舞子駅のソースを表示

{{Otheruseslist|西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の2代目舞子駅|同線で1889年から1899年までの間同名を称していた駅|垂水駅|[[湖西線]]の近江舞子駅|近江舞子駅|1917年から1935年までの間同名を称した山陽電気鉄道の初代舞子駅|舞子公園駅|1935年から1937年までの間同名を称した山陽電気鉄道の2代目舞子駅|西舞子駅}}
{{駅情報
|社色       = #0072bc
|文字色     = 
|駅名       = 舞子駅*
|画像       = Maiko st1024.jpg
|pxl       = 200px
|画像説明   = 舞子駅と「[[Tio舞子]]」
|よみがな   = まいこ
|ローマ字   = Maiko
|前の駅     = [[垂水駅|垂水]]
|駅間A     = 2.0
|駅間B     = 1.9
|次の駅     = [[朝霧駅|朝霧]]
|電報略号   = マコ
|駅番号     = 
|所属事業者 = [[西日本旅客鉄道]]（JR西日本）
|所属路線   = {{Color|#0072bc|■}}[[山陽本線]]（[[JR神戸線]]）
|キロ程     = 15.1km（[[神戸駅 (兵庫県)|神戸]]起点）<br />[[大阪駅|大阪]]から48.2
|起点駅     = 
|所在地     = [[神戸市]][[垂水区]]東舞子町3-1
|緯度度=34|緯度分=38|緯度秒=0.54
|経度度=135|経度分=2|経度秒=1.58
|駅構造     = [[地上駅]]（[[橋上駅]]）
|ホーム     = 1面2線
|開業年月日 = [[1896年]]（[[明治]]29年）[[7月1日]]**
|廃止年月日 = 
|乗車人員   = 20,408
|乗降人員   = 
|統計年度   = 2011年
|乗換       = [[舞子公園駅]]（[[山陽電気鉄道本線]]） 
|備考       = [[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]<br />[[みどりの窓口]] 有<br />[[画像:JR area SHIN.png|15px|神]] [[特定都区市内|神戸市内]]駅<br />* [[1899年]]までの名称は「舞子公園」
|備考全幅   = ** 仮停車場としての開業日。[[1906年]]（明治39年）[[12月1日]]に駅に昇格。
}}
{| {{Railway line header}}
{{UKrail-header2|<br/>配線図|#0072bc}}
{{BS-table|配線}}
{{BS-colspan}}
↑[[朝霧駅]]
{{BS4text|1|2|||||}}
{{BS4|STRg|STRf|STRg|STRf||||}}
{{BS4|STR+BSl|STR+BSr|STR|STR||}}
{{BS4|STR+BSl|STR+BSr|STR|STR|||}}
{{BS4|STRg|STRf|STRg|STRf||||}}
{{BS-colspan}}
↓[[垂水駅]]
|}
|}
{{右|[[画像:JR-Maiko-pf.jpg|thumb|250px|right|構内]]
[[画像:JR-Maiko-sta SW 1F01.jpg|thumb|right|250px|南西側1階（2008年12月）]]
[[画像:JR-Maiko-sta SW 2F01.jpg|thumb|right|250px|南西側2階、バスターミナルへ繋がる通路（2008年12月）]]}}
'''舞子駅'''（まいこえき）は、[[兵庫県]][[神戸市]][[垂水区]]東舞子町にある、[[西日本旅客鉄道]]（JR西日本）[[山陽本線]]の[[鉄道駅|駅]]である。「[[JR神戸線]]」の愛称区間に含まれている。

== 概要 ==
[[三ノ宮駅|三ノ宮]]方面から来てこの駅が神戸市内一番西の駅である。第2回[[近畿の駅百選]]選定駅である。

駅の上部に[[神戸淡路鳴門自動車道]]の[[舞子バスストップ|高速舞子]]バス停留所があり、京阪神方面と[[淡路島]]・[[四国]]方面への乗り換え口となっている。明石海峡大橋開通に伴う高速舞子バスターミナル開設により、[[1998年]]から電車線を走行する快速が停車するようになった（以前は[[京阪神緩行線|各駅停車]]のみ）。列車線には[[プラットホーム]]が設置されていないため列車線を走行する快速（朝夕ラッシュ時の一部に設定）・[[新快速]]・[[特別急行列車|特急]]は停車できない。

