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生物
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{{出典の明記|date=2011年1月}} [[ファイル:Megaptera novaeangliae -Bar Harbor, Maine, USA-8d.jpg|thumb|right|160px|[[鯨]] ]] [[ファイル:Blue Linckia Starfish.JPG|thumb|right|160px|[[グレート・バリア・リーフ]]の[[さんご礁]]、[[アオヒトデ]]、[[魚]] ]] [[ファイル:Bees Collecting Pollen 2004-08-14.jpg|thumb|right|160px|[[花粉]]を集める[[蜂]] ]] [[ファイル:Biogradska suma.jpg|thumb|right|160px|[[モンテネグロ]]の[[森林]] ]] [[動物]]や[[植物]]などの一連の存在のことを総称して'''生物'''(せいぶつ)または'''生き物'''(いきもの)と呼ぶ。 [[地球]]上の全ての生物の共通の祖先があり([[原始生命体]]・[[共通祖先]])、その子孫達が増殖し複製するにつれ[[遺伝子]]に様々な変異が生じることで[[進化]]がおきたとされている。結果、[[バクテリア]]から[[ヒト]]にいたる[[生物多様性]]が生まれ、お互いの存在や地球[[環境]]に依存しながら、互いに複雑な関係で結ばれる[[生物圏]]を形成するにいたっている。そのことを[[ガイア理論|ガイア]]とも呼ぶものもある。 これまで記録された数だけでも百数十万種に上るといわれており、そのうち動物は100万種以上、植物(菌類や藻類も含む)は50万種ほどである<ref>[[木村資生]]著 『生物進化を考える』 岩波書店 《岩波新書(新赤版)19 》 1988年 2ページ</ref>。 '''生物'''('''なまもの''')と読むと、加熱調理などをしていない[[食品]]のことを指す。具体的な例を挙げれば”刺身”などが代表的な例としてよく用いられる。 == 定義 == [[ファイル:Bifidobacterium adolescentis Gram.jpg|thumb|right|160px|[[ビフィズス菌]]]] [[ファイル:Nucleocapsids.png|thumb|200px|right|[[ウイルス]]が生物なのか非生物なのか、生命を持つのか持たないか、については長年議論がある。増殖はするが代謝を一切しない。形状は幾何学的やメカのようであり、個体の多様性が無い。(左)正二十面体様 (中)らせん構造 (右)無人探査機のような形状の[[ファージ]]]] [[ファイル:Soybeanvarieties.jpg|right|160px|thumb|right|[[種子]]([[大豆]])]] [[File:Sunflower seedlings.jpg|thumb|right|160px|[[発芽]]した[[ひまわり]]]] 生物を定義するのは難しい。普通の言葉では、'''生物'''とは'''生きている'''ものであり、生きているとは'''[[生命]]'''があることであり、といった、言い換えしかできないからである。現在、我々が生き物と見做して知り得ているものが、生き物全てである保証はない。 生物が[[無生物]]から区別される特徴としては、'''自己[[増殖]]能力'''、'''エネルギー変換能力'''、'''[[恒常性]]'''(ホメオスタシス)'''維持能力'''、'''自己と外界との明確な隔離'''などが挙げられる。しかし、この区分は例えば、[[ウイルス]]や[[ウイロイド]]のような、明らかに生物との関連性があるがこれらの特徴をすべて満たさない存在までを区分することが出来ない。このことから言っても、生物と無生物を完全に区分することは困難なことである。 生物の個体は何らかの形の自己複製によりその[[祖先]]([[親]])から[[誕生]]し、ほとんどは恒常性の破綻とともに[[死]]を迎える。その間の[[時間]]は、生物は外部から[[物質]]を取り入れ、体内で[[化学変化]]させ、生じるエネルギーで自らの体の状態を一定に維持し、あるいは発展させ、不用な物質を外に捨てる。 