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碇シンジ
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{{物語世界内の観点|date=2012年4月}} {{観点|date=2009年11月}} {{Pathnav|新世紀エヴァンゲリオン|新世紀エヴァンゲリオンの登場人物|frame=1}} '''碇 シンジ'''(いかり シンジ)は、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する架空の人物。[[声優]]は[[緒方恵美]]。 == プロフィール == * 生年月日:[[2001年]][[6月6日]] * 血液型:A型 * 年齢:14歳 * 所属:NERV/EVA初号機専属操縦者、第3新東京市立第壱中学校2年A組 * 特技:[[チェロ]]、料理 == 人物 == 本作品の主人公。父[[新世紀エヴァンゲリオンの登場人物#碇ゲンドウ|ゲンドウ]]・母[[新世紀エヴァンゲリオンの登場人物#碇ユイ|ユイ]]の息子として生まれる。[[エヴァンゲリオン (架空の兵器)|エヴァンゲリオン]]初号機のパイロット(3人目の適格者=サードチルドレン)。一人称は僕。エヴァンゲリオン(EVA)とのシンクロには天才的な才能を見せる。 [[キャラクターデザイン]]を担当した[[貞本義行]]によると、彼のデザインは『[[ふしぎの海のナディア]]』の[[ふしぎの海のナディア#主要登場人物|ナディア]]と基本的に同じである<ref>漫画第2巻あとがきより。貞本によれば、おだやかな顔のナディアを描いてまつげを取り髪型を変えるとシンジになる。</ref>。 === 経歴 === 2004年に行われた初号機の起動実験において目の前で母を失い、その後まもなく父により「先生」と呼ばれる人物の元に預けられる。そして作中舞台となる2015年、突如、父により、NERV本部に呼ばれて初号機の専属パイロットに命じられる。上司である[[葛城ミサト]]と同居生活することになり、EVAのパイロットとして[[使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)|使徒]]殲滅の任務に就くかたわら、同市内の市立第壱中学校に通うことになる。 度重なる使徒との戦い、父との確執、ミサトをはじめ、同パイロットである[[綾波レイ]]や[[惣流・アスカ・ラングレー]]、そして友人となる[[新世紀エヴァンゲリオンの登場人物#鈴原トウジ|トウジ]]や[[新世紀エヴァンゲリオンの登場人物#相田ケンスケ|ケンスケ]]との出会い・交流の中で、シンジは苦悩・葛藤し、傷つきながらも少しずつ成長していき、自分の存在意義を求めていく。 しかし、次第に状況は過酷なものとなり、度重なる悲劇からシンジは精神的に疲弊していく。そんな中、[[渚カヲル]]を自らの手で殺したことで心を完全に閉ざし、ゼーレによりその不安定な精神を人類補完計画発動の依り代とされてしまう。リリスと融合したレイの意思により全ての決定権を委ねられ、一度は他者の存在しない裏切りや傷つきのない世界を望むが、最終的には「もう一度皆に会いたい」という想いから、補完計画を破綻させた。また、TV版では自己の存在を肯定することで補完を破綻させた。 担当声優の緒方恵美曰く、「'''色々越えて経験してからの拒否で、言ってしまえば大人の迷い。絶望感の果てにもう一度人と関わろうとしたことが彼の成長'''」とのこと。 === 性格 === 幼少時に母親を亡くし、父親に捨てられたことから家族の絆や愛情というものを知らず、それが[[トラウマ]]になっていることから、自分の存在価値に疑問を抱き、極めて[[ナイーブ]]で内向的な性格をしている。自分の居場所を周囲に求めながらも、痛みを恐れるあまり互いの傷つかない距離を保とうとし、その結果、表面的な付き合いをする傾向にある。 