船田元のソースを表示

{{政治家
|人名 = 船田 元
|各国語表記 = ふなだ はじめ
|画像 = 
|画像説明 = 
|国略称 = {{JPN}}
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1953|11|22}}
|出生地 = [[栃木県]][[宇都宮市]]
|没年月日 = 
|死没地 = 
|出身校 = [[慶應義塾大学]][[経済学部]]<br />[[慶應義塾大学]][[大学院]]社会学研究科教育学専攻修士課程
|現職 = [[学校法人船田教育会|船田教育会]]理事長<br />[[作新学院中等部・高等学校|作新学院]]学院長
|所属政党 = （[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]→）<br />（[[新生党]]→）<br />（[[新進党]]→）<br />（[[無所属]]→）<br />自由民主党（[[平成研究会|額賀派]]）
|称号・勲章 = 衆議院永年在職議員<br />社会学修士<br />経済学士
|親族（政治家） = 祖父・[[船田中]]<br />大叔父・[[船田享二]]<br />大叔父・[[藤枝泉介]]<br />父・[[船田譲]]
|配偶者 = 妻・[[畑恵|船田恵]]
|サイン = 
|ウェブサイト = http://www.funada.org/ 
|サイトタイトル = 船田元・F-Project.Net
|国旗 = JPN
|職名 = [[衆議院議員]]
|内閣 = 
|選挙区 = （[[栃木県第1区_(中選挙区)|旧栃木1区]]→）<br />[[栃木1区]]
|当選回数 = 10回
|就任日 = [[1979年]][[10月8日]] - [[2000年]][[6月2日]]<br />[[2003年]][[11月11日]] - [[2009年]][[7月21日]]<br />[[2012年]][[12月17日]]
|退任日 = 現職
|所属委員会 = [[予算委員会]]<br />[[憲法審査会]]（理事）
|議員会館 = 衆議院第2議員会館605号室
|元首職 = 
|元首 = 
|国旗2 = JPN
|職名2 = 第46代 [[経済企画庁長官]]
|内閣2 = [[宮澤内閣_(改造)|宮澤改造内閣]]
|選挙区2 = 
|当選回数2 = 
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|元首2 =
}}
'''船田 元'''（ふなだ はじめ、[[1953年]][[11月22日]] ‐ ）は、[[日本]]の[[政治家]]。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の[[衆議院議員]]（10期）。前[[裁判官弾劾裁判所]]裁判長。元[[経済企画庁長官]]（[[宮澤内閣_(改造)|第46代]]）。

[[衆議院議長]]や[[自由民主党副総裁]]、[[防衛庁長官]]を務めた元[[衆議院議員]]の[[船田中]]は祖父。[[栃木県知事]]や[[参議院議員]]を務めた[[船田譲]]は父。妻は元[[日本放送協会|NHK]][[アナウンサー]]で元[[参議院議員]]の[[畑恵|船田恵]]。

== 来歴 ==
[[栃木県]][[宇都宮市]]生まれ。[[栃木県立宇都宮高等学校]]、[[慶應義塾大学]][[経済学部]]卒業。大学卒業後、生家の船田家が創立した[[作新学院高等学校|作新学院]]の副院長や総務部長を務める。[[1983年]][[3月]]<ref>[http://www.funada.org/keireki/index.html]</ref>、[[慶應義塾大学]][[大学院]]社会学研究科教育学専攻修士課程修了。

