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'''獺祭魚'''(だっさいぎょ、たつうおをまつる)は[[七十二候]]の一([[雨水]]初候)。立春末候の魚上氷の後、雨水次候の鴻雁来の前にあたる。また転じて書物をよく好み、引用する人のこと。 [[礼記]]月令孟春の条に「東風凍を解き、蟄虫は始めて振く。魚冰に上り、'''獺魚を祭り'''、鴻雁来る」とあるのが出典。春になって[[カワウソ]]が漁をはじめ魚を捕らえることを指した。カワウソは捕らえた魚を川岸に並べる習性があり、これが先祖を祭るときの供物のように見えたことから「魚を祭り」とされた。 晩唐の政治家、詩人である[[李商隠]]は作中に豊富な典故を引いたが、詩作の際に多くの書物をカワウソが魚を並べるように置いたため、獺祭魚と称された。ここから、多くの参考書を周囲に広げるさまを指すようになった。 [[正岡子規]]は自らを獺祭書屋主人と称したため、子規の命日である[[9月19日]]を獺祭忌と呼ぶこともある。 [[Category:節気|たつさいきよ]]
獺祭魚
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