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'''終止'''(しゅうし)とは、[[音楽]]用語で、音楽の段落の終わりのことである。[[楽節]]と呼ばれる、おおむね4小節から8小節の長さのまとまりの終わりには、この終止が置かれる。終止とはいうものの、その終止感の大きさはさまざまであり、曲の終わる感じはしないが、少し区切りを感じる、というものも含まれる。なお、一般に[[終止形]]の語は、日本語では別の概念である。 '''※以下の例は、全てハ長調であることを前提とする。''' == 完全終止 == Vの[[和音]](ソ・シ・レ)またはその派生和音(V7など)からIの和音(ド・ミ・ソ)に移行して終止し、旋律が[[主音]](ド)で終わるもの。両方の和音はいずれも転回形でない。完全な終止感が得られ、古典的な[[楽曲]]の最後に用いられる。また、大きな段落の終わりに用いられる。 == 不完全終止 == [[ファイル:semi-perfect_cadence.png|frame|不完全終止]] Vの和音(ソ・シ・レ)またはその派生和音(V7など)からIの和音(ド・ミ・ソ)に移行して終止するが、どちらかまたは両方の和音が[[転回形]]であるか、旋律が主音(ド)で終わらないもの。完全な終止感が得られないため、古典的な楽曲の最後には用いられない。ある程度の終止感は欲しいが、継続する感じも必要な場合に使われる。 <br clear=right> == 偽終止 == [[ファイル:deceptive cadence.png|frame|偽終止の一例]] V の和音(ソ・シ・レ)またはその派生和音(V<small>7</small> など)からI以外の和音(典型的にはII<small>m</small>(レ・ファ・ラ)、VI<small>m</small>(ラ・ド・ミ)、VI(ラ・♯ド・ミ))に進行して終始するもの。浮遊感を呼び起こすため弱い終止だとされる。聞く人に意外な印象を与えるので、偽終止の名がある。本来楽曲の終わりであるはずの所に、さらに曲を続けたいような場合に用いられることが多い。 とりわけ有名な例では[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ]]の「[[パッサカリアとフーガ|パッサカリアとフーガ ハ短調」 (BWV582)]] のコーダにおいての使用である。聴衆にIの和音への解決を期待させながら、印象的な[[フェルマータ]]で聴衆を完全に煙に巻き、D<sup>♭</sup><small>M</small> の第一転回形(<sup>♭</sup>II - [[ナポリの六度]])へ偽終止させている。意味深長なポーズに続いて、「本当の」エンディングが始まるのである。 <br clear=right> == アーメン終止(変終止) == [[ファイル:Amen_cadence.png|frame|アーメン終止]] IVの和音(ファ・ラ・ド)などからIの和音(ド・ミ・ソ)に移行して終止するもの。サブドミナントからトニックに至るため、全終止と比べやや柔らかい印象を与える。あまり十分な終止感を与えないが、古典的な楽曲の最後の用いられることがある。この場合、完全終止の後にさらにアーメン終止を付け足すこともよく行われる。賛美歌の最後の「[[アーメン]]」がこの和音で歌われることが多いことから、この名がある。変格終止、変終止、プラガル終止とも言う。これに対し、完全終止、不完全終止、偽終止を正格終止と呼ぶ。 [[フレデリック・ショパン|ショパン]]、[[クロード・ドビュッシー|ドビュッシー]]が多用した。 <br clear=right> == 半終止 == [[ファイル:half_cadence.png|frame|半終止]] Vの和音(ソ・シ・レ)で終止するもの。ある程度の区切り感はあるが、終止感は全くない。小さな段落の終わりに用いられる。稀に下属和音であるIVの和音(ファ・ラ・ド)で終止することもある。これをIVの和音の半終止として、半終止の仲間に入れて考えることがある。 <br clear=right> == 女性終止 == [[ファイル:feminine_cadence.png|frame|女性終止]] [[拍節|弱拍]]で終止するものを特に女性終止と呼ぶことがある。 <br clear=right> == 関連項目 == * [[ピカルディの三度]] * [[和声]] * [[ポピュラー和声]] {{DEFAULTSORT:しゆうし}} [[Category:和声]] [[ca:Cadència]] [[cs:Kadence (hudba)]] [[da:Kadence (musik)]] [[de:Kadenz (Harmonielehre)]] [[en:Cadence (music)]] [[es:Cadencia]] [[fi:Kadenssi]] [[fr:Cadence (musique)]] [[he:קדנצה (הרמוניה)]] [[nl:Cadens (muziektheorie)]] [[nn:Kadens]] [[no:Kadens]] [[pl:Kadencja (harmonia)]] [[pt:Cadência]] [[ru:Каденция (музыка)]] [[sr:Каденца]] [[sv:Kadens]] [[uk:Каденція (музика)]]
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