[[1979年]]、祖父・[[船田中]]の[[地盤]]を引き継ぎ、[[第35回衆議院議員総選挙]]に[[栃木県第1区_(中選挙区)|旧栃木1区]]（定数5）から出馬。[[渡辺美智雄]]に次ぐ得票数2位で初当選した（当選同期に[[佐藤信二]]・[[保利耕輔]]・[[畑英次郎]]・[[麻生太郎]]・[[小里貞利]]・[[岸田文武]]・[[白川勝彦]]・[[丹羽雄哉]]・[[亀井静香]]・[[吹田あきら]]・[[宮下創平]]・[[亀井善之]]らがいる）。当時25歳で、史上最年少での当選であった。旧船田派を経て[[木曜クラブ|木曜クラブ（田中派）]]に入会し、田中派分裂の際は[[竹下登]]が結成した[[経世会]]に参加。[[自由民主党青年局|自由民主党青年局長]]や[[文部科学省|文部]][[政務次官]]を務め、竹下派の中では早くから将来を嘱望されていた。[[海部俊樹]]政権の下では、[[自由民主党幹事長]]に就任した[[小沢一郎]]が会長の「小沢調査会」で座長を務め、[[湾岸戦争]]における国際貢献策の議論を主導し、この頃から小沢一郎の側近を自任。竹下派分裂の際は[[羽田孜]]や小沢ら、[[金丸信]]の後継会長に羽田を推す陣営に加わり、スポークスマン役を務める。[[小渕恵三]]を会長に推すグループの大先輩・[[橋本龍太郎]]を相手に討論では一歩も引かず、丁々発止のやり取りを展開し、徐々に注目されるようになった。

[[1992年]]、[[宮澤内閣_(改造)|宮澤改造内閣]]で[[経済企画庁長官]]に任命され、戦後の日本史上最年少の39歳1ヶ月で初入閣した<ref>後に[[小渕優子]]が34歳9ヶ月で[[麻生内閣]]で[[内閣府]][[特命担当大臣]]（[[男女共同参画担当大臣|男女共同参画]]・[[少子化|少子化対策]]）に任命され、記録を更新した。</ref>。宮澤改造内閣成立の直後、羽田孜、小沢一郎らが[[改革フォーラム21|改革フォーラム21（羽田派）]]を結成。[[1993年]]6月、[[内閣不信任決議]]案が国会に提出され、懸案の[[政治改革]]に後ろ向きな[[宮澤喜一]]首相の逡巡に業を煮やした羽田派は賛成投票を決定する。そのため、宮澤改造内閣の閣僚だった船田、[[中島衛]][[科学技術庁長官]]の2人は辞表を提出し、閣僚を辞任した上で宮澤内閣不信任決議案に賛成票を投じた。結果、内閣不信任案は可決され、宮澤首相は[[衆議院]]を解散した。その後羽田派は自民党を集団離党し、[[新生党]]を結党。船田も新生党公認で[[第40回衆議院議員総選挙]]に出馬し、当選した。新生党では[[国会対策委員会|国会対策委員長]]に相当する政務幹事に就任し、新生党代表幹事の小沢一郎を補佐する。

[[1994年]]、新生党解党により[[新進党]]結党に参加するが、この頃から次第に小沢への反発を強めるようになり、第2回の新進党党首選挙では[[羽田孜]]陣営に参加する（羽田は小沢に敗れた）。また[[新党さきがけ]]の[[鳩山由紀夫]]、船田の2人を中心に新党構想（'''鳩船新党'''）が練られ、党派を超えて改革派を結集する動きを模索するが、[[リベラル]]志向の鳩山に対して船田は[[新保守主義]]を主張し、結局鳩船新党の構想は頓挫する。結局、鳩山は新党さきがけの[[菅直人]]や[[社会民主党_(日本 1996-)|社会民主党]]の一部、新進党を離党した[[鳩山邦夫]]らを集め、[[民主党_(日本 1996-1998)|旧民主党]]を結成した。

[[1996年]]9月、船田は新進党を離党し、[[第41回衆議院議員総選挙]]には[[無所属]]で[[栃木県第1区|栃木1区]]から出馬し当選。翌[[1997年]]1月、4年ぶりに自民党に復党した。復党後、自身は無派閥ながら[[近未来政治研究会|山崎派]]の結成に奔走し、同じ[[栃木県]]選出の[[国井正幸]]参議院議員の[[政策科学研究所 (派閥)|旧渡辺派]]からの取り込みにも成功する。[[1999年]]、[[参議院議員]]の[[畑恵]]と再婚。[[2000年]]の[[第42回衆議院議員総選挙]]において[[民主党_(日本 1998-)|民主党]]新人の[[水島広子]]に敗れ、1979年の初当選以来初めて落選した。この落選はまた、栃木県の名門・船田家の初の敗北でもあった。この選挙では都市部を中心に自民党に逆風が吹き荒れ閣僚経験者が多く落選した（[[1区現象]]）。なお落選後、山崎派を退会。

