を主な材料とし、[[醤油]]で味付けをする。「'''山形風芋煮'''」と呼ばれる。初めに鍋に肉を入れ、醤油で味をつけながら軽く火を通し、一旦皿に取る。沸騰した鍋に皮をむいた里芋を入れ、軟らかくなるまで煮る。その後こんにゃく、肉の順に入れ、醤油・砂糖・酒で味を調えた後、最後にねぎを入れる。また最近ではこの他にシメジなどを入れることが多くなっている。 ; ブレンド系「すき焼き風」芋煮 * 山形県の[[置賜地方]]では、村山地方の芋煮と同じく牛肉を用いて主な材料も同じだが、加えて[[豆腐]]が入ることが一番の違いである。更に[[ダイコン|大根]]が入り、[[こんにゃく]]も場合によっては[[糸こんにゃく]]を用いるところが異なる。また、福島市(「豚汁風」芋煮)と隣接しているせいか、醤油だけでなく味噌少々を加える。 === 寄せ鍋風 === 魚のみを入れる場合、魚と豚肉を入れる場合など様々ある。味付けも醤油味の他、味噌味もある。イモ類を入れる。 ; 「寄せ鍋風」芋煮 * [[三陸海岸]]では[[ジャガイモ]]が使われる傾向がやや高く、豊富な魚介類も用いられる。 * 山形県村山地方にある[[朝日町 (山形県)|朝日町]]では、[[棒鱈]]を使い、醤油で味付けする例が見られる。ただし、他の村山地方と同様に「'''[[#すき焼き風|山形風芋煮]]'''」が主流。 === その他 === * 残りの汁に、ご飯を入れて雑炊にしたり、市販の[[カレー粉]]などを入れて[[カレーうどん]]にしたりするのみならず、最初から[[カレーライス]]を作ってしまう例も若い世代には見られる。 * 近年では、地元の芋煮の他に他地域の芋煮を同時につくったり、韓国風[[チゲ]]鍋、[[バーベキュー]]、さんまの塩焼きなどを同時に作ったりする例もしばしば見られる。 == 芋煮会シーズン中の様子 == [[ファイル:Imoni-kai.JPG|thumb|芋煮会の様子(シーズンになると、沢山の人が河川敷に集まって会を開く光景が見られる)]] 山形県や宮城県では、秋になると[[コンビニエンスストア]]の前にまで堆く[[薪]]が積まれ、店内では[[着火材]]も販売されている。当地の人間にとっては秋の日常風景で、何ら違和感を抱かれていないが、他[[地方]]から来た人々には、「冬に備えて[[暖房]]用に売られている」と誤解されることもある。一般の[[スーパーマーケット]]や[[大学生協]]などでは、具材の販売はもちろん、芋煮に必要な鍋の貸し出しなども行われている。一部では、指定した場所まで宅配サービスを行う業者もいる。 一般的に芋煮会は、河川敷やキャンプ場、海岸のような屋外で行われるが、この時期に屋内で集団で台所で作った芋煮を食べる場合にも、長時間屋外に出られない老人や病人のための季節行事の1つとして、広い意味で「芋煮会」と呼ばれる。また、地域色を出した観光客向けメニューとして、[[飲食店]]で「芋煮」が供されることもある。 「芋煮会」の風習のある地域の学校では、昭和30年代あたりから課外授業の一つとして芋煮会を取り入れている所が多い。子供達が一班5,6人程度の小グループに分かれ、それぞれが予算内で買い物をしたり[[里芋]]などの食材の一部を分担して持ち寄ったりして、調理まで分担して行う。学校で行われる場合は、校庭の一角・河原や沼や湖の岸辺・アウトドア施設など、地域の実情によって開催地は異なる。現在ほど[[モータリゼーション]]が進んでいなかった時代には、[[リヤカー]]や[[手押し車]]に必要機材や具材を載せて河原まで行き芋煮をする「リヤカー芋煮」が行われていた地域もある。 == 主な芋煮イベント == <!--北から--> === 岩手県 === ;奥州市水沢産業まつり「大芋の子会」 :[[岩手県]][[奥州市]][[水沢市|水沢区]]の[[水沢公園]]で、毎年10月中旬頃に行われる「水沢産業まつり」において、1989年(平成元年)から「大芋の子会」(奥州水沢グルメまつり)が同時開催されている。直径3.5mの大鍋で作った6,000人分の「とりすき風」芋の子汁が、無料で供される<ref>[http://www.hiraizuminews.jp/news.asp?recno=20081003201146&page=2 10月19日に水沢で「大芋の子会」]([[胆江日日新聞]]「奥州平泉観光新聞」 2008年10月3日)</ref>。[[南部鉄器]]の地元であるため、「鍋は[[鉄]]製」にこだわっていて、その重さは5tにも及ぶ。 <!--大鍋を使っているのか不明なので、現時点ではCO === 山形・「いづみたいものこフェスティバル」 === [[山形県]][[新庄市]]の[[泉田川]]河川公園において、[[2005年]](平成17年)より泉田里いも生産組合主催で、毎年8月の第一日曜日に開催されている。 --> === 山形県 === {{イベントインフォメーション |イベント名称=日本一の芋煮会フェスティバル |英文表記= |種類= |画像=Yamagataimoni.JPG|center|220px|center| |画像説明=平成24年9月 |通称=芋煮フェス |正式名称= |旧名称= |開催時期=[[9月]]の第1[[日曜日]] |初回開催=[[1989年]](平成元年) |会場=[[山形市]]・[[馬見ヶ崎川]]河川敷 |主催=日本一の芋煮会フェスティバル協議会・山形市・山形商工会議所・山形商工会議所青年部 |共催=[[国土交通省]][[東北地方整備局]]山形河川国道事務所 ほか<!--・社団法人山形市[[観光協会]]・山形県[[農業協同組合中央会]]・山形市内[[郵便局 (企業)|]]--> |後援=<!--社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会・山形新聞・山形放送・読売新聞東京本社山形支局・朝日新聞山形総局・毎日新聞山形支局 産経新聞社山形支局・日本経済新聞社山形支局・河北新報社山形総局・日刊工業新聞社山形支局・共同通信社山形支局・NHK山形放送局 山形テレビ・さくらんぼテレビ・テレビユー山形・エフエム山形・ケーブルテレビ山形・時事通信社山形支局・山形コミュニティ放送・VigoFM78.8・荘内日報社--> |協賛=<!--山形県工業技術センター・山形建築非鉄鋳物連合企業体・山形農業協同組合・山形地方森林組合・おいしい山形推進機構・NTT東日本山形支店・株式会社NTTドコモ東北支社山形支店・キリンビール株式会社山形支社・株式会社山工社・株式会社山形クボタ・ヤンマー建機販売・株式会社ヤマコー・株式会社JTB東北・近畿日本ツーリスト株式会社山形支店・株式会社日本旅行山形支店--> |企画制作= |協力=[[陸上自衛隊]][[第20普通科連隊]] ほか<!--・自衛隊山形地方協力本部・東日本高速道路株式会社東北支社山形管理事務所・JR東日本山形支店・株式会社ヨコタ東北--> |運営= |プロデューサー= |出展数= |来場者数=20万人(2009年)<ref name="YNP090906">[http://yamagata-np.jp/news/200909/06/kj_2009090600087.php 日本一の芋煮会、最高の20万人 芋煮が不足、約2000人に払い戻し]([[山形新聞]] 2009年9月6日)</ref> |会場アクセス名=<!--複数会場がある場合、主な会場名を記載--> |最寄駅=[[東日本旅客鉄道|JR]][[山形駅]] |直通バス=駐車場~会場間に[[シャトルバス]]あり(8時~16時)<!--山形市総合スポーツセンター発着便、県庁駐車場発着便-->。山形駅からは路線バス利用。 |駐車場=[[山形市総合スポーツセンター]]、山形県庁駐車場、[[山形市立第一中学校|山形一中]]東側県庁駐車場、県研修センター駐車場<!--駐車場の有無--> |URL= http://www.y-yeg.jp/imoni |特記事項=運営費3550万[[円 (通貨)|円]](うち山形市負担分1080万円)<ref>[http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090909t13027.htm 3000人超ミスミス食せず 山形・芋煮フェス品切れ]([[河北新報]] 2009年9月9日)</ref> }} ;「日本一の芋煮会フェスティバル」 :1989年(平成元年)以来、毎年9月の第1日曜に[[山形市]]内の[[馬見ヶ崎川]]河川敷を会場として、「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されている。 :左岸(街側)の河川敷では、直径6mの「鍋太郎」と名付けられている[[山形鋳物]]の[[アルミニウム合金|アルミ合金]]製大鍋に約3万食の[[山形盆地|山形]]風「すき焼き風」芋煮が作られ、右岸(山側)では直径3mの大鍋で[[庄内地方|庄内]]風「豚汁風」芋煮約5千食分が作られる。