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{{otheruseslist|植物|楽器|尺八|イラストレーター|竹 (イラストレーター)|軍艦|竹 (松型駆逐艦)}} {{生物分類表 |名称 = タケ |色 = lightgreen |画像=[[画像:Bamboo maze.jpg|250px]] |画像キャプション = |界 = [[植物界]] {{sname||Plantae}} |門 = [[被子植物門]] {{sname||Magnoliophyta}} |綱 = [[単子葉植物綱]] {{sname||Liliopsida}} |目 = [[イネ目]] {{sname||Poales}} |科 = [[イネ科]] {{sname||Poaceae}} |亜科 = [[タケ亜科]] {{sname||Bambusoideae}} |連 = '''タケ連'''(広義) {{sname||Bambuseae}} |学名 = Bambuseae {{AU|{{Taxonomist|Kunth}} ex {{Taxonomist|Dumort.}}}} |和名 = タケ |下位分類名 = 連 |下位分類 = *タケ連(狭義) {{sname|Bambuseae}} * {{sname|Arundinarieae}} }} '''タケ'''(竹)とは広義には、[[イネ目]][[イネ科]][[タケ亜科]]のうち、[[木|木本]](木)のように[[茎]]が木質化する種の総称である。 しかし、通常の木本と異なり二次[[肥大成長]]はせず、これは[[草本]](草)の特徴である。このため、タケが草本か木本かは意見が分かれる(『[[木#定義を巡って]]』も参照)。ただし、タケの近縁種は全て草本で木本は存在しないので、近縁種に限った話題では、近縁の完全な草本と対比してタケは木本とされることが多い。 分類学的には従来、'''タケ連''' ({{sname|Bambuseae}}) にまとめられていた。しかし、[[単系統]]ではないことが判明し、分割が提案されている。 広義のタケは、その生育型から、狭義の'''タケ'''、'''[[ササ]]'''(笹)、'''バンブー''' ({{lang|en|bamboo}}) の3つに分けられる。以下では便宜上、狭義のタケを「タケ」、広義のタケを「タケ類」と表し(ただし一般には、「タケ類」はタケ亜科、あるいは狭義のタケの意味で使われることもある)、タケ類全体について述べる。漢字の「竹」は人文・産業的な文脈に限って用いる。 == 概要 == タケは[[気候]]が温暖で湿潤な地域に分布し、[[アジア]]の[[温帯]]・[[熱帯]]地域に多い。ササは寒冷地にも自生する。タケ・ササの分布は北は[[樺太]]から南は[[オーストラリア]]の北部、西は[[インド]]亜大陸から[[ヒマラヤ山脈|ヒマラヤ地域]]、または[[アフリカ]]中部にも及ぶ。北アフリカ、[[ヨーロッパ]]、北アメリカの大部分には見られない。 通常、[[地下茎]]を広げることによって生息域を広げる。一部のタケ類は周期的に開花し一斉に枯れることが知られている。その周期は極めて長く、[[マダケ]]の場合は120年周期であると推定されている。しかし、まだ周期が分かっていない種類も多い(日本における[[モウソウチク]]の例では、種をまいてから67年後に一斉に開花・枯死した例が2例(1912年→1979年・1930年→1997年)記録されている<ref>[http://www.ffpri.affrc.go.jp/index-j.html 農林水産省 森林総合研究所 1997年]</ref>)。竹の種類によって開花周期に幅が見られるが、一般にはおおよそ60年から120年周期であると考えられている<ref>[http://forest.pref.oita.jp/dayori/rd0020/rd002004.htm 大分県農林水産研究センタ−林業試験場]</ref>。 タケ類は成長力が強く、ピークの時は1日で1メートル以上成長する。[[竹林]]の近くにある民家の中に竹が侵入する([[タケノコ]]が生える)被害もある。地下茎が地面を広く覆うことから[[がけ崩れ]]には強いが、逆に強風、[[地滑り]]、病気などには弱く、放置された竹林で地滑りの発生が多いという研究もある。事実、放置竹林による地すべりの事例がいくつも報告されており、問題が指摘されている。また放置竹林によって山地が覆われ、元々植生していた[[広葉樹]]や[[針葉樹]]の[[光合成]]が妨げられ、結果として森林の減少を招くという問題も起こっており、各地で対策が講じられている。 