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{{Otheruses||クルアーンのスーラ|物語 (クルアーン)}} '''物語'''(ものがたり)とは、 * 話し語ること<ref name="kojien_go">広辞苑第五版 p.2652【物語】</ref>。さまざまの事柄について話すこと<ref name="daijisen">大辞泉【物語】</ref>。 * 特定の事柄の一部始終を語ること、あるいは古くから語り伝えられた話をすること<ref name="daijisen" />。 * 文学形式のひとつ。作者が[[体験|見たこと]]や[[伝聞|聞いたこと]]や、または[[想像]]を基礎とし、[[人物]]や[[事件]]について叙述した[[散文]]の文学作品<ref name="kojien_go" /><ref>大辞泉の説明では「作者の見聞や想像をもとに、人物・事件について語る形式で叙述した散文の文学作品。」</ref> ** (狭義)上記の文学作品の中で、特に[[平安時代]]から[[室町時代]]までのもの<ref name="kojien_go" />。平安時代の『[[竹取物語]]』『[[宇津保物語]]』などの[[作り物語]]、『[[伊勢物語]]』『[[大和物語]]』などの[[歌物語]]を経て、『[[源氏物語]]』へと展開し、鎌倉時代における[[擬古物語]]に至るまでのものを指す<ref>大辞泉【物語】</ref>。 * [[人形浄瑠璃]]や[[歌舞伎]]の[[時代物]]において、主役が[[思い出]]や[[気持ち|心情]]などを語る場面のこと<ref name="kojien_go" />。また、そうした[[演出]]のこと<ref name="kojien_go" /><ref>大辞泉の解説では「歌舞伎・人形浄瑠璃の演出の一。また、その局面。時代物で、立ち役が過去の思い出や述懐を身振りを交えて語るもの。」</ref>。 == 概説 == 上述のように「物語」という用語・概念は様々な意味で用いられている。 <!--{{要出典範囲|[[語り手]]が語られる主体に語るさまざまな出来事のこと。|date=2013年11月}}--> <!--「{{要出典範囲|[[フィクション|虚構の作品]]だけではなく、[[歴史|歴史上の出来事]]や[[新聞|新聞記事]]の用例も見られる|date=2013年11月}}、幅広い意味を持った語である。」--> 現代日本の若者が「物語」と言うと、しばしば、広辞苑の2番目や大辞泉の3番目に解説された意味、つまり人や事件などの一部始終について散文で語られたものや書かれたもののことを指している。 [[日本文学]]の研究者などが「物語」と言う場合は、3番目の中の意味の中でももっぱら狭義のそれを指していることもある。また歌舞伎や人形浄瑠璃の研究者や愛好家が「物語」と言う場合、4番目の意味で用いていることがしばしばある。 「物語」と言うと、広義には、他人に向かって語られること、その内容を、広く指している<ref group="注">「{{要出典範囲|[[日記文学]]や[[随筆]]、場合によっては近代以降の[[私小説]]などを含む自照的なもの以外を示す。|date=2013年11月}}」{{誰|date=2013年11月}}</ref>。<!--「{{要出典|date=2013年11月}}その場合は、叙事的な内容のものを指すことが多い」。-->また、「{{要出典|date=2013年11月}}[[近代小説]]に対比させて、近代以前の文学作品やその様式のことを「物語」と呼んで区別することもある」という{{誰|date=2013年11月}}。 また現在「物語」という語は英語の「[[:en:narrative]] [[ナラティブ]]」の[[翻訳|訳語]]として用いられることもある。また「[[:en:story]] [[ストーリー]]」という語の訳語として用いられることもある<ref>[http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/81910/m0u/story/ プログレッシブ英和中辞典【story】]</ref>。訳語として用いられることによってそれらの概念の混交も起きている。 本記事では、これらの意味・概念を、できるだけ区別しつつ、すべて解説する。 == 日本の「ものがたり」 == {{出典の明記|section=1|date=2013年11月}} {{要出典|date=2013年11月}}『[[源氏物語]]』など[[平安時代]]の[[文学作品]]においては、そもそも「ものがたり (物語)」という用例には幅広く「お喋り」の用例を含んでいる。例えば、女房同士の「会話」や、赤ん坊が意味をなさない「声」を挙げるのも「ものがたり」である。そのため、もとともと「ものがたり」の語は、「話をすること」そのものと不可分であった、と考えられる<ref group="注">現在取り上げられることは少ないが、そのような考えに基づいた[[玉上琢彌]]は『源氏物語音読論』を唱えた。</ref>。文章にならない場合、当時の「お喋り」としての「物語」が現存する可能性はきわめて低い。現存する「物語」として認められる作品以外にも、平安時代には様々な「[[散逸物語]]」があったと考えられているが<ref group="注">物語が多かったことをあげている『[[三宝絵詞]]』の記述や、『源氏物語』の作中であげられている現存しない作品などによる。</ref>、「物語」の語が捉える範囲そのものが現代と違うことに注意を要しよう。 また、それらの「物語」の中には、いわゆる「[[作り物語]]」といわれるような架空の登場人物を想定できるもの以外にも、当時の実在の事件や人物を取り上げたものが相当数あった。そして、架空であるか実際の出来事であるか、といったことの境界は、極めて不分明であった。例えば『[[伊勢物語]]』のように「物語」と当時の文献で呼ばれている作品であっても、主人公が実在の[[在原業平]]その人と一定の期間信じられた上で、親しまれた作品も認められる。