芋煮一杯300円以上の協賛金を支払い、協賛チケットと芋煮を交換する。[[自衛隊]]が主催する防災ゾーンでは、炊き出し車輌による五目飯の無料配布も行われる。 :調理する際には、大鍋に対応して大型重機([[バックホー]])や専用大型調理器具を用いるなど大掛かりとなる。人の口に入る食べ物を作るため、大型重機は工事現場で使われたことがないものを使用し、[[油圧]]作動油や[[潤滑油]]にも食用[[油脂]]を用いており、衛生上問題が起きないよう配慮されている。 :芋煮会フェスティバルで使われる大鍋は一年中野外に置かれているので、芋煮会フェスティバル前に鍋を洗う作業が行われる。地元[[山形県]]では、「芋煮会フェスティバル用の芋煮鍋洗い」が季節の[[風物詩]]として地域のニュースになる。 :20周年にあたる[[2008年]](平成20年)のフェスティバルでは5万食が作られたとされ、来場者数は15万人<ref>[http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090716t75022.htm 9月・山形のフェス 芋煮振る舞い来場呼び掛け 仙台](河北新報 2009年7月16日)</ref>にのぼった。[[2009年]](平成21年)は主催者側の予想を上回る過去最高の20万人が訪れ、芋煮が足りなくなるトラブルが発生した<ref name="YNP090906"/>。[[2010年]](平成22年)は気温が34℃を超える[[2010年の猛暑 (日本)|猛暑]]の影響で人出がのびず、3万食分用意した山形風芋煮が2万食で販売打ち切りとなり、庄内風芋煮も用意した6500食分のうち販売出来たのは4000食に留まった<ref>[http://yamagata-np.jp/news/201009/05/kj_2010090500489.php 残暑の中「日本一の芋煮会」・山形](山形新聞 2010年9月5日)</ref>。 :このフェスティバルを以って山形県の芋煮シーズンは始まるが、従来の種芋苗を用いた東北地方でのサトイモ栽培では収穫時期が10月になるため、シーズン当初の商用の里芋は[[千葉県]]等の県外産や輸入物の里芋を用いている。ただし、少なくともこのフェスティバルで用いるサトイモは県内産でまかなおうと、9月に収穫できる品種の栽培も行われている。現在では、砂糖以外の食材はすべて県内産のものを使用している。 <!--毎年開催されているものなのか不明なので、現時点ではCO * '''「日本一の雪見大いも煮会」''' 山形県山形市の[[山形蔵王温泉スキー場]]において、3月中旬の週末2日間、2mの大鍋でつくった「すき焼き風」芋煮が各日1000名分無料で振舞われる。 --> ===栃木県=== 栃木県の以下のイベントはいずれも豚汁風芋煮である。 ;日光けっこうフェスティバル「関東一芋煮会」 :[[栃木県]][[日光市]]で10月初旬に行われる「[[日光けっこうフェスティバル]]」では、「関東一芋煮会」と銘打って芋煮会が行われている。直径2.5mの大鍋で約3,000人分がつくられる。「日光けっこうフェスティバル」は1995年に、納涼夏祭りをこの時期をずらして衣替えした。 ;天平の菊まつり「天平の芋煮会」 :栃木県[[下野市]](旧[[国分寺町 (栃木県)|国分寺町]])の[[天平の丘公園]]花広場で、1988年(昭和63年)より毎年11月初旬に開催されている「[[天平の菊まつり]]」において、期間中の週末1日を以って「天平の芋煮会」が開催されている。[[関東地方|関東]]一とされる直径2.5mの大鍋で、地元特産の[[かんぴょう]]が入った芋煮が3,000食つくられる。 ;にのみや秋まつり「尊徳大鍋」 :栃木県[[真岡市]](旧[[二宮町 (栃木県)|二宮町]])で行われる様々なイベントにおいて、[[二宮尊徳]]にあやかった尊徳大鍋が振舞われている。11月下旬の「にのみや秋まつり」での尊徳大鍋は1500人分の芋煮が作られる。 <!--過去には行われていたが、現在の状況が未確認のためCO ===「都市緑化祭」=== [[茨城県]][[つくば市]]の[[洞峰公園]]で春と秋に行われる「都市緑化祭<ref>[http://www.ibarakiken.or.jp/ibazoukyo/2006spring_festival.html 平成18年度春季都市緑化祭開催のご案内](社団法人茨城県造園建設業協会)</ref>」では、1000食分の芋煮が振舞われる<ref>[http://www.ibarakiken.or.jp/ibazoukyo/pdf/zouen14.pdf 造園いばらき vol.14](社団法人茨城県造園建設業協会)</ref>。 --> === ドイツ連邦共和国 === ;「欧州一の芋煮会」 :2008年(平成20年)以来、日本一の芋煮会フェスティバルと同じ毎年9月の第1日曜に[[ドイツ連邦共和国]][[デュッセルドルフ|デュッセルドルフ市]]内の[[ライン川]]岸辺を会場として、ドイツ東北県人会が「欧州一の芋煮会」を開催している。 :会場では、[[山形盆地|山形]]風「すき焼き風」芋煮が作られる。 === その他 === 東北地方以外において、地域イベント(1000食以下)として「豚汁風」芋煮が振舞われている芋煮会の例を以下に示す<!--各出典参照-->。ただし、東北地方出身者の[[県人会]]や[[同窓会]]などでは、各出身地の芋煮を用いた内輪のイベントも見られる<ref>[http://www.pref.yamagata.jp/ou/379001/topic/kenjinimoniH20.html 平成20年度山形県人東京連合会 大芋煮会](山形県)</ref>。 「千人鍋」と呼ばれる直径1m程の大鍋を用いた芋煮イベントとしては、[[大阪府]][[泉南市]]の「芋煮鍋」<ref>[http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/20272.html 里山の秋祭り! 紀泉わいわい村 収穫感謝祭](大阪府 報道発表資料)</ref>や[[鹿児島県]][[出水市]][[高尾野町]]の「たかおのいも煮会」<ref>[http://www.maff.go.jp/kyusyu/kagoshima/phot/imoni/imoni.html 「たかおのいも煮会」]([[農林水産省]][[九州農政局]])</ref>の例がある。 小さな鍋を用いた芋煮イベントとしては、[[東京都]]の[[港区 (東京都)|港区]]<ref>[http://www.city.minato.tokyo.jp/sisyo/akasaka/chiikinodekigoto/20091210_04/index.html 港区青少年対策赤坂地区委員会主催のいも煮会が行われました!](港区)</ref>、[[清瀬市]]<ref>[http://www.city.kiyose.tokyo.jp/pdf/181111.pdf 市報きよせ](清瀬市)</ref>、[[調布市]]<ref>[http://www.toshoren.jp/Ctg-Toshoren_Undo_News/news2007_05/news2007_05-12.htm 調布狛江民主商工会]</ref>、[[神奈川県]]の[[川崎市]][[多摩区]]<ref>[http://www.kawasaki-green.or.jp/volunteer/vol_02.html 小沢城址里山の会]([[川崎市]]公園緑地協会)</ref>、同[[麻生区]]<ref>[http://kpress.weblogs.jp/news/2006/11/post_17d4.html 森の植樹祭&収穫祭](k-press)</ref>、[[横浜市]][[都筑区]]<ref>[http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/hukuho/tihukukeikaku/20sen/katudo023.html 体育祭&いも煮会〔中川地区〕](横浜市都筑区「地域福祉保健活動100選」)</ref>、[[千葉県]]の[[佐倉市]]<ref>よみがえれ印旛沼秋祭り in 佐倉(佐倉市):佐倉市ふるさと広場(風車前)で行われる地域イベントにおいて豚汁風芋煮が振舞われる。</ref>など[[南関東]]に例が見られる。 == 類例 == === 青森県の野外鍋料理イベント === 現在の青森県内の[[稲作]]地域は、県西部の[[津軽地方]]が主で、その他の地域では畑作が中心である。米作とサトイモの関連する「芋煮会」分布域から若干外れるため、青森県では「芋煮会」はあまり見られない。青森県で野外で鍋料理をするのは、地域イベントの時である。 * [[青森県]][[上北郡]][[横浜町]]では、[[お盆]]期間に数日に渡って開催される官民共催の「よこはま夏祭り」のイベントの1つとして、8月14日に「芋煮会」がある。