秦真司のソースを表示

{{Infobox baseball player
|選手名             = 秦 真司
|所属球団           = 読売ジャイアンツ
|役職               = コーチ
|背番号             = 82
|選手写真ファイル名 = 
|写真のコメント     = 
|国籍               = {{JPN}}
|出身地             = [[徳島県]][[鳴門市]]
|生年月日           = {{生年月日と年齢|1962|7|29}}
|没年月日           = 
|身長               = 180
|体重               = 84
|利き腕             = 右
|打席               = 左
|守備位置           = [[外野手]]、[[捕手]]
|プロ入り年度       = {{NPBドラフト|1984}}
|ドラフト順位       = ドラフト2位
|初出場             = 1985年4月13日
|最終出場           = 2000年10月16日（引退試合）
|年俸               = 
|経歴               = <nowiki></nowiki>
* [[徳島県立鳴門高等学校]]
* [[法政大学野球部|法政大学]]
* [[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]] (1985 - 1998)
* [[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]] (1999)
* [[千葉ロッテマリーンズ]] (2000)
|経歴補足題         = 監督・コーチ歴
|経歴補足           = <nowiki></nowiki>
* 千葉ロッテマリーンズ (2001)
* [[中日ドラゴンズ]] (2005 - 2006)
* [[群馬ダイヤモンドペガサス]] (2008 - 2011)
* [[読売ジャイアンツ]] (2012 - ) 
|選出国             = 
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|得票率             = 
|選出方法           = 
}}
{{MedalTop}}
{{MedalSport|男子 [[野球]]}}
{{MedalGold|[[ロサンゼルスオリンピック (1984年)|1984]]|野球}}
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'''秦 真司'''（はた しんじ、[[1962年]][[7月29日]] - ）は、[[徳島県]][[鳴門市]]出身の元[[プロ野球選手]]（[[外野手]]、[[捕手]]）。[[2012年]]から[[読売ジャイアンツ]]のバッテリーコーチ。

1994年から1998年ごろまでの間、スコアボードでの選手名表記を平仮名の「'''はた'''」としていた（登録名はそのまま）。当時の電光掲示板の解像度では「秦」の文字が読み取りづらいための措置である。

野球学校[[プロフェッショナル・ベースボール・アカデミー|PBA]]の運営会社である有限会社裸裸裸の[[取締役]]も務める。

== 来歴・人物 ==
=== 現役時代 ===
[[徳島県立鳴門高等学校]]では、{{by|1980年}}に同期のエース[[島田茂]]を擁し春夏の甲子園に出場。[[第52回選抜高等学校野球大会|春の選抜]]では、1回戦で[[滝川中学校・高等学校|滝川]]の[[石本貴昭]]投手に抑えられ敗退。[[第62回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]では3回戦に進出するが、優勝した[[横浜中学校・高等学校|横浜高]]のエース[[愛甲猛]]に1-0で完封される。

島田とともに[[法政大学]]に進学し、[[東京六大学野球連盟|東京六大学リーグ]]では4度の優勝を経験、ベストナインに2回選出される。 [[全日本大学野球選手権大会]]でも{{by|1982年}}、{{by|1984年}}に優勝している。1984年には第13回[[日米大学野球選手権]]日本代表に選出され、同年の[[ロサンゼルスオリンピック (1984年)|ロサンゼルスオリンピック]]日本代表として金メダルを獲得した。

{{by|1984年}}の[[プロ野球ドラフト会議|ドラフト]]2位で[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]に入団。{{by|1987年}}に[[法政大学野球部|法大野球部]]の大先輩・[[関根潤三]]が監督に就任し、翌{{by|1988年}}より、[[八重樫幸雄]]を押しのけ正捕手に定着する。