つまり地球上の生物で言えば、[[タンパク質]]からなる[[酵素]]を中心とする[[代謝]]の働きと、[[核酸]]からなる[[遺伝子]]による[[遺伝]]の働きが、生物が生物であることを維持するためのしくみであると言える{{誰2|date=2011年1月}}。 現在の[[地球]]上の生物に限って言えば、最も明確に生物を定義する特徴は、[[細胞]]から成り立っているということである。細胞は先述の生物の定義に於いて、生物と見なせる最小の単位である。 生物と[[非生物]]の境界領域に[[ウイルス]]や[[リケッチア]]がある。両者共に他種の生きた細胞の存在なしには何もできないが、適当な細胞の存在下では一定の活動を行い、[[自己複製]]を行って数を増やし、他の細胞へと侵入することができる。それは明らかに生物である[[細菌]]類の[[病原体]]の振る舞いと変わらなく見える。構造的に細胞からなるリケッチアは生物に入れられる例が多い{{要出典|date=2011年1月}}が、[[リケッチア]]も単独では自己増殖能力がないため、境界領域においてはこの3つの能力を基準にした厳密な線引きは難しい。細胞の構造を持たず、自己増殖能力にかかわる構造を自らの中に持たないことから、ウイルスは生物ではないと見なす判断が慣習的には多い。ただし、その存在の起源に生物が関わった可能性は高く、生物に無関係とは考えられない。 == 生物と地球環境 == 現在の[[地球の大気]]組成は、窒素が78%、酸素が21%、二酸化炭素が0.036%というような構成になっているが、生物が現れる前は、二酸化炭素が多くを占める構成であった。その[[温室効果]]によって地表の温度も高かった。ここに生物が出現することによって、[[光合成]]による有機物の生成や、生物由来の[[石灰岩]]の生成がなされ、[[炭素固定]]がなされた結果、今のような酸素が多く含まれた窒素主体の大気組成となった。(ただし、大気組成の変化は生物だけによるものではない。[[地球の大気#地球大気の「進化」]]も参照のこと。) また、酸素の多い大気になったことによって、オゾン層が形成され、生物にとって有害な宇宙線や紫外線の遮断がなされ、生物の陸上進出が可能になった。また、海水中の酸素が増えることによって、海水に溶け込んだ鉄が酸化鉄となって沈降し鉄鋼床を堆積させた。 また、現在においては、人類の存在が(大気組成の変化ほどではないにしても)地球の環境に様々な大きな変化をもたらせているとも言える。 == 生物の分類 == {{main|生物の分類}} 生物の特徴の一つは、それぞれの個体が[[種 (分類学)|種]]と呼ばれるグループを形成していることである。種の違いを認識し[[学名]]をつけるのが'''分類'''という作業である。現在分類されている種だけで200万といわれるが、未知の生物種は1千万とも1億ともいわれている。分類には何段階かの範疇があり、大きいほうから順に、[[界 (分類学)|界]]、[[門 (分類学)|門]]、[[綱 (分類学)|綱]]、[[目 (分類学)|目]]、[[科 (分類学)|科]]、[[属 (分類学)|属]]、という枠組みが設けられている。歴史的に最も古くは生物は[[植物]]と[[動物]]からなるとした二界説(植物界、動物界)があり、その後の生物観の進展とともに、三界説、五界説、八界説などが登場した。現在、一般には生物全体を[[モネラ界]]([[原核生物]]を含む)、[[原生生物]]界、[[植物]]界、[[菌類|菌界]]、[[動物]]界に分類する[[五界説]]が広く流布しているが、これはいわゆる人為分類である。[[分類学]]は系統を反映した自然分類を目指して現在も研究がされ続けている。近年では、界の上の枠組みとして、[[ドメイン (分類学)|ドメイン]]が設けられていて、細胞特性に従い生物全体を[[真核生物]]、[[細菌]](バクテリア)、[[古細菌]](アーキア)に分類する三ドメイン説が知られるようになってきている。 == 生物を成り立たせる生体物質 == '''[[水]]'''、'''[[タンパク質]]'''、'''[[脂質]]'''、'''[[炭水化物]]'''、 '''[[核酸]]'''は生物の主要な構成成分である{{要出典|date=2011年1月}}。 生きているという状態は、無数の[[化学反応]]の総和であるという見方もできる。これら化学反応がおこる場を提供しているのが'''[[水]]'''である。