== 駅構造 ==
[[電車線・列車線|電車線]]のみに[[プラットホーム#形状と配置|島式ホーム]]1面2線（ホーム長245m、12両編成対応）を有する[[地上駅]]で、[[橋上駅|橋上駅舎]]を持つ。[[分岐器]]や[[日本の鉄道信号#主信号機|絶対信号機]]を持たないため、[[停車場#停車場の定義|停留所]]に分類される。改札口は1ヶ所のみ。駅舎とホームを結ぶ階段は姫路側に設置されており、その階段の裏側にトイレがある。

前述のように、1998年3月ダイヤ改正までは普通列車のみの停車であったため、ホーム長は8両編成に対応した165mしかなかったが、快速停車に合わせて延長された<ref>[http://web.archive.org/web/19971007065614/http://www.westjr.co.jp/new/1press/n970819e.html JR神戸線舞子駅ホーム延伸工事の着工について] （インターネット・アーカイブ）- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1997年8月19日</ref>。

[[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]（[[神戸駅_(兵庫県)|神戸駅]]の被管理駅）。[[アーバンネットワーク]]エリアに属しており、[[ICOCA]]及び提携ICカード利用可能駅である。

{| cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows" style="" class="wikitable"
|+ 舞子駅プラットホーム
|-
!ホーム!!路線!!方向!!行先
|-
!1
| {{color|#0072bc|■}}JR神戸線
| style="text-align:center" | 下り
|[[西明石駅|西明石]]・[[姫路駅|姫路]]方面
|-
! 2
| {{color|#0072bc|■}}JR神戸線
| style="text-align:center" | 上り
|[[三ノ宮駅|三ノ宮]]・[[尼崎駅 (JR西日本)|尼崎]]・[[大阪駅|大阪]]方面
|}<!-- 以上の方面表記は駅掲示時刻表及び改札口・ホームの発車標の記述に合わせた --->
* 上表の路線名は旅客案内上の名称（愛称）で表記している。

==ダイヤ==
日中時間帯は1時間あたり快速・各駅停車とも4本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は各駅停車が4分間隔で発車する。夕方ラッシュ時は電車線走行の快速が4本、西明石行きの各駅停車が8本停車する。

== 駅周辺 ==
舞子は古来から保養地として知られていたが、[[高度成長]]期以降は垂水区西部の住宅地の発展により、これらの住宅地へのアクセス拠点となった。さらに[[明石海峡大橋]]の開通により、橋を経由する高速バスとの乗り換え拠点としての性格も合わせもつようになった。

駅北側には[[舞子公園駅]]（[[山陽電気鉄道本線]]）があり、駅の真上の[[神戸淡路鳴門自動車道]]上に[[舞子バスストップ|高速舞子]]バスターミナルがある。当駅・山陽電鉄の駅と自動車道に囲まれるようにして[[超高層ビル]]「[[Tio舞子]]」があり、両駅と連絡通路で直結している。

駅南側の[[明石海峡大橋]]下は[[舞子公園]]として整備されている。

* 舞子公園内
** [[孫中山記念館]] 
** [[橋の科学館]]
** [[舞子砲台跡]]（明石藩舞子台場跡として国指定[[史跡]]）
** 旧木下家（国の登録有形文化財）
* 明石海峡大橋
** [[舞子海上プロムナード]]

また周辺には保養地や明石海峡の要地としての歴史を伝える施設が残る。
* [[舞子若宮神社]]
* [[舞子砲台跡]]
* [[舞子ビラ]]
* [[舞子ホテル]]

=== バス路線 ===
* 舞子駅前（[[神戸市バス]]・山陽バス）
** [[神戸市バス垂水営業所|51系統]] 県商前・[[学園都市駅]]前方面行
** [[神戸市バス垂水営業所|52系統]] [[朝霧駅]]前行
** [[神戸市バス垂水営業所|53系統]] 舞子高校経由学園都市駅前方面行
** [[神戸市バス垂水営業所|54系統]] 多聞団地経由学園都市駅前方面行
** [[神戸市バス垂水営業所|59系統]] [[垂水駅]]行
** [[神戸市バス垂水営業所|191系統]] 西部障害者センター・掖済会病院前方面行
** 乗り場は系統毎に分かれている。ただし、52系統と191系統は同じ乗り場から発車する。
* 高速舞子
** [[舞子バスストップ|高速舞子]]を参照