{{by|1990年}}、新たに就任した[[野村克也]]監督からリード・配球面を問題視され、開幕後数試合はスタメンで出場したが[[古田敦也]]に正捕手の座を奪われる。野村によると、ある試合のカウント3ボール0ストライクの場面でストライクをとることが最優先の場面に変化球を投手に要求した結果が[[四球]]となり、さらに野村が詰問したところ「（打者）打ってくるような気がしたから」と答えたという。野村は秦の送球術にも難を感じて、後年、秦の捕手としての適性について、「（前任の関根は）このキャッチャーでよくやっておられた」「キャッチャーとしては鈍感の部類」などと振り返っている。結局、脚力も着目されて[[外野手]]に転向した<ref>{{Cite book|和書
|author = [[松下茂典]]
|year = 2009
|title = 捕手ほど素敵な商売はない 野村克也 VS.森祇晶
|publisher = [[朝日新聞出版]]
|isbn = 978-4022506054
|ref =matsushita2009
}}138頁 - 139頁</ref>。

{{by|1991年}}には[[1991年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]に出場。{{by|1992年}}10月25日の[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]との[[1992年の日本シリーズ|日本シリーズ]]第6戦では高校の後輩・[[潮崎哲也]]から[[サヨナラゲーム|サヨナラ]]本塁打。[[稲葉篤紀]]、[[真中満]]らの台頭で控えに回った後も、左の[[代打]]として計3度の日本一に貢献した。

{{by|1994年}}10月6日、ヤクルトが迎えた対[[読売ジャイアンツ]]（巨人）最終戦（[[明治神宮野球場]]）は、巨人が勝ち同日に[[中日ドラゴンズ]]が負ければ、巨人の優勝が決まる試合であった。7回裏に、[[リリーフ]]の[[槙原寛己]]をヤクルトがとらえ、同点に追いつき、なお走者を2人残して秦が打席に立った。秦は右翼席中段に勝ち越し3ラン本塁打を放った。結局この試合に敗れた巨人は、中日と10月8日の最終戦で優勝をかけてぶつかることとなった（[[10.8決戦]]）。10月7日付の[[朝日新聞]]、[[読売新聞]]、[[毎日新聞]]、[[日本経済新聞]]は、秦がうなだれる槙原を尻目に[[野球場#概要|ダイヤモンド]]を回るシーン、または打ったシーンの写真を掲載した。

{{by|1999年}}に[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]、{{by|2000年}}に[[千葉ロッテマリーンズ]]に移籍。同年7月には一軍登録されている捕手全員を使い切り、[[橋本将]]の防具を借用して途中から捕手として出場したこともある。同年限りで現役引退。同年10月16日の[[引退試合]]では代打で出場し、タイムリー二塁打を放った。その後、代走を出されてベンチに戻った秦は感極まって涙を流したが、スタンドのファンからの大きな声援を受け、ベンチを出てそれに応え、現役生活を締めくくった。

=== 引退後 ===
引退後、{{by|2001年}}は[[千葉ロッテマリーンズ (ファーム)|ロッテ二軍]]打撃コーチ、{{by|2002年}}から{{by|2004年}}まで[[野球解説者]]、{{by|2005年}}から{{by|2006年}}まで[[中日ドラゴンズ]]捕手コーチ、{{by|2007年}}は[[東北放送]]（TBC）・[[NHK衛星第1テレビジョン|NHK-BS1]]（[[メジャーリーグベースボール|MLB]]中継）解説者を務めた。

ロッテ退団後の2004年、タレントの[[井手らっきょ]]がテレビ番組『[[マネーの虎]]』（[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、同年2月2日放送分）に出演し、元・プロ野球選手による野球塾開校を希望。[[堀之内九一郎]]社長が激しく批判するも、井手と共に交渉にあたった秦がその場で実際に素振りをしたところ社長達がとても感動し、「下手な説明よりプロの素振りを見た方がよほど説得力があるよ」と他の社長を味方に付けたことでマネー成立。[[小林敬]]社長から270万円、[[高橋がなり]]社長と[[岩井良明]]社長からそれぞれ1000万円の投資を受け、2270万円という番組史上最高額のマネー成立を勝ち取った。塾は神奈川県の海老名市に開校予定だったが、建築基準法の関係で井手の出身地の熊本市になった。中日コーチ就任後の2005年5月28日にPBA（プロフェッショナル・ベースボール・アカデミー）という名前で開校。同年9月に設立された運営会社・有限会社裸裸裸の取締役として名を連ねる。