[[2003年]]の[[第43回衆議院議員総選挙]]では栃木1区で当選し、3年ぶりに国政に復帰した。当選後、竹下派の流れを汲む[[平成研究会|橋本派]]に入会。[[2005年]]の[[第44回衆議院議員総選挙]]で再選。

[[2009年]]の[[第45回衆議院議員総選挙]]では[[公明党]]、栃木県建設業協会の[[政治団体]]「県建設業協会政治連盟」の推薦も受け<ref>衆院選小選挙区　自民１２８人推薦　2009年8月7日公明新聞</ref><ref>毎日新聞　2009年8月10日　地方版</ref>自民党公認で出馬するが、栃木1区で[[比例復活]]もならず落選した。

[[2012年]]の[[第46回衆議院議員総選挙]]では、栃木1区で当選し、国政に復帰した<ref name="asahis">{{cite news|title =「政界のプリンス」船田元氏返り咲き　栃木１区|url = http://www.asahi.com/politics/update/1216/TKY201212160106.html|publisher = [[朝日新聞]]|date = 2012年12月16日| accessdate = 2012年12月19日}}</ref>。

== 政策・主張 ==
=== 表現規制推進 ===
* マンガ・アニメ・ゲーム・映画の表現を規制する青少年健全育成基本法案の請願を国会に提出した<ref>[http://www.shugiin.go.jp/itdb_seigan.nsf/html/seigan/1693212.htm 請願情報 請願名「青少年健全育成のための有害図書類・有害情報規制に関する法整備を求めることに関する請願」の情報]</ref>。
<!-- * [[栃木小1女児殺害事件]]（2005年、未解決）を受けて自民党が発表した「犯罪から子どもを守るための緊急提言」の作成に関与。児童が殺害される事件や児童に対する性犯罪の原因の一つに「成人にも悪影響を与える暴力的なコミックと過激なゲームソフト」があるとして法的な対策を講じるとした<ref>[http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20080715]</ref>。 -->
* 自由民主党の[[憲法改正論議|日本国憲法改正案]]の草案に「有害図書の出版・販売は公共の秩序に照らして制限する」という条文を盛り込んだ<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/national/political/article.aspx?id=20050210000435 「国防の責務」明記を提示／自民・権利小委で船田氏 SIKOKU NEWS 2005年2月10日]</ref>。

=== 選択的夫婦別姓制度 ===
選択的[[夫婦別姓]]制度導入に賛同する。「民法七百五十条は形式的には男女平等だが、ほとんどの場合は夫の姓になる。これは、間接的差別。そういう、やはり男女の差、あるいは差別に近い形がこういう社会通念の中にまだまだ入っているということがあり、そういうものを積極的に是正をしていくための法律、立法措置が必要」と述べた<ref> 第159回国会衆議院 - 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 - 1号 平成16年02月19日 </ref>。