== 利用状況 == 
2011年度の1日あたりの乗車人員は'''20,408人'''で、これはJR西日本の駅の中では第47位である<ref>[http://pamph.jr-odekake.net/view_pamph20.php?ci=jr-west&pi=jrdata2011 JR西日本「データで見るJR西日本2011」]</ref>。

「神戸市統計書」（神戸市企画調整局総合計画課・編）及び「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は以下の通りである。
{| class="wikitable" style="text-align:right;"
|-
! 年度 !! 年間<br/>乗車人数 !! 左記の内<br/>定期利用者 !! 一日平均<br/>乗車人員
|-
| 1999年 || 7,093千 || 4,339千 || 19,380
|-
| 2000年 || 7,423千 || 4,433千 || 20,336
|-
| 2001年 || 7,305千 || 4,466千 || 20,014
|-
| 2002年 || 7,161千 || 4,467千 || 19,619
|-
| 2003年 || 7,334千 || 4,593千 || 20,039
|-
| 2004年 || 7,331千 || 4,637千 || 20,086
|-
| 2005年 || 7,539千 || 4,741千 || 20,655
|-
| 2006年 || 7,647千 || 4,740千 || 20,951
|-
| 2007年 || 7,675千 || 4,752千 || 20,970
|-
| 2008年 || 7,702千 || 4,763千 || 21,102
|-
| 2009年 || 7,553千 || 4,740千 || 20,692
|-
| 2010年 || 7,412千 || 4,660千 || 20,306
|-
| 2010年 || 7,449千 || 4,718千 || 20,408
|}

== 歴史 ==
* [[1896年]]（[[明治]]29年）[[7月1日]] - [[山陽鉄道]]の垂水駅 - 明石駅間に'''舞子公園仮停車場'''として開業。[[鉄道駅#一般駅|一般駅]]。
* [[1899年]]（明治32年）[[4月1日]] - '''舞子仮停車場'''に改称。それまでは隣の垂水駅が「舞子駅」を名乗っていた。
* [[1906年]]（明治39年）[[12月1日]] - 山陽鉄道の[[鉄道国有法|国有化]]により、[[日本国有鉄道|国有鉄道]]に移管。同時に駅に昇格し、'''舞子駅'''となる。
* [[1934年]]（[[昭和]]9年）[[9月20日]] - 当駅に電車が停車するようになる。
* [[1943年]]（昭和18年）[[10月1日]] - 貨物の取扱を廃止（[[鉄道駅#旅客駅|旅客駅]]となる）。
* [[1964年]]（昭和39年）[[2月21日]] - [[チッキ|荷物]]の取扱を廃止。
* [[1987年]]（昭和62年）4月1日 - [[国鉄分割民営化]]により、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
* [[1995年]]（[[平成]]7年）
** [[1月17日]] - [[阪神・淡路大震災]]により営業休止。
** [[1月23日]] - 営業再開。
* [[1998年]]（[[平成]]10年） - 明石海峡大橋開通に伴い当駅に快速が停車。
* [[2003年]]（平成15年）[[11月1日]] - ICカード[[ICOCA]]供用開始。
* [[2010年]]（平成22年）[[12月17日]] - 女性が車両の連結部から線路に転落し、そのまま発車した快速にはねられ死亡する事故が発生。
なお隣接する山陽電気鉄道[[舞子公園駅]]も、開業時は「舞子」と称しており、[[1927年]] - [[1935年]]までは二つ並んでいた。当駅も開業当初「舞子公園」と名乗っていたが、そう名乗っていたのは山陽電気鉄道開業前の1896年 - 1899年である為、「舞子公園駅」が二つ並んでいたことはない。