具材に用いるイモ類は[[ジャガイモ]]。 * [[青森県]]・[[南部地方 (青森県)|南部地方]]の[[郷土料理]]の1つに、「[[せんべい汁]]」という[[鍋料理]]がある。サトイモは入らないため、「芋煮」ではない。[[2000年]]から[[11月3日]]に「[[八戸縄文なべ祭り]]」が行われるようになり、径3mの巨大鍋で約3000食のせんべい汁が作られるようになった。 === 愛媛県の「いも炊き」 === [[愛媛県]]でも、芋煮会と同様な「[[いもたき|いも炊き]]」という行事がある。[[中秋の名月]]の頃の[[月見]]行事であり、300年の伝統があるとも言われるが、現在は昼間から行われている。行事の時のみならず、「いも炊き」自体が秋の季節料理となり、家庭やレストランでも供されている。肉は鶏肉が一般的。 [[東予地方]]・[[西条市]]の[[加茂川 (愛媛県)|加茂川]]や、[[松山平野]]・[[重信川]]の4ヶ所の河川敷などで、各地域の商工会の主催でいも炊き会場が設営され、毎年数万人の人出がある。 === エビイモを用いる鍋物 === * [[京都府]][[京都市]]には、[[棒鱈]]と[[エビイモ]]を使用する「[[芋棒]]」という鍋料理がある。 * [[島根県]][[鹿足郡]][[津和野町]]には、炙り[[鯛|タイ]]とエビイモを使用する「芋煮」がある<ref>[http://www2.pref.shimane.jp/kouhou/esque/53/menu04.html 津和野の芋煮]</ref>。 == その他 == * [[NHK仙台放送局]]が「芋煮会」が見られるようになった時期について東北地方全232市町村にアンケートを行った。それによると、[[松方デフレ]]期とする自治体が少数派ながらあったが、ほとんどが[[高度経済成長]]期としていた。いずれも景気に依存して農村に余剰労働力が発生し、それらが都市に流入した時期である。 * [[新潟県中越地震]]の際には、東北各地の[[ボランティア]]が芋煮の炊き出しの準備をして被災地に向かい、被災者に芋煮を振舞った。 * [[日清食品]]から『日清のみちのく路 [[どん兵衛]]「芋煮うどん」』が東北地方限定で発売された。[[#すき焼き風|山形風芋煮]]をベースとしている。 * 仙台市に[[#豚汁風|仙台風芋煮]]をベースとする「豚汁[[ラーメン]]」をメニューの1つとする店がある。 * 2007年、[[農林水産省]]の『[[農山漁村の郷土料理百選]]』で[[山形県]]のノミネート料理の芋煮が『農山漁村の郷土料理百選』のインターネット投票で1位に選ばれた。 * [[レトルト食品]]として山形・村山風芋煮「米沢牛入り どこでも芋煮会 280g」が発売された。(2008年10月現在は発売停止) * [[Jリーグ]][[モンテディオ山形]]ホームゲームでも芋煮が売られている。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{reflist}} == 関連項目 == * [[いもたき]] [[愛媛県]]の郷土料理 * [[がめ煮]] * [[野外調理]] == 外部リンク == * [http://www.nhk.or.jp/sendai/top/nattoku/1027_2.html 「秋深し“いも煮学”探究」]([[NHK仙台放送局]]「なっトク!古今東北」) * [http://www.thr.mlit.go.jp/yamagata/river/imonimap/ 山形芋煮マップ]([[国土交通省]][[地方整備局#東北地方整備局|東北地方整備局]]山形河川国道事務所) * [http://www.yamagata.nmai.org/umaimono/kyoudo/imoni.html 芋煮鍋図鑑](山形県農林水産部農政企画課) * [http://www.facebook.com/imonikai 全日本芋煮会同好会] {{DEFAULTSORT:いもにかい}} [[Category:日本の鍋料理]] [[Category:食文化に関する日本のイベント]] [[Category:東北地方の食文化]] [[Category:山形県の食文化]] [[Category:福島県の食文化]] [[Category:郷土料理]]
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