生物は水の特殊な[[物性]]に多くの事を依存しており、極めて重要でかつ主要な構成成分である。 生物の複雑さを象徴する物質の一つが'''[[タンパク質]]'''である。タンパク質は20種類の[[アミノ酸]]が数十から数百個結合したものだが、その[[順列]]組み合わせによりその種類は何千万種類にものぼる。あるタンパク質は、化学反応を[[触媒]]する[[酵素]]として働き、あるものは生物の構造を支える骨格として働くというように、様々な働きをしている。 [[ロバート・フック]]がコルクを顕微鏡観察して見出した小さな区画に小部屋(cell=細胞)と名付けたように、細胞とはある区画化された空間であり、{{要出典範囲|外界から隔離することは生物を成り立たせる重要な要件である|date=2011年1月}}とされている。この区画をしているのが[[細胞膜]]であり、'''[[脂質]]'''がその主要な成分である。脂質は[[エネルギー]]を貯蔵するのによい物質でもある。 生物は区画された空間ではあるが、完全に外界から遮断されているわけではない。外部から[[エネルギー]]を取り入れ内部で消費し、外部に[[エントロピー]]を逃がす[[散逸構造]]と呼ばれる仕組みになっている{{要出典|date=2011年1月}}。生物間でのエネルギーの流通に'''[[炭水化物]]'''は重要であり、主に[[植物]]が[[光合成]]によって生産している。 ドーキンスは「[[利己的な遺伝子]]」で、たまたま自己複製する[[分子]]が存在し、それを継続的に支える環境が生まれた結果、生物が誕生した、とした。'''[[核酸]]'''は[[遺伝子]]の実体だが、{{要出典範囲|核酸が'''相補鎖を形成する'''という性質が生物の大事な本質である|date=2011年1月}}。 == 地球外生命 == [[地球]]以外に生命が発見された事例は記録されていない。一方、[[地球]]と同様の生物や、あるいは異なった性質の生物が地球以外に存在する可能性も否定されていない。[[太陽系]]においても、[[火星]]には生命が存在する可能性が指摘されている。少なくとも過去においては生命に適した環境が存在していた可能性が高いと考えられている{{要出典|date=2008年11月}}。現在でも液体の水と熱源がまだ残っていれば、一部の古細菌([[メタン菌]])の生存に十分な条件が整っているとされ、水や熱源の探査は火星の探査計画でしばしば行われている。太陽系外惑星の観測は、主に[[星震]]などの観測が行われているが、[[スペクトル]]観測も少しずつ行われるようになってきている。[[2007年]]に発見された[[グリーゼ581c]]に生物が生存可能な環境の存在が期待されたことがある。2008年現在、木星型惑星だけでなく地球型惑星の観測成果も少しずつあがってきている。 有機物以外を構成要素とする生物も想定される。このような仮想理論は「[[代わりの生化学]]」と呼ばれている。比較的頻繁に言及されるのが、[[炭素]]に代わって[[ケイ素]]を中心とする代謝系を持つ生物([[ケイ素生物]])である。[[サイエンス・フィクション|SF]]の世界では、[[気体|ガス]]から成る生物や[[電磁波]]から成る生物などが登場する。他に純粋[[知性]]、[[精神]]あるいは物質によらない意識が登場するが、現在の[[科学]]では、物質的な実体に依拠しない意識は確認されていない。 == 脚注 == === 注釈 === === 出典 === [[ファイル:Formation flight.jpg|thumb|right|160px|[[鳥]]の[[群れ]] ]] {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} == 関連項目 == {{ウィキポータルリンク|生き物と自然}} {{ウィキプロジェクトリンク|生物}} {{Wiktionary}} {{Commonscat|Organisms}} * [[生物の分類]] * [[生物学]] * [[移動知]] * [[死]] * [[階層構造]]、[[創発]] * [[人工生命]] * [[伝説の生物一覧]] * [[架空の生物一覧]] {{自然}} {{DEFAULTSORT:せいふつ}} [[Category:生物|*]] [[Category:地球史]]
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