「物語」の成立当初は、「実話」と「作り話」双方が「物語」と捉えられ、区別すらし難いものであった。 さらに『源氏物語』のような複雑な作品になると、(1)「物語」作品内における、(2)登場人物の「お喋り」としての「物語」で、(3)「物語」論が取り沙汰される例などもある。これらの(1)~(3)は全て一言に「物語」と定義することも可能である{{要出典|date=2013年11月}}<ref group="注">「更に作中の人物の話を語り伝えた「語り手」の存在そのものも、「物語」と呼びうる{{要出典|date=2013年11月}}。」</ref>。しかし同一作品で同時に複数の階層における「物語」を意識せざるをえない。これらの問題は「物語」の定義の持つ幅広さを示すと考えられる{{要出典|date=2013年11月}}。 <!-- {{要出典範囲|そのような様々な種類の「物語」中から、現代において文学作品と認められうる、現存する「物語作品」が残ったと考えられる{{要出典|date=2013年11月}}。後述する、文学作品における狭義の「物語」に該当する作品である。これら古代の「物語」を踏まえて、作品として作られた近世・近代以降の「物語」は、「物語」の成立という観点からは、区別して捉える必要がある。また古代の「物語」の傾向から看取できる概念と、近代になって輸入された「ナラティブ」・「ストーリー」といった「物語」と訳された概念の間にも、厳密には差があるといえよう|date=2013年11月}}<ref group="注">{{要出典範囲|『[[はてしない物語]]』(独 Die unendliche Geschichte、英 The Neverending Story)のように、近現代の「物語」と訳された作品は、元々は別の概念であることが多いが、「物語」と訳されたことから、しばしば日本の古典のタイトルに含まれる「物語」と同一のレベルで捉えられている。|date=2013年11月}}</ref>。 --> == ナラトロジーと物語 == {{出典の明記|section=1|date=2013年8月}} 近代以降の[[文学理論]]における'''[[物語論]]'''(ナラトロジー)の観点からは、筋としてまとめられる言説のことを、広く「物語」と捉える傾向がある。これらは、いわゆる「[[ナラティブ]]」の概念の影響を受けた物語研究と考えられる。文学研究の分野では、更に細分化して、「[[物語言説]]」「[[物語内容]]」「[[語り]]」などの視点から取り上げられる。また「[[プロット (物語)|プロット]]」、「ストーリー」、「[[語り手]]」と絡めて分析されることも多い。 これらの概念は上述の古典の「物語作品」にあてはめて分析され、有益な結果を生むこともある。それゆえに、古典の「物語」と近現代以降の「物語」の概念の混同が進んだとも考えられる。ただし分析可能であることと、同一の概念であることには差があるため、注意が必要である。 == 世界の物語の歴史 == {{節stub}} ここでは「ナラティブ」を含む、最も広義の「物語作品」の歴史について記述する。 古い物語として有名なのは、古代オリエントの『[[ギルガメシュ叙事詩]]』である。長いものは、古代インドの『[[マハーバーラタ]]』がよく知られている。 日本文学においては、現存する作品では『竹取物語』が最初の「物語」として知られる。[[紫式部]]は『源氏物語』において、これを「物語の出で来始めの祖」と評した。 == 狭義の「物語」: 平安時代から室町時代日本の物語作品 == ;作品例 「物語」といった場合、最も狭義には『[[竹取物語]]』にはじまり、鎌倉時代の擬古物語に至る古典の物語文学作品そのもののことを指す{{要出典|date=2013年11月}}。『[[伊勢物語]]』『[[平中物語]]』『[[うつほ物語]]』『[[落窪物語]]』『[[源氏物語]]』『[[栄花物語]]』『[[浜松中納言物語]]』『[[狭衣物語]]』『[[とりかへばや物語]]』などが挙げられる。 また、後の[[歴史物語]]や[[軍記物語]]や説話物語まで含めることもある。『[[雨月物語]]』などの[[戯作]]までを指す場合もある。また、『[[お伽草子]]』などに含まれる[[おとぎ話]]や[[説話]]、[[昔話]]、[[民話]]などを漠然と指して物語と呼ぶこともある。これらの例は、上述の「お喋り」としての「物語」の側面が強く残っている例と考えられる。 ;種類 日本文学の物語、狭義の物語、は大別すると次のようになる、と広辞苑には解説されている<ref name="kojien_go" />。 *[[伝奇物語]]<ref name="kojien_go" /> *[[写実物語]]または[[歌物語]]<ref name="kojien_go" /> *[[歴史物語]]<ref name="kojien_go" /> *[[説話物語]]<ref name="kojien_go" /> *[[軍記物語]]<ref name="kojien_go" /> *[[擬古物語]]<ref name="kojien_go" /> など <!-- * [[作り物語]] * [[歌物語]] - 語り物語に対して、筋の主要な部分で[[和歌]]が使われているもの。 * [[古物語]] * [[擬古物語]] --> [[道徳]]的教訓を含めた、比喩を用いた物語をとくに「[[寓話]]」と呼んで区別することもある。 (加筆希望) == 脚注 == ;脚注 <references group="注"/> ;出典 <references /> == 関連項目 == {{wiktionary|ものがたり}} * [[口承文芸]] * [[物語の類型]] {{narrative}} {{Lit-stub}} {{DEFAULTSORT:ものかたり}} [[Category:文学のジャンル]] [[Category:物語|*ものかたり]] [[Category:物語 (日本文学)|***]] [[Category:物語論|*]] [[Category:オーラルコミュニケーション]]
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