== 人物 ==
* [[1992年]]12月、39歳1ヶ月で[[宮澤内閣_(改造)|宮澤改造内閣]]において[[経済企画庁長官]]に就任し、戦後最年少で初入閣した。1990年代の政界再編では中心的な役割をにない最も将来を嘱望される存在であり、[[1994年]]には米[[タイム (雑誌)|タイム]]誌の「21世紀を動かす世界の100人」に、日本の政治家でただ1人選ばれた。また[[1996年]]に[[文藝春秋_(雑誌)|文藝春秋]]が企画した「現役政治部記者が選ぶ21世紀のリーダー」では、新党さきがけの[[鳩山由紀夫]]に次ぐ2位にランクインし、3位の[[谷垣禎一]]を凌駕している。しかしながら2度にわたる落選が響き、21世紀に入ってそれぞれ首相、[[自由民主党総裁]]の座に就いた両者に船田は大きく後れを取った。
* 名前が「船田 元」（ふなだ・はじめ）であるため、フルネームの後に肩書きがついた場合「船田元衆議院議員」となり、船田「元衆議院議員」の意味に取られてしまうため、マスメディアは表記の対応に苦慮している（同様の例として[[中谷元]]がいる）。落選中は「'''船田元'''前衆議院議員」の表記がなされていたが、今後元職になった場合「'''船田元'''元衆議院議員」となり、姓のみあるいは姓名の表記でさらに事態は複雑になる。
* かつては[[新保守主義]]を標榜し、顔ぶれが[[リベラル]]に偏る鳩山新党への参加を拒否した。しかし[[小泉内閣]]以降の自民党については[[右傾化]]していると批判的で、[[安倍晋三]]が掲げる「戦後レジームからの脱却」にも否定的な見解を示している。
* [[警視庁公安部]]が1993年に作成した「勝共（表現規制推進運動を行っている[[統一教会]]の政治団体）推進議員名簿」に船田の名前が掲載されている<ref>[http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/wgendai.htm 現職国会議員128人の「勝共連合・統一教会」関係度リスト（『週刊現代』99.2.27号から）]</ref>。
<!-- * 統一教会の合同結婚式にかつて祝電を送っていた<ref>[http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20070301]</ref>。 -->
* [[憲法改正]]に賛成、[[環太平洋戦略的経済連携協定|TPP]]に反対。

== 所属団体・議員連盟 ==
* [[日朝国交正常化推進議員連盟]]
* [[神道政治連盟国会議員懇談会]]
* 再生医療を推進する議員の会
* LRT推進議員連盟
* 街コン推進議員連盟
* [[新憲法制定議員同盟]]
* 日本・チェコ友好議員連盟（会長）
* 日本食文化普及推進議員連盟
* 栃木県私立中学高等学校連合会（会長）
* 栃木県ゲートボール協会（会長）
* [[公益財団法人]][[日本国際フォーラム]]（参与<ref>{{Cite web |url=http://www.jfir.or.jp/j/organization/officers.html|title=評議員、役員等|publisher=日本国際フォーラム|accessdate=2014-2-25}}</ref>）

== 親族 ==
* 船田元の父は[[参議院議員]]、[[栃木県知事]]を務めた[[船田譲]]。祖父は[[大野伴睦]]派に属し、大野の死後は船田派を率いて[[自由民主党副総裁]]や[[衆議院議長]]を務めた[[船田中]]で、船田家は栃木県の名門である。また元[[国務大臣]]の[[船田享二]]、元[[自治大臣]]の[[藤枝泉介]]は大叔父にあたる（いずれも[[船田中]]の弟）。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[嘘つき解散]]

== 外部リンク ==
* [http://www.funada.org/ 船田元・F-Project.Net]
* {{Facebook|hajime.funada|船田元のFacebook}}


{{start box}}
{{s-ppo}}
{{succession box 
|title = [[新生党#役職|新生党政務幹事]]
|titlenote = 畑英次郎・吹田愰と共同
|before = （創設）<br /> [[北村直人]] <br /> 船田元
|years = 初代・第3代・第4代：1993年6月 - 1994年
|after = [[北村直人]] <br /> [[畑英次郎]]・[[吹田愰]]・船田元 <br /> （解党）
}}
{{succession box 
|title = [[新生党#役職|新生党組織幹事]]
|before = （創設）
|years = 初代：1993年
|after = [[中西啓介]]
}}
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{{衆議院文教委員長|1990年-1991年}}
{{裁判官弾劾裁判所裁判長}}
{{経済財政政策担当大臣|1992年-1993年|[[経済企画庁長官]]}}
{{日本国際フォーラム}}
{{デフォルトソート:ふなた はしめ}}
[[Category:日本の閣僚経験者]]
[[Category:栃木県選出の衆議院議員]]
[[Category:自由民主党の衆議院議員]]
[[Category:新進党の衆議院議員]]
[[Category:新生党の国会議員]]
[[Category:日本の学校法人の理事長]]
[[Category:神道政治連盟の人物]]
[[Category:日本国際フォーラムの人物]]
[[Category:慶應義塾大学出身の人物]]
[[Category:栃木県出身の人物]]
[[Category:船田家|はしめ]]
[[Category:1953年生]]
[[Category:存命人物]]