父親を苦手とし反発する一方で、内心では分かり合いたい、愛されたいという屈折した感情を抱いており、EVAに乗る理由も「父親に認められたいから」というもの。<!--第壱話において-->「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせるセリフは、強迫観念を表すだけでなく、監督の[[庵野秀明]]自身の制作当時の心境を映したものでもある<ref>漫画第1巻より。</ref>。 他人との[[コミュニケーション]]が苦手とされているが、ゲンドウ以外の人物に対しては極端に苦手という描写はなく、比較的そつなく会話をこなし、ごく普通の中学生らしい様子を見せ、次第に感情を表に出すようになる。また切羽詰った状況下では考えるよりも行動するタイプで、対使徒戦では勇敢な姿勢や表情をみせることもある。また、控えめな性格で、優柔不断で状況に流されやすい性格と捉えられることが多いが、庵野の考えでは「自分が決めたら、梃子でも動かないような、頑なで他人を気にしない性格」だという<ref>『新劇場版:破』パンフレットより</ref>。 「エヴァンゲリオンとは何か」「使徒はなぜ襲ってくるのか」「自分は何のためにここにいるのか」「父は自分のことをどう思っているのか」「なぜ自分が戦わなければならないのか」など、様々な悩みや苦しみを抱きながら苦悩する姿は、従来のヒーロー像からは大きく異なる([[アンチヒーロー]]参照)。 === 交流 === ; 葛城ミサト : 同居人であり保護者かつ上司。家ではミサトがほとんど家事をしないため、代わりに家事を担当し、そのずぼらな性格に呆れながらも、家族を知らないシンジにとっては大きな存在となり、叱咤激励を受けながら次第に心を開いていく。しかし初搭乗時の際の「だめよ、逃げちゃ。お父さんから、何よりも自分から」という言葉は後押しになった反面、脅迫観念のようにシンジの心を抑えつけることになる。 : 劇場版では互いにむき出しの感情をぶつけ合い、口づけと共にクロスのペンダントを渡され、シンジはそれを最後まで握り締めつつ補完計画に身を投じる。 ; 綾波レイ : 同僚でありクラスメイト。自分よりも父に近い存在だったことで興味を抱き、彼女の空虚ながらも毅然とした態度はシンジの心に強い衝撃を与える。ヤシマ作戦を境に彼女との間には絆のようなものが生まれ、互いに徐々に距離が近づいていく。彼女を意識しつつも時に母性を感じることもあり、また気持ちを表に出すことを苦手とする両者が関わることにより、互いの人間的な成長が促されていく。しかし終盤、彼女の死と真相を知ったことで、シンジは困惑してしまう。 : 劇場版では補完計画の最中、シンジは彼女との会話の中で「もう一度みんなに会いたい」という他者が存在する世界を選択する。 ; 惣流・アスカ・ラングレー : 同僚であり同居人かつクラスメイト。シンジと正反対ともいえる彼女の性格は、シンジの心を外に向けさせる効果になり、互いに口論をする場面なども見られる。時に異性として意識することもあったが、対抗心や愛憎に近い感情を向けられ、シンジを戸惑わせる存在となる。 : 劇場版では薬で眠っているアスカに助けを求め、偶然晒け出された彼女の半裸に欲情して[[自慰]]を行い激しく自己嫌悪するという生々しい場面も見られた。そして精神世界で強い愛憎を向けられるが、シンジの感情は非常に曖昧なものであり、楽な居場所として彼女の存在を求めたことで拒絶される。その後、自らが望んだ他人のいる世界で、彼女は最初の他人となる。 ; 碇ゲンドウ : 実父であり上司。自分を捨てたゲンドウに対し、シンジは反発し憎みながらも愛情を求め、屈折した感情を向ける。NERV入所時から冷たい態度を向けられるが、第10使徒戦(新劇場版では第8使徒戦)で「よくやったな、シンジ」と褒められたことで、自分がEVAに乗る理由が「父に褒められたいから」と自覚するようになる。最終的に和解には至らなかったものの、皮肉にも父に与えられたEVAにより、シンジは自分の居場所や、自分を必要としてくれる存在を見出すことになる。 ; 鈴原トウジ・相田ケンスケ : クラスメイト。