乾燥が十分なされたものは硬さと柔軟さを備えており、さまざまな素材として利用される。その[[繊維]]を利用して[[紙]]も作られている。[[竹酢液]]や[[竹炭]]としても利用されるほか、飼料、建材、工芸材料などとしても用いられている。前述した放置竹林の問題にも、これらの素材としての活用を求め、様々な研究、試行錯誤が行われている。 また、食材としては、若いものを[[タケノコ|筍]]として食べるほか、葉を食料として利用する動物もおり、[[ジャイアントパンダ]]はこれを主食としている。<!--竹全種?--> モウソウチクを除く種の多くは、その地域でしか生育しないことが多いが、その理由は不明である。 == 分類 == ===タケ亜科内の位置づけ=== タケ類(タケ連)はイネ科タケ亜科に属する。タケ亜科にはタケ連のほかに {{sname|Olyreae}} 連が属するが、{{sname|Olyreae}} 連は典型的な草本であり、タケ連のような木質の茎を作らない。 Sungkaew ''et al''. (2009)<ref>{{cite |first1 = Sarawood |last1 = Sungkaew |last2 = ''et al.'' |title = Non-monophyly of the woody bamboos (Bambuseae; Poaceae): a multi-gene region phylogenetic analysis of Bambusoideae s.s. |journal = Journal of Plant Research |volume = 122 |number = 1 |year = 2009 |doi = 10.1007/s10265-008-0192-6 |url = http://www.springerlink.com/content/l66176827751xx86/ }}</ref>の分子系統学的解析によると、タケ連は単系統ではなく、熱帯性木本タケ類と温帯性木本タケ類の2つの系統に分かれる。熱帯性木本タケ類が Olyreae と[[姉妹群]]となり、温帯性木本タケ類はそれら全体と姉妹群である。彼らはこの結果から、温帯性木本タケ類を {{sname|Arundinarieae}} 連に分割すべきとしている。 {{Clade |label1 = [[タケ亜科]] |{{Clade |{{Clade |label1 = '''狭義のタケ連'''<br/>(熱帯性木本タケ類) |{{Clade |旧大陸熱帯・オーストラリアのタケ連 {{Flagicon|JPN}} |新大陸熱帯のタケ連 }} |{{sname|Olyreae}}(草本タケ類) }} |'''{{sname|Arundinarieae}}'''(温帯性木本タケ類) {{Flagicon|JPN}} }} }} {{Flagicon|JPN}} : 日本に分布 === 竹と笹とバンブーの違い === タケ類にはタケ(竹)と[[ササ]](笹)とバンブーがある。タケとササとバンブーの相違点を以下に挙げる。 ; 地下茎の有無 : 地下茎で生育繁殖するタケ、ササとは異なり、バンブーは[[分蘖]](株分かれ)によって[[株]]立ち状になる(後述)。 ; 竹皮の着生 : タケは生育後落下するが、ササは生育後も着生している。 ; 葉の形態 : タケは格子目があるが、ササにはそれがなく縦に伸びる平行脈である。 ; 開花 : タケは約120年周期、ササは40年から60年周期でどちらも開花後には枯死する。 ; 分布 : 日本ではタケは青森から九州だが、ほとんどは帰化と見られる。ササは北海道や高山地帯にも自生する。 一般的には丈の低いものが笹竹の略とされる。名前に○○ダケ・○○ザサ・○○チクとついていても実際のタケ・ササの判断とは違う場合がある。ただし、植物学的には「成長すると'''稈鞘'''(たけのこの皮)が落ちるのが竹、残って'''稈'''(タケ・ササにおける「茎」)を包むのが笹」とする。しかし、[[オカメザサ]]のように膝丈ほどのタケや[[メダケ]]のような背の高いササもあることになる。バンブーは、熱帯地方に生息し、外見がタケに似ているものの、地下茎が横に這わず、株立ちになる。 [[紙]]パルプ業界にはタケとバンブーの区別がある。 ちなみに、日本に見られるタケの多くは帰化植物と考えられ、一部種類には日本野生説もあるが、ほとんどは中国原産である。ササは日本産のものが多くあり、地方変異も数多い。 === 主な種 === {{右| [[画像:Sagano Takenomichi.jpg|thumb|none|230px|竹の道 ([[嵯峨野]]にて撮影)]] [[画像:Rinshoji04s2048.jpg|thumb|none|230px|竹林 ([[林昌寺]]にて撮影)]][[Image:Bamboo forest.jpg|thumb|none|180px|竹林 (瑞泉寺にて撮影)]] [[画像:SANjO-Bettei-Chikurin.JPG|thumb|none|230px|荒廃した竹林]] }} タケ類の種は、世界で600種とも1200種とも言われる。日本には150種、あるいは600種があるといわれる(いずれも学説によって異なる)。 以下は、日本に生育するタケ類のうち、代表的なものを挙げたものである。 *[[マダケ]] {{snamei|Phyllostachys bambusoides}} *[[モウソウチク]] {{snamei|Phyllostachys heterocycla}} f. {{snamei|pubescence}} *[[ハチク]] {{snamei|Phyllostachys nigra}} *[[ホテイチク]] {{snamei|Phyllostachys aurea}} *[[キッコウチク]] {{snamei|Phyllostachys heterocycla}} f. {{snamei|heterocycla}} *[[ホウライチク]] {{snamei|Bambusa multiplex}} *[[ナリヒラダケ]] {{snamei|Semiarundinaria fastuosa}} *[[チシマザサ]](ネマガリダケ) {{snamei|Sasa kurilensis}} *[[トウチク]] {{snamei|Sinobambusa tootsik}} *[[シホウチク]] {{snamei|Chimonobambusa quadrangularis}} *[[カンチク]] {{snamei|Chimonobambusa marmorea}} *[[ヤダケ]] {{snamei|Pseudosasa japonica}} *[[メダケ]] {{snamei|Pleioblastus simonii}} == 利用 == === 素材として === 枝葉を切り落とした主軸は'''桿'''(さお。竿とも書く。)と呼ばれる。内部が空洞なので、[[管]]としての性質を強く持つ。つまり、しなやかでそれなりに強い素材である。しかもそれを構成するのが細長い繊維細胞であり、これも管である。したがって、特に引っ張りには強い。しかし、横からの力には管が壊れる形での破壊が起こりやすい。また、加重を支えるのには向かない。状況に応じ、そのまま、また、割って細い板状にして使用される。横からつぶしたものは[[ロープ]]のようにも使用される。さらに細い棒状にしたものは[[竹ひご]]と呼ばれる。 繊維が強く丈夫であり、一般の材木と同様に建材として利用される。また、弾力性に富んでいるため、[[バネ]]様の素材として利用される場合もある。さらに、細工が容易なので、簡易的な利用にも向く。 伐採したままの'''青竹'''、火であぶったり(乾式)、[[苛性ソーダ]]で煮沸したり(湿式)して油抜きをした'''晒し竹'''、ある程度[[炭化]]させた'''炭化竹'''、伐採後数か月から数年間自然に枯らしたもの、[[家屋]]の[[屋根裏]]で数十年間[[囲炉裏]]や[[竈]]の[[煙]]で燻された'''[[煤竹]]'''と、種々の素材が得られる。これらは弾力性、硬さ、耐久性などが異なり、利用目的によって使い分けられる。 青竹は容易に入手できるが、耐久性に問題があり、晒し竹や炭化竹に加工することでその問題点は改善する。煤竹は独特の色([[色名一覧 (す)|煤竹色]])をしており、硬く、耐久性に富むが、入手は困難である。 桿はほぼ円柱状で中空であり、軽量、丈夫でよくしなる。そのため[[釣り竿]]や[[棒高跳]]の竿などの特殊な使用例がある。 伐採の時期により耐久性に違いがあることが知られる。一般的に、水を上げている活動期に伐採されたものは耐久期間が短く、晩秋から冬の休眠期に伐採された物は耐久期間が長い。 ==== 材木として ==== *竹小舞:和風建築の[[土壁|塗り壁]]の素地 *[[竹筋コンクリート]]:鉄が不足していた時期に[[異形鉄筋|鉄筋]]の代用として竹の骨組を配したコンクリート工法 *床材 *すだれ *建築外部[[足場]]:日本ではあまり見ないが、香港や台湾、中国、東南アジアでは、比較的高いビルの建築現場でも足場材として使われる。 *[[冬囲い]]の材料 *[[竹垣]] *[[竹シーツ]]:小さく切った竹片に隙間を設けながらつづり合わせてシート状にしたもの。暑い時期に体を冷やしてくれる冷却寝具として使用されている。 ==== パイプ・容器として ==== ある程度の長さに切り、途中の仕切りを突き抜けば、パイプができる。大きいものは直径10センチメートルくらいから細いものまである。また、これを縦に半分に切り、水を流すことにも用いられる。 *火吹き竹: かまどの火に空気を送るために使う、風呂や焚き火にも使う。 *[[吹き矢]]の筒 *[[樋]]: 半割にし節をそぎ落とした状態で利用する。軒に渡すことで雨どいにしたり、[[素麺|流しそうめん]]の流路、水飲み場の導水、[[温泉]]の湯冷まし路などに利用される。 *[[楽器]]: 日本では[[尺八]]、[[篠笛]]、[[能管]]、[[龍笛]]、[[笙]]、[[篳篥]]などの竹製[[管楽器]]が伝統的。日本の竹は囲炉裏の上に保存し数十年にわたっていぶして炭化したものを、使用した。現在日本では囲炉裏の習慣はないので、人為的に処理を行う。外国には竹製の[[打楽器]]や[[琴]]がある。竹製楽器のみのオーケストラ団がある。[[バリ島]]の[[ジェゴグ]]などがある。かつては[[ヤマハ]]が[[集成材]]をボディに使用した[[アコースティックギター]]を発売していた(現在は生産終了)他、[[チャップマン・スティック]]が竹集成材を使用した"Bamboo"シリーズを発売している。 *[[煙管|キセル]]の羅宇(筒) *[[水鉄砲]]・[[紙玉鉄砲]] *[[ししおどし]] *竹筒: 一方の節を1つ残し、他方を余裕を持って切ることで、口の大きい容器となる。水をくんだり、花を生けるのにも使える。上下に節を残して切れば、密閉された部屋が手に入る。片方に小さな穴を開ければ、口の小さな容器になる。[[水筒]]などに。また、これに米を詰め、火にかける調理法がある。 竹を切らない、あるいは一つの節をそのままにした場合、密閉された容器となり、これを火中に投入すると派手な音を立てて破裂する。これが[[爆竹]]の由来である。 ==== ロープとして ==== *[[樽]]のたが *[[上総掘り]]:やぐらを組んで大きい車を仕掛け、これに割り竹を長くつないだものを巻いておき、その竹の先端に取り付けた掘鉄管で掘り抜く井戸の代表的な工法。人力のみで500メートル以上の掘削が可能であることから開発途上国への技術指導が行われている。 ==== 工芸品・日用品の素材 ==== 手に入りやすく、削る・曲げるなどの加工がしやすい。繊維の方向がはっきりしており、それに沿った方向には細かく割りやすい。節の部分で割れが止まるため、同質で同じ長さの棒状のものを量産しやすい。細く薄く削れば、その厚さ次第で適度な弾力の先端を得られる。さらに、無加工の状態でも比較的腐食しにくく保存が容易である。 [[竹細工|細工]]や[[竹工芸|工芸]]によく使われ、[[大分県]]の[[別府竹細工]]や[[奈良県]]の[[高山茶筌]]など各地の[[伝統工芸品]]の材料としても多く用いられる。子供のおもちゃなどにもよく利用される。工芸品としては、表面に様々な模様のはいるものが珍重されるものがあり、[[菌類]]による侵食を利用したものもある。 *[[ざる]] *[[籠]] *花入・花籠・花生け *虫籠 *[[箸]]・[[菜箸]] *[[楊枝]] *[[耳掻き]] *[[串]]:[[焼き鳥]]の串などに利用されている。 *[[行李]]などの藍胎漆器 *[[茶筅]] *[[茶杓]] *[[柄杓]] *竹ナイフ:材に[[珪酸]]を多く含むため、切り口を鋭くすることにより[[刃物]]として利用できる。 *竹[[箒]]・[[熊手]] *[[箕]] *易の[[筮竹]] *[[孫の手]] *[[青竹踏み]] *竹皮:竹の最外層を覆っている薄い皮で、成長とともに自然に剥がれ落ちる。竹皮には[[亜硫酸]]や[[サリチル酸]]などが含まれており防腐作用や殺菌作用がある<ref name="tabemonotokenkouomoshirozatsugaku_p142"> 落合敏監修 『食べ物と健康おもしろ雑学』 p.142 梧桐書院 1991年</ref>。そのため、[[おにぎり]]、[[ちまき]]、肉、羊羹などの食品の包装材として用いられる。また、[[草履]]などの材料としても利用される。 *[[杖]] *[[物干しざお]]: そのまま使用したり、[[ポリ塩化ビニル]]を巻いたものがある。最近は鉄、アルミなどを使用したものが主流となっている。 *自動車の内装装飾:実例を挙げると、4代目[[レクサス・GS]]の一部グレードに竹製の内装装飾パーツが使用されている。公式サイトによると、美しさと生育の早さによる環境イメージによって採用している模様。 ;構造 *[[うちわ]]・[[扇子]]の骨 *[[傘#和傘と洋傘|和傘]]の骨 *[[提灯]]・[[行灯]]の骨 *鉄道[[踏切]]の[[遮断機]] *[[竹ひご]]:[[竹細工]]、模型飛行機などの素材として使われる。 *[[白熱電球]]の[[フィラメント]]:[[トーマス・エジソン]]が白熱電球を改良した際、日本([[京都府]][[八幡市]][[男山]])の竹をこれに使い、実用レベルの白熱電球を開発した。 *[[レコード]]針 - [[蓄音器]]用 *[[ササラ電車]]のブラシ: 路面電車の線路上の雪を、竹でできたブラシを回転させて除雪する車両。 *枝条架:竹の枝を束ね棚状に幾層にも積み上げたもので、[[流下式塩田]]や別府の[[鉄輪温泉]]で見られる温泉冷却装置に用いられる。 ;文具 *竹[[ペン]] *[[筆]]の[[軸]] *[[ものさし]]:温度変化による伸縮が少ない性質を利用。かつては[[計算尺]]の素材としても用いられた。 *[[万年筆]]:[[セーラー万年筆]]には、「竹」というシリーズがある。煤竹を使用した高級品もある。 ;玩具 *[[竹とんぼ]] *[[竹馬]]: 古くは葉のついた竹をそのまま子供用の玩具として使用した「竹馬をつえにもけふはたのむかわらあそびをおもいでつつ」 - 新撰六帖 *[[麻雀牌]]: 牌の背の部分に竹を使用したものがある。最近は「ガン牌」の防止や全自動卓の普及により、竹を使用したものはほとんどない。 *[[くす玉]](竹かごの上に紙や造花を貼り合わせる) ;漁業用具 *[[釣り竿]] *魚籠 *生け簀 ;武具・スポーツ用品 *[[竹刀]]: [[剣術]]の訓練や、それを競技化した[[剣道]]で用いられた。 *[[和弓]]と[[矢]]: どちらも竹から作られた。矢の方は[[ヤダケ]]から作る。現在は弓は[[ガラス繊維]][[繊維強化プラスチック|強化プラスチック]] (GFRP) や[[炭素繊維強化プラスチック]](CFRP) を用いた複合材料製、矢は[[ジュラルミン]]製や炭素繊維強化プラスチック製が主流。 *[[棒高跳]]の棒: 現在はガラス繊維強化プラスチックが使用されている。 *[[竹槍]]: かつては百姓一揆などに際して利用された。[[太平洋戦争]]中、政府は「[[一億玉砕]]」の精神を婦人に植えつける目的で竹槍の訓練を行ったが、これに対して評論家の[[新名丈夫]]が非難した事から、後に[[竹槍事件]]と呼ばれる事件にも発展した。 *母衣(ほろ): 背後からの矢を防ぐために担ぐ盾の一種。竹籠に布をかぶせたもの。 *[[スキー]]・[[スケート]]の材料としてかつて使われていた。スキーのストックには特に加工されていない竹竿をそのまま利用していた。 ;そのほか *[[バンブーダンス]]の竹ざお *[[竹炭]] *[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]、[[マウス (コンピュータ)|マウス]] - 一部メーカーが、記念品として竹素材のコンピュータ[[周辺機器]]を発売している。 === 食材 === * [[タケノコ|筍]](たけのこ) * [[メンマ]](麺麻)。シナチク(支那竹)とも。 * 実の栄養価は小麦に匹敵するともいわれ、[[救荒食物]]として飢饉を救った逸話もあるが、むしろ[[野ネズミ]]の大発生による[[飢饉]]を招いた例が多い(開花を凶事とする根拠)。 * 主に[[クマザサ茶]]と[[竹茶]]して、[[ミヤコザサ]]の新芽が利用される。 === 生薬 === *ハチクまたはマダケの葉は、'''竹葉'''(ちくよう)という生薬で解熱、利尿作用がある。 * 葉を[[酒]]に漬けて香りを付けた[[竹葉青]]という[[リキュール]]が[[中華人民共和国|中国]]にある。 *ハチクまたはマダケの茎の外層を削り取った内層は、'''竹茹'''(ちくじょ)という生薬で解熱、鎮吐などの作用がある。 *タンチク、 ハチクの茎を火で炙って流れた液汁は、竹癧(ちくれき)という生薬である。 === 繊維原料 === *[[中華人民共和国|中国]][[四川省]]や[[広西チワン族自治区]]などの一部[[製紙]]工場は竹を原料とした[[パルプ]]を製造し、[[紙]]にまで加工している。 === バイオ燃料・エタノールとして === [[静岡大学]]では、超微粉末にする技術と、強力に糖化する微生物を探すなどで、糖化効率を従来の2%程度から75%に高めた。3年間でさらに効率を80%まで高め、1リットル当たり100円程度の生産コストを目指している。 研究チームの試算では、国内には約9300万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。これで燃料を作れば目標消費量の約10%を賄えるという。 == 文学作品 == * [[竹取物語]]、[[舌切り雀]]-作者不詳の日本の[[民話]](おとぎ話)。 *[[美女と竹林]]-(2008年8月22日発売、単行本、光文社) [[森見登美彦]]の虚実取り混ぜたエッセイ。知人の所有する竹林の管理を任された作者の苦闘を書く。 * パニック [[開高健]] == 習俗・慣習 == *青々としてまっすぐ伸びる様子から、[[サカキ|榊]](さかき)とともに清浄な植物のひとつとされている。 *[[地鎮祭]]などで、四隅に立てられる青竹のことを'''忌竹'''(いみだけ)という。あるいは「斎竹」とも書く。 *3本の竹を松で囲み、荒縄で結んだものを[[門松]]という。 *竹は種類によるが、前述のように67年から120年に1度花を咲かせ、結実し枯れる。花が咲くと竹が枯れ、根で繋がった1個体の竹は枯れる。 *竹の花がつける実は野鼠の餌となり、野鼠の大量発生を引き起こすことが知られている。この現象はインドでmautamと呼ばれ、壊滅的な農業被害が発生している。このことから「竹の花は不吉の前兆」とする民間伝承が生まれた。 *[[七夕]] *[[マツ|松]]、竹、[[ウメ|梅]]3つをあわせて'''[[松竹梅]]'''(しょうちくばい)と呼び、縁起のよいものとされる、もとは'''[[歳寒三友]]'''と呼ばれ[[中国]]画での画題が日本に伝わったもの、[[符牒]]としても使われる。他にも竹・[[ウメ|梅]]・[[ラン科|蘭]]・[[キク|菊]]をあわせた'''[[四君子]]'''などもある。 *竹の都 - [[伊勢]]斎宮の古称、別称 - 「おもへただ竹の都はかすみつつしめの外なる御代のけしきを」 == ことわざ、慣用句など == *竹を割ったよう *破竹の勢い - [[杜預]]による言葉 *竹馬(ちくば)の友 *竹箆返し(しっぺがえし) *木に竹を接ぐ *松竹梅 *竹植うる日(陰暦5月13日。この日に竹を植えると枯れないという中国の俗信がある。竹酔日(ちくすいじつ)。夏の季語で[[芭蕉]]に「降らずとも竹植うる日は蓑(みの)と笠(かさ) 」の句)。 == 家紋 == '''竹紋'''(たけもん)は、竹を図案化した[[家紋]]である。笹紋も含む。 『大要抄』に記された車文の「篠の丸(ささのまる)」が所見とされる。[[勧修寺家]]とその一門、関係する武家を通じて分布した。 図案は、竹の幹、葉を描いたもの、それに笠や雀、雪を添えることがある。雀を添えたものは多数図案があるがまとめて「竹に雀」と呼ばれる。ほかに[[筍]]を図案化したものもある。 {{Main|竹紋}} <gallery> File:Japanese crest Kumai Sasa.svg|九枚笹 File:Japanese crest Uwajima Sasa.svg|宇和島笹 File:Japanese Crest Uesugi Sasa.svg|上杉笹 File:Take ni Suzume.svg|仙台笹 </gallery> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == {{commonscat|Bambuseae}} {{wikispecies|Bambuseae}} *[[竹林]] *[[タケノコ]] *[[竹細工]] *[[別府竹細工]] *[[竹工芸技能士]] *[[竹垣]] *[[竹林の七賢]] *[[竹炭]] *[[竹害]] *[[竹のカーテン]] *[[虎斑竹]] *[[大分県竹工芸・訓練支援センター]] *[[プラント・オパール]] *[[坪井伊助]] - 竹類研究家 == 外部リンク == *[http://www.dkakd107.sakura.ne.jp/ Bamboo Home Page] {{林業}} {{DEFAULTSORT:たけ}} [[Category:竹|*]] [[Category:タケ亜科]] [[Category:天然繊維]] [[Category:生物材料]] [[Category:紙の原料]]
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