{{by|2008年}}、[[ベースボール・チャレンジ・リーグ|BCリーグ]]に新加入した[[群馬ダイヤモンドペガサス]]の監督に就任。就任初年度にチームを上信越地区の後期優勝と年間優勝に導いた。2年目も地区年間優勝し、[[石川ミリオンスターズ]]とのリーグチャンピオンシップに勝利して初のリーグ優勝を達成した。

[[パンクラス]]に練習生として稽古に行ったことがある。元々[[格闘技]]に造詣が深く、[[サムライTV]]のSアリーナのMCを務めた（2003年頃）。

2010年10月3日 [[石川ミリオンスターズ|石川]]との上信越地区リーグ優勝決定戦を1勝3敗で終えた責任を取り、監督辞任を示唆したものの続投となった。

群馬ダイヤモンドペガサスの監督就任中も、監督業の合間を縫って、NHKのMLB中継の解説は継続していた。

{{by|2011年}}[[10月31日]] 群馬ダイヤモンドペガサスの監督を退任<ref>[http://www.bc-l.jp/uploads/images/4231.pdf 秦 真司監督退任のお知らせ] - 2011年10月31日</ref>、また、翌日の11月1日に[[読売ジャイアンツ]]一軍バッテリーコーチに就任することが発表された<ref>[http://www.giants.jp/G/gnews/news_394988.html 橋上氏が一軍戦略コーチに就任　秦氏は一軍バッテリーコーチに]</ref>。[[2014年]]からは二軍バッテリーコーチを務める。同年8月1日から再び一軍バッテリーコーチを務める<ref>[http://www.giants.jp/G/gnews/news_398738.html コーチ人事につきまして
]</ref>。

== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{| {{年度別打撃成績|リーグ=日本プロ野球}}
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1985}}
|rowspan="14" style="text-align: center; white-space: nowrap;"|[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]
|41||46||44||5||8||2||0||2||16||7||0||1||0||0||1||0||1||14||1||.182||.217||.364||.581
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1986}}
|59||74||63||10||15||3||0||2||24||8||2||1||1||2||8||0||0||21||0||.238||.315||.381||.696
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1987}}
|33||70||68||8||14||4||0||3||27||11||1||0||0||0||2||0||0||11||2||.206||.229||.397||.626
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1988}}
|122||388||354||33||89||17||3||7||133||29||3||1||5||0||27||8||2||52||8||.251||.308||.376||.684
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1989}}
|84||265||245||23||71||12||0||8||107||28||2||3||0||0||19||4||1||40||3||.290||.343||.437||.780
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1990}}
|93||279||250||26||73||18||3||11||130||35||1||1||0||2||22||1||5||57||0||.292||.358||.520||.878
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1991}}
|117||419||383||51||112||20||4||16||188||47||5||2||5||0||26||1||5||70||4||.292||.345||.491||.836
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1992}}
|112||392||342||42||86||19||0||15||150||51||5||0||0||2||40||2||8||63||1||.251||.342||.439||.780
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1993}}
|92||269||243||23||58||11||0||7||90||27||2||0||2||1||20||1||3||47||3||.239||.303||.370||.674
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1994}}
|92||264||248||25||65||6||4||9||106||31||6||1||1||1||14||1||0||32||10||.262||.300||.427||.728
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1995}}
|96||273||252||24||72||13||1||9||114||31||1||2||3||2||15||4||1||43||2||.286||.326||.452||.778
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1996}}
|80||164||141||16||34||4||0||6||56||17||1||0||0||0||20||1||3||27||2||.241||.348||.397||.745
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1997}}
|71||73||63||9||17||2||1||2||27||11||1||0||1||0||7||1||2||18||0||.270||.361||.429||.790
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1998}}
|49||52||48||1||8||3||1||0||13||4||1||0||1||1||2||0||0||10||2||.167||.196||.271||.467
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1999}}
|style="text-align: center; white-space: nowrap;"|[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]]
|17||19||16||2||2||1||0||0||3||0||0||0||0||0||3||1||0||2||0||.125||.263||.188||.451
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2000}}
|style="text-align: center;"|[[千葉ロッテマリーンズ|ロッテ]]
|24||31||30||3||8||2||0||0||10||4||0||0||0||0||1||0||0||6||1||.267||.290||.333||.624
|-
!colspan="2"|通算：16年
|1182||3078||2790||301||732||137||17||97||1194||341||31||12||19||11||227||25||31||513||39||.262||.324||.428||.752
|}