紆余曲折を経て友人になった彼らの存在は思いのほか大きく、彼らといる時のシンジは年頃の少年らしい表情を見せ、内向的な性格の改善にも繋がっていく。 ; 渚カヲル : 初めて自分のことを「好き」と言ってくれた存在であり、自分を肯定してくれる彼は、親しい人達を失い疲弊していたシンジにとって非常に大きな存在となった。それだけに、彼が使徒だと知った時の心の傷は深く、また自らの手で殺したことにより、シンジの心に追い討ちをかけるものとなる。 == 漫画版 == 漫画版<!--貞本エヴァ、貞本版-->では、アニメ版の特徴的台詞だった「逃げちゃダメだ」を口にしなかったり、嫌悪するゲンドウと自らの意思で向き合おうとする場面もあるなど、性格に差異が見受けられる。アニメ版においてのシンジはナイーブであることがストレートに伝わる反面、漫画版においては「ごく普通の少年」もしくは「冷めた子供」というキャラクターで成り立っている。これらの差異は、漫画版を担当している貞本によると、「小・中学校で委員長だった庵野監督とそうじゃなかった自分との違いが、シンジの性格に表れている」とのこと<ref name="第2巻">漫画第2巻より。</ref>。実際、漫画版はアニメ版と比較して学術用語の膨大な引用と複雑なロジックは影を潜め、例えば第2巻のミサトとシンジの葛藤も、家族という概念をめぐるよりストレートなものに整理されている。これは作者が漫画版の対象年齢を14、5歳に下げたかった思惑がある<ref name="第2巻"/>。 母・ユイの死後、[[第3新東京市]]に来るまで、父・ゲンドウにより伯父(ユイの兄)の家族に預けられていた<ref>漫画第13巻より。</ref>。表面上は平凡な生活を送っていたが、ユイの死による噂や世間体、伯父一家との関係を気にしていたため、複雑な環境で育つ。これが原因でシンジ自身に「良い子でいなければいけない」という生き方を強要させ、人格に影響を及ぼしていた。また、本来は器量の良い性格だが、周囲には冷淡で協調性がない内向的な優等生としてふるまっていた。 物語後半でアスカが再起不能に陥った状態を目の当たりにしたり、三人目のレイは全くの別人であることを強調されたり、ゲンドウがダミープラグを使ったことで初号機でトウジを殺害してしまうなど、心理的に追い詰められていく物語の進行そのものにほぼ変化はないが、レイとは親交関係を深め、彼女の死の際には「君を失いたくない」と涙する。フィフスチルドレンである使徒タブリス(渚カヲル)はアニメ版に比べ早くから登場するが、自分に親密に接してくるカヲルを拒絶しており、アニメ版のような傾倒はしなかった<ref>アニメを初めとした他の作品ではカヲルの事を「カヲル君」と呼ぶが、この作品においてはほぼ一貫して「渚」と呼んでいるのもそれを端的に表している。</ref>。この心境は「(失って傷つくくらいなら)友達なんか最初からいない方がマシ」という意識から来ていたが、タブリスを初号機で扼殺した後、実は心の底では彼に惹かれていたことをミサトに吐露する。 アスカに対してはアニメ版よりも明瞭な異性感情を持っている。「アイドルのようだ」と容姿を褒めたり、キスでは棒立ちだったアニメ版と異なり、アスカの両肩を抱いて未遂となると惜しむ描写、アスカが精神崩壊すると毎日のように病室に通う描写、「僕の守りたいアスカは」と思いを吐露する描写がある。貞本よるとレイはシンジにとって母性の象徴である一方、アスカはシンジのあこがれの異性の象徴として位置付けられている<ref>NEWTYPE97年12月号直撃&独占インタビュー!!より</ref>。ちなみに、シンジとアスカの同居の理由はアニメとは違い、イスラフェル戦後にアスカの希望で同居している。最終回の記憶を失った新世界においても彼女のことは朧気に覚えており、再会時に赤面している。 戦略自衛隊のNERV本部襲撃の際は、ベークライトで硬化封印されたEVA初号機を見て全てを諦め、自分からは何もしなかった旧劇場版とは異なり、初号機から母・ユイの存在を見い出し、「動いてよ、母さん!!」