== 当駅で発生した転落事故 ==
=== 事故の概要 ===
2010年12月17日、快速電車（姫路発米原行き、12両編成）から下車した直後の女性（32）が車両の連結部付近(詳細は下記を参考)でホームから線路に転落した。転落を目撃した他の乗客により、非常停止ボタンが押され、報知灯が作動していたと見られるが、当該電車の[[車掌]]は転落に気付かず列車はそのまま発車した。その後ハンカチを振って知らせる乗客に気付き、車掌は電車を非常停止させたが、電車は約50m走行した状態であった。その後電車にひかれた女性は死亡した。また、この際に救出しようとした友人の女性（28）が負傷した。

=== 事故を防止できなかった要因 ===
事故を防ぐことのできなかった主な要因は次のように挙げられる。
* 女性が転落した部分は、4両目と5両目の間の先頭車両同士が連結された部分であったため、通常の連結部に設置されている転落防止ガードは設置されていなかった。
* ホームに配置されている駅員が不在であった。
* 現場のホームは直線で見通しは良好であった。しかし、非常停止ボタンを押しても全ての報知灯が作動するわけではなく、押された非常ボタン付近の報知灯のみが作動する仕組みであり、車掌が報知灯の作動に気付かなかった。なお、これに対しJR西日本は「報知灯は押した場所を知らせるためのもの」としている。

=== その後の対策 ===
[[ファイル:JRW series223-6000 & series221 connection.JPG|thumb|200px|乗客の転落防止のため、連結部分の前照灯を点灯させる措置が行われている。]]
* 2011年1月末に、当駅の先頭車両同士の連結部が停車する可能性のある3か所のうち、車掌から最も遠い1か所に金属製の固定柵（幅約2.5m、高さ約1.2m）が設置された<ref>出典：2011年2月13日付 朝日新聞朝刊39面</ref>。
* 当駅のホーム上の非常報知灯が14個から21個に増設された<ref>出典：2011年2月13日付 朝日新聞朝刊39面</ref>。
* 転落防止のため、連結部分にあたる運転席の室内灯を終日点灯させる取り組みを始めたが、効果が薄いため一部の車種をのぞき連結部分の前照灯を終日点灯とすることに改められた<ref>出典：[http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004113644.shtml 神戸新聞NEWS 2011年5月29日付]</ref>。
* 207系1編成（3両+4両）の先頭車に転落防止カバーを試験的に取り付け、半年間効果を検証するとしている<ref>出典：[http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004324677.shtml 神戸新聞NEWS 2011年8月2日付]</ref>。
* 視覚障害者向けには先頭部に音声警報装置を取り付ける予定。287系2編成及び前述の転落防止カバーを取り付けた207系1編成で既に実施<ref>出典：神戸新聞NEWS 2011年5月29日付</ref>。

=== 参考文献 ===
* 2010年12月18日付 朝日新聞朝刊・夕刊

== 隣の駅 ==
; 西日本旅客鉄道
: {{Color|#0072bc|■}}JR神戸線（山陽本線）
:: {{Color|#0072bc|■}}新快速・{{Color|#ff6600|■}}快速（[[電車線・列車線|列車線]]経由、朝の上りのみ運転）
::: '''通過'''
:: {{Color|#ff6600|■}}快速（[[電車線・列車線|電車線]]経由）
::: [[垂水駅]] - '''舞子駅''' - [[明石駅]]
:: {{Color|gray|■}}普通
::: 垂水駅 - '''舞子駅''' - [[朝霧駅]]

== 脚注 ==
<references />

== 関連項目 ==
* [[日本の鉄道駅一覧]]
* [[新舞子駅]] - [[名古屋鉄道]][[名鉄常滑線|常滑線]]の駅。周辺の景観が舞子と似ていることから命名

== 外部リンク ==
* [http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0610607 舞子駅（JR西日本）]

{{JR神戸線}}
{{近畿の駅百選}}
{{DEFAULTSORT:まいこ}}
[[Category:神戸市の鉄道駅]]
[[Category:日本の鉄道駅 ま|いこ]]
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道駅]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]
[[Category:1896年開業の鉄道駅]]
[[Category:山陽鉄道]]
[[Category:JR神戸線]]
[[Category:垂水区の交通|まいこえき]]
[[Category:阪神間モダニズム|まいこえき]]