=== 記録 ===
* 初出場：1985年4月13日、対[[中日ドラゴンズ]]1回戦（[[ナゴヤ球場]]）、9回表に[[玄岡正充]]の代走として出場
* 初安打：1985年5月5日、対[[読売ジャイアンツ]]5回戦（[[後楽園球場]]）、3回表に[[鳥原公二]]の代打として出場、[[斎藤雅樹]]から
* 初本塁打・初打点：1985年7月30日、対[[横浜DeNAベイスターズ|横浜大洋ホエールズ]]10回戦（[[明治神宮野球場]]）、9回裏に[[関根浩史]]からソロ
* 初先発出場：1985年8月2日、対中日ドラゴンズ15回戦（ナゴヤ球場）、7番・[[捕手]]として先発出場
* 初盗塁：1986年4月30日、対[[阪神タイガース]]5回戦（[[阪神甲子園球場]]）、9回表に二盗（投手：[[工藤一彦]]、捕手：[[木戸克彦]]）
* 1000試合出場：1996年8月16日、対読売ジャイアンツ17回戦（[[東京ドーム]]）、8回表に[[宮本慎也]]の代打として出場　※史上336人目
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場：1回 （1991年）

=== 背番号 ===
* '''26''' （1985年 - 1998年）
* '''3''' （1999年）
* '''31''' （2000年）
* '''77''' （2001年）
* '''82''' （2005年 - 2006年、2012年 - ）
* '''88''' （2008年 - 2011年）

== 関連情報 ==
=== 出演番組 ===
* [[ザ・プロ野球|TBC Exciting Ballpark]]（TBCテレビ）
* [[TBCパワフルベースボール|TBCイーグルスナイター／TBCイーグルスベースボール]]（TBCラジオ）
* [[メジャーリーグ中継 (NHK)|メジャーリーグ中継]]（[[NHK衛星第1テレビジョン|NHK-BS1]]）

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[徳島県出身の人物一覧]]
* [[法政大学の人物一覧]]
* [[東京ヤクルトスワローズの選手一覧]]
* [[北海道日本ハムファイターズの選手一覧]]
* [[千葉ロッテマリーンズの選手一覧]]
* [[プロ野球脱税事件]]

{{読売ジャイアンツ}}
{{群馬ダイヤモンドペガサス歴代監督|群馬ダイヤモンドペガサス|2008 - 2011}}
{{ロサンゼルスオリンピック野球日本代表}}
{{ヤクルトスワローズ1984年ドラフト指名選手}}

{{DEFAULTSORT:はた しんし}}
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:オリンピック野球日本代表選手]]
[[Category:日本のオリンピック金メダリスト]]
[[Category:法政大学野球部の選手]]
[[Category:東京ヤクルトスワローズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:北海道日本ハムファイターズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:千葉ロッテマリーンズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:野球監督]]
[[Category:中日ドラゴンズ関連人物]]
[[Category:群馬ダイヤモンドペガサス]]
[[Category:読売ジャイアンツ関連人物]]
[[Category:野球解説者]]
[[Category:MLB解説者]]
[[Category:日本の実業家]]
[[Category:徳島県出身の人物]]
[[Category:1962年生]]
[[Category:存命人物]]