と初号機に呼びかけ、ミサトとの約束を果たそうとする意欲を見せる<ref>シンジの呼びかけに応えた初号機はエントリープラグ無しで起動して封印を破り、シンジの危機を救う。また、シンジの意思とシンクロした状態で戦闘を行っている。</ref>。その直後、初号機に搭乗して本部地上に出た後、量産機に追い詰められたアスカの弐号機を間一髪救出、討ちもらした3体を撃破して見せた。だが量産機は再起動し、弐号機を嬲り始めた事から怒りと絶望にかられ、量産機を弐号機から引き離そうと奮闘するが、その最中にシンクロ率が250%に達し、初号機は劇場版同様に4枚の羽を広げ、宇宙からロンギヌスの槍を呼び寄せて生命の樹と化し、人類補完計画を発動させてしまう。同時に過去の[[フラッシュバック (心理現象)|フラッシュバック]]も起き、レイにも拒絶するほど心を完全に閉ざし、自分の殻に閉じこもる結果となった。しかし、そこからは劇場版同様に精神的に回復し、「ゲンドウの“人は分かり合えない”という言葉が本当にそうなのか、自らの体を使って試さなければならない」と劇場版とは異なる肯定的な結論で補完を拒絶する。補完を拒絶した後の新世界において、ミサトのペンダントやアスカの記憶といった一部の朧気な記憶以外は抹消され復活、明城学院を受験するために上京している。同じく受験しに来た様子のアスカを助ける形で電車で再会、その後礼を言われ、同様にケンスケとも再会し健闘をたたえ合う(アスカに対してと異なり、ケンスケには何も思い出さないが)。最後は物語冒頭とリンクしつつ、「未来の希望は無限だがら、前向きに歩いて行こう」というシンジの独白で物語の幕は閉じられた。 === パラレル作品 === 『[[新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd]]』(漫画:[[林ふみの]])鈍感ではあるが心優しい、健全な少年として描かれている。 『[[新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画 (漫画)|新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画]]』(漫画:[[高橋脩]])では本編とはあまり似つかない、ハーレム系作品の主人公らしく描かれている。 『[[新世紀エヴァンゲリオン 学園堕天録]]』(漫画:[[眠民]])では漫画版に近い性格である。 == 新劇場版 == 新劇場版では、シンジはレイをはじめ周囲の人々とより能動的に関わり、守ろうとする姿勢が描かれるようになっていく。これはシンジの性格設定が変更されたわけではなく、鶴巻からも「序のシンジは旧世紀版第壱話〜第六話と同じ」とコメントされている。違いが見られるのは、旧世紀版に比べ、ミサトがシンジと向き合うようになったことをはじめ、周囲の人間の対応が変わったことによりシンジの反応も変化したためである。 しかし、第3作目である『Q』になってからは、14年前(『破』)の時にサード・インパクトを意図せずに起こしてしまったことから、人間関係は一気に悪化。一時の友情を育んだカヲルも自身を守るために命を落としてしまったことから、原作の終盤と同じく、深く心が傷付くことになる。 === 新劇場版:序 === TV版と同じくエヴァンゲリオンの3番目のパイロット(第3の子供)に選ばれる。序盤から中盤にかけてはほぼ同じであるが、第6の使徒の攻撃を受けて瀕死の状態に至り、エヴァンゲリオンへの搭乗を拒絶した際、ミサトによってL-EEE(レベルトリプルE:扉にセントラルドグマとの表記)へと連れて行かれ、第2使徒リリスの存在を知る。そこでミサトから、使徒がリリスと接触すると人類は滅亡すること、NERV本部の面々も死ぬ覚悟で使徒と戦っていることを説かれる。さらに鈴原トウジ、相田ケンスケといった理解者を得たことで、それがEVAに乗る明確な理由となり、再度第6の使徒と交戦した際には、恐怖を感じながらも果敢な姿勢を見せ、使徒を殲滅する。 旧世紀版では学校用の鞄は手提げ鞄だったが、新劇場版ではリュックになっている。 === 新劇場版:破 === 他者との交流に食事、料理、弁当などが用いられており、能動的に他者と関わっていく姿が描かれていく。 クラスメイト達と海洋研究施設を訪れたり、特にレイに対しては物語序盤より気にかけるようになり、手作り弁当をふるまうなどの変化が見られる。また加持からミサトが何故NERVに入ったかを教えられ、守ってくれと頼み込まれる。 TV版と同じく「父に認めてもらうためにEVAに乗る」という動機は明確に描かれているが、愛用しているS-DATは昔の父の持ち物であり、それを使うことで父が嫌な世界から自分を守ってくれると信じていたというものになった。また第9の使徒戦でアスカの乗る3号機を倒すべく、ダミーシステムを使用したゲンドウに激怒し、初号機に篭城するところまでは旧世紀版と同様だが、『破』では恫喝に留まらず実際にNERV本部の破壊行動に及ぶ。 第10の使徒戦ではレイを助け出すために初号機に乗り込み、戦闘の末にエネルギー切れに陥り沈黙するが、'''自分や世界がどうなろうとも'''レイだけは助け出すという強靭な意志により初号機を再起動、擬似シン化第1覚醒形態へと覚醒させ、リツコの「ヒトに戻れなくなる」との言葉を無視し、レイを救出する。この時のプラグ深度は180を超え、目の色は赤く変色している。 覚醒状態に陥り、サードインパクトが始まろうとしたとき、渚カヲルが搭乗するエヴァ6号機(Mark6)がカシウスの槍を初号機に刺し、サードインパクトの発生は一端は阻止される。 これを『Q』では「ニア・サード・インパクト」と呼んでいる。 === 新劇場版:Q === 前作から14年後、第10使徒戦での自らの行動が原因で、想像を遥かに超えた絶望に苛まれることになる。 第10使徒戦後、EVA初号機に取り込まれたまま初号機ごと大気圏外に封印された状態にあったが、ゲンドウと冬月を除く元NERVのスタッフによって結成された反NERV武装組織である「WILL-E(ヴィレ)」に回収される。初号機から「検体BM-03」として発見され、ミサトとの再会を喜ぶが、レイを助けようとした自身の行動によってニア・サード・インパクトを引き起こしてしまったのが原因で、北上ミドリなどヴィレの一般人出身メンバー達からは一斉に恨みを買うことになる。 肝心の真相は伝えられないまま、ミサトからは首に爆弾付きの首輪である「DSSチョーカー」を付けられ、エヴァに乗ることはおろか何もするなとまで言われ困惑する中、あれから14年の歳月が過ぎていることや、綾波レイはもういないことなどを告げられ、ただただ愕然とするばかりであった。そこへアヤナミレイ(仮称)の駆るEVANGELION Mark.09がヴンダーを急襲し、綾波と変わらぬ声を聞いたことで綾波は生きていると確信し、真相を知るミサト達と激しい口論の末、怒りそのままにMark.09と共にNERV本部へと向かう。 廃墟同然と化したNERV本部で、再会したゲンドウには時が着たらエヴァに乗れとだけ言われ、アヤナミレイ(仮称)からも素っ気ない態度を取られた結果、完全に孤立状態となってしまう。しかし[[渚カヲル]]に出会い、彼に半ば依存する形で心を癒していく。しかしふと不安に駆られ、カヲルに事の真相を問い、結果、サード・インパクトにより人類が壊滅的打撃を受けたこと、その原因が自分であることが告げられ、絶望の淵へと追いやられる。また、冬月により母である碇ユイや、アヤナミレイ(仮称)を始めとする綾波シリーズの真相、そして何より助けたと思っていた綾波を助けられていなかったことが告げられ、結果、エヴァも人も全てを拒絶し心を閉ざしてしまう。 しかし、カヲルはシンジの「DSSチョーカー」を外して自らの首に付けると、『ロンギヌスの槍』と『カシウスの槍』、そして第13号機を使えば世界を修復することが出来ると告げる。その言葉を信じ、彼と共に第13号機でセントラルドグマへと向かい、二本の槍をリリスから引き抜くことを決意する。 しかし人類補完計画を目論むゲンドウらの罠により、槍は二本とも「ロンギヌスの槍」であった。直前に真実に気付いたカヲルに制止されるも、槍を手に入れて世界を戻したいという藁にもすがる思いから、強引に槍を引き抜いてしまう。結果、エヴァMark.06の中から復活した第12の使徒の侵食を受け、渚カヲルが第1の使徒から第13の使徒に堕とされると共に、彼をトリガーとして第13号機が第12の使徒を吸収して覚醒し、フォース・インパクトが発動してしまう。 自らの過ちにより再び惨状を引き起こしてしまったことで、自責の念と罪の意識に苛まれる中、追い討ちをかけるようにカヲルの「DSSチョーカー」が作動し、彼が絶命する。その後、マリが駆る8号機によりエントリープラグごと緊急脱出されことでフォースインパクトは収束するも、シンジは彼を死なせてしまったことからも、精神的に完全に疲弊し、虚脱状態に陥ってしまう。そして、そこへ同じく生還したアスカとアヤナミレイ(仮称)が現れ、共に荒野へと歩き出すのだった。 == ゲーム版 == 『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 特別編』の追加エンディングにおいては、やけ酒ならぬやけコーヒーを披露しており、14杯以上もコーヒーを飲み続けゴミ捨て場で酔いつぶれるというシーンがある。 『新世紀エヴァンゲリオン2』では、条件次第ではゲンドウと和解し、二人で並んで釣りをするエンディングを見ることが出来る。 『名探偵エヴァンゲリオン』では内向的な性格はさほど変わってはいないが、全世界共通の模擬試験で1位となるほどの天才的な頭脳を持ち、NERVの特命捜査官に任命される。なお、シンジの回答によって3794件の未解決事件が解決したという。 「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」では、内向的な性格を反映して弱気な性格であることがほとんどである。『[[スーパーロボット大戦F]]』では出撃を拒否した所を[[ブライト・ノア]]に殴られて「父さんにも殴られた事が無いのに」と、かつての[[アムロ・レイ]]と同じ台詞を言い、「昔のアムロと似ている」と称されている。『[[スーパーロボット大戦α]]』では家出して街を彷徨っていた時にロンド・ベル隊のパイロットに遭遇し、彼等の会話から再びエヴァに乗り込むことを決断する。『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』では『α』の戦いを戦い抜いたことによる確かな自信を持ち、性格も強気になっている他、戦うことに悩む[[キラ・ヤマト]]を諭す場面もあった。『[[スーパーロボット大戦L]]』では新劇場版の設定で登場。招集され第3新東京市に転校するまでは[[鉄のラインバレル|御崎町]]に住んでおり、[[鉄のラインバレル|早瀬浩一]]の後輩として設定されている。 == 名前の由来 == 苗字の由来は船の[[錨]]と、[[庵野秀明]]の大学時代の友人で、広告デザイナーの碇義彦から<ref>NHK北九州地区で1997年8月14日放送の『エヴァンゲリオンは問いかける ~アニメ作家・庵野秀明の世界~』より</ref>。名前のシンジは庵野秀明の友人である映画監督の[[樋口真嗣]]から。 == ひつじのしつじくん == [[2009年]][[7月]]に発売された[[NTTドコモ]]の[[SH-06A#SH-06A NERV|SH-06A NERV]]([[シャープ]]製、[[AQUOS SHOT]] [[SH-06A]]ベース)にプリインストールされている「[[iコンシェル|ひつじのしつじくん]]」はシンジのプラグスーツを着用している。同年[[8月]]には期間限定で[[マチキャラ]]としても配信された。 == 脚注 == {{Reflist}} {{新世紀エヴァンゲリオン}} {{デフォルトソート:いかり しんし}} [[Category:新世紀エヴァンゲリオン|人いかり しんし]] [[Category:ロボットアニメの登場人物]] [[Category:漫画の登場人物]] [[Category